気づけば、大晦日な
平安時代、魑魅魍魎...鬼などの標的になる者は大抵が政治の中心人物だったけど、付喪神が登場する事で、庶民達にも人でないものが迫ってくる時代がやって来たそうだ。100年経った古道具は付喪神になって人々の心をたぶらかすと恐れられ、毎年人々は、春になる前に古道具を処分するようになったそうな。
ところがどっこい、捨てられた古道具にもプライドがある。人の為に尽くしたというに、何故我らは捨てられる...恨めしい恨めしい、人間に痛い目を見せてやろうではないか!!節分は陰陽が反転する。この時を狙って化け物になってやろうぞ。こうして、古道具達は、付喪神となって百鬼夜行したそうで...※付喪神記超端折りver.
京都で"節分はおばけ"という行事を知ったのだけど、なるほど年末の大掃除やその年の厄除けは節分までにするのも意味があって調べると面白いものです。
今年の1月に行った時に嵐電四条大宮駅に貼ってあったポスターに節分おばけの始まりが書いてあったよ。来年もやるのかな?
よくよく考えると、長年使ってたぶらかされてそれじゃあ百年経つ前に捨ててしまえば怨まれて、どうすりゃいいの(笑)って感じではありますが、だから◯◯供養っていうのがあるんでしょうね。
あけましておめでとうございます。あめんぼです。
いよいよ1年追いになりそうでーす!!
今年の景趣はカボチャじゃなかった件!篇
2日目は、朝一番に北野天満宮へ!やっぱり、北野さんは朝一番に参拝するのがのんびりゆったり出来て良いよね。夕暮れ時以降、ガラッと雰囲気が変わるあの瞬間も好きだけど。
前年2月から通いつめて記念すべき10回目の参拝です!!初参拝は2015年2月17日今回と同じくで、きっかけは京の軌跡のスタンプラリーだったんだけども....この時北野天満宮の三光門の美しさにやられ、その後はご存知の通りである。ブログカテゴリーに北野天満宮作っちゃったくらいである。
梅は...わかっちゃいたけどまだ咲き始め。見頃はまだまだ先って感じ。そう言えば、まだ梅の見頃に訪れた事が無いかもしれないです...。
前年の紅葉ガチバトルの時に鹿さんと黒いぬさん達とご一緒した時に、3月下旬に梅苑行ったら綺麗だったよって話を聞いたんだけれど、結局3月は...行けなかったのでした。行こう行こうとは思ってたんだけれどね....
大好き三光門〜!!回を重ねる毎に、可愛いと感じるようになってきてしまいました。
寺社仏閣巡りしていて見て見たい三(山)門楼門は、多々あるし好きな門もたくさんあるんだけれど、定期的に恋しくなり逢いたいと思う門は、やっぱり北野天満宮の三光門なんですよねぇ。
たまーに、〇〇に行って来てこれを見たんですよ!凄く素敵で〜って話をすると、"わたしは、そんなものよりもっと凄いもの見たことあるから"って優劣つけるかのように言われてショックを受ける事があるんだけども....人それぞれ好きなものって違うと思うんですよね...で、わたしの京都で一番好きなのは北野天満宮の三光門なんですよ〜!!大好き!!!推し門ってやつ!!!!
梅とともに。わたしここからのアングルが大好きなんです。
圧倒的に北野天満宮は朝一番に訪れる率が高かったのですが2016年後半あたりから割と夕方あたりにやって来て参拝しがてらふらふらと散策して...なんて事も多くなって来ましたが、やはり朝一番はごった返していなくていいですね。8時過ぎると修学旅行生やら外国人観光客やらが押し寄せてきますが(笑)
兄者パネル
昨年は、景趣かぼちゃ!って感じだったんだけど、
あれれ.....今回は、かぼちゃはもういなくなっちゃってました。初天神の時はあった気がするんだけどな...残念。
2回目の北野天満宮でのパネル展示ですが、まさか数ヶ月後にあんな大体的な展示がされるとはこの時は思いもよらなかったよね。
宝刀展Ⅳと鬼神展
毎回、行くたびに結局のところ同じような写真を撮ってしまうわけなんだけど・・・・刀に限らずなんでもそうなんだけど、見る位置や光の加減によって印象が違うことがあって面白いですよね。
実は...近くで見るのも大事なんだろうけど、正面じゃなくてこの位置から遠巻きで見る鬼切丸のフォルムが好きだったりします。初天神の時は戦国時代展でまだ出張していたので、おかえりやっと見れたよ~って!!北野天満宮の刀剣の展示は、なんか見やすいんですよ・・・私、背が低いものだから。展示の場所が違うだけで全然違って見えるときあるので鬼切丸に関してはやっぱり北野天満宮の宝物殿で見たい私がいる。猫丸や小烏造りの月山作の刀や青江や国広やどの刀もあの高さが見やすいのです。
以前、厳島神社の名宝展でみた友成が、翌月熱田神宮で見た時と全然違って見えたという話を書いたことがあるのだけど、今思えば高さが全然違ったんです。背の高さと展示の位置って重要でそれによって相性って決まるような気がする。だからきっと人それぞれいろんな展示施設と相性の良し悪しがあるんだろうなという事だけは、ここ数年で分かってはきました。
鬼神像
さて、宝刀展Ⅱ&Ⅲでは、狛犬展も同時開催されましたが、Ⅳでは鬼神像の展示もありました。
鬼神は、怖いイメージがあるのだけど、なんともユーモラスな顔をしていて怖いというより、可愛らしくみえます。合計13体の展示で、1体は坐像、12体は立像。なんでも、約20年ほど前に本殿の修復作業をしている時に偶然発見されたんだとか。毎回何かしらの発見があるとき思うことですが、こんなに長い間そこに存在するのに、今まで見つからなかったっていうのが、表現おかしいかもしれないけれど面白くて、これから先もいろんなところでいろんなものが発見されるんでしょうね、わくわくしますね。
重要文化財(美術工芸品として)に指定されたのは、平成18年とのこと。発見されたときは、結構ボロボロだったみたいなんですけど修復後に指定登録されたようです。
http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_now/02/resources/h02.pdf
木造なのですが、
「どの種類の木なんでしょう?」
と、伺ったところ"
大きさは・・・・50cm前後くらいだったろうか?そんなに大きくはなかったと思います。
どの鬼神像も口をへの字に曲げていて、中央の像の右手には過去武器を持っていたのだろうなという痕跡が。平安時代の邪気や御霊除けのために町の辻々に祀られていたのではないかと言われていて、ユーモラスな表情ではあるものの口をへの字に曲げてなにくそという表情に武器を持っていたであろう痕跡・・・京の街を魑魅魍魎から護っていたんでしょうね。北野天満宮は、ご存知の通り菅原道真公の怨霊(御霊)を鎮めるために創建されたので、鬼神達の御霊封じの役目をしていたので縁あって一緒に祀られたんじゃないかって言われてるそうですよ。
素っ裸なんですよね。鎧を着せているわけでもなく。なんだか不思議だなあって思ったんですが、鬼神そのものが人ならざる者ですし、魔をもって魔を制すってな感じで存在そのものが魔除けだったってことなのかな?
北野絵巻と一緒に見たいという気もするんですが、いつか北野さんもしくは京都春秋さんあたりが企画してくださらないかな~非公開重要文化財公開期間に北野絵巻物と鬼神像の同時公開とか・・・ないか・・・な?
梅苑
昨年のスタンプラリーの時は、時間の都合で(詰込み過ぎていたので)梅苑に行かなかったので、行ってみたいと思っていたので今回は梅苑の方にも。ほら、お菓子もありますし~←
全然咲いてないや・・・・でも、
近づいて撮っておけばそれなりに咲いているように見えるのであろう?
見頃に行って見たいなぁと思ってはいるものの、見頃の時毎年私忙しいんですよ
インフルエンザで
今年も予防接種受けようと思った時に風邪ひいて受けれなかったよね。怖い;;;;
梅もいろんな種類があって見ていて飽きないんですが、この梅が一番好きでした。ヒラヒラしていて可愛い!!
スカートがふわふわしてるみたいだよね。
源平咲きの梅を見つけ損ねていた事が反省点です...
"花梅 思いのまま"という可愛い名前の珍しい品種。毎年"思いのまま"に色んな表情の花を咲かせるようです。
...見てみたいなぁ。3月頃行ってみようかな?行けたら。
- お茶菓子
紅葉シーズンの時は、大茶湯というお菓子ですが、梅のシーズンは、
北野天満宮の神紋である梅の焼印が押された麩菓子にこれまた梅の香り豊かな
上七軒の老舗京菓子店 有職菓子御調所 老松さんの茶店が梅苑やもみじ苑(秋)公開中の楽しみのひとつだったりする。べ、べつに、花より団子ってわけじゃ・・・ないんだからね!!!
帰り際、一ノ鳥居に鳩がいっぱい。
憩いの場になっておりました。
- スタンプラリー
北野白梅町 髭切
あ"ァ"ーーーーーー!!!
メンタル手入れ時間がかかった。
北野天満宮周辺ぐるめぐり①
北野天満宮に参拝に行く時にお昼食べ損ねたり小腹が空いていたりする時よく行っていたお店があるのです。
- 粟餅所 澤屋
ここは、注文するとその場で作ってくれるので出来立てが食べれるので、あったかいのですよ。あとね、お店の人のおしゃべりがまた心地良いんですよ。
甘すぎず、体に優しい甘さで粟餅もふんわりとしていてペロリとすぐいけちゃいます。
- 紅梅:あんこ2つ、きな粉ひとつ(3個)450円
- 白梅:あんこ3つ、きな粉ふたつ(5個)600円
お昼は食べたけどちょっと小腹が空いた時は紅梅を。
お昼を食べそびれちゃった時は白梅をよく注文したりしています。初めて行ったのは...あれかな?昨年の4月、北野桜を見に来た時だったかな?ずっと探していたお店だったんだけど北野さんの周りをぐるぐる回って探していたので見つかるわけもなくwなんだよ信号渡るんかい!!みたいなこれまた鬼神が偶然見つかったかのように、偶然信号を渡ったら見つけられたのでしたw
普段北野さんは8割型タクシーで来ちゃうもんだから道向こうに行くことがあんまり無かったってのと、何故か地図見ないで探していたっちゅう、そりゃみつかりませんがな!みたいな。でもいざ見つけるとリピートしまくっているところで、私の性質をご存知の方はお気付きかと思いますが(京都は常に新しい店を探しながら旅しているのでお店をリピートすることが少ない)新規開拓とかどうでもよくなっちゃうくらい美味しいんです。
ちょっと疲れて甘いものが取りたくなった時に是非行ってみて欲しいおすすめのお店です。
見つけるまで帰らねえぞ!!篇
※1年越し執念の栗鼠探し 2017.06.10
GWにも北野さんには訪れているので前後するけれど、そちらはまたシリーズで構成してくのでちょっと辻褄合わないことがあるけれどそれはまた後で辻褄合わせをするとしまして...
普段北野さんに来ると何をするかって言ったら、参拝は勿論だし、宝物殿も公開されてたら勿論行くし御土居だって勿論...(ry
なのですが、
北野さんに来ると最低でも3時間は滞在しちゃうのだけど、摂末社含めて彫刻を見て回るのが楽しみのひとつだったりします。
三光門の扁額の後ろに隠れるようにある鷺の上下にふたつの蟇股があったり...
境内の摂末社をぐるっと巡っていると社名額が
いつも立ち牛だけをジィ〜っと見ちゃうんだけど
ちょっと引いて観た時のゾッとする装飾の美しさ。つい、いつもクセなのか"そこだけ重点的に"という見方をしてしまうんだけど、ふと違う視点で気付いた時の感動はやっぱり堪らないですね。
これだけ来てまだ、あぁ、ここから見れば、いやいやこの位置からがまた違うんだよねとかまだまだ表情絶対あるぞって思ってたりする。
拝殿も横から覗き込むと...
迦陵頻伽(上半身が人で下半身が鳥)とっても素敵なので機会があったらチラッと観てみてほしい。
毎回宝物殿におばけかぼちゃが並びだすと拝殿側にある蟇股の南瓜が話題に上がりますよね!丸っこくてガーリーな感じで可愛いやつ!
社殿周りにも南瓜あるのですが、蟇股のかぼちゃよりややリアルなんです。
特におチビ南瓜が。かぼちゃの花のくしゃっとした感じとか、なんてことをして回っているわけなんだけど、他にもたくさんありますがそれはまた別の機会にすると言うことで....
実は1年間めっちゃ探している彫刻があったんですよ...あるはずなんだけどどうしても見つからない...
はずなんです....よくある組み合わせで栗鼠と葡萄、栗鼠と枇杷。この組み合わせの彫刻が北野天満宮内のどこかにあるはずなんですよ。それこそ、1回目のスタンプラリーの時まだ本であれこれ調べたりとか全然してなかった頃ネットで北野さんのことを調べてた時に見かけたんですよ...なのでかなり不確かな情報ではあるのですが、行くたびにうろうろ見て回っては、無いなあ...やっぱり無い。
なんて思ってたんですよ。お得意の北野天満宮の人にわかんなきゃ聞けばいいや!!とか思って、
『すいませ〜ん!この社殿周りに栗鼠の彫刻があるはずなんですがどこらへんにあります?』
『栗鼠...?聞いたことないなぁ..』
What?
何人かに聞いて見たけど、うーんと首を傾げられ、まぁさほど重要性のないものなのかもしれないけども....まさか摂末社なのか?いやでも全部見たはずだ...うーんでも50社位あるし見逃してたりとかしてるのかな?
なーんて思いながら、双眼鏡代わりのように望遠レンズを覗きながら上を見た瞬間である。
あ!
待ってまだ30分くらいしか探してないよ...!!?めっちゃ栗鼠と枇杷やん....違うんだよ。私はさ、あの未確認生物系の胡散臭い番組あるじゃん!大捜索〜!みたいな?それらしいものが見つかるけど違ってってのが続いて最後についにその時が来た!!みたいな?それ演出だろー?白々しい〜!みたいな見つかり方して欲しかったチクショウ!私の一年なんだったんだよなんでそんなとこにあるんだよー!
じゃあさ、じゃあ葡萄だってどうせ近くに....
ほらあるし!!!
あっさり見つかりすぎて辛い。見つかるまで帰らないぞとか超意気込んでたのに!!過去1年間のほんと自分の目が節穴過ぎて更に辛い!!!
栗鼠は子孫繁栄を枇杷や葡萄はたわわに実るという事から豊穣を意味するのでとっても縁起の良い文様なんだって。他にも鹿と紅葉とか鯉とか兎とか色々な動物もいるので色々観て回ると楽しいですよ!
北野天満宮周辺ぐるめぐり②
さてこの日の京都旅は実は、ここに来たくて計画したというくらい行きたかったお店です。このお店だけで一記事書けちゃうくらいなんですけどもってレベルに好きなお店です。
北野天満宮からは徒歩10〜15分くらいでしょうか。住宅街にひっそりあるのでうっかりしてると通り過ぎてしまうかもしれない。
ヱントツコーヒー舎
ヱントツコーヒー舎です!
まぼろし探偵社。子供の頃読んだ江戸川乱歩とかを思い出す感じで、探偵社の事務所に潜入するみたいなドキドキ感。まぼろし小路という狭い路地をそーっとすり抜けていく。
不可思議な世界に迷い込んじゃったんじゃないの?なんて、作り込まれていて映画の世界に迷い込んだと錯覚する空間があります。
到着!ここにくるまでほんの数秒だけど、時間が止まる否、戻るのかな?めちゃめちゃ楽しい。創作意欲とかを掻き立てる空間なのでクリエイター仲間には是非お勧めしたいのである。店内は、決して広くはないから1人か2人くらいでいくのがいいんじゃないかなーと思います。
メニューは、喫茶店の定番メニューのナポリタンとオムライスなどご飯ものは3種であとはスイーツ少々とドリンクなど。
数量限定のプディングをこの日はいただきました。
限定に弱いのですよ〜〜(笑)キャラメルソースをかけていただく。どこか懐かしい味で最近のスイーツに多い色んなものを入れすぎて味が迷走しているような感じのじゃなくて美味しかったです。
店主さんは映画関係の仕事されてたそうで店内外の装飾や小物はみんな手作りなんですよ!なるほど世界観の作り込み方の完成度が高過ぎる...って思ってたらそういうことか!!
設定が楽しいんです。この子達もただの飾りじゃなくて設定があっていろんな扮装をしているんです。
お店のいたるところに隠れていて、全部で9体隠れているらしいんだけど、わたしはまだ7つしかみつけてないです(笑)このあと2回立ち寄ってるんですけどね〜w
時間があるときは、参拝後にのんびり休憩するのも良いと思いますよ。お店の方もとっても人柄がよくて居心地のいいお店でした。
あ、そうそう。自転車置場が無いので歩きで行かれることをおすすめします。
まぼろし小路東入ル ヱントツコーヒー舎 詳細
〒602-8314
京都市上京区佐竹町110-2
営業時間 12:00~20:00(L.O)
駐車場&駐輪場:なし
定休日;水曜日
※時間変更等稀にあり
☎︎;075-464-5323
Web:http://entotsukohisha.favy.jp/
さて、今年もきっとノロマな更新かと思いますが...どうぞ見捨てずよろしくお願い致します!!
ではまた!