とある審神者の本丸

薩摩國所属の審神者による遠征記録報告書

【 #雨の京もまたいとをかし ③】迷ったり悟ったり見上げれば血天井(11/27)【源光庵】


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雪が凄かったですね(´・ω・`;)
雪が降るかも....と、予報が出ても我々静岡人は

どうせ雨だら〜

と、言うのが通例となっています。
一瞬吹雪いたけど一瞬だよ!!でもその一瞬の出来事でドッ!!となるわけですが、当然ですが積もりまへんえ。


こんばんは!あめんぼです。
だ、大覚寺さんが真っ白でビックリしました;;きっと村雨の廊下の片付け大変だっただろうな。お疲れ様です(´・ω・`;)


さて、こちらは雪でなくて雨の京都のお話続行ですよ!!傘さしながらの移動は、なんだかんだで動作が鈍くなるので予定より大幅に時間ロスと共に押し寄せる疲労感,だがしかし...ここで負けたらただのクズってもんだろう?


そんなわけで、紅葉ガチバトル4戦目だよ!!
時間も時間だったので、バスで行こうかなと思ったけど体力的にもちょうど疲れて来たので座りたかった...確実に。なのでちと出費ではあったがタクシーです。

14:30頃到着!!

源光庵

山門

源光庵は、(貞和2年)1364年に臨済宗大徳寺派の寺院として創建。元禄7年(1694年)に道白が再興したことから臨済宗から曹洞宗に改宗されたそうです。本尊は釈迦如来です。

宗教的なことはあまりよくはわからないのですが、以前参拝した高台寺曹洞宗から臨済宗に改宗にあたってねね様が、かなり苦労したという経緯を本で読んだことがあるんだけど、源光庵は臨済宗から曹洞宗に改宗するにあたってはなにがあったんだろう。

ネット情報はあまりあてにならないので文献で調べることが多いんだけども・・・どうしても悟りの窓と迷いの窓のことばかりが取り上げられててわからないや図書館に今度行ってみようかな。
細かいことが気になっちゃう系なのでついつい(^_^;)

本堂

改宗されたときにこの本堂も建立されたそうです。

もみじの落葉の朱がすごい。地面が朱色に染まっていました。

本堂前のもみじは本当に立派でだいぶ落葉してしまっておりましたが、11月中旬あたりに参拝していたらもっと葉が茂っていたのかもしれないね。

かわいらしい花が・・・・と撮影したら後ろの紅葉の主張っぷりが(笑)

わびさびを感じられるさりげない花の生け方が好き。

お香が焚かれていたんですが、お香たてがとってもかわいいんですよ。なんてキュートなおじさまなの!!

悟りの窓 迷いの窓

源光庵といえば、そうだ京都行こうで有名なJR東海のCMで有名ですよね。つい最近な気がしましたが3年前だったみたいですね。

そうだ京都行こう-源光庵 2014年10月

そうそう!このCM!!
JR東海エージェンシー......恐ろしい会社だわ;;彼らの手にかかればいつの間にか催眠にかかってしまうかのように足を運んでしまう。どこの広告会社なのぉぉ(年月経っても覚えてるんですよね、そうだ京都行こうのCMって)うましうるわし奈良とか、覚えちゃうもんね。あのコピー。


禅の教えが窓で表現されています。
見方にも順番があって右手側の四角の窓→左手側の円窓の順。

この、四角い窓と円窓は、禅と円通の心があらわされているんですって。

◼︎迷いの窓・・・人間の生涯を象徴(生・老・病・死(釈迦の四苦)を四つの角で表している)

●悟りの窓・・・禅と円通の心を表し大宇宙を表現

なんだそうです。

迷いの窓で、過去の自分と対話をし、悟りの窓で、本来の自分に戻る・・・否、取り戻すなのかな?
それぞれの窓の先に広がる紅葉がきれいでぼんやりと眺めてしましました。本堂が作られた時にこのふたつの窓も作られたんだって。


そういえば、以前鎌倉の明月院に参拝した際混みすぎて悟れませんでしたが・・・・・
明月院も悟りの窓は有名ですよね。

amelie43.hatenadiary.jp

明月院も悟りの窓の先には通常非公開の庭園があり、四季折々の景色がまた違って見えるらしいのですよね。秋には非公開の庭園が特別公開されるそうですよ〜!!


血天井

こちらの記事では、養源院の血天井について少し書きましたが...

源光庵にも血天井があると聞いたのでやって来たっていう理由もあったりして。

本堂の廊下にある天井がほぼ血天井になります。

当時の男性の平均身長が160cm前後なので足や手の大きさがやはり小さいです。下段の画像は倒れ込んだ体(鎧)になります。

養源院は、全体的に光が遮断されて暗がりの中で拝観参拝していたイメージが強く、暗いのでちょっと見難いのですが(行った時間がギリギリ滑り込みだったので日暮れ時だったよってのもあったかもですが...)源光庵は開けた建築になっていますので、はっきりと確認ができます。

全国さまざまな血天井が存在しますが、養源院と源光庵の血天井に関しては、養源院の記事でも触れましたが伏見城の床になります。

栄春寺・妙心寺天球院・神応寺・養源院・正伝寺・宝泉院・興聖寺そして源光庵と、8つの寺院に伏見城の遺構、そして伏見城攻防戦によって亡くなった鳥居元忠ら徳川軍の兵士たちを弔うためにそれぞれの寺院の天井に使用されています。

この床が天井に使用されている理由に関してはご存知の方も多いかと思いますが、供養するのに床では踏みつけてしまう。それでは弔いにならない...と床ではなく天井とされたんだとか。※諸説あります


怖い、気味が悪いとは言わず・・・・これらの寺院を参拝した際は歴史の痕跡を感じ取ってみるのも良いと思います。



鶴亀の庭

本堂の真横にあります。軒先に座って眺めることができるのだけど、紅葉時期は席の争奪戦なんだろうな。おじいちゃんが『やれやれ・・・今日は座れる』っていっていたので(笑)

ここで撮影した写真が数ショットあるのだけど、うっかりダイヤルをまわしすぎて設定ミスでまるで血だまりのように撮れていた写真がありまして画像チェックしているとき軽くトラウマに(^_^;)

ヒェッ!!!と声出そうになったわ;;

本堂前の紅葉。
ほら・・・すごく大きくて立派でしょう?北野天満宮にも三叉の紅葉というとっても大きな紅葉があるけれど最大何メートルまで成長するんだろうね。


だいぶ空が暗くなってきたなあ・・・・
写す紅葉もダークな印象が。

屋根に落ちた葉っぱも、さらさらと落ちる・・・のではなく、こう吸い付くようにピタ!!!っと張り付いて行く感じ。


びしゃびしゃだよ~(^_^;)
とりあえず・・・・・・靴を履いて外に出た瞬間、感触がグシュ・・・・となり、おおおおお;;;;;うっふぅ!!!!となったのは言うまでもない。

けど、満たされた・・・

きっと春もここは綺麗なんだろうな。

源光庵御朱印

源光庵詳細

〒603-8468
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
拝観時間;9:00~17:00
※法要行事のある時は拝観中止の場合があります
拝観料:400円(11月のみ500円)
Web:https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000055

京都駅→JR山陰本線(嵯峨野線):二条駅下車
乗換:市バス6系統→鷹峯源光庵前下車 徒歩1分

次回5戦目!!

ではまた!!