突然ですが....この記事で書いた膝丸御朱印帳
寺に行く頻度が異常!!!お寺大好きです。
9月24日〜11月2日で埋まってもうた(^_^;)
あと、、、、
小烏丸のお刀様来ました!!!!all594+富士札で....2回目の鍛刀で来ました....うそだろこれ年末ジャンボの夢が断たれたぞ!運使い果たしたーー!!!!
連日の亀甲狩りで、すっかり資材がスッカラカンのカス資材本丸....小烏丸さんの慈悲深さに嗚咽した。
こんばんは!あめんぼです。
亀甲さん?
来ねーよ!!
悪夢の鼻血事件の後、観光案内所の外にあるベンチで鼻血止まるまで座っておりまして、止まったら再び活動開始するわけですが、すっかり意気消沈である。
とぼとぼと、歩いていたらタクシーが通ったので、いいやタクシー乗っけてもらっちゃお...初めて行くから場所もわからんし....と(´・ω・`;)
行った先は、、、、
落柿舎
次に嵐山に来るときは行ってみようと思っていたんですよ。嵐山駅に色んなお寺や観光地の案内が記載されたA6サイズのコピーが置かれていて、そこに、落柿舎もあって1枚貰っていたのです。
こじんまりとしているので、ぼけ〜〜っと、歩いていたら見逃しちゃうかもしれない。
それもそのはず、落柿舎は松尾芭蕉のお弟子さん、向井
ここらへん一帯は歴史的風土特別保存地区に指定されていて(京都はそういったエリアが多いけれども)
落柿舎の前にあるゴミ箱も風土を損なわない様気を使われております。落柿舎の敷地内にはおトイレは無いんだけどすぐ裏にある杉林に落柿舎のおトイレがあってそこもまた風情ある建て方がされていますよ。
ちなみに、歴史的風土保存地区、または、特別保存地区は、京都府内でこれだけあります。
京都市:-歴史的風土(古都)の保存-
京都旅行どのエリアに行こうか迷った時は、濃い紫色の地域の中から選んでみると京都を存分に楽しめるんじゃないかな。
さてはて、気を取り直して残りの弾丸旅を楽しもう!!落柿舎の紫門を潜るとすぐに札所があって、この日は案内係のお爺ちゃんがいまして、入庵料払ってすぐに、まるで小噺を聞かせるごとく軽快なテンポで色々教えてくれましたよ!!
荒壁にかけられているこの
落柿舎の由来
去来が商人に、四十本の柿の木を売ろうとしたら、一晩で実が全部落ちてしまったと伝えられていて、その事から、落柿舎と名付けられたんだって。
それにしても大きな柿の木だなぁ。
この柿の木、樹齢300年なんですって。
この時は、まだ柿の実も青いものが多くごく僅かほんのりと色付き始めている程度だったけど、もう柿も熟した頃なんじゃないかな。
玄関までは入れます(部屋は入れません)
右手側が土間で、土壁にある瓢箪の透かし窓が可愛なぁ....。
覗いてみると...
お勝手だ!!
井戸も屋内にあります。外じゃなくて中にあるとは意外と勝手良い生活を......おっと(笑)一番奥に竃が見えます。炊いたら美味しいだろうな〜〜。
左奥の扉の中は二畳程のお部屋。
ここで作ったご飯とか食べてたのかな?
さりげなく笠があり、さり気なく柿もある。
柿は札所でも販売している土鈴。
侘び寂びってこういう事を言うんだろうなぁという佇まい。静かで、サワサワと風が吹くと気持ち良いし時折耳を澄ませば鹿威しの音。
そんな風情を感じながら、一句捻っていたんでしょう。
嵯峨日記
松尾芭蕉も、嵯峨野に来た際在庵しており、有名な"嵯峨日記"を執筆しています。
落柿舎制札
本庵を見上げると、落柿舎制札が掲げられています。
じっくりみると、大鼾をかくべからずだとか隣の据え膳を待つべしなんて、ユニークな事がかかれていたりしますが、
この草庵を誰でも自由に利用できるようにと作られたもののようです。(芭蕉が句会の時に即興で作ったなんて言われていますよ)
"一句ひねって投句してください"という貼り紙が。
俳句か〜・・・・ひねった事ないなぁ・・・(´・ω・`;)
う〜ん、一句、一句ねぇ・・・とうんうんしながら
次庵
句会席やお茶会などで5〜20人まで利用出来るようです。事前電話問い合わせが一番確かだと思われ(来庵時の申し込みでも良いみたいですが....)
豚さん蚊取り線香が可愛い!
座ってお庭を眺める為だろうスペースもあります。ここで一句ひねる人もいるんだろうな。
行くたびに違う風景が楽しめそうですよ!多種多様な植物が植えられています。藤棚があるから5月頃は藤で綺麗かもしれないね!!
よっこいしょ、と腰掛けて一休みしていると、
赤が目に入ってきました。
ああ、彼岸花だ。
そういえば、秋の嵯峨野で見所は〜〜って、instagramで色々探していて彼岸花の道みたいになった写真が沢山上げられていて写真を撮るのが楽しみだったんだけど、タイムラグがあったのか全く出会わなくて残念だなぁなんて思ってたんだった。
やっと見つけた!と思ったら一輪だけという、、(笑)
草庵の特徴、茅葺屋根が、温かみを感じるけどそれと同時に簡素静寂の要素も。今でこそ観光客で賑やかな時もあるでしょうが、当時はまた違った空気だった事でしょう。
簡素静寂に関しては、なるほどなと思ったんだけど、シンプルな建物なので無駄な雑念邪念が余り入ってこない空間だったように思います。
が、場合によっては、突然なにやらふっと思い出したりする事も。
蜘蛛の巣ひとつも、彼らなら一句の対象になるんだろうね。
ただ、今建っている落柿舎に関しては、再建されたものですこーしだけ場所が移動しているみたいです。
一句ひねれなかったなぁ...なーんて思いながら、
突発的な弾丸旅だったので時間もあったし特にどこに行くでもなく落柿舎後にしてテクテクと歩いていた時に、
あれ....また、一輪だけ?
彼岸花って大抵見かける時は....
こう、まとまって何本かで咲いているのを見るのが多いというのに、この日に限って気付くとポツンとひとつ、そこにいるという不思議な感じが。
その時、落柿舎に行くまでの道中タクシーの運転手さんと話していた事を思い出したのでした。
「8月に六道まいりに行ったんですよ、鐘自体は鳴らさなかったんですけどね...」
「おや、お詣り行ったのに鳴らさんかったの?」
「地元では7月がお盆なんですよ。だからまた来いとはね、言えずで(笑)でも、迎え鐘ってどんな音なんだろうなぁとか興味があって。」
「あぁ、なるほどねぇ。お客さん、五山の送り火の時はこなかったん?」
「いや〜行けずじまいでしたね、、、本当は行きたかったんですけどね」
「迎えたら、送らないとだからねぇ、でも今日ここ(嵯峨野)に来たから良いんじゃないかな?(笑)」
なんて、話をしてましてね....
一輪だけぽつんと咲いてたりするもんだから、ふと、母親思い出したりして妙にしんみり来ちゃったりとかね、したんですよね。
ひとり旅だといかんですねぇ、たまにふと来ますよ突然湧いてくる何かが、とかね。
ああ、孝行せずに、逝ってしまったんだよなぁ...と。
曼珠沙華 孝行せずと ほぞをかむ
雨坊
いつかしようと思っていると気づいた頃にはもういないという事があります。
孝行は、今のうちに。