とある審神者の本丸

薩摩國所属の審神者による遠征記録報告書

【 #行ってきたぜ東北 ②】米沢藩主墓参と心が追いつかなくなる肉とヒリヒリお尻と。(18,2,9) 【上杉家御廟&グルメ小僧万吉】


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いやー、うっかりしてたら2019年最初の更新が3月とかになっちゃってるよね!!!終わらんね!!1年以上前の事しか書いてないからもう今が何年か時々曖昧になっちゃうよ。

こんばんは!あめんぼです。
今年もよろしくお願いします♡


この記事で、タクシーの運転手さんに14時にお迎えを頼んでいたわけだが....

待てど暮らせどやって来ない運転手さん。(14:30)流石にハラハラしまして電話をしてみた所....


お客さん!すいませんね〜!!あと5分で着くから待ってて下さいね〜〜!


的な感じで、10分後にタクシーの運ちゃんはやって来たよね。ふふ....40分遅刻だぞ☆卵(かさばるから)あげるね!!とか身を軽くしようと思ったら、まさかのお返しにみかんを渡され身軽になる計画は失敗に終わったのだった。

運ちゃん....1日ありがとう今思い返してもめちゃくちゃ課金した気がするけど道中楽しかったよ....。白猿の話とかね、結構マニアックな話を延々としたりして楽しかったよね。


米沢御廟郵便局

米沢御廟郵便局の風景印は、三日月に日輪の前立の上杉謙信公鎧兜と上杉家歴代御廟所です。鎧兜がハミ出すゆうにダイナミックに描かれていますね〜!!米沢来たーー!って感じ。


さてと、地図だと道路渡った突き当たりにお次の目的地があるはずだけど・・・

はいはいはいはい、いかにもな門が突き当たりにある!あそこだね。オッケー!!とか思ったのもつかの間である。


あっ...痛ッッ

_:(´ཀ`」∠):_ ヒリヒリお尻と共に骨が軋んだ
※しつこいですが1週間前にクシャミでぎっくり腰になっていました


嘘だろクソ痛い・・・・・クソ痛いわなわなする・・・
生まれたての仔鹿かお前は!!?状態である。わなわなぶるぶる(ヨボヨボともいう)しながら普通に歩けばおそらく5分程度の道のりを15分かけてたどり着く・・・何もかも、ヒリヒリお尻のせい。

上杉家御廟所

つ・・・着いた_:(´ཀ`」∠):_

正面に上杉謙信の軍旗『』と『』が掲げられています。ちょっと・・・龍の旗が横になっちゃってる時に写真撮っちゃったけども・・・お尻痛いからどうでもいい!!!

それにしても雪の積もり方が凄すぎるよ。石灯籠が半分以上雪で埋もれちゃってるよ。こんなん静岡じゃ考えられないよ。せいぜい霜とかザクザクやって喜ぶ位だよ。

積雪というものをほぼ体験した事がないに等しい人生を歩んでいたので雪というものを感じてみたくてついこの時期に来てしまったんですが、失敗したな〜と思ったところがあって、この上杉家廟所はその名の通り上杉家の墓所なわけですけど、米沢藩歴代12藩主までが埋葬されているのですが、埋葬の違いで廟屋の建築形式が違うんですよ。

配置は入り口の案内板に其々廟屋の図を替えて記載されているのでとてもわかりやすい。

の、ですが、

雪が積もりすぎているので実に見辛いのである。
ひとつの欲求を満たすためにはひとつの欲を捨てなくてはならない。ということを身を以て体験したのだった。

辛うじて少しだけわかりそうなのは雪掻きが終わった後のこちらでしょうか。奥まで行こうと思ったのだけどわけあってここまでしか行けなかったんですが、

手前から、

  • 五 代 綱憲公 (入母屋造)
  • 七 代 宗憲公 (入母屋造)
  • 九 代 重定公 (宝形造)
  • 十一代 尚広公 (宝形造)

の廟屋になってます。

火葬埋葬されている初代藩主〜7代藩主までは、分骨という形で遺灰と衣類が埋められていて遺骨の大半は高野山に納められているようです。

図に記載しましたが、入母屋造(いりもやづくり)の廟屋は火葬、宝形造(ほうぎょうづくり)の廟屋は土葬で埋葬されています。勝手な思い込みだけど、土葬→火葬なのかな?と思っていたんですが、火葬→土葬なんですよね。

ちょっと気になって聞いてみた所、米沢藩主初代〜7代目までは仏教の慣例に従って火葬埋葬されていたそうなんですけど、9代藩主 上杉鷹山(ようざん)の長男の顕孝(あきたか)が19歳で病死した時に火葬から土葬に改められた事の詳しい理由はわかっていないらしいですが、顕孝は次期藩主として十一代目藩主上治広(はるひろ)世子(せいし)になっていた事もあってかなり期待されていた存在だったから米沢藩内は悲嘆に暮れ、鷹山が息子を焼くのは耐えられず土葬に改めたのではないか?と言われているのだとか。

米沢市の過去の広報誌を見せてもらって教えてもらったのですが、書くものをロッカーに入れちゃっていたから後から反芻してスマホのメモ帳に打ち込んだのでちょっと解釈間違えてるとことかあったらどうしようとか思っているけど多分....あってると思うんだけど...(写真撮らせてもらうか、コピーさせてもらえばよかったなぁと今更後の祭りのような事を今記事を書きながら思っていたりする)

一説には、上杉鷹山の師である細井平洲から教えられた儒教の影響があったのではないか?と説いている人もいるようです。

代々、世子は林泉寺に埋葬されているそうですが、顕孝は上杉御廟所に埋葬されている所から本当に米沢藩にとって特別な存在であったのんでしょうね。





廟屋の前に名札が立てられているのだけど、ひょこっと名前だけ顔出していてなんだか可愛い。
左側が綱憲公、右側は十四代 茂憲公(記念碑)のものです。

上杉謙信御廟

中央にある一際大きく存在感のある御廟は上杉謙信公のもの。さてご挨拶を・・・と向かった時である。


ドスンッ!!!

ヒェッ(;:´°;Д;°`:;)

どデカイ雪塊が、転がり落ちてきたのであった・・・なかなかの命がけ墓参だぜ。流石にちょっとビビった。

謙信は、亡くなられた後甲冑を着せられ漆で固められ(かめ)に納められたと伝わっています。この謙信の遺体ですが上杉家は神聖なものとして現在まで甕の封印は解かれておらず調査は拒否しているのだとか。実際、この謙信が納められた甕棺については古文書には記載が無く(史料が見つかっていない)、事から、実際に甕棺に納められたのか謙信公を神格化させるために後年書かれたものなのか、はたまたまだ見つかっていないだけで史料は存在するのかはわからないですが、上杉謙信もミステリアスな面の多い武将ですし謎のままの方が私は良いなぁとか思ってしまいます。



この上杉御廟所がある場所、元々は米沢城に万が一のことがあった時、謙信公の霊柩を避難させる場所だったんですって。

いろんな説のある人物なので(とはいえ歴史上の人物のほとんどの人は諸説ありな所がありますけども。)いろんな説を読むのもまた興味深いですね、鵜呑みにはしないけど楽しむ...という言い方は故人に対して失礼かな...関心を持っています。うん、



謙信公のお参りを終えて、さて歴代藩主の廟屋を奥から...と歩き出した途端、



ザラッ...

ウッ

あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"

ァア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァゲホッ

ファサッ



「・・・・・・・;;;;」


奥まで行こうと思ったけどわけあって行けなかったというのは、まさにこれである。雪の塊が降ってくるから危ないよ〜と、後ろにいたじいさんが声かけてくれたのだが.........気を抜くとスナイパーに狙撃されるかの如く雪が殺しにかかって来る。なんなの東北の人達毎年こんな殺るか殺られるかみたいな生活送ってるの?どこで戦闘訓練受けてるんだ。

前回触れましたが、私の住んでいるところは雪が降ることはほぼ無い(積もらない)ので、天気予報で雪降る(大抵山間部という意味)かも?なーんて予報出たところで、古来より静岡人は呪文のように

静岡は安定の雨です

と漏らすのがもはや習慣化されておりますので、どの位の降雪量でここまで積もるのかさっぱりわかりません。


雪かきお疲れ様です。
一体どのくらいの頻度で雪かきするんだろう。


こっちはきっと午前中に雪かきしてたんだろうな。




受付の所に折り紙で折られたた兜があって1人2個まで好きな兜を貰えます。後ろにはいろんな言葉が印刷されていました。

きとごやって おしょうしな

山形県の方言で、来てくださって本当にありがとう。っていう意味なんだって。旅の思い出にひとつ貰って来ました。

上杉家御廟所 御朱印

上杉家御廟所 詳細&アクセス

〒992-0055
山形県米沢市御廟1-5-30
TEL 0238-23-3115
拝観時間 9:00am~17:00pm
拝観料 350円
行事により拝観料が無料の時もあります。HP参照
HP http://uesugigobyo.com/


米沢松が岬郵便局風景印

その後足早に、松が岬郵便局へ行きまして

風景印!!ギリギリ間に合った〜!!!

松が岬郵便局の風景印は直江兼継の鎧兜に川中島の騎馬武者...これは上杉まつりなのかな?兜の一部が枠から飛び出してダイナミックに描かれています。が、ピントあってないですね(笑)

平日になかなか旅ができないのでここぞとばかりに近くに郵便局はないか、そこに風景印はあるのか?と調べ上げてもらってきました。良い思い出作りが出来ました。嬉しい!!


ちょいちょい寄ったところはありますがさらっとそこら辺は割愛しましてホテルに着いたら早々にソワソワワクワクしながら今回の米沢旅の真の目的を達成するために向かった先は....


ここ!!!

グルメ小僧万吉です。雪灯籠まつりが開催されるのでお店の前で一生懸命キティちゃん作ってますね!!気になるけどそれはちょっとこっちに置いておくとして、米沢といったらなによ?


肉だろ肉!米沢牛!!


実はですね、もうかれこれ旅して1年経ってるんですけども事の発端は2017年10月位....でしょうか。Twitterでフォロワーさんが米沢牛が美味しすぎてなんて話をしておりまして、米沢牛ですって!!?けしからんな行きます。ってなりましてね。

その時、5月中旬位に米沢城跡に白ツツジが咲いて綺麗だからその頃がお勧めですよ〜〜なんてね、教えててもらって自分もそのつもりでいたんですけど、ついうっかり....雪というものを体感してみたくなりましてね...白は白でもツツジじゃなくて雪だったという。


グルメ小僧万吉

一階が精肉店(?)なのだろうか?一階が販売、二階がお食事といった作りでした。一階で声をかけるとお店の方が二階に案内してくれたのですが、

予約しといてよかった〜〜‼︎

旅先では、割と食事は予約しておく事が多いんですが、この時程、食がメインの旅は予約厳守の精神で良かった...と思ったよね。米沢牛をたらふく食べたくて米沢来たのにありつけなかったら自ら氷柱の下に立って死んでたよね(クソ迷惑)

ちなみに、2月9日の予約を12月頭にする程の念の入れようである。よく店の方こいつ...本当に来るのかよ?とか思わずちゃんと席を取っといてくれたよね。

予約時も、どこから来られます?静岡??雪大丈夫か?という完全に雪に不慣れな人種である事を瞬時に察知し長靴貸してくれるよという場所や雪に対しての注意点などなど電話口で教えてくれたりして好感度がエベレスト山頂あたりまで上がりましたよね。


予約時に"やまがた花回廊ステーキコース"(※要予約メニューです)を注文。

席に着くと、岩塩と胡椒が入った小さなすり鉢がやってきましてあらやだっ!これもしかしてステーキシーズニングを自分で調合して作っちゃったりするんですね。絶対美味しいじゃん(腹が空きすぎてすり鉢の中の写真撮っときゃ良かったと思うけど後の祭りですよね!!ピンクペッパーとグリーンペッパーとあともう1種類入ってた...多分ブラックペッパー)

待ってる間にまだ肉も来てないのに岩塩ガリガリ擦りまくりすり鉢に早々に入れていたりして下準備は万全にしておかねばならぬ。などと、食いしん坊バンザイしながらお料理待ってたんですけども、そうこうしていたら一品目がやって来ましてね、これから語りがいつも以上にウザく妄想極まりなく本丸襲撃されかねないレベルで暴走しますけど軽くスルーしてください。あの感動から一年が経ちまだ冷めやらぬ感動はやがて妄想と化したんだよ。


米沢牛握り寿司ですよ〜〜!!!

これ!これが食べたかったから、やまがた花回廊のコース頼んだんです (◜▿‾ ≡‾▿◝)

で、これがですね!!これがヤバいんですよ。口の中でとろけてしまうんです。しかも甘い....!!どういう事なの。待って名残惜しいもっと余韻を味わわせて!!?レベルで初っ端からこんなビビらされて心が追いつかないよ....!!こんな事ならコースについてくる二貫じゃなくて単品の四貫で頼んじまえば良かったよってくらいです。最高だよ、またこれを食べるためだけに米沢に旅をせねばならんと思っている位だ。

結構鮮明に覚えてるんですが、お料理食べて思わず「うわー美味しい」と、言っちゃう事たまにあるんですけど、はわわわ.....と、わなわなしながら言ってしまったのは初めてだね。初っ端から語りすぎましたね。一言で語彙力無く表現するとけしからん美味さでした。


米沢牛の握りの感動と名残惜しさが冷めやらぬうちにやって来た二品目ですが、これはめちゃくちゃ出汁が細部にわたり染み込んでいて手が込んだお料理で、握り寿司で爆ついた胃をストンと落ち着けた優しい味だったのですけども、こういう料理作っちゃうような刀剣男士誰だと思うよ?って話なんですけどね、歌仙さんとか光忠とかいうと思うだろ違うんだよ。例えば厨番が定番化されている彼ら二振して遠征にいっているとしよう。


※2018年2月の話を書いている。細かすぎる小細工に気付いてくれ

そんな時こういうの作りそうなのは誰かって言ったらそりゃ蜻蛉切だよ蜻蛉切!!!絶対そう。そういう男なんだよ蜻蛉切は!!妄想が過ぎますね!!もう1年以上経っちゃうと妄想とかしないとやってらんないですよ(早く書けよ)

牡蠣も美味しかったけど白きくらげ凄く美味しかったんですよね~!!こういう料理をさらっと作れる人間になりたい。


そしてメインですよ!米沢牛のステーキ!!!
やったーーーにーく!にーく!!! (◜▿‾ ≡‾▿◝)

想像以上によく焼きのステーキだったんだけど(ミディアムレアだと思っていた)そこは先に言うべきだったので置いといて、ステーキはあらかじめ塩胡椒で味付けしてあるのでさっきゴリゴリ岩塩削っておいたシーズニングとわさびはお好みでつけてね。とのことで、ステーキとかソースがかかっちゃってるお店割と多いんだけど塩胡椒のみってとこが最高ですね。ソースも美味しいけども、肉食べてってちょうだい!!って感じするじゃないさ。

お肉、旨味成分MAX!!って感じで噛めば噛むほどジュワッと口に広がる旨味で、しつこいけどビフテキはミディアムレアが好きなんだけどよく焼きも焦げ目のコリコリ感が香ばしくて良いなぁということを知ったり。

そのままでも美味しかったけど、わさび付きはあっさりするしすり鉢でゴリゴリ擦ってパラパラっとシーズニング散らすと胡椒のスパイシーさがアクセントになってまたこれもよし....

一番ご飯進んだのがシーズニングかけたお肉でしたね!美味しかった〜!!!

あと付け合わせのエビがまたね、美味いんです。付け合わせにも手を抜かない...蜻蛉切無双だわ。あの店には厨に蜻蛉切がいるのだわ。(黙ります)

お腹いっぱい!ご馳走様でした。

お店の方も気さくでめちゃくちゃ話しかけてきてくれるんですけど、静岡の方でしたよね?って予約の時の会話覚えていてくれて驚きました。楽しくて美味しいひと時を過ごしてヒリヒリお尻の事なんて吹っ飛んじゃったよね。

1日目の米沢旅行を存分に満喫してホテルに戻っていったのでした。

グルメ小僧万吉 詳細&アクセス

〒992-0045
山形県米沢市中央4-2-6-2F
営業時間 昼 11:30-14:00/夜 17:00-21:30
定休日:月曜 日祝日
☎︎:0238-24-5455
予約:可
HP:https://localplace.jp/sp/t200304509/
米沢駅から車で約10〜15分

今回は、グルメ小僧万吉に行きたくて、かつ雪ってもんを体験したくて真冬の米沢に来たわけですが旅の計画中にみつけたお店が上の地図にも見えるんですけどね、ミートピアってお店。そこのビーフカツ定食が写真見ただけでたまげるくらい美味そうでしてここもめちゃくちゃ行ってみたいお店です。検索かけたら東京とかにもあってチェーン店なのか名前が同じだけなのかわからないけど...でもここもお肉屋さんが経営してるみたいですね〜!


ではまた。





special thanks : ダ鳥獣戯画