とある審神者の本丸

薩摩國所属の審神者による遠征記録報告書

【 #京都弾丸お花見巡り ③】退蔵院 陽春の春,特別拝観でお花見【退蔵院】

今年は、桜も早かったけど梅雨入りも早かったですね〜!!昨年は(現在進行形だけど)新型コロナウイルスのせいで、桜も藤も見に行けなかったわけですが、今年に入って段々考え方が変わってきましてこういう時は遠くを見るより近くを見てみようかなと思って地元を見回して楽しむようになって来たこの頃。桜も藤も地元で楽しんだのでした。意外と灯台下暗しだったな〜と思うことが多かったりしていたりします。

とはいえ、

旅はしたいんですけどね!!!

こんにちは。あめんぼです。
京都も大阪も東京も行きたいし東北にも九州にも行きたいとこ沢山あるっちゅうねん!!

f:id:amelie43:20210430084543j:plain

さて、そんなこんなで時間が近づいて来たので妙心寺にやって来ました!!

※2018.04.07拝観

妙心寺 退蔵院

f:id:amelie43:20210501192725j:plain

この日のメインは、退蔵院で、実は今回で二度目の拝観だったりします。
毎度のことで1回目の拝観はまだ更新できていないので前後してしまうのだけども←

2017年に京都国立博物館で開催された国宝展でも展示された、如拙(じょせつ)作の『国宝 瓢鮎図(ひょうねんず)』を所有(京都国立博物館 寄託)しています。

瓢鮎図は、修行の為の問題(禅の公案)で小さな瓢箪でおおきなナマズをどうやって捕まえるか?って問題に京都五山の高僧31人の答えが如拙の絵と共につづられているものなんですけどここで書いちゃうと1回目の拝観のブログ書く時のネタが無くなっちゃうので(←•••)サラッとかっ飛ばしますが、瓢鮎図に関連してナマズと瓢箪をあしらった瓦がありました。(魔除けの桃が上に乗ってるものもあるみたいだけど気付けていなかった)

ちなみに瓢図が、『』ではなく『』という漢字が使われているのは、中国では、鮎=ナマズなんだとか。ナマズは縄張りがあって住処を占有する魚だから(なまず)という説と、昔から中国でナマズは占いで使っていたから魚で占うと書いて(なまず)という説があるらしい(退蔵院では占いの方で説明受けました。)

f:id:amelie43:20210501090852j:plain

退蔵院の門を潜ってすぐにある大きな猫ちゃんと布袋さんが可愛いんですよ〜。退蔵院を出入りしている瓦職人さんが作ってくれたんですって!!椿の葉っぱに埋もれちゃってるけれど、仲良さそうだね 笑

妙心寺退蔵院のお食事付き特別拝観プラン 陽春の昼

f:id:amelie43:20210501085607j:plain

今回は、通常の拝観とは異なり事前に応募をしての特別拝観なので、受付を済ませたらハイどうぞご自由に拝観を、というわけではなく少し境内で待機してから案内される感じでした。

f:id:amelie43:20210501085622j:plain

渡り廊下を歩いていると縁先 に蹲踞(つくばい)があってさり気なく添えられているの好きなんですよね。つい、足を止めちゃう

f:id:amelie43:20210501091137j:plain

近年では、神社仏閣で手水舎に花が埋め尽くされている花手水がフォトジェニックだと人気があるみたいだけど、それはそれで素敵だな〜とは思うのだけど、個人的には神社仏閣は(精神が)おちつけるところでありたいので、添える程度が侘び寂び感あって好きです。

花手水は...ほら、わたし多分テンションあがっちゃって高まっちゃうの自分で想像つくから... 笑

f:id:amelie43:20210501090838j:plain

一旦案内された部屋で待機して、参加者の人たちが全員揃ったら副住職が、退蔵院や妙心寺についてスクリーンで映像を出しながらお話してくれました。

妙心寺は、元は花園法皇離宮だったものを禅寺にしたとか退蔵院の名前の由来とかお食事後の見所について、瓢鮎図についてなどなど10分少々ではあったのだけど、この副住職さんお話が非常にわかりやすいもんで書籍なんかで既に知っていることもあったのだけどこんなに短く簡潔にわかりやすく話をまとめていていろんな面でためになったのでした。

f:id:amelie43:20210501090826j:plain

副住職のお話が終わったら、書院に案内されてそれぞれ割り振られた席に座って、いよいよお昼。前の年に紅葉の鑑賞のお食事付き特別拝観に行った際もこちらでお食事をいただきました。

退蔵院の拝観は、お庭だけの拝観も拝観料だけで拝観出来ますが、お食事付きの特別拝観プランで応募をして参加した方が断然いいです。

お参りはやはりしたいじゃないですか。
お食事付きのプランなら非公開の方丈(本堂)に入ることができてお参りができるのと、同じくこれからお昼をいただく書院から入れる囲いの間という隠れ茶室に入る事が出来るのです。年に3回ほど...春夏秋と、チャンスがあるのでおすすめです。

特別拝観といって10人以上から受付で、方丈や囲いの間を案内付きで拝観することも出来はするけれど、流石に人を集めるのも拝観後はどうすんの?とか、考えるとしんどいですしね 笑

阿じろの松花堂弁当

f:id:amelie43:20210512124943j:plain

お食事付きプランで食事を担当しているのは、妙心寺御用達の精進料理店 阿じろです。ミシュラン星付きのお店です。拝観後に、妙心寺の敷地を出たあと阿じろの看板を見かけてここか〜とか何となく撮った写真ですが、御用達だけあって妙心寺の直ぐ近くにお店を構えられています。

f:id:amelie43:20210501093448j:plain

今回いただいたお料理がこちらの松花堂弁当

f:id:amelie43:20210501094707j:plain

揚高野豆腐、小巻湯葉、筍、絹さや、桜人参、桜大根、一寸豆

f:id:amelie43:20210501094622j:plain

白味噌汁 中身は焼き豆腐と桜麩。

f:id:amelie43:20210501095208j:plain

大根、蒟蒻、蓬麩の三色田楽

f:id:amelie43:20210501094609j:plain

胡麻豆腐(三葉、山葵)、蒟蒻と林檎と春菊の白和合、いちご

f:id:amelie43:20210501094656j:plain

こごみ、筍、さつまいもとパプリカの天ぷら。

あとは、ご飯と退蔵院謹製 桜のお干菓子がついたメニューです。

三色田楽と煮物が美味しかったなぁ...味付けが濃くないのが好きなので精進料理好きなんですよね。良く噛んで食べると味がジュワッと滲み出てきて大満足でした。

かくれ茶室(囲いの間)

f:id:amelie43:20210503200837j:plain

お食事を食べた後は書院から繋がっている隠れ茶室"囲いの間"へ。退蔵院に前年初めて拝観した際もこの囲いの間に入る時、この床柱に描かれた雀が可愛いなぁと思っていたんですよ。当時は直に柱に描かれていたのかと思っていたんですよね。

f:id:amelie43:20210503191424j:plain

今回参加した時に、たまたま茶室に入ろうとしたらスルッと柱が動いてギョッとしたらこの絵、薄い板に描かれているんですよね。

妙心寺って、参禅(坐禅を組んだり禅堂を学ぶこと)を第一主義とする事から茶道が修行の妨げになると考えられて茶道が禁止されていた時代があったらしいのだけど、執心のあまり密かに茶室を作ったそうなんですよ。

外部からは茶席だとわからない様に設計されていて確かにお食事をいただいている時は、白い壁に見えていたのだけど気付かぬうちに入り口が開いていたので構造は良くわからないのですけども、勝手に触るのは宜しくないので確認はしてないのでわからないけど、ここに隠し扉があると思わせないための仕掛けなんかあったりするのかな...?とか、密かに思っていたりします。ただの飾りな気もするけど襖自体どんな感じなのかも(出たら戻れないので)見れてないから実はずっと気になっていたりします。

本当は質問したりしたいな〜とか思ったりするんだけど、普段は入れない所に入れるメリットあれどこういった催しの時は気軽に声がけできないデメリット(お寺の職員の方々が対応に追われていたりするので)もあってまだ聞けていなかったり。

ワクチン接種が済んで状況も落ち着いてきた頃、また拝観できる機会があったら聞いてみようかな〜とか思っている。

f:id:amelie43:20210503191725j:plain

茶道に関しては私はあまり詳しく無いので、いつかお勉強したいですね。

何でもかんでも勉強しようとすると中途半端になるから今やってることに満足したら.....って、なると機会が来るのか?って話だけども 笑

ただほら...子供の頃から茶に慣れ親しんできたお茶の国で生きてきたから少しは知っておきたいので生きてる間には手をつけたいなぁ。いつ死ぬかもうわかんない世の中だけども。

f:id:amelie43:20210503192935j:plain

余香苑の枝垂れ桜

さて、囲いの間と方丈のお参りを終えたらいよいよ余香苑で枝垂れ桜を観に行きました。

f:id:amelie43:20210502080604j:plain

持ってくるレンズ間違えたな...と、真顔で思った。
画角が...画角が、そうだ京都行こうみたいに撮れない!!

あぁ...この時にiPhone11やiPhone12が発売されていたら撮れてたかもしれないわ。ど、ひん曲がって撮れちゃうけれど 笑


www.youtube.com

これこれ!このCM〜!!!懐かしいですよねぇ。
そうだ京都いこうってYouTubeチャンネルあるの知らなかった!!!って過去の見てたら京都行きたくなっちゃったよ 笑

陰陽の庭

退蔵院の見所の一つである紅枝垂れ桜は、陰の庭と陽の庭と敷砂の色が黒と白に分かれています。人の心の二面性を表しているのだそうです。

f:id:amelie43:20210502112728j:plain

陰の庭には黒い砂利が敷かれていて、全部撮れていないけども、8個の石が配置されていて、

f:id:amelie43:20210502112745j:plain

陽の庭には白い砂利が敷かれ、こちらには7つの石が配置され、計15の石が陰陽それぞれの庭に配置されています。

龍安寺の十五の石庭なども有名ですが、昔から十五という数字は完全を表す数字である。とされていて、さらにを象徴とする数字は偶数を象徴とする数字は奇数となるので、陰の庭では8(偶数)を陽の庭では7(奇数)が配置され、陰陽合わせて完全を象徴とする15の石となるんだとか。

f:id:amelie43:20210502135829j:plain

陰の庭側に枝垂れている桜の方が若干桜が多く残っていたのでついついそちらの方ばかり見てしまっていたり。

f:id:amelie43:20210502135755j:plain

時々吹く風で、桜がひらひら舞ってこれがまた黒砂利が引き立ててくれて綺麗でした。この日は晴れたかと思ったら雨がポツポツ来たりして気分屋の天気だったので、ぶぁーっと吹雪いた時、うわーっ!!すごい綺麗!!!って時があったのをすごく覚えてるんですけど、その時、雨がザザーッと一緒に降ってきたんですよ 。

参加者の人々と、急いで門の下に雨宿りした時だったんでカメラはバックにしまっちゃってたんで撮れてないんですけどね 笑

そういう瞬間は、やはり自分の目に焼き付けておきなさいよって事なのかもしれないななどと思ったりしてね。

f:id:amelie43:20210502135848j:plain

砂紋に桜の花びらが積もっていて黒砂利と桜の薄紅色が
混じり合うと砂紋が強調されてまるで泡沫のようで、この時と雪が少し積もった時なんかは枯山水の庭は美しいでしょうね。

f:id:amelie43:20210502135740j:plain

雪が降った時の京都は体験した時はあるものの、枯山水のお庭はその時見る機会がなかったのでいつかタイミングよく降った日に枯山水のお庭、見てみたいものです。

f:id:amelie43:20210502130228j:plain

陽の庭は、散った桜の花は目立たないのだけど、桜と同調していてふんわりとした柔らかさがあっていいですよね。

f:id:amelie43:20210502200056j:plain

以前、静寂(風音や鳥の囀りだけが聞こえる)を感じて心を落ち着けながら枯山水を無心になって眺めることが出来るお寺に拝観に行ったことがあるんですが白砂利であの時は雑念感じずぼーっとただひたすら眺めていた思い出があります。

ちょっと気分が落ち込み気味の時や、嫌なことがあってイライラしてしまった時とか、白砂利の庭園って良いかもしれないですね。

白砂利は魔除けや神域とか...あと防犯なんかでも役立つって言いますしなんか見ると安心感あるというか落ち着くと言うか。

陰と陽それぞれの庭から一本の紅枝垂れ桜を観ると不思議とそれぞれ印象が違ってみえるから面白い。

f:id:amelie43:20210502200649j:plain

お庭も散策しました。前年の11月の拝観の時お庭も散策した気がするのだけどどちらかというと屋内で過ごした時間の方が長かったのか今回桜に目が行っていたからなのか...こんなに敷地が広かったのか...って思ったのだけど、意外と人の目って曖昧なところもあるから(錯覚に騙される事もあるので)、春夏秋冬でいろんな感じ方があんだろうな。

同じところに何回も繰り返しいっても新しい気付きがあるからやっぱり旅は楽しい!!

f:id:amelie43:20210502200034j:plain

退蔵院にはメインの紅枝垂含めて4本の桜があって庭園を散策しているとどこかで桜が目に入ってきます。

f:id:amelie43:20210502200421j:plain

薄紅色に染まってとっても綺麗。

f:id:amelie43:20210502202849j:plain

桜に目ばかりいってると、庭園眺めながら休憩出来るスペースに飾られている紫陽花に京都らしさを感じたりしました。

一つ先の季節の花をさり気なく告知する...的な。
桜のすぐ後は藤もあるけれど、季節の変わり目を告知する花と言えばやはり紫陽花ですもんね。

f:id:amelie43:20210502202828j:plain

以前、京都を散策していたときにすれ違ったおじいさんが言っていたことを思い出したりしました。京都で食事をする時は、その季節よりひとつ先の花を店先に飾っている店を選ぶと大体その店は当たりだよと聞いた事がある。

先取るという言葉がありますが、着物なんかもそうで、季節を先取る着こなしされる方もいらっしゃいますしね。

f:id:amelie43:20210502200706j:plain

庭園に池があるのだけど、全体像撮っていなかったのでわかりづらいけれど、瓢箪池と呼ばれている瓢箪の形の池があるんです。

言わずもがな退蔵院が所有している禅の公案が描かれた瓢鮎図から作られているわけですが、これは退蔵院の先代の御住職の答えで、瓢箪にナマズをどうやって入れるか=池を瓢箪(の形に)にしてしまってそこにナマズを入れてしまえばいい

ああ!!その発想!!!と、思わず感嘆の声をあげてしまったのでした。ナマズはどこにいるか確認できなかったけれども、狭い瓢箪の中ではなく広い(池の)瓢箪のなかならナマズも狭い思いをしなくて済むし理にかなってるなと。

大休庵

f:id:amelie43:20210502193643j:plain

神社仏閣に参拝に行ったらお抹茶接待があるところだと必ずお抹茶をいただくのだけど、退蔵院内にある大休庵でお抹茶を一服!!

f:id:amelie43:20210502193549j:plain

枝垂れ桜を眺めながらいただける...ピント合ってないね 笑

f:id:amelie43:20210502193753j:plain

一乗寺中谷製の『もちどら』とともに!!
ナマズの焼印が可愛くてもちもちしていて美味しかったです。ほんのりハチミツ風味がするのですよ。後から知ったのだけど、このもちどらって季節限定販売なんだって。

なんてこったい売店で売ってたから買って帰ればよかった〜あとのまつりだよ〜!!!

f:id:amelie43:20210502202807j:plain

瓢箪型の窓も発見!!蔓のところもちょろっとカットされてて可愛い〜(∗ ˊωˋ ∗)

f:id:amelie43:20210503184410j:plain

大休庵の前の桜もとっても綺麗でした。
この日の天気の変化が凄くわかると思うのだけど見てくださいこの青空!!

紅枝垂れ桜を見てる時は雨降がふったり、池見てる時なんて真っ暗くなったりしてぶるっと身震いするくらい寒かったりしたんですよ。

f:id:amelie43:20210503184434j:plain

桜は日中ならやっぱり快晴に限るなぁ...。
紫陽花だと曇ってたりシトシト雨降っていたりすると最高なんですけどね(そういう時に限って快晴だったりするんだけど 笑)

f:id:amelie43:20210502202907j:plain

乙女椿も咲いていました。

f:id:amelie43:20210503184454j:plain

夏の退蔵院の特別拝観と、お月見の拝観もいつか体験してみたいなぁなどと思いながら退蔵院を後にしたのでした。

退蔵院御朱印(右頁)

f:id:amelie43:20210611125002j:plain
余香苑の文字

退蔵院 詳細&アクセス

〠626-8035
京都府京都市右京区花園妙心寺町35
開門:9:00-17:00
拝観料:600円
HP: http://www.taizoin.com


結局GW中に更新できなかった(わかってたけど 笑)

ではまた!!

【 #京都弾丸お花見巡り ②】わたしゃおたふく御室の桜、鼻は低うても...って、ええっっ!!?と、崩れ落ちた年の話。【仁和寺+α】

うっかり本丸に帰り損ねた日があったものだから、毛利くんが本日、旅から戻ってきて可愛すぎて咽び泣いている。

f:id:amelie43:20210430232824p:plain

こんばんはあめんぼです。
極のレベリングが偏りすぎているのでこれを機に真面目にレベリング始めようと思います。



早朝のお花見散歩をして散策的にちょうど良い時間になって来たので、この日のメインエリアを散策しようと上京区から右京区エリアに移動して時間まで散策する事に。

時間まで、ここで桜を見ようとめっちゃくそ楽しみにしていたところがありまして。

※2018.04.07拝観

仁和寺

f:id:amelie43:20210401000312j:plain

そう!!仁和寺〜〜\\\\٩( 'ω' )و ////イェーイ!!

仁王門は、南禅寺知恩院と共に京都三大三門と呼ばれています。信号待ちの時に撮らんとカメラに収まりきらないよ。立派な門だなぁ〜。

f:id:amelie43:20210405130029j:plain
金剛力士 阿形像

f:id:amelie43:20210405125907j:plain
金剛力士 吽形像


背面には唐獅子もいるんだけど何故か毎回撮るの忘れちゃう...。仁和寺はまだ全て制覇できていないですけども、仁和寺御殿等々は紅葉巡りに行った時に書くとしまして、春の仁和寺と言えば、御室桜!!!


わたしゃお多福御室の桜
鼻が低ても人が好く〜!!


ってなもんよ〜!

御室桜

時間も早いし御室桜でお花見とか最高じゃんやっと見れるな〜と、意気揚々に仁王門を潜り向かったわけです。







が!!!!





f:id:amelie43:20210401085010j:plain



ふぁっ.....?



f:id:amelie43:20210401002448j:plain



えっ



f:id:amelie43:20210401002506j:plain



エェッ?



f:id:amelie43:20210401122151j:plain



エエエエッッ???


f:id:amelie43:20210401195110j:plain


御室桜よ.....


京都一遅咲きの桜では無かったのか.....?



へなへなと(心の中で)頽れたのであった。
昨日のわたしの不安は見事に的中したのだ。


よほどショックが大きかったんだろう。当時、ひとりで行動してる時に限って、割と頻繁にSNSとか呟いちゃったりしてたんですけども、テンションが下がりすぎて6時間沈黙するという過去最大級の意気消沈っぷりに自分でも、あー、わたしってテンション下がるとここまで下がるんだな。とか自己分析を冷静にし始めたくらいだ。人と一緒の時は絶対になってはならんなこのテンション...と、固く誓った。(ちなみに今は殆ど後出しで呟いてるからテンションの差が出始めているけども 笑 物騒な世の中だしモバイルバッテリー持ち歩くのもしんどいし←)


わたしは、桜と紫陽花にはあまり縁がないようである。
桜は散り、紫陽花は開花が遅れるのがお決まりなのさ。


気を取り直しまして、2年後の今、冷静になってデータを見ると、過去の御室桜の開花〜落花までは、約1週間〜10日ほどである。長い時では12日間なんて時も...運が悪い事に、私が行った年は、御室桜の開花が極端に早く落花までの期間も極端に短かった、そんな年だったのだ...2018年という年は。


開花→4/1 満開→4/3〜5 落花→4/7


落花日に行ってるやないかい。って話である。
ちなみに一般的には4/7〜4/13辺りに行っていれば、計画通り ニヤリ とか、悪い顔して笑えた筈なのである。


極端に開花から落花までが早かった年がもうひとつある、2002年である。4/1に開花しているけど、まだ4/9に落下しているので8日間猶予があった。なんじゃい6日間って!!わざわざ!!この年に!!!!行ったわたし!!!!!絶対大殺界とかだったに違いないわ!!!知らんけど。

 
この2つの年は、共通して春に記録的な高温となっているのだけど、今年も全国的に開花が早かったし御室桜も早いんだろうなと情報を見てみたら4/6の段階で満開のようなので早いようですね。改めて2018年が極端だったなと再び下唇がなくなるくらいギリギリ噛んだのだが、冷静になってないじゃないかお前は。

御室桜

f:id:amelie43:20210401062458j:plain

さて、少々物寂しい光景ではあるけど御室桜について書いておこう。

御室桜はご存知の方が多いと思うけれど一般的な桜に比べ背丈が低い。わたしの目の前に同様に昨日の雨で〜と苦笑いしながら観ていた(超覚えている)おじさま方と比較するとわかりやすいと思いますが、桜ってだいたい見上げて見る事が殆どだけど歩きながら自分の目線で見れるんですね。

土中に酸素や栄養分が少ない事から桜が根をのばせない為に背丈が低くなったのでは無いかと考えられているそうです。(桜の下に硬い岩盤があるために根を地中深くまで這れないからと考えられていた時期もあるらしいですが根を深くまで伸ばせない為というのが要因みたいですね。)

民間の歌で、先にも書いた

" わたしゃお多福 御室の桜 鼻は低くても人は好く "

も、鼻と花をかけていて今はほっそりして背もすらりとしているのが良いとされている(わたしも痩せたい)けれど昔の日本はお多福美人なんて言われていたりもしますし、民衆から愛されていた桜なんだなというのが伺えますね。

f:id:amelie43:20210401084155j:plain

ま、まぁ、満開の頃は人がごった返していて進むのも一苦労なんて話も聞くので、人というのはわかりやすく見ごろが終わるとドバッと人がいなくなるのである意味空いてて良かったけど、良かったけど観たかったな〜。情報見ずに例年はこのくらいだからちょうど良かろうとか思ってたわたしが悪いのだけども〜!!!

萼片よく見える〜!!

f:id:amelie43:20210401195311j:plain

桜越しの五重塔
せめて遠巻きで桜あるように見る...あるような無いような...否、もう済んだ事だ。

f:id:amelie43:20210401202843j:plain

桜の絨毯だって、ほんの一瞬なんだ。
これもまた、儚く美しいものよ...時間遡行群と刀剣男士が一戦交えて勝利した後とか妄想するしかない。

そう、これは、時間遡行群と刀剣男士が!!一戦交えた!!!痕跡!!!!


余計虚シクナッタ。ブヒー}_:(´ཀ`」∠):_

f:id:amelie43:20210401202856j:plain

人って知ろうとしないと知らないことがやっぱりあって、私ってばこんな事もいい年こいて知らんかったのかってのが未だに色々出てきて、桜って落花サインがあって、中央部分が赤く染まりはじめたらそろそろ葉桜になっちゃうかな〜って目安あるじゃないですか。


最近知ったんですけど、まだ落花サインのない花に関しては強風でも散らずに耐えれるらしいんですよね。最近日本でも、台風でもないのにとんでもない突風が吹いて木がハリポタの暴れ柳かよ!!とツッコミたくなるレベルで、ブンブン枝を振り回してる時あるじゃない?

あれだけ振り回されたら散っちゃうんじゃないの?とか思ってたんだけど、このくらいのまだ赤く染まっていない桜なら強風も耐えるんだって。知らなかったな...わたしったらけっこう大人なのに...。あんなにこんな雨風じゃ桜散っちゃうとかアホみたいに騒いで超恥ずかしいじゃんね!!!!!

f:id:amelie43:20210401213937j:plain
 
このくらいに赤く染まるとぶわっと風が吹くと散ってしまうらしいですね。風速4〜5m/s程度の風で散ってしまうみたい。

桜吹雪はこの風速4〜5m/sが一番美しいそうですよ。

f:id:amelie43:20210401213831j:plain

とはいえ、よく見ると前日の雨粒が残っているので良く耐えたねぇ...と、今は思えてきたりする。これから先も年々早まってくるのかもしれないね。

SNSでの、京都在住のフォロワーさんも御室桜は結構遅い時期まで咲くけど今年(2018年)は一気に咲いて一気に散りゆいたね...と言われていたし、4日の満開時期に行かれた別のフォロワーさんも4日で既に桜吹雪が凄くて御室桜がこんなに早く終わっちゃうのは予想外だったねと言っていた。自然のモノへこちら側の都合に合わせろって言うのも無理な話なので、わたくしの運が傾いとったのでしょう。なんせ大殺界(自称)だったんで、しつこいからそろそろやめとく。

枝垂れ桜

f:id:amelie43:20210401225447j:plain

五重塔の前に枝垂れ桜を発見して下降していたテンションが少し上がってシュタタタと早足で向かって行ったりして 笑

f:id:amelie43:20210401225413j:plain

前回と重複するけど、品種の判別が難しくて分かってないとこあるので枝垂れってたら枝垂れ桜って一括りでまとめちゃうとこあるけれど、枝垂れ桜の品種ってどれくらいあるんだろう。佇まいが美しいので枝垂れ桜って桜の中で一番好きだったりします。

f:id:amelie43:20210401225429j:plain

風でゆらゆら揺れる様がまた綺麗なんですよねぇ。
うっとりしちゃう。

f:id:amelie43:20210401225505j:plain

御室ツツジ

f:id:amelie43:20210402124346j:plain

五重塔の周辺に鮮やかな赤紫色の花木があって綺麗だな〜と近づいていったらミツバツツジ(御室ツツジ)でした。

f:id:amelie43:20210421125514j:plain

周囲を見渡すと境内のあちこちに植えられていてとっても綺麗。ミツバツツジってあんまり見る機会なかったなと思ってたのだけど、この年以降に地元でも目にすることが増えて、いかに日常生活で周囲を気にしてないんだな〜という気付きなんかもあるのが旅の面白いところだと、いざ旅に出れなくなって2年...よく思い返すことがあります。やはり旅をすると帰ってからも地元にも目を向けることが多いのだよね。早くいろんなところ行きたいなぁ。

f:id:amelie43:20210401230548j:plain

ミツバツツジ越しの五重塔
後々立ち寄ったカフェの店員さんが気さくな人達で、桜で意気消沈しつつもツツジが綺麗だったって話をしていたら満開だともっとすごいよとの事だったのでいつか念願かなって行けたらすっごいテンション上がるだろうなと思いつつ、そういう時だと人がめっちゃギチギチで牛歩とかだろうなぁ....〇〇の名所と名のつくものは、ほんとに人だかりになる事多いものね...トホホ。

いつだったか、当ブログの審神者二人旅シリーズでのレギュラー(←)の1人であるマイコさんと嵐山に出かけた際、渡月橋渡るの30分以上かかったよ...ハァハァ.....と、待ち合わせ場所で落ち合った時、マイコさんがげっそりしていた事を思い出したりして 笑

その時は確か...嵐山で紅葉巡りに行った時だったな。まだブログ書いてないけども!!!マイコサン、秋ニ今年コソ更新スルネ!←

f:id:amelie43:20210401230532j:plain

近くで見ると公園等で見かける慣れ親しんだツツジの花とよく似ている形状してるのがよくわかりますね。

f:id:amelie43:20210413084353j:plain

このミツバツツジは、常緑性のツツジと違って落葉樹で秋になると葉も赤紫色に紅葉するんだって。

f:id:amelie43:20210402124404j:plain

ミツバツツジの絨毯。

本格的に落花時期になったら地面が赤紫色になるのかな?

金堂

f:id:amelie43:20210401215604j:plain

仁和寺で実は一番好きなのが金堂だったりします。
追々4年遅れ(溜めすぎだろそれと自分に突っ込みたいけど)の秋に書くだろうけど、金堂をお参りした後に振り向いたら見える景色が絶景で、特に紅葉時期がひたすら美しくて素晴らしいのです。

f:id:amelie43:20210402124248j:plain

この時、ちょうど結婚式の写真撮られていた(前回更新した鎌倉散歩シリーズの鶴岡八幡宮同様国際結婚された方達だった)のでズラして撮った写真だけど、灯籠を中心にして見ると絶景なんですよ。

ミツバツツジが視界に広がって綺麗とっても綺麗だったのを覚えています。花嫁さんも綺麗だったし金髪碧眼の新郎もイケメンだったな〜。

石楠花

f:id:amelie43:20210402125602j:plain

シャクナゲの花もたくさん咲いてました。
御室花まつりの期間は御室桜以外にも見れる花がたくさんあって境内を散策するの楽しいですね。

花の本読んだりして何種類か品種や色があるよってのは知ってはいたけれど、赤系の花しか気に留めて、見た事なかったものだから白も清楚で良いですね。

地元だとせっかちだもんでほんとに周りあんまり見てないのですよわたしったら....

f:id:amelie43:20210426151943j:plain

ちなみに、こういう色の石楠花の事(地元で撮ったもの)

f:id:amelie43:20210402125546j:plain

淡いピンク色のものもありました。

f:id:amelie43:20210402125529j:plain

テンション下がりつつも色んな花を堪能していたりもしたのでした。

f:id:amelie43:20210424015304j:plain

東博で開催されていた仁和寺展も33万人の方が見に行かれたそうですよ〜。私も観に行ったのだけど興奮してしまう展示でした。(まだ、これもブログに書けてないけどいつか...←)

仁和寺 詳細&アクセス

〠616-8092
京都府京都市右京区御室大内33
開門時間 9:00-17:30
※12月〜2月は17:00閉門(伽藍特別入山期間は8:30開門)
HP: https://ninnaji.jp


さて、実はインスタの投稿した方の写真をたまたま見たことがあって店名も茶菓子の名前の情報も無かったのでフォローしてる人でもないし、更新が3年以上止まってる人だったから質問もできないだろうなぁと、京都内のどこかにあるお店で出している和菓子という事しかわからなかったので、ひたすら黙々と調べていたものの最終的にGoogleの画像検索でやっとの思いで探し当てた思い出のあるお店だったりします。 笑 (画像も羊羹とかしか出てこなくて結構遠い目をしながら見てたなぁと記憶している。)

と、上洛する3日前にやっとの事でみつけて、しかも仁和寺の近くで、奇跡か!?是が非でも!!と、行く事にしましたのですよ 笑(これからご飯食べるというのにね)

御室さのわ

f:id:amelie43:20210414152140j:plain

開店と同時に行ったものの、何かあったみたいでこの日は15分ほど遅れての開店だったみたいで、お店やってればこんな事もたまにはあるよね〜とか思いながらお店に入りまして、窓際のカウンター席に座って早速、御目当てのものを注文しまして...

f:id:amelie43:20210414152128j:plain

き、きた〜!!!探し求めていた和菓子..." りょうか "
寒天の上にきな粉と黒豆、白玉が添えられていて、黒蜜がとろりとかかっているわけです。

わたし、本来はシンプルなものが一番好きなので、これがまたほんのりした上品な甘さで好みの味なのですよ...お茶も(名前はメモるの忘れたもんだからわからないけれど)スモーキーなお茶で、りょうかと絶妙なバランスで美味しかったんですよねぇ。仁和寺行くときはまた行きたいな。

が、しかし、ハッと気付いて振り向いたらいつのまにやら満席になっていて開店と同時にお店入って良かったな〜と、思ったのでした。人気店なんですね。

f:id:amelie43:20210414152208j:plain

スイーツを食べると現れる...

f:id:amelie43:20210414152116j:plain

朝餉を食べてなかったからテンションだだ下がっていたんじゃないか?思っている源氏兄弟。

f:id:amelie43:20210414152155j:plain

店内の写真や外観の写真はこの時撮らなかったのでHPや食べログなどからお店の雰囲気を確認してください(声がけするテンションまで上がりきってなくて、黙々と食べて終わってしまったのだと思われる )

御室さのわ 詳細&アクセス

〠616-8093
京都府京都市右京区御室竪町25-2
デラシオン御室1F
営業時間: 11:00-18:00(LO17:30)
※2021年4月現在、新型コロナウイルス感染予防対策のため当面の間11:00-17:00(LO16:30) 要HP確認
定休日:月曜日
☎︎075-461-9077
嵐電北野線御室仁和寺』駅より徒歩3分
※信号『仁和寺前』渡ってすぐにあります。
HP: https://omuro-sanowa.com


さて、10時のおやつも食べ終わった事だし、ぶらぶらと散歩しながら行けばちょうど良いくらいの時間になって来たので、次の目的地(メインイベント)へ向かうべくお店を後にしたのでした。


ではまた!今年もGWはどっこも行かないので、この際なので絶対更新する。だいたいホラを吹く事の方が多いけど、更新する!!絶対!!!に!!
何故なら藤の花見編にも突入したいからさっさと進めねばならんからだ。気分的に!!←


ではまた!!!!


参考資料: 2018年日本の天候
Special Thanks:ダ鳥獣戯画

【 #京都弾丸お花見巡り ①】早朝西陣お花見散歩(2018.04.07)【北野天満宮&千本ゑんま堂】

時は、2018年4月6日22:30 コメダ珈琲

わたしは、珈琲をすすりながら半目になって窓を眺めていた。

f:id:amelie43:20210312221258j:plain

お分かりいただけるだろうか。

キラキラと水滴が照明に反射してるだけでいい感じに 雨の日の夜、喫茶店で雨が止むのを待つわたし珈琲の薫りいとをかし。みたいになっちゃってて、どれだけの雨であったかお伝えできないのが非常に残念でならない。

わたしにはこういうタイミングの悪さがある。とんでもなくある。数ヶ月から綿密に計画を立て、特に楽しみにしている事に関しては必ずこういうことが起こるのである。

階段から落ちてみたりぎっくり腰になってみたり、旅行当日に湯たんぽで低温火傷を起こしてどでかい水膨れができてひやひやしながら飛行機に乗ってみたり(ええ、ええ、結局やらかしましたとも←)


そして最も多いのが、これだ。


雨!!!!


雨なんて、旅の数こなしてりゃ降る事だってあるって思ったでしょ?数ヶ月前から綿密に計画していたものほど当日(もしくは前日に)土砂降るわ台風直撃するわである。思いつきで、来週行こう〜!とかだと滅多に降らないのだけどもわざわざ数ヶ月前に計画したってのになぜ、なぜ、他は快晴のくせしてそこだけ降るんじゃい!!!みたいな?9割ですよ9割!!!遠い目しちゃう。


この日は珍しく夜行バスでの移動だった事もあってバスが来るまでの時間、横なぶりの雨とぶんぶん枝を振り回す木を眺めながらそんなことを思い出しつつ、こう思ったのである。


あー桜散ったなコレ


と。

この京都弾丸お花見巡り篇は5部構成になる予定なのだけどその③で書く予定のお寺がこの時のメイン。その拝観予約をかなり早い段階で入れていた。そしてせっかくだから桜を見まくるぞと、急遽下調べをして計画を立て、楽しみにしていたのだ。出来る限り色々見るぞと夜行バス嫌いのわたしがあえて夜行バスに決めて早入りの遅帰りをしようと目論んだ結果このザマである。


いいや、行き先は京都だ。
ここは、静岡...まだ望みは無きにしも非ず。



果たして......



こんばんは!あめんぼです。
例の如くわたしはまだ、平成という時代を彷徨っている。早く平成の記憶からステージクリアしたいものであるよ。


f:id:amelie43:20210317125734j:plain

2018年4月7日 早朝 京都着
雨は降ってなくて、朝日の光が見えたりして良かった〜って思ったんだけど、道中の窓にバチバチと当たる雨に風にと寝不足な上に覚悟はしてたけど体はガッタガタである。

朝っぱらだし、体はガッタガタだからちょっと楽してタクシーで移動してしまう事にしてMKタクシーでひょいと目的地へ!!

北野天満宮

f:id:amelie43:20210312222752j:plain

まず最初は北野さんを参拝!
早い時間だったからなのかたまたまなのか大幟おおのぼりが無いですね。大幟が無い大鳥居見たの初めてだったかも。当時はボケっとしていたのか全く気付いてなかったけれども 笑

f:id:amelie43:20210313184132j:plain

三光門!あ〜はやくまた三光門を生で見たい。
梅花の時期が終わって葉が茂り始めていました。
小さな若葉なんかも枝先から見えるね

f:id:amelie43:20210313185946j:plain

北野さんでお気に入りの狛犬さん。
相変わらず立派な知恵のツノがニョキっと生えております。

f:id:amelie43:20210313184648j:plain

6:40am 北野天満宮拝殿

静寂

誰もいない、いつもと違った雰囲気。

北野さんを1人きりで参拝出来たりして早起は三文の徳とはこの事だわなんて思ったものです。なんで静かなんだろうか。

この時は廻廊の修復工事をしていた頃でした。

f:id:amelie43:20210313184844j:plain

2027年斎行 の千百二十五年半萬燈祭にむけて、ここ数年境内で大規模な整備が行われていて参拝に行く度に、経過を見るのが楽しかったりしたんですが2019年以降参拝に行けていないので、だいぶまた雰囲気変わってきているんだろうな。どんなふうに今後変わって行くのか楽しみだったり経過が見れなくて悲しかったり。北野天神縁起絵巻に描かれている景色がどんどん再現されていくのかと思うとワクワクする。

いつも通過点にしてしまっていたので庭園をぼーっと突っ立って眺めたのもこのとき初めてだったかもしれない。

奥に見えるピンク色の花は枝垂れ桜なのかな?

八重桜

f:id:amelie43:20210324084727j:plain
拝殿西側の末社が並ぶあたりに桜が咲いていました。
思い返すと、4月の頭に京都に上洛する事が少なかったので、おっ?ここにも桜があったのか〜と、葉桜になってると意外と気に留めないので咲いてる所を見て初めて知ったのでした。

北野天満宮関連で桜を調べても北野桜のことしか出て来ないので実際の品種がよくわからないけどなんて品種なんだろう。花弁が多かったので八重桜だとはおもうのだけど...

京都が前日どれだけの雨風だったのかはよくわからないけれど前日の雨風で散ってしまうのでは・・・と、めちゃくちゃ心配してたけど、なんだ〜桜って結構強いんだな!あぁ良かった。と、この時は胸を撫で下ろしたのでした。そう、この時は...

f:id:amelie43:20210324125245j:plain

拝殿と桜。

f:id:amelie43:20210324125302j:plain

ポンポンしていて可愛らしい桜ですね。
桜餅みたいだね。

f:id:amelie43:20210324123102j:plain

石灯籠や末社の屋根に桜の花びらが積もってる。

f:id:amelie43:20210324125937j:plain

昨日、(天気予報をガン見していたので降った事は知っていたけれど)京都でも雨が降ったんだろう痕跡も朝日でキラキラしちゃったりして清々しいですね。

f:id:amelie43:20210324125354j:plain

北野桜

f:id:amelie43:20210313173534j:plain

北野桜はまだ咲き始めでした。
実は当時は、葉っぱもあったものだから散ってしまったと勘違いしていたんだけど、よく見たら蕾がまだ沢山ありますね。地元に帰ってから気付きました 笑

遅咲きの桜なんだからそりゃそうだろうと、思い返せば間抜けな話だけども、頭働いてなかったんだろうね、いつもか!!

f:id:amelie43:20210313173518j:plain

北野天満宮社報vol.10に北の桜について掲載されていて、北野桜は樹齢120年程だと推定されているのだとか。

幹の下部がえぐれてきた事で樹勢が衰え始めたので、住友林業に苗木の増殖を依頼して組織培養に使われたのが拝殿前に植えられている御神木の紅和魂梅(べにわこんばい)っていうのがまた素敵ですね。この時行われたDNA鑑定で、新種の桜だと判明したんだって。世界どこ探しても北野天満宮にしかないとか高まるったらないよ。

苗木の増殖にも成功したそうだしいつか2代目の北野桜に継承される日が来るのだろうと思うけど初代の桜もまだまだ現役で頑張っていてくれるといいな。来年、また会いに行きたい。来年こそ!!

f:id:amelie43:20210313175535j:plain
2016.04.16撮影 北野桜

開花時は、小さな白い花だけど段々と桃色に色付いていく可憐で可愛らしい桜です。丁度2016年の新種判明時に参拝していた時に桃色に変化した北野桜を撮っていた時の写真がこちら。

f:id:amelie43:20210313175539j:plain

丁度2021年3月25日〜5月21日まで大覚寺との共同特別展が開催されているし4月中に見に行けば北野桜が桃色に色づいている頃だと思うので楽しめるんじゃ無いかなと思う。多分北野さんのSNSとかで発信されるのでは?と思うのでチェックされると良いと思います。

今年は全国的に桜の開花が早いのでどのくらいに見頃になるのか予測が難しいですけども、2016年は4月16日には色づいていましたので参考までに...。

f:id:amelie43:20210326151417j:plain

社務所前にあるから参拝後に東廻廊側の出入り口から出て宝物殿に向かえば途中で北野桜が出迎えてくれるはず!!

ちゃんとした写真がなかったよ....これも、2016年4月16日の遠くからちらりと見える北野桜。多分位置的に舞殿前あたりで撮ったんだろうな...5年前のわたし。

わたしは、今回も行けないのでもう鬼切丸1年以上観れていないよしんどい。辛うじて最後に県外遠征したのが春日大社の展示(安綱・古伯耆展)だったからそこで観れたのがまだ救いだったよ...早くまた観たいなぁ。

絵馬掛け所

f:id:amelie43:20210314191811j:plain

普段は結構修学旅行生たちがキャッキャしてる印象があったから近寄る事無く通過してる事が多かったけど遠くから見ても凄いな。

f:id:amelie43:20210314193442j:plain

よく見かける絵馬掛けと全然違う...肉付きよくて生きてるみたいだわ。京都は学生の町ってよく言われているし天神さんにこれだけ絵馬があるのも頷けるかも。

f:id:amelie43:20210314191745j:plain

一願成就のお牛さんが祀られている石段に椿の花がそっと置かれておりました。

f:id:amelie43:20210314191827j:plain

木の横にある亀石はお牛さんと陰陽一対として陰陽石とされてるって前に狛犬の話聞きに行った時に宝物殿のおっちゃんに聞いた事があった。元気にしてるかなぁ...いろんなとこ回ってるらしいですね。どこかでうっかり会いたいな。

亀石が陰で牛が陽だったっけかな?陰陽信仰の名残りなんだって。肝心のお牛さんの写真は撮ってなかった。こーゆうとこだぞ!!とか思ったりして...

利休梅(りきゅうばい)

f:id:amelie43:20210314090725j:plain

紅梅殿前の庭園に利休梅も綺麗に咲いていました。

f:id:amelie43:20210314090735j:plain

千利休といえば北野大茶湯を思い浮かぶのだけど、利休にちなんだ名前の花木があるの素敵ですね。

明治末期に中国から入ってきた品種らしいので直接利休と関係のある花木では無いけれど茶花として利用されていて、利休忌の頃に花を咲かすので利休梅と日本では呼ばれているんだとか。

f:id:amelie43:20210314164101j:plain

散歩に来る人達もちらほら来初めたので、(いいな〜散歩圏北野天満宮か憧れちゃうとか思いながら)わたしも先を急ぐことにしますか...とふいに目を向けたら、散歩する人に紛れてにゃんこ先生がシュタタタタ!!と人に紛れてジョギングしていたのでした。

そんな北野天満宮の朝であった。

北野天満宮 詳細&アクセス

〒602-8386
京都府京都市上京区馬喰町
HP: https://kitanotenmangu.or.jp/sp/index.php
開門 6:30-17:00
新型コロナウイルス感染拡大防止対策等で時間変更等今後変わる可能性もありますのでHP要確認してください


さて、

北野天満宮で小一時間ほど桜を眺めていたもののまだ8時前だったので、折角だしいつか行こう行こうと行かずじまいだったお寺があるので散歩がてら参拝に行く事に。

千本ゑんま堂(引接寺)

f:id:amelie43:20210315124532j:plain

北野さんから15分くらい歩いたところにある千本ゑんま堂。このあたりは、蓮台野の入り口付近で平安京の三大風葬地のひとつだった事から小野篁自らが刻んだ閻魔法王を祠を建てて安置して死者の魂を弔ったと伝わっています。

前回の鎌倉篇で圓応寺を参拝した時の話でも少し書いたけれど境内に“閻魔堂"があるお寺は数多くありますが、閻魔大王が本尊のお寺は少ないのでは無いでしょうか。

引接寺もそんな数少ない閻魔法王が御本尊のお寺です。

本堂

f:id:amelie43:20210315124544j:plain

受付時間よりずいぶん早かったのでこの日はご挨拶程度の参拝で終えてしまったので、まだ気になるお祭りやおみくじ、ゑんま狂言に案内付き拝観(拝観料500円で御本尊の安置されている扉を開けてくれて色々説明してくださるらしい。案内付きっていうの人から聞いた話なのでまだ実際に体験していないので、"らしい"という事で...)とか色々細かい事も調べてから参拝に来たいので、細かいことは再び参拝に行ってから書きたく思います。

f:id:amelie43:20210326125826j:plain

普通に賽銭箱にお賽銭入れて参拝してしまったのだけども、鐘の上に閻魔様の御湯呑み(萬倍碗(まんばいわん))が取り付けられていて、湯呑みにお賽銭入れば一万回参拝した位の功徳が得られるとか。

疑り深いもんだから投げたらあかんのでは?と思ってやらなかったけど本当にそこに賽銭入れて良いのならばチャレンジしてみたい気もします。

でも、熱田神宮清水社でもスカッと外しているくらいコントロール能力の欠落があるので入ったら逆にそこで運使い切ってしまう気がしないでもないです。そして、撮った気がしたけど写真がありませんでした。多分ピント合ってなくて消しちゃったのかな。次の機会、次の機会!!

f:id:amelie43:20210326125805j:plain

割とシュールなとこあったりする。
参拝記念の写真パネル 笑

f:id:amelie43:20210316235911j:plain

境内に閻魔様のでっかいお人形が飾ってあったのだけど、う、う〜ん!!茶色くなっちゃってて見えないや。見える位置とかあんのかな?と、お前は刀を見てんのか?バリにぐるぐる回ったものの全く見えなかったので防犯カメラに、挙動不審な姿が映ってしまったかもしれない。出禁になると困るので、キリのいいところで諦めときました。←

八重桜

f:id:amelie43:20210315124438j:plain

めちっちゃ綺麗に咲いていた。
引接寺は普賢象(ふげんぞう)という八重桜が有名で椿のように花冠ごとポトリと落ちる珍しい品種です。開花時期が4月下旬で殆どの桜が散った後に咲くのでお花見はしごはなかなか難しいですね。

八重桜と手っ取り早くずる賢く一括りにまとめてしまったけれど、引接寺の桜は何種類かの八重桜があって一葉,琴平,松月.関山,普賢象桜に二尊院普賢象桜などなど。

f:id:amelie43:20210315124516j:plain

八重桜が一番可愛くて桜の中では好きなのだけど
いかんせん見分け方が難しくて色が極端に違わないとどれがどれだか品種の区別全くできないので自信がないから少しは見分けられるようになりたいなぁとは思うんだけどなかなか...。

f:id:amelie43:20210330225500j:plain

遅咲きの桜が多いので4月中旬くらいまで桜は楽しめそうですね。その年の気温によって多少見頃は前後するだろうけど、花見=ソメイヨシノってところがあるので、ソメイヨシノが散った後なら花見目当ての観光客は減るので遅咲き桜巡りの方がゆっくり桜を見れたりするかもしれないですね。

来年こそ、来年こそまた京都でお花見したいよ!!!

f:id:amelie43:20210326125858j:plain

千本ゑんま堂にもお猫さんがいて花見しておりました。北野さんとこにいたねっこさんと雰囲気が似てるね、ご家族ですかね?

千本ゑんま堂(引接寺) 詳細&アクセス

〒602-8307
京都府京都市上京区閻魔前町34
開門時間 9:00-16:30
本堂内部拝観時間(行事除く)
9:30,10:30,11:30,13:00,14:30,16:00(拝観料500円)
新型コロナウイルス感染拡大防止対策等で開門時間や内部拝観など変更される可能性もありますのでHP要確認
HP: http://yenmado.blogspot.com/?m=1

さて、3月は2本くらい書きたいとかいってあと数十分で4月なわけですけども、結局のところ1本でしたわ。エイプリルフール前夜祭かよ。飛んだホラ吹きだな!!!

せめて、季節感出したかった。タイムライン乗ってるっぽくしたかったけど3年遅れの桜巡りは続く!!



ではまた!!!

参考資料:北野天満宮社報 | 北野天満宮

【 #鎌倉散歩旅2017 ③】オチビさん展と謎めいた雰囲気のある海蔵寺(2017.5.27)【アンノ邸&海蔵寺+α】

以前Netflixで、聞いた事もないような国から不正ログイン(3ヶ国位)を立て続けにやられて、気味悪くて退会していたのだけど何年かぶりに復活しまして(パスワードもアホみたいに長いのに定期的にばんばん変えるようにして)、復活したからには、ガンガン見るぜコレ!!と、色々見ていたんだけど天巡者彼岸之嫁がむっちゃ面白くてやたらハマっております。Netflixって意外と華流系ドラマ豊富なんですね。

こんばんは、あめんぼです。
次は、返校を観ようと思っております。

前回の続き

ちょっと待て・・・今13時半なんだが・・・整理券配布現時点で16時半入場回だって・・・?メインがオチビサン展だってのに入れなかったらあほやん!!!行かねば!!!!と大急ぎで会場へむかったのだけど、

実は北鎌倉巡りを前半に選んでいたのは理由があって、亀ケ谷坂切通をぶっちぎって行けるからである。

毎度旅では、あの経路は段取り悪かったなとか、この道を使えばよかった・・・・とか、スマホのナビを頼ったから迂回しちゃったな・・・・と、反省点がわんさか出てくるんだけど、この時ばかりは、切通ルートに決めていた自分大勝利だったわ!!天才か!!!と自画自賛したとかしないとか。クッソ焦ってたのとダッシュしていたので写真とかそんなん撮ってる暇なかったんだけどめちゃくちゃ綺麗で風情があったんだよ。でも道路は舗装されてるから切り通し歩いてる感じはあんまりしなかったけれども。

f:id:amelie43:20201212164120j:plain

つ、着いた!!

入場時間は17時~の回の整理券を何とか受け取れたものの、14時から17時か〜3時間もあるぞ・・・・・。

安野モヨコ先生甘く見ていたぜ・・・・。ご自宅での個展だし15時あたりに伺って小1時間位とか浅はかな事を考えていた(ちなみに、当初の予定で行っていたら観れていなかった事にゾッとしつつ、あの時比較的Twitterほんとになう感覚で呟いてたから、ここ最近は旅してる最中にTwitter開く事が少なくなってきたので気付かずに、はい、見れませんでしたとかあったかもしれない。

3時間・・・・いつもなら余裕で自由時間やっほー!!とか思うんだけど、このエリアはオチビサン展観終わったら移動!とか決めていたもんだから全く情報収集をしておらず、時間までは近隣を散策する事にしたのだけど、おっっ?おおっっ??と結構堪能してしまったので、それは後半で書く事にしまして・・・・

オチビさん展 in アンノ邸

f:id:amelie43:20201212163939j:plain

入館10分前くらいに、再び会場に行って待機列で待っておりました。わー!!超ワクワクする!!!皆さん安野モヨコ先生ご存知かと思うのですが、ハッピーマニアさくらんシュガシュガルーンなどが代表作の漫画家さんなんですが、実は私は安野先生のとある作風のファンだったりするのです。

だからつまみ食い要素のある人間なので、いいや、私は全部好きだ!!って言う方からしてみたら生暖かい目で見られがちなのかもではあるけど、その辺は御容赦いただきたく思います。

f:id:amelie43:20201228105502j:plain

受付でもらった、オチビサン展のチケット。ナゼニとパンくいのトリオじゃないか〜っ!!しおりみたいになっていてめちゃくちゃ可愛い!!と、受け取った瞬間ニヤリとしてしまっていたかもしれない。

でも、しおりとして使うと、いつ失くすか分からないので旅ノートにまとめてある。どこ行ったか分からなくならなくていいしね!

アンノ邸の表札

f:id:amelie43:20201212171617j:plain

カントクから表札の事は皆さんにお伝えするように、と言われておりまして。鎌倉彫りで作っていて字はモヨコ先生なんですよ。』

と、スタッフの方が、ニコニコと説明していた。

安野モヨコ先生の旦那さんは庵野秀明監督です。シンゴジラとかエヴァの監督で監督不行届のカントクくんです。知ってる人のが多いと思うけども、念のため。

そんなわけで、安野モヨコ先生と庵野秀明監督のお家に初潜入!!\\\\٩( 'ω' )و ////ヤッホーイ

f:id:amelie43:20201212203141j:plain

靴棚の上にオチビサン達のあみぐるみがいた。

f:id:amelie43:20201212203126j:plain

階段にも!!鎌倉のアンノ邸は白熱灯だからほんのり黄色い光が心地よいですね。

オチビさん展

f:id:amelie43:20201212190808j:plain

オチビサンのトレードマークのポンポンニット帽とともに過去のオチビサンの原画がズラリと展示されていました。お家だし原画だし撮影禁止なのかな?と、思っていたら家の外観以外は屋内の撮影全て可で驚いてしまった。

f:id:amelie43:20201212185737j:plain

オチビサンの舞台は、鎌倉のどこかにある豆粒町という架空の小さな町なのだけど、展示会場を鎌倉にしたの粋だなって〜って思ったんだけど、

まさかまさかまさか自宅でやるとは思いもよらなかったですよ。ほら、最近なんて物騒じゃん?私らみたいな素人だってあれですよ・・・・?不特定多数の見ず知らずの人間、自宅に招き入れようなんて恐ろしくて絶対知ってる人(だからと言って誰でもじゃない)しか家にあげようと思わんじゃん?まさか著名人がこんなぶっ飛んだ企画やろうとは。

いやしかし、この鎌倉アンノ邸の雰囲気がオチビサンの世界感にあっていて、もしかしてここも舞台のひとつなのかもな。家全体がある意味オチビサンの資料、鎌倉アンノ邸であえて個展、なるほどな。と、納得もしつつ心配もしつつ・・・・。

f:id:amelie43:20201212190748j:plain

オチビサンの原画。

オチビサンは、ポショワール技法で着色されています。ステンシルと言われるとピンとくるかとおもいますが、金属や紙の型紙を作って紙に当てて着色したい部分に絵の具を転写していく技法です。

今は休刊してしまったのだけど、プリンツ21という季刊誌があって毎号1人の作家さんの特集をまるまる一冊(連載ページ除く)で取り上げて紹介していく雑誌で、たしか2〜3年くらい定期購読してたんだけど、安野モヨコ特集の回があってその時にこのポショワール技法で創作をしているという事を知ったのでした。

マニアックな雑誌だったな〜。みんな好きで定期購読始めると休刊してしまうよ・・・・切ねぇです。

f:id:amelie43:20210201232802j:plain
※引っ張り出してみたら2009年秋号だった。ひぇ、11年半位前じゃん。

安野モヨココピックのイメージがあって、あれっ?こんな作風だったかしら?と思ってから気になり出してよく見ていたんですね。なので、初めに言った安野先生のとある作風のファンというのは、このポショワール技法で製作された作品のことだったりします。

f:id:amelie43:20201212185713j:plain

オチビサンが出来るまでのパネルの展示もありました。どこかで見たことあるな〜と思ったら、先ほど書いたプリンツ21で特集が組まれていた時に掲載されたものだったのだけど、雑誌で見るより見やすかったのでより頭の中に入ってきやすかった。

と、いうのも、

f:id:amelie43:20201212185437j:plain

実際に使った型紙やスタンプ台(安野先生は、色々改良して型紙はトレーシングペーパーでカットしてその上から絵の具ではなくスタンプ台をポンポンと押していく手法をとっている)も展示されていたので、こんな感じにカットしてるんだなと。

スクリーントーンで慣れてるからトレーシングペーパーカットするのもそんなに苦ではないんだって。

f:id:amelie43:20201212201553j:plain

キモノガール

f:id:amelie43:20201212194845j:plain

キモノガールシリーズの原画があったのも嬉しかった!!このキモノガール見て好きになったんですよ。

f:id:amelie43:20201212194857j:plain

同じ絵柄でも色で雰囲気違って見えるから面白いですよね。版画は見るのは好きだけどちゃんと挑戦した事は無いので(思い返せば小学生の時の木版画の授業とか子供の頃プリントごっこで年賀状作った位かも。)いずれチャレンジしてみたい気もする。いずれがくるのか私のことだから分からないけども 笑

f:id:amelie43:20201212195553j:plain

f:id:amelie43:20210127072156j:plain

安野先生のキモノガールシリーズは、ここ数年カレンダーになると購入しているのだけどオンラインストアでカレンダーを購入すると年賀状をいただけるので毎年どんなデザインがくるか楽しみなんだけど、昨年ボックスで復刻安野モヨコ年賀状と、キモノガールポストカードを買ってしまった。

アンノ邸のインテリア

f:id:amelie43:20201212190759j:plain

鎌倉 アンノ邸は、インテリアがほんっとにおしゃれなんですよね。家具選びとかインテリアの配置とか空間空間にぴったりあっていてこれはきっとモヨコさんのセンスなんだろうな。

私だと家に合うかじゃなくて、自分の好みを買ってしまう。結局部屋に合わなくて日の目を見ないままのものとかも実は結構ある。最近は、断捨離をしていく方向にしようと少しずつ整理を始めているくらい。

f:id:amelie43:20201214084613j:plain


f:id:amelie43:20201212203153j:plain

サンルームにあった籐のランプシェード。お客さんもたくさんいたので空間は写真撮るのは控えましたが、サンルームの雰囲気に馴染んでるんですよ。

また、いい感じの風や日差しも柔らかで、ここでお茶でもしながら本とか読んだら最高だろうなぁ。古民家、憧れる。憧れで終わりそうだけど・・・。

f:id:amelie43:20201212211108j:plain

ふかふかベッドにいい感じの照明。

f:id:amelie43:20201212211127j:plain

監督不行届の後半に、この鎌倉アンノ邸を庵野監督が一目惚れして購入したっていう話があるのだけど、

「窓枠が全部木だよ〜〜!!!」

庵野監督が言ってるコマがあるんだけど、本当に全部木枠で、いいなぁこの家、落ち着くな〜とか思いながら見ていました。iBooksで購入して読んでおいてよかった。オチビサンもこういった古民家のお家が出てくるから先にも書いているけど雰囲気が伝わってきて、会場含めて世界観が伝わってきた展示でした。

f:id:amelie43:20201212203209j:plain

f:id:amelie43:20201212203226j:plain

f:id:amelie43:20201212211211j:plain

えっ、凄い。ゴダンの薪ストーブあるよ!!カッコイイ!!!うひゃーえらいおしゃれですよ、知ってたけども!!!それにしてもゴダン、30万はするよね・・・。うちなんて1万5〜6千円の石油ファンヒーターだわこんにゃろう。

このお部屋だけは雰囲気が他の部屋と違ったのでリフォームされたのかな?

f:id:amelie43:20210206194749j:plain

キモノガールが展示されていたお部屋でした。

そうそう!この部屋から裏庭が見えるんですが、思わず二度見してしまったんですよ。

f:id:amelie43:20201212211157j:plain

えっ?まって、裏庭にやぐらあるの?

鎌倉らしいといえば鎌倉らしくもあるのですが、敷地内にやぐらがあると日が暮れ始めると流石にゾクリとするね。左手側は物置かな?

f:id:amelie43:20210206194725j:plain

やぐら(だったもの?)の手前には階段がある。もともとやぐらがあった場所に土地を最初に所有した方がお家建てたのだろうけど、まさか家の裏にと思ったけども、確かにあり得なくも無いのか。家の裏に山があったりとかすれば。

f:id:amelie43:20210206194746j:plain

お庭のライトが点灯し始めたので、名残惜しいけどそろそろおいとましましょうか。

f:id:amelie43:20210123213241j:plain

この鎌倉アンノ邸は、生活の基盤というよりたまにのんびりしにくる為のセカンドハウスっぽい印象がありました。兎にも角にもアンノ邸含めて全部資料のをやうな展示会で1時間ちょっとの滞在でしたがかなり満喫出来ました。こんな事でもなければ、お邪魔できないしもうこんな機会やって来ないだろうし、そりゃあもう満喫しましたとも。

オチビサン戦利品

アンノ邸では、グッズが既に完売状態で涙目なわたしであった。

「商店街の方にも少し扱っているんですが・・・」

ってスタッフの方が言ってたので、お店を教えてもらって鎌倉八座さんにそそくさと向かいました。

御朱印帳とオチビサン豆本キットとマスキングテープを購入。キモノガール系のものないかな?と探したけどキモノガールはなかったから大きなお姉さんのポストカードはオンラインショップで買うことに。

アンノ邸では無くなってしまっていた鎌倉お散歩マップとコースターもまだ配布されていたので無事に入手して任務完了でございました。

グッズとは関係ないけど、お土産と自分用に鎌倉okashi 0467 giftというかお店のクッキーを買った。

「このお菓子屋さんの0467は鎌倉の市外局番なんですよね〜。」

ってスタッフさんが教えてくれた。

こちらの鎌倉八座さんお土産屋さんなんだけどディスプレイや扱ってるものがオシャレだったなあ。スタッフの方も気さくで雰囲気の良いお店だったので、また近隣を散策した時はここでお土産買おうと思います。(ガッツリとしたお土産というよりは誰かにこれ買っていこうって感じの個人にあげる感じ。)

買えなかったものは後日、オンラインショップでガッチリ入手しました。可愛い!!!

鎌倉八座アクセス

〠248-0006
神奈川県鎌倉市小町1丁目7-3
☎︎0467-84-7766
営業時間10:00-17:00
※新型コロナの影響で時短営業中です。HPで事前に確認してください。
HP: https://kamakurahachiza.jp

さて、オチビサン展まで3時間程あったので前後しますが散策したのが海蔵寺というお寺、ここがまた雰囲気がとてもよかったのです。

海蔵寺

f:id:amelie43:20210116152759j:plain

門前にある案内板によると、鎌倉時代には七堂伽藍(しちどうがらん)を持った規模が大きなお寺だったと言われていて鎌倉幕府滅亡時に焼失してしまい、応永元年(1394年)に鎌倉公方足利氏満の命で上杉氏が、心昭空外(しんしょうくうがい)を招いて再建。扇ガ谷上杉氏の保護を受けて栄えたんだそうだ。

本堂(龍護殿)

f:id:amelie43:20210124024651j:plain

御本尊は薬師如来なのだけど、藤原景清(平景清)とその娘である人丸姫の十一面観音(非公開)が、安置されていると伝わる。

海蔵寺から少し離れたところにある化粧坂の入口付近に、景清窟という頼朝暗殺に失敗した景清が捕らわれた土牢で絶命した場所が遺跡として残っている。(海蔵寺が管理)

捕らえられた景清に会うために京から鎌倉までやって来た娘の人丸姫は、願い叶わず既に景清は死亡、断食の末の餓死だった。毎日食事は与えられていたのだが、口にする事はなかったそうだ。

人丸姫が景清を弔うために、景清が幽閉されていた土牢の上に草庵を建て十一面観音を祀る。十一面観音は景清の念持仏(ねんじぶつ)だった。人丸姫の死後、草庵は廃寺、江戸時代に向陽庵という名で再建、再び廃寺となった為、海蔵寺にやって来て今に至る。

鎌倉三十三ヶ所観音霊場 第二十六番札所の十一面観音は、この景清の念持仏(ねんじぶつ)かと思う。

景清の最期に関しては色々説がありますがどれが本当なんだろう。歴史って書き換えられるものだからどれが本当か以前に真実なんて意外と何にも私たちは知らないのかもしれないね。とか、時間遡行軍側じみた事を言ってしまったけども、また旅を再開させたらその時は巡る計画しよう。

扁額

f:id:amelie43:20210119124929j:plain

海蔵寺の吊灯籠

f:id:amelie43:20210119125719j:plain
f:id:amelie43:20210120124038j:plain

海蔵寺の吊灯籠が好み過ぎだった・・・・。
丸みのある吊灯籠が大好きなのです。もうちょっと近くで撮ればよかったな。

f:id:amelie43:20210120124053j:plain

海蔵寺も山沿いにあるのでやぐらが何個かあって、古びた鳥居のあるやぐらがあったんだけど何故だか蚕ノ社にある白清社のようなゾクッとする感覚があったのだけど、薄暗かったからなのかな。

茶室と庭園(非公開)

f:id:amelie43:20210120124234j:plain

本堂の裏には、茶室と庭園があって、時期には水蓮が咲くのだそうだ。やぐら側から覗き込む。茶室から池を眺めたら睡蓮や菖蒲の時期は綺麗だろう。

花の寺

f:id:amelie43:20210120084554j:plain

花の寺と呼ばれているだけあって至る所に花が咲いていた。今はこじんまりとした小さなお寺だけどいついっても楽しませてくれるんじゃないかな。カイドウとハギの花で有名なんだって。

何てこったカイドウはもう散ってしまったし、ハギには全然早い時期に来てしまった〜!!!!

今回巡った殆どのお寺にはサツキが植えられていてどのお寺も綺麗に花を咲かせていた。サツキといえば、京都の善峯寺のサツキも見てみたいな。まだ、参拝に行ったことが無いのです。今年も無理そうな気がするから来年あたりに計画を立てようかな。

f:id:amelie43:20210120084627j:plain

サツキの花に埋もれる観音様の石像。

幼なげなお顔の観音様で可愛らしい。サツキがまるで花の山の様でなんとも綺麗で神秘的だったのを覚えているのだけど、なんでこの時全体像撮らなかったんだろうなぁ・・・・とか自分で自分によくダメ出しをしたりする事があるんだけど、場の雰囲気を味わってしまうんだろうな。

f:id:amelie43:20210120084638j:plain

f:id:amelie43:20210120084616j:plain

庭師の方も入っているけれど、この庭園はご住職が手入れをされているんだって。ゆっくり時間が過ぎていきすぎて、わー蜜吸ってる!!とか(心の中で)キャッキャしていた。

f:id:amelie43:20210120084605j:plain

f:id:amelie43:20210126215914j:plainf:id:amelie43:20210126215910j:plain

f:id:amelie43:20210122083926j:plain

仏殿(薬師堂)

f:id:amelie43:20210123225413j:plain

浄智寺から移築(1776年)されたもの。薬師三尊像や十二神将像、伽藍神像が安置されていた。浄智寺からどんな経緯で移築される事になったんだろう。最近徐々に消化し始めている積読本の中にも浄智寺海蔵寺の関係性については記憶にないから載ってなかったんだろうな。

元々は海蔵寺はかなり規模の大きな寺院で塔頭も7院ほどあったそうだから近隣の住宅地は海蔵寺の境内だったのではないだろうか。今では、本堂とこの仏殿のみが残っている。昔を知らないけども、なんだかちょっと寂しい。この昔は規模が〜、という話は旅先の案内板ではよく目にする(地元でもだけど)けど、どこでも時代の移り変わりで小さく小さくなっていくのってやっぱりなんだかしんみりしてしまうね。

f:id:amelie43:20210123225418j:plain

仏殿の本尊は、薬師堂の別名通りで薬師如来、脇侍に日光菩薩月光菩薩。金がずいぶん剥げてきてしまっているが昔は黄金だったのだろう。三尊を守るように薬師如来の眷属である十二神将が更に脇を固める。

海蔵寺は不思議な話が多いのだけどそのひとつとしてこの薬師如来の伝説がある。

お寺の背後にある山麓から毎晩哀しげな赤ん坊の啼き声が聞こえてくるので開山禅師が声がする方へ向かうと古い墓石から聞こえてくる。かと思えば突然金色の光が溢れ出し芳香まで漂ってくる。開山は経を読み、袈裟を脱いで墓を覆ってみると、赤ん坊の啼き声が止んだ。翌日、人を遣わせてその場所を掘ってみると、立派な薬師如来の顔があった。

開山は、新たに薬師如来像を造立し発掘した顔を胎内に納め、祀る事となった。以来、61年目に胎内の像を開帳する慣わしにして現在に至る。

そんな伝説があるのでこの薬師如来像は啼薬師(なきやくし)児護薬師(こもりやくし)と呼ばれているそうだけども、御開帳は61年に一度か・・・ただし、初回の開帳された年が定かでないらしいので開帳されるは不明らしい。噂によると前回の開帳は1997年だったらしい。比較的最近じゃん。これが正確な情報なら次は2058年だけど、その時生きてるんかな・・・わたし。

底抜けの井

鎌倉には、鎌倉十井(かまくらじっせい)という、江戸時代に新編鎌倉志という地誌で選定された、鎌倉の良水が湧いた井戸や伝説が残る井戸がある。

f:id:amelie43:20210120124731j:plain

その鎌倉十井のひとつが海蔵寺のすぐ横にあるのですよ。底抜けの井というらしいのだけど、決して深くは見えない。底抜けねぇ・・・と、思っていたら、千代能という尼僧(安達泰盛の娘の安達千代野)が、この井戸に水を汲みに来た時、水桶の底が抜けて

千代能がいただく桶の底脱けて
水たまらねば月もやどらず

そう詠った事から底抜けの井と呼ばれるようになったんだとか。どれだけ深いのか、深くは見えないけど実は深いのか?光の反射で実は見えていないのではとかしゃがんで覗き込んでいた私は、案内板を読んだ後スン・・・となって、立ち上がったのは言うまでもない。

f:id:amelie43:20210120124744j:plain

つまり井戸の底の事じゃ無くて、水桶の底が抜けた時に悟りが開けたよっていう歌から底抜けの井と呼ばれているって事なんですね。

明月院の開山堂のところにある瓶ノ井(つるべのい)鶴岡八幡宮近くの観光エリアと住宅街エリアの境界線みたいなとこにある鉄ノ井(くろがねのい)とか意外と行った先にあったりもしくはさりげなくありすぎて素通りしたりしているから、あんなところに?と、いう場所にあるので鎌倉に行ったらキョロキョロしでみると新しい発見があるかもしれないですね。

十六ノ井

海蔵寺は参拝時に拝観料はかからないのだけど、左手奥にある十六ノ井を拝観するには境内にある木箱に100円拝観料を納めてから拝観するのだけど、ちょっとした探検気分が味わえるのでとてもお勧めです。

f:id:amelie43:20210121124809j:plain

仏殿の横に小さな通路があるので、進んでいく。

民家があったりして、ちょっとドキドキするけれど昔はここも海蔵寺の敷地内だったのだろうと思う。突き当たりに小さな看板があるのだけと、それはパン屋さんの看板だった。こんなところに、パン屋さんが・・・!!

f:id:amelie43:20210121124825j:plain

お、道標発見。
至る所にこの道標があるので迷わないで行けます。
矢印の方を進んでいくと・・・

f:id:amelie43:20210121124736j:plain

あった!!さらに矢印は続いていってその先が、

f:id:amelie43:20210121124707j:plain

ワクワクするわけです。

子供の時来たらぜったい探検隊ごっことか絶対やってた。鎌倉来たー!!!って感じだよ最高ですね。別れ道になってるけど、ワクワクする方に進みます。右行ったら何があるのかも気になるところではあるけど、ワクワクする方へ。矢印もちゃんとついてる。

f:id:amelie43:20210121125007j:plain

鎌倉の岩石ってやわらかいから岩に穴をあけたり切り通し作ったりやぐらを作ったりが出来たみたいですね。

海蔵寺の裏山は、源頼朝が切り通しを途中で断念したそうだ。十六ノ井へいくための拝観料を支払った際もらえる(アクリルの箱に入っている)海蔵寺略縁起に載っていた。

f:id:amelie43:20210121125054j:plain

岩穴を潜ると、より鬱蒼となる。遠くに矢印が見えるからあそこだな!と矢印を目指して歩いていく。

f:id:amelie43:20210121125035j:plain

あった!矢印の方向を見ると・・・

f:id:amelie43:20210121124857j:plain

うわっ??

と、思わず言ってしまったりして。

こう、屋根があって紐で括られた桶で井戸水を汲んだりするつるべ井戸だとか、底抜けの井みたいのとか、ポンプ式はないだろうけど、貞子的な?そういう井戸が十六ノ井っていうくらいだから16個あるものだと思ってたら岩窟というかやぐらなのか、なんともミステリアスな雰囲気を醸し出してる。

余談だけど、海蔵寺に行ってからしばらくしてアマプラでドラマを音聞き程度に連続再生設定してたらたまたま目に写ったシーンで見覚えがある景色だぞ?となって、この道中と十六ノ井(の扉)が出てきたもんだからタイムリーでびっくりした思い出がある。確か、杏主演のxxxHOLiCってやつで、一言余計な事言うけども今観るとなんと無くあぁ〜、と違う目線で観てしまうかもしれないキャストだなとか思っちゃうわけよ。さっさと書いちゃえば、あぁ〜も無かったけど今はhuluで配信してるみたいだから間違い無かったよな?と事実確認してたら、あぁ〜そうだったわこのキャストは〜となったのだった。時の流れはコワイデスネ←

f:id:amelie43:20210121124751j:plain

石碑に十六ノ井とあるので間違えてはいないはずだと、階段を登ってみる。

f:id:amelie43:20210121124931j:plain

蔦やシダ植物に覆われていて中も真っ暗だよ。覗くのドキドキしちゃうな。異世界とか行っちゃったりしちゃいそうだよ。

f:id:amelie43:20210121124650j:plain

広角レンズ持ってきてなかったから全体が撮れていないのだけど、縦4列×横4列の十六の穴があり水が湧いている。その名の通りで十六ノ井があった。

正面の壁面に観音菩薩像が安置されていて観音菩薩の手前にいる小さな石像は弘法大師らしい。この井戸に関してはまだ解明されていない事が多く謎の井戸なんだそうだ。ますますミステリアス。

周りに誰もいなかったってのもあって、わーこりゃ凄いなとか独り言つぶやいちゃったんだけど、呟きでも声響くくらい静かだった。翌年もう一度参拝に来る機会があってその時もう一度この十六ノ井を拝観したのだけど、その時ふと、おや・・・もしや?というのがあったのだけど、それはまたその時の記事に書こうと思う。いつになる事やらダケドネ

底抜けの井や、十六の井があることから海蔵寺は水の寺とも呼ばれているそうですよ。

f:id:amelie43:20210121124840j:plain

さて、戻るかと思ったら、日が陰ってきだもんだから、怪奇な雰囲気漂っておりました。

f:id:amelie43:20210121124949j:plain

木々が多い山際なので影が多いのは当たり前なんだけどトンネル抜けて海蔵寺側に戻った時元の空気に戻ったような気がしたし、十六ノ井側に入った時一瞬ゾクリと空気が変わった気がしたし人間って視覚で体感が変わるなぁ。

f:id:amelie43:20210121124915j:plain

岩の質感が、いい塩梅に雰囲気醸し出してるんですよこれがまた〜!!地層学全然詳しく無いけど見るのは好きだもんだから歩いていて楽しかったです。

f:id:amelie43:20210121124719j:plain

近くで見るとこんな感じの岩の質感。

この辺りは、車通りも近隣に住われている方くらいなのでとても静かでのんびりと拝観できるし独特の雰囲気もあってとても堪能出来たのでした!!

次に拝観するときはもっと予習して色々な観点からがっつりと散策させていただきたく思います。蛇居ヶ谷(寂居ヶ谷)の大堀切や景清窟にも行けていないのでサンダルじゃ無いちゃんとした靴はいてガッツリ歩く装備でやって来ようと思います。

海蔵寺 アクセス

〒248-0011
神奈川県鎌倉市扇ガ谷4-18-8
拝観時間 9:30-16:30
HP:https://trip-kamakura.com/place/92.html
JR鎌倉駅西口から徒歩20分

鶴岡八幡宮

f:id:amelie43:20210121212227j:plain

帰り際せっかくなので鶴岡八幡宮を参拝。

今まで日中参拝に行くことが多かったので日が暮れはじめてから来たのははじめてかもしれない。

f:id:amelie43:20210121212217j:plain

わたし、夕暮れ時の神社が好きなんですよね。明け方とかも好きだけど、こうポッとあかりが灯るといつもと違った雰囲気になるじゃないですか。暖色系の灯りは、ほんと素敵。

適当に撮っちゃったもんでピントが合ってないや 笑

f:id:amelie43:20210121212433j:plain

鶴岡八幡宮の神紋、鶴の丸の行燈が参道に配置されていて幻想的。

f:id:amelie43:20210121212222j:plain

鶴岡八幡宮で一番好きな舞殿!!相変わらず美しいなと思いながら歩いていたら篝火も焚かれていて雅楽まで聞こえてきて、えっ?神事?神事なの?いやいやそれだともっと人だかりが出来てるよね?と、ゆっくり近づいて行ったんですよ。

f:id:amelie43:20210121212447j:plain

ああっっ!神前式やられてる!!

しかもしかもしかも、


幸あかり式!!!


1日1組限定の夕方に行われる神前式なんだそうですよ!!行燈や篝火もこの幸あかり式の時だったからですね。新郎さんが海外の方だったんですけど違和感なく着こなしてらっしゃってなんともおめでたい日に偶然居合わせる事が出来ました。末永くお幸せに!!!

f:id:amelie43:20210121212701j:plain

本殿で参拝を終えて後ろを振り返ったら、丁度神楽が始まっていて巫女さんが舞っていました。

いつもは参拝者の方が沢山いるし階段も急なので早く降りなくてはと思ってあんまりゆっくり眺めたことないのだけど、段葛(だんかずら)由比ヶ浜の一ノ鳥居まで見えるんですね。ほんとに一直線に海まで繋がってる。

鎌倉、好きなのだけどそこまで数多く行っていないからまだ鶴岡八幡宮も隅々まで巡る機会が無くて、数年前に出来た鎌倉文華館も気になっているのだけど未だに行けていないんですよね。

鎌倉泊まりがけで行ったこと無いけど次は泊まりがけで行ってみたい気がします。

鶴岡八幡宮御朱印

f:id:amelie43:20210121212417j:plain
1年ぶりに参拝したので御朱印もいただきました。
幸あかり式の行燈とともにパチリと。

鶴岡八幡宮アクセス

〒248−8588
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1−31
開門時間
10月〜3月: 6時〜21時
4月〜9月: 5時〜21時
新型コロナウイルスの影響で当面の間、閉門は20:00となります。時間は変更される可能性もあるのでHPでご確認ください。
HP: https://www.hachimangu.or.jp

監督不行届 (FEEL COMICS)

監督不行届 (FEEL COMICS)

オチビサン 9巻

オチビサン 9巻

英語版もあります
英語版は優しい英語なのでわかりやすいし大人になってそういや英語苦手だったなぁ...という方には漫画読みながら英語に触れあえるので楽しめてオススメです。漫画は英語版読むの好きだったりします。

帰り道、あぁここシンゴジラで見た景観だなってとこあったりして当時は庵野監督って自分が住んでる家までゴジラに破壊させてほんとこの人ドMだなとか思ってたんですけど、つい最近内閣総辞職ビームが観たくなって、Netflixで観てたんですよ。

そしたら第四形態の鎌倉さんってJR横須賀線を沿うようにして北上していくので丁度ガード手前がアンノ邸側なんで上手いこと自分ちはゴジラに破壊させてねえな・・・と、煎餅食べながら思っていたりします 笑

サクサク進めようと思ったらうっかり秘宝の里でコイコイしちゃってたので、旅の記録を追い上げていかねば!!3月中に目標2本あげるぞ、あげたい・・・あげ、れれ・・・ば←



ではまた!



鎌倉2017初夏篇
完!!

instagramでも旅の写真公開中◉

【 #鎌倉散歩旅2017 ②】鎌倉異空間ロード【圓應寺+α】


鶴丸が修行に行ってしまった.....前記事で、兄者が修行に行ってしまったとか言ってた気がする....でも今日帰ってくるんだ。仕事終わって本丸に行くのが楽しみです。

こんにちは!あめんぼです。
前置き箇所だけ仕事の休憩時間に珍しく書いておりました。

さて、2021年の抱負として過去の旅を更新し尽くしてから県外遠征に行くとしたので(まぁどうせ昨年より新型コロナの感染者数やべえ数なのでこんなんなら旅とか会社のいうこと聞かんで行っときゃよかったわ〜昨年のうちにって思ったわクビになったかもしれんけどな。まぁ行かんけども。こう見えて保守的な人間なので...そんなこんなで、過去の旅を書きながら旅した気分に今年はなることにするよ。)頑張って更新していくぞー!!というわけで前回から始まった鎌倉旅の続きです。

圓應寺

北鎌倉駅を出てすぐの壁にあるとあるお寺の看板見覚えのある方も多いんじゃないかなと思うのですよ。

この看板なんですけど、子供の時家族旅行で鎌倉に行った時凄く怖くて仕方なかったんですけども...ほら、お婆ちゃんとかに嘘つくと閻魔様に舌を抜かれるとか言われるじゃないですか。

不思議なことに大人になったら子供の時怖かったものに興味がむいてしまって何故だか足を運ぶ機会が増えてしまっているものの一つが閻魔様だったりします。

幽霊だとか妖怪だとか鬱蒼とした場所とかも怖くて仕方なかったのだけど百鬼夜行とか幽霊画とかも公開されると率先して観にいっちゃったりしてるんだけど何でかな〜?といまだに不思議である。

で、数十年経ってやっと参拝に来たわけですが、

素通りした。

階段の前に石柱があったり山門の先に階段があったりというのが多いけど、石垣に先に添付した閻魔様の写真付きの看板が貼ってあるだけだったので、駅や道中周辺に掲げられているそれだと思って普通に素通りしてしまった。

あれっ?これ通り過ぎてねぇか...?と地図を見るとやっぱり通り過ぎている...おっかしいな...建長寺の向かい側付近のはずなんだけど...もしかしてこの階段??と登ったらあったのでした 笑

鎌倉の地形を考えるとなんとなくこういった作りのお寺は多いのかもしれないなぁ.....と更新しきれていない数々の鎌倉旅をしていた時のことを思い返している。

円応寺は山門を潜って拝観料を支払うとすぐ目の前に本堂がある小さなお寺さんです。

創建は1250年で、鎌倉の大仏様がある場所からほど近い見越獄(みこつのごく)にあったそうなのだけど過去2回お引っ越しをされていて鎌倉幕府討幕の際、犠牲者の弔いの為に足利尊氏由比ヶ浜に移築、元禄地震の後に現在の場所に移っているとされています。由比ヶ浜の頃は、新居閻魔堂という名前だったみたい。円応寺になったのは今の場所に移ってからなのかな?

御本尊は閻魔大王座像で国の重要文化財

本堂に本尊がある前提で別に閻魔堂があったり、寺宝として閻魔像を所蔵していたり...とうお寺は多いけれど、本尊が閻魔大王のお寺は珍しい気がする。

京都で引接寺(千本ゑんま堂)という北野天満宮の近くにあるお寺も閻魔大王が本尊だけど、小野篁が冥界を行き来していた井戸がある六道珍皇寺は閻魔堂はあるけれど本尊が薬師如来だったりするし、なにもないわけではないだろうけど数としては少ないんじゃないかなと思っていたりする。

円応寺も他のお寺さんと同様に堂内は撮影禁止なのでリーフレットの写真が全体像写っているので貼っておきます。

閻魔大王と運慶の伝説

この閻魔大王は、一説によると運慶の作であると言われていて不思議な話があるのだとか。

病で瀕死の状態となった運慶が、閻魔大王の前に引き出されると

お前は生前の慳貪心(けんどんしん) の罪により、地獄に堕ちるべきところであるが、もしお前が我が姿を彫像し、その姿を見た人々が悪行を成さず善縁(ぜんえん)おもむ くのであれば、お前を娑婆(しゃば)に戻してやろう
※ 慳貪心:物惜しみし、欲深いこと。

と、言われると息を吹き返し、閻魔大王坐像を製作、運慶は再び生き返った喜びで笑いながら彫ったため、閻魔大王の顔が笑っているようにも見えるの為"笑い閻魔"とも呼ばれている。

と、いうもの。

円応寺のリーフレットや鎌倉関連の書籍にはよく書かれている話だけれど、参考文献や資料の記載がなかったり閻魔大王の言葉が増えたり減ったりしているから内容は大体同じだけど、どれが正確なのかはよくわからない。別の呼び名もあって人喰い閻魔とか、物騒な名前もあるらしい。

昔の人って夢をかなり重要視してるとこある気がするんだけど、夢の中で言われたことに対して彫刻彫ったり祀れと言われて社殿建てたりとかしてね、まぁ全員が全員行動に移したわけではないだろうけども。

今じゃ、夢で見たから社殿を作る?何を馬鹿なこと言ってるんだいくらかかると思ってるんだよ!で、終わっちゃうよね。土地境界トラブルとかも出てくるだろうし?生々しいけど天の神様の言う通りとはいかないのが現代社会って事で、神様仏様も肩身が狭く住みずらいなぁとか言ってたりしてね。


興醒めしてしまうような事言っちゃうけど、運慶作とする為の後付け話だろうと思うのだけどいつ頃から言われ始めた話なんだろ。そう言う別に知ってどうするよ。な、ところ気になっちゃうのが私の悪い癖(杉下右京風)


さて、伝 運慶作の閻魔大王坐像ですが、
角度によっては笑っているのだろうか....いろんな角度から見たのだけど子供の時の怖いなぁと思った印象が強いのか笑っているように私には見えず感じ方は人それぞれかとは思うけれど、固定観念に囚われてしまっていたのかなぁ。冥界で響き渡る怒号のような威厳のようなものを感じたのだけど栃木県の西明寺の笑い閻魔のように口角もうちょっと上がってたらそう見えたのかもだけど、思い込みは発見を生まないなぁ...つまらない大人になってしまった...。

とはいえ、この閻魔様...頭がかなり大きいのですよ。だもんで激高しているように見えてしまって身がすくむというか萎縮するというか。不思議の国のアリス症候群みたいな奇妙な感覚に落ちいる感じ。

なった事ないからわかんないけども。

十王とは

十王は、人間の死後冥界で使者の生前の行いの裁判を行う十人の王でその審判によって使者の転生先を決定するとされている。

仏教はインド発祥だけど、十王が行う使者の裁判自体は、その後中国で考え出されたものなんだとか。

  1. 秦広王(しんこうおう)/本地仏:不動明王(初七日)
  2. 初江王しょこうおう/本地仏:釈迦如来(ニ七日)
  3. 宋帝王そうていおう/本地仏:文殊菩薩(三七日)
  4. 五官王/本地仏:普賢菩薩(四七日)
  5. 閻魔王/本地仏:地蔵菩薩(五七日)
  6. 変成王へんじょうおう/本地仏:弥勒菩薩(六七日)
  7. 泰山王たいざんおう/本地仏:薬師如来(七七日(四十九日))
  8. 平等王/本地仏:観世音菩薩(百か日)
  9. 都市王/本地仏:勢至菩薩(一周忌)
  10. 五道転輪王ごどうてんりんおう/本地仏:阿弥陀如来(三回忌)

冥界で死者が十人の冥王に出逢う順番なんだとか。確かに中国からだなというお名前ですね。本地仏がそれぞれに当てられてるけれど、こちらは諸説あるが日本独自のものであろうと言われている。細かいことは長くなるので割愛するけど気になる方は調べてくださいませ。(個人的に枻出版社の地獄と極楽という本が字がでかくて読みやすいです)

7日毎の忌日法要の日程で審判が行われているのがなんとなくわかるけど、いかに死者が手厚く供養されているか否かで判決が変わるとか変わらないとか........人望ってやつを調べるのかしら?

こういう事を言うと信仰ある方から嫌悪感を感じられてしまうとは思うのだけど、もあくまで後付け要素で話がどんどんと変化してこういったカタチ出来上がったと考えていて(個人的に道徳教育のために元々はなかった思想が生まれて付け加えられたと思っているので)、この話がもしも本当の話だったなら、今ってほとんど端折って法要を行ってることが多いじゃない?赤文字にした個所くらいじゃないかな〜と思うのだけど今の地獄極楽事情はどんな感じになっちゃってるんだろう?と、閻魔大王を囲むように並ぶ十王を眺めながら思ったりもした。

円応寺に参拝に行った後で、友人に話をしたのだけどその子が十王の事を知っていたので、おお?知ってるの?興味ないかと思ってたよ。と言ったら、アニメで閻魔大王の下で働いてる鬼(ドS)が主人公の話があってそれに出てくるんだよね〜と言っていて、それが"鬼灯の冷徹"という漫画であることを知ったのであった。(わたしは漫画はごく一部しか読まない...(ほぼ読まない)ので何となく認識はあっても知らんので、言っていいのかわからないけどSNSでクロスオーバーでその主人公が審神者やってる二次創作が流れてきて面白くて見てたことがあってその時に、ああ!!!これか!!!!と、知ったのであった。笑)


あれから3年が経ち、まさか鬼滅の刃全巻制覇(最終巻以外はi Booksだけど)するとは思いませんでした。珠世様と愈史郎が好きです。

円応寺御朱印

円応寺の御朱印十王という太くて力強いとても印象的な御朱印でした。力がみなぎってくるようだ。

円応寺 アクセス

〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内1543
拝観時間 3月〜11月9:00-16:00/12月〜2月 9:00-15:30
拝観料:200円
HP: https://kamakura-ennouji.jp
JR横須賀線...北鎌倉下車 徒歩15分
江ノ電バス....鎌倉駅行き→建長寺下社


長壽寺


参拝の順番が前後するけれど、明月院から円応寺に向かっている途中で足利尊氏菩提寺である長壽寺の特別拝観をやっていたので拝観することに。

長寿寺(正式には長"壽"寺と書く。)は、季節や曜日限定での公開みたい。

主に春(4~6月)と秋(10〜11月)と金〜日曜日と祝日限定での公開なのだとか。紅葉の時はお庭が赤く染まりとても美しいんですって。此処数年はずっと京都の紅葉を観に行っていたけど鎌倉も良いかもなぁと。いずれ、計画してみようかな。

向かい側にある建長寺の境外塔頭です。

撮影を目的としての拝観は禁止と入り口に注意書きが書かれていたので拝観料を納めたときにバッグにカメラをしまって本堂でお参りしていて、さてお庭を拝観させていただこうと思っていたら、お寺の方が

「ゆっくりしていってください。お写真も撮ってくださって大丈夫ですよ。」

と声をかけてくださったのでお言葉に甘えて少しだけ撮らせていただきました。

本来お寺はお参りする場所であって写真を撮りに行くために行く場所ではないのであくまで良識の範囲内でと良いですよという事かな?と、解釈している。


ただ、拝観に来られる方のマナー次第では全面禁止になる可能性もあるので注意書き通りに行動してお声かけしていただけたら撮らせていただく...が、良いと思います。

本堂から繋がっている書院と小方丈は5月後半の初夏に差し掛かる日差しや風が気持ちよく寒くもなく暑すぎず、服装もそこそこ軽装で過ごせることもあって体感的にも視覚的にもこの時期が一番過ごしやすいかも。

緑という色は目にすると精神状態も安定されると言われているし、落ち着いて景色を眺めるのはやはり緑が一番だなぁ....。

額入り障子が、わたしはとっても好きなのですよ。(刀剣乱舞の)本丸にも雪見障子の景趣あるけれど、直に庭を見るのもいいけど、数歩後ずさってこうやって障子越しに見る風景が風情があって堪らない!!

明月院同様に、サツキの花も咲いていて庭園のあるお寺さんに拝観させていただくと本当に手入れが行き届いていてきっちりと刈り込みされていて見事ですよね....人間でいうところのアホ毛とか癖毛みたいなものが一切無いじゃない。例え方もっとマシなものあるだろ?と、自分に突っ込みたいけどかしこまってもしょうがないのでその辺は目を瞑ってくれとしかいえない。

庭園を見るとやっぱり身だしなみって大事だなぁと思ってしまう。自分もメンテナンスしっかりしよう....遅いかもしれないけど 笑


苔に紅葉に白砂利の組み合わせが、本当に清らかで美しいところも魅力的。見ることに徹してしまったので全体的な写真は撮っていないけど、むしろレンズ越しで見るのはもったいない(これは何にでも言えることなんですが)ので肉眼で見た方が良いと思う。

3年半前の話を書いてるわけだけど、現在進行形(2020-2021)で四季のものに全く触れることが無くなってしまって、過去の旅の写真を見返していることの方が多かったのだけど(そもそもこれを機にさっさとブログの更新をしていけばよかったのにね)やっぱり季節を肌で感じるのは旅してる時だなぁとしみじみと感じている。

この時は、ふらっと拝観したので駆け足だった事もあって足利尊氏の毛髪が納められているお墓まで行けなかったので、また特別拝観の時期に拝観に伺わせていただきたく思います。

長壽寺アクセス

〒247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内1520
拝観時間:春季4〜6月,秋季10〜11月,12月初週,金・土・日・祝 午前10時~午後3時(雨天中止)
拝観料:300円
☎︎0467-22-2147


長寿寺を後にして、円応寺に向かっている最中になんだか異世界の入り口みたいな風景を目にしてしまって結界か?えっ...?そういやわたしいつも歩いてるのこちら側の道じゃ無いから見てなかったのかもしれないな.....と、思いながら通り過ぎた後また後ろ歩きして戻ってきたわけで.....


••••••凄い

異世界というか異空間というか結界感というか...この、入ってくるなオーラが凄いと言うか逆にこの門が開いていたら帰ってこれなくなっちゃう感があるというか。

お恥ずかしながら、わたくしここに神社がある事を知らなかったのだけど、(そもそも神社なのか....?建長寺と関連するような気もするけど.....)門がパタリとしまっていまして

ちょっと待ってなんで入れないんだろ、別の入り口があるんだろうか?うわー!!気になる!!!うわー!!!!と、うろうろ門の前で怪しい人物になってしまったわけで....気になりすぎて仕方なかったんだけど、鳥居に扁額が無くてなんという神社かわからなかったんだけど、第六天の由来という案内板を見つけてGoogleマップ鎌倉街道を長寿寺からなぞるように見て行ったら第六天社⛩とあったので、あぁ...これだ!!!と。

第六天社

やはり、建長寺と関連のある神社だったようで今は、山ノ内上町の鎮守だけど昔は建長寺の南方位を守るお社だったそうだ。

この時は時間の都合上建長寺は拝観できていないのだけど、建長寺は東西南北で四方鎮守されていて東は八幡、西は子神、南がこの第六天、北は熊野が護っていたんだとか。過去形なのは、今現在、建長寺の四方鎮守の中で位置と沿革がわかっているのは第六天社だけなんだって。

普段は完全に非公開で一般公開されるのは案内板を見ると例祭の時の7/15〜22の間のどこか1日と、元旦も門が開くみたい。どちらもかなり時間短いみたいです。HPもないし、氏子さんじゃないと日程わからないのではないだろうか...?門が開かれる日程にあわせていくの難しいですね...しかも2〜4時間位しか開かないみたいなので、ここの参拝は、有給取りづらい環境下の私は割と難易度高いかもしれないなぁ。

第六天というと織田信長を思い浮かべてしまうが、結構神社巡っていた気がするのだけど、第六天社をお参りした記憶がなくて、なんでだろ?と、思っていたのだけど、この一年コロナ禍で県外遠征を自粛していたので、けっこうな冊数の積読本を消化したんだけど、その中にタイミングよく見つけたんですよ。あんまり見かけない理由が。

積読されていた内の1冊だったかながわの神社ガイドブックによると、第六天は織田信長が信奉していた神様なので、後を継いで天下統一した豊臣秀吉が信長の言行は第六天の神威によるものと恐れて廃社させたんだって。だから関西には第六天神社がほとんど存在していなくて関東を中心に存在しているそうだ(明治に入ると神仏習合色の強さから多くの社が名前を変えたり祭神の入れ替えなどが行われたりもされたんだって。)

なるほど....私、旅の8割が関西だったわ....と、納得してしまったのだった。

安倍晴明石碑

鳥居(向かって左側後ろ)のところに、安倍晴明大神の石碑があった安倍じゃ無くてになっているね。表記違いのものって歴史上の人物結構多いけどあんまり気にしないものなんだろうか?

Googleマップを見ていたら、第六天社の道向こう一直線に結ぶように安倍晴明碑があったりするのよ。妙に気になってしまう。ストリートビューで見たら何にもなさすぎてなんでこんな所に...ってとこでしたけど次にこの付近を散策したら行ってみようと思います。

鎌倉の陰陽道って源頼朝の頃からみたいなんだけど、安倍晴明と頼朝って時代が結構ずれてないかな?と思っていたら、兼道という知家事(ちけじ) が住んでいた山内の宅は屋敷を建立の際、安倍晴明が鎮宅の符を押しており、火災に遭わなかったと吾妻鏡に記述が残されていて、頼朝が挙兵して鎌倉入りした時に中古物件を移築して仮住まいをしていたのだけどそれが、山内の宅なんだそうだ。

新刊吾妻鏡 巻1

新刊吾妻鏡 巻1

  • 作者不詳
  • アジア
  • 無料
※十月九日(p77〜78)に記載有

それから時代が過ぎて頼朝の時に陰陽道が盛んに取り入れられるようになって、でも当初は一流の陰陽師をかかえる事が出来なかったから私的な祈祷師(筑前住吉社の神官の昌長、伊勢の神職の子と称する大中臣頼隆(おおなかとみよりたか)等)を従わせていて、頼朝の武運を祈ったり、出陣の吉日を占ったりしていたんだって。

実朝の時代になってから安倍維範(これのり)や泰貞が呼び寄せられたみたいですね。藤木稟陰陽師 鬼一法眼シリーズとか読んでみようかな。

第六天社の狛犬

こちらの神社の狛犬ちゃんが可愛くてですね....みてくださいよこの愛らしい顔....

ぽかーんと空見てるみたいだ。鶴岡八幡宮にも、ぽけーっとしたゆる〜い狛犬いますけど、鎌倉の狛犬可愛い子が多くて和んじゃうな。日本全国で逢いたい狛犬がまだまだ沢山いる...早くまた狛犬巡りも再開したいな。

盗難にあった五体の仏像

鳥居の隣にポツンとあった建物にあった貼り紙を見て唖然としたのだけど、第六尊天を含む五体の仏像が平成18年に盗難にあっており未だ見つかっていないそうだ。

仏像の盗難は全国で後を経たないですね、何年か前に関西の無住寺を狙った窃盗事件が多発した時は、外国籍の古美術商が捕まって多数の仏像が見つかってととの場所に戻った仏像もあれば所在不明だったり、被害届は出したが写真が一枚もないので戻せなかった仏像なんかもあったそうだけど、転売されちゃっていたら下手したら海外に流れちゃってる可能性もあったりするものも多いんだろうな。

この第六天社も限られた日にしか開かれないという点で狙われたのだろうけど...15年も前の事を遡るのは困難極まりないかと思うけど、外国人窃盗なのかはたまた日本人なのかわからないけど、戻ってきてくれるのを祈るしかないですね。もどかしい事この上ないですが....。

いずれにしても罰当たりな事この上ないし、ろくな死に方しないだろうけれどね。

鳥居の前で10分くらいうろうろして参拝したわけでもないのに何故かここまで引き延ばして書いてしまったけど、それだけ印象深かったもんだから、フットワーク軽いうちに年越しを鎌倉でして、数時間の参拝可能な開門時間にするりと入って参拝したい.....!!あわよくば例祭の時に.....参拝したい。

巨福呂坂洞門

長寿寺→第六天社→円応寺...そして、再び道なりに歩いていくとぶつかるのが、この巨福呂坂洞門なんだけど、わたしこのトンネル大好きなのです。

トンネルって真っ暗で昼間でもジトッとした雰囲気があるものだけど、ここは天井が開放されているので光が差し込んで清々しい風すら流れくるわけですよ。

切り通しの崖崩れ防止のために作られたトンネルみたいなんだけど、切り通しだっていうのがわかる様に(イメージを崩さないために)こうやって天井を解放して作られたんだって。

なんとなーく、鎌倉街道は異空間な雰囲気が漂う道だなぁと感じます。

年月が経って蔦が這っていてこれがまたいい雰囲気出ていて、はぁー!!好き!!!とか思ってTwitterあげちゃお〜。ふふっっ!!っとかやってたらTwitter開くと同時に飛び込んできたものに思わずパカっと口があいてしまった。


ふぁっ・・・?っっく!!!←




ちょっと待て
ちょっと待て
ちょっと待て
ちょっと待て



ちょっと、待て!!!!




えっ?何言ってんの、今13時半なんだが・・・整理券配布現時点で16時半入場回だって・・・?メインがオチビサン展だってのに入れなかったら馬鹿じゃん!!!だめじゃん!!!何のんびりしてんのバカじゃん!!!!!!



行かねば!!!



ダッシュしたのは言うまでもない。





続く!

参考文献
かながわの神社ガイドブック(監修◉神奈川県神社庁)/かなしん出版

鎌倉 歴史と不思議を歩く(著 大貫昭彦)/実業之日本社
※↑共に廃版の為図書館か古書店にて閲覧or入手可
新刊吾妻鏡 巻1(国立国会図書館蔵書)

【 #鎌倉散歩旅2017 ①】わたしは、ただ悟りたかったんだ。(17’05.27)【明月院】


兄者が修行の旅に出てしまった.....
寂しいけどどんな兄者になって帰ってくるのかなぁ。あぁ....早く帰って来ないかしら.....いよいよ明日帰ってくるのね...。

こんばんは、あめんぼです。
あと、再来年の大河が楽しみすぎて待ちきれない。久々に一年かけて予習しておこうと思っている。


f:id:amelie43:20201024172828j:plain
さて、時を更に戻して2017年5月27日

お供にまんばちゃんを連れてちょっとしたリベンジをしに東に向かっていた。ただの日帰り散歩旅行なのでゆかりの地めぐりとは全く違うけどまぁ旅のブログと化しているので、そんなに読んでる人いないだろうし良いかなと思ってさも今年行きましたみたいな顔をして進めていこうと思う。

繰り返す、これは2017年5月27日の旅だ。

明月院

f:id:amelie43:20201024172902j:plain

以前、2人旅で、姫みーちゃんと、参拝に行った時は紫陽花シーズンに行っちゃったもんだから、どちゃ混みしていてじっくり見れなかったのでほんの少しだけ時期をずらして明月院に行ってきました。

f:id:amelie43:20201026192335j:plain

前回(2016年6月17日)は、明月院ブルーは確かに綺麗だったけど、こんな状態でどこをみてもギッツギツで今(2020年)で言うな状態だったのだけど、今回は5月後半なのでまだ時期的に早いこともあって....

f:id:amelie43:20201024172955j:plain


はっきりしてんな〜ほんとに...と、思ってしまうくらい人が添える程度しかいないのでとても良いです。


やはり花見も良いけど喧騒逃れて物思いに耽りたいじゃないですか。思い悩んでいるわけじゃないけども!!いやしかし、今これを書いている2020年の私は思い悩んでいるけども!!!旅に?行けなさ過ぎて??的な!!!まぁいい、それはそれこれはこれだ。


時期を外していくのが良いですねぇ...悠々自適に好きなところを好きなだけ巡りたいので複数人で旅をするのが苦手だもんだから人気エリアも人がいない方へ人がいない方へと進んでいく私にとってはこのくらいの時があってるかもしれない。(でも混む時じゃないと後庭園は見れないから奥歯ガタガタしちゃう...)

f:id:amelie43:20201024220406j:plain

でも、ちょっとだけ紫陽花は咲き始めていました。

f:id:amelie43:20201024220728j:plain

明月院ブルーの紫陽花

f:id:amelie43:20201024173002j:plain

ハート型っぽい紫陽花を発見!!

時々形がかなり整ったハート形の紫陽花の写真紫陽花シーズンに見かける事があるけれど私はまだハート型に見えなくもないかな?という紫陽花しか出会ったことないのだけどいつか見つけてみたいなぁ...。

f:id:amelie43:20201024172932j:plain


悟りの窓

さて、前回悟りの窓は、大混雑だったので諦めていたので、リベンジのつもりで来たのですが、

すみません今日は入れないんですよ

んっ?

今日、たまたま 都合で...」


『......................たまたま....』





また...悟れなかった....
.......またリベンジしに行く口実ができました。




f:id:amelie43:20201028125550j:plain

f:id:amelie43:20201028125554j:plain

f:id:amelie43:20201024172916j:plain

f:id:amelie43:20201024184926j:plain

本堂前にある枯山水庭園のサツキは、前年拝観した時よりお花咲いてました。6月上旬が見頃みたいだからあと1週間ずらしていたらもっと咲いていたかも?

f:id:amelie43:20201029124334j:plain

今回はカエルが寝そべっていた。
本堂前のお庭はじっくりみているとちょっとした遊び心があって面白かったりします 笑

f:id:amelie43:20201029124827j:plain

2016年はカニだったんですよね。湘南だなぁ〜って思ったりした思い出。

花想い地蔵

f:id:amelie43:20201024185252j:plain

こちらも前年見つけ損ねていたお地蔵さま。
敷地内に咲いている季節のお花を抱えているのでその花を探しに明月院を散策するのも楽しいかもしれないですよね。

f:id:amelie43:20201024214940j:plain

見つけた!!おトイレ前に薔薇エリアがあってこんなに薔薇もあるんだなぁって思ったりしました。洋花をお寺であまり見かけないので(時々数本咲いていたりするとこあったりしたけど)新鮮な気分。

f:id:amelie43:20201024214918j:plain

前回来た時気づかなかったな...紫陽花に気を取られていたのかもしれないな。

開山堂(宗猷堂)

f:id:amelie43:20201024214954j:plain

禅興寺(明治初年に廃寺)の頃に塔頭だった明月院の境内に宗猷堂(そうゆうどう)が建立されていたものが後に開山堂と呼ばれるようになったのだとか。

何故そう呼ばれるようになったのか等の詳細は案内板には書かれていないので不明ではありますが、明月院を開山した密室守厳(みっしつしゅごん)の木像が祀られたからなのかな?

f:id:amelie43:20201024215020j:plain

桟唐戸(さんからと)火灯窓(かとうまど)、扁額は宗猷堂が掲げられている。

小さなお堂で可愛らしくて遠巻きに見ると季節の時だと明月院ブルーも視界に入ってきます。

f:id:amelie43:20201024220744j:plain

絵馬も明月院ブルー

明月院やぐら

f:id:amelie43:20201024215500j:plain

鎌倉は山沿いを歩いていると小さな洞穴を目にする事が多いですよね。これらの洞穴はやぐらとう墳墓と考えられていて鎌倉や千葉、川崎などに点在しているそうだけど、やはり圧倒的に鎌倉が多い。

やぐらは戦時中防空壕として活用するために手を加えた(掘り進めた)ものがあったりその他時代時代で何かしら手を加えられているものがあるので研究があまり進んでいないもののひとつなのだそうだ。

出土品の殆どが仏像や石塔などの信仰的なものであったり人骨や動物骨などであることから、基本的に先にあげた通り墳墓であると考えられているが、様々な説が存在するらしく(仁治禁令契機説や南宋文化移入説に墳墓堂転換説や横穴墓起源説etc.)それらは考察に過ぎずまだ決定的な答えはまだ無い。

そんなところがまたミステリアスで堪らん。鎌倉に来る度に色々こんなんだったんだろうかあんなんだったんだろうかって思いを馳せてしまう。

山沿いの鎌倉の寺院には結構な確率でやぐらが存在しますが、明月院のやぐらは最大クラスのやぐらで間口7m,高さ3m,奥行6mなのだとか。

f:id:amelie43:20201024215421j:plain

中央にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、上杉憲方(山内上杉家)のものと伝わっていて後ろに石仏像らしきものがありますが、釈迦如来多宝如来で、囲むように両側に十六羅漢が浮き彫りされています。

ただ、平治の乱で討死した首藤俊通のためにその子、経俊が創建したのが、明月院の前身である明月庵ということもあり、俊通を弔うために作られたやぐらであるという説もあり、一概に上杉憲方の墓であるとは断定は出来ないのだとか。


f:id:amelie43:20201024215438j:plain

十六羅漢の浮き彫り(左側)
中は当然明かりがないので5月下旬だと夏ほどまでは行かずとも段々陽射しが煌々としてくるのでやぐら内がより暗く見えてぼうっと岩肌の白い部分が浮き出てくるようで背筋が時折ゾクリとしつつも、凄い...と、ボソリと呟いてしまった。

この十六羅漢が浮き彫りにされている事もあって、明月院やぐらは羅漢洞とも呼ばれているんだって。

f:id:amelie43:20201024220210j:plain

小さなお地蔵さんもいました。このお地蔵さんがまたチマっといるので可愛いんですよ。

f:id:amelie43:20201024220135j:plain

ここにさりげなくいるのです。


f:id:amelie43:20201111124450j:plain
f:id:amelie43:20201111124420j:plain

羅漢洞以外にもやぐらが沢山あって中には比較的新しいものもあったりもしました。京極氏のお墓とか石の感じからして比較的新しいのでは....と。

f:id:amelie43:20201025130951j:plain

崖にへばりつくように根を張る木があって、自然って凄いなといつも思うけれどもこれはなんていう木なのかな。根っこがまるでマングローブとがじゅまるを足して2で割ったみたいだ。

夏蝋梅(なつろうばい)

f:id:amelie43:20201025130436j:plain

明月院は、紫陽花が有名だけどこの時は夏蝋梅が見頃で沢山咲いていました。夏蝋梅って見た事はあるけど素通りしちゃっていて足を止めてじっくり見たのは初めてかも。

f:id:amelie43:20201025130826j:plain

植物を見るのが四季を感じる上で日本人(または、日本に住んでいる外国人)にはなくてはならないものであると思うんですけど、天候もそれに等しくその2つが融合する事で、その時の季節を実感しますね。

春が過ぎてそろそろ暑くなる手前の日差しはとても過ごしやすくて好きです。一番緑も綺麗に見えますよね。夏蝋梅の花や葉が陽の光でスッと透けて見えてキラキラと、それはそれは綺麗でした。

f:id:amelie43:20201025130418j:plain

真冬の寒い時期に蝋梅という黄色い花が咲きますが、寒さの中に暖かさを感じる色で、5〜6月に咲く夏蝋梅は白く陽の光で透き通ると清涼感があってなんだか真逆でとても面白いですね。

f:id:amelie43:20201116084753j:plain

冬の蝋梅は、記憶に残ってるところだと上野東照宮のぼたん苑にあった気がします。多分この黄色い花だと思う(まだブログにあげてないけども)。雰囲気が全く違いますね。

f:id:amelie43:20201025175928j:plain

まんばちゃんと夏蝋梅。

f:id:amelie43:20201025130452j:plain

夏蝋梅の実

明月院のなかまたち

明月院の楽しいところは、動物が沢山いるところでしょうか。

実際飼育していたり、ノラ猫ちゃんがいつのまにか名前がついて看板猫になっていたり...とか時々お寺だったり神社だったり見聞きする事ありますが、それが混在していてしかもかなり大所帯だったりするのが面白かったりします。

f:id:amelie43:20201025163512j:plain

前に行った時より写真が増えていたり、コメントがちょっと変わっていたりした。前はコジュケイの写真はなかった...右隅に「答」とあるのでクイズとかあったのかしら。(境内のどこかにあったのかな?見落としてたのかも)

f:id:amelie43:20201025163339j:plain

さよならクロちゃんはちょっと寂しいコメントだった。

f:id:amelie43:20201117124705j:plain

前は猫ギャングトリオだったのだけど亡くなってしまったのでしょうか....。寂しいね。

f:id:amelie43:20201025163434j:plain

ツキちゃんとクロちゃんは鼻のと頃がちょっとだけ似てる。

f:id:amelie43:20201025163450j:plain

似たような毛色のニャンコさんがいて、家族なのかな〜ちょっとずつ模様が違って面白いね。ネコは実はちょい怖くてだんだん大丈夫にはなってきたんだけど、猫好きの人たちなら瞬時にこの子は〇〇ちゃんでこの子は〇〇ちゃんだと見分けられるんだろうなぁ。

近くに寄れるようにはなったけどまだ触れないわたしである。

f:id:amelie43:20201025163416j:plain

明月院といえばうさぎのネロ船長!

f:id:amelie43:20201025163552j:plain

今日はちょっと眠たそうだね。

この子は初代の女の子のネロちゃんなんですが、この時会った時は10歳になりましたって貼り紙があったんですが、実は翌年の8月に11歳と8ヶ月で他界されたのだそうです。うさぎの寿命が平均4〜5年に対してほんとに大往生ですよね。

ちょうど前回のブログで 熊野大社の最寄駅の宮内駅にいるうさぎ駅長の事を書いたのですが、宮内駅のもっちぃ駅長も10歳で現役駅長やっていて長生きなんですよね。

f:id:amelie43:20201025163533j:plain

モモくんも同じく眠そうだ 笑
死んだふりを時々するらしい....あ、前の記事でも書いたかもしれないけど。

f:id:amelie43:20201025163357j:plain

f:id:amelie43:20201025175312j:plain

1日のタイムスケジュールもある。
寝床が秘密基地って名前だったり、兎小屋はうさぎの宇宙ステーションって名前だったり設定もユーモアがあって茶目っ気さに関しては大覚寺と引けを取らないのではないだろうか。

何故うさぎ飼ったのかっていうのも明月院って名前だし、月と言ったらうさぎじゃん?うさぎ飼おう!!とかいうゆるーい住職の思いつきから宇宙ステーションが出来たとか 笑

f:id:amelie43:20201025161253j:plain

木が新しい...新居が建っていました。

新しい住人(人???否、リスか笑)かな?クルミちゃんというんだね。それぞれ名前があって面白いですね。明月院の方が作っているのか、ご近所さんが作っているのかはわからないけど共住している感があって和みますねぇ。

結局、顔を出す事なく尻尾しか見えなかったけれども笑


f:id:amelie43:20201025161331j:plain

・・・・!?な.........なんかいる

f:id:amelie43:20201025161349j:plain

れんほー・・・・・・・・???何故、れんほー??
オモイアタルヒトガヒトリシカイナイ

f:id:amelie43:20201025161405j:plain

こっちにもなんかいる、ゆりこにさゆり??

ヤベェ....ウサギ小屋の名前が宇宙ステーションだけあって、グレイだの火星人だの謎すぎる宇宙人がやんややんやいるんだけどネーミングがあれですよね?

2位じゃダメなんですか?ハゲーッッ!!密です!!的なお騒がせ政治家を連想をしてしまうわけですが、何故このお名前をつけられたのかは聞くのが怖い。多分このゆるさからテレビつけたら映ってたから宇宙人の名前にしちゃったのでは?とか勝手に思っている 笑

月笑軒

紫陽花の時期は人で溢れかえっていたこともあってスルーしていたのだけど、今回は境内にある月笑軒というお茶処に立ち寄ってみました。

f:id:amelie43:20201025160857j:plain

お寺でお抹茶いただける所があると他にメニューがあってもついついお抹茶を頼んでしまうのだけど、抹茶と和菓子セット(700円)を注文。

先客もいなかったのでのんびりくつろいでしまった。
お菓子は、銘菓桂月堂の『出雲三昧』という羊羹を落雁求肥で挟んだお菓子。

出雲...?島根じゃないか...と思ったらやっぱり桂月堂さんは島根県松江市の和菓子屋さんでした。何故に敢えて鎌倉ではなく島根チョイスかは不明だけども、上品な味で美味しかったけどやっぱり鎌倉のお菓子なら良いのに〜とちょっとだけ思う。

f:id:amelie43:20201025160909j:plain

茶器がね、可愛いんですよ!!!見てくださいよ〜!!満月とうさぎなんですよ。明月院らしい器でほんわかとしてしまったよ。

f:id:amelie43:20201025161054j:plain

突き出し窓から良い風も入ってくるし。緑がふわっと目に入ってくるのでめちゃくちゃ落ち着く......

f:id:amelie43:20201025161024j:plain

中庭に水琴窟(すいきんくつ)がありました。

竹に耳を当てると、ツリーチャイムを柔らかくしたようなシャランシャランという音とコンコンコンと水滴が落ちる音が共鳴してなんとも落ち着く音です。音のマイナスイオンって感じ。脳が...脳が癒される...どこかで何回かこの音聞いたことある様な気がするのだけど...どこだっただろう。お寺だった気がするのだけども...。


旅先で水琴窟を見かけたら是非聞いてみてほしい...ストレスが吹っ飛びますので。


※一つ注意点なんですが、常識的には当然な話なんですけども、飲食をしないで写真を撮るためだけに月笑軒の中庭に入る人が多いようで月笑軒で注文してお茶などを飲みながら一休みされた人が水琴窟も聞けます。当時注意書きも貼ってあって、うっわマジかやべえ奴らもいるんだな...と思ったのを覚えております。まぁどこにでもそういう人っていますよね...たまに見かけることあるわ....そうはなりたくないものです。

f:id:amelie43:20201025163652j:plain

ほうじ茶をお店の方がお抹茶の後にくださってお庭にある席に座りながらのんびり飲んだり楽しいひとときでした。また、空いてる時期に寛ぎに行きたいなぁ...

f:id:amelie43:20201025164107j:plain

いつかアライグマやたぬきにも鉢合わせてみたい気もするし、あと、悟りたい...ただただ、悟りたかっただけなのです...。

明月院詳細 & アクセス

〒247-0062
鎌倉市山ノ内189
開門 ; 9:00-16:00/6月; 8:30-17:00
拝観料;500円(6月/11月 後庭園拝観の場合+500円)
☎︎0467-24-3437
JR北鎌倉駅から徒歩10分
HP:https://www.trip-kamakura.com/place/230.html

明月院境内
open ; 10:00-16:00

北鎌倉 紫-ゆかり-

f:id:amelie43:20201025165536j:plain

北鎌倉 紫-ゆかり-で早めのお昼ご飯。本当は色々候補を決めていたのだけど、明月院の道中で見かけて気になってしまってふらっと入ってしまった。

国産牛頰肉のビロード煮ランチセット

サラダとスープとメインの牛頰肉のビロード煮にライ麦パンのセットで2400円(+tax)でした。この時(2017年)は2400円だったけど、最近は2600円(+tax)のようです。

  • 鎌倉・湘南の彩り野菜サラダ

f:id:amelie43:20201025165726j:plain

ランチのセットについてくるサラダって小さなサラダボウルで添える程度に来るのが多いのだけど大きなお皿に芸術的に盛り付けされていてテンション上がっちゃいそうになりました。普段スーパーとかでは見かけない野菜達なので新鮮で見るのも食べるのも楽しかったなぁ。

  • 白アスパラの冷静ポタージュ 湘南のしらすを添えて

f:id:amelie43:20201025165711j:plain

サラダもそうなんですけど、季節によってスープの種類が変わるそうなので毎年白アスパラのポタージュが提供されているとも限らないかもしれないけれど、このスープが、本当に絶品なんですよ。
 
f:id:amelie43:20201025165623j:plain

しらすの塩味と粉チーズみたいに見えるものは、オリーブオイルを乾燥させたものなんだそうで、ほのかに甘くてふわさくな不思議な食感で、これが合わさって美味しさが広がってくるんですけども、もうお土産でスープの缶詰とかレトルトスープとかプロデュースして欲しいくらい...。

でもやっぱり現地で食べた方が美味しいし行く楽しみがあるか 笑

  • 国産牛頰肉のビロード煮

f:id:amelie43:20201025165657j:plain

こちらがメインの牛頰肉のビロード煮
実はビロード煮という名前知らなかったんですよ...赤ワイン煮込みと言われたら、あぁ!!って思うかと思うのだけど、ビロード煮って赤ワインなどで煮込んだソースがビロードのようだからなんだって。

たしかに、ソースがビロードみたいですね。
盛り付けもオニオンライスの上に季節の野菜が乗っていて見た目もサラダ同様に華やか!!

f:id:amelie43:20201025165608j:plain

ナイフをスッと入れるともう力を入れるまでもなくホロホロホロっと崩れ落ちるくらい柔らかくて、この肉の断面が...うわー!!!ソースも芳醇な味わいで、もうたまらないおいしさ...

ディナーはわからないけど、ランチはこの一択メニューで、これ一本を極めているセットメニューでした。お肉が好きな方は是非食べてみて欲しいなぁと思います。

食べ終わる頃には、ランチタイム時になってきたのでお客さんが続々と入ってきたのでかなり賑やかだったですが、静かにのんびり食べたい時は時間帯を早めたりするのが良いかもしれませんね。

カフェタイムも行ってみたいお店でした。

北鎌倉 紫-ゆかり- 詳細etc

〒 247-0062
神奈川県鎌倉市山ノ内187
営業時間 : 10:30-20:00(LO/19:30)
定休日:月曜日(祝日の場合翌火曜日休み)第4火曜日
☎︎ 0467-67-6159
HP: http://kitakamakurayukari.com
北鎌倉駅から徒歩7分

北鎌倉 紫‐ゆかり‐
〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内187
5,000円(平均)2,600円(ランチ平均)
r.gnavi.co.jp

満腹になったところで、お腹をぽんぽんしながらカロリー消費のためにズンズンと先に進んで行ったのでした。


続く



素材利用: ©︎ダ鳥獣戯画

これからも、コロナウィルスの感染拡大を予防する「新しい生活様式」の実践を心掛けて楽しく旅をしていきましょう。

【 #行って来たぜ東北 ⑤】三羽の兎探しの旅 (2018.2.11)【熊野大社】

2泊3日の旅を2年かけて更新とかどうしようもねぇですね。そろそろこの忘れた頃に更新する癖をどうにかしなくてはならないので今月、絶対あと1記事あげる。

絶対にだ!!


こんばんは。あめんぼです
ほんとかよ...?と自分に胡散臭さを感じる。


雪に耐性がまったくない審神者が、単身雪国に乗り込んだ2泊3日の旅も最終日。

とはいえ、まったく学習せずすってんころりんしまくり時間遡行軍に本丸襲撃されたんじゃねえの?と言わんばかりの青痣を身体中に拵えて最終日は、そりゃあもう身体はガタガタではあったもののラストもきっちり楽しむ気満々である。

朝ごはんは和食でお粥セット。
暴飲暴食を重ねたので胃が休った〜!!前日に食べた
チーズがとろ〜りとしたスクランブルエッグは今でも時々あのスクランブルエッグ食べたいなぁと思い出すくらい美味しかったな。

朝ごはんを済ませたら早々に旅の荷物を宅配で送ってもらう手配を済ませてこの日は米沢がから一旦離れてどうしても行きたかった場所に行く計画をしておりました。

米沢駅のホームに米沢牛の像がいた。

横から見るとなかなかの大物っぷりだよ。超でっかい!!実物大かしら?こいつが...ステーキになってすき焼きになってあぶり寿司になってしまうのね....。帰りに米沢牛のお弁当買って帰るからね。


米沢市外へ移動

米沢市から南陽市へ移動するのだけど天気予報が雨だったので、そこまで降らないといいなぁと思いながら移動。

赤湯駅に到着。
ここから乗り換えて

フラワー長井線に乗って目的地に向う。
実は、この年(2018年)大雪で長いこと運転見合わせになっていたのだけど運転再開にあたって試験運転した際、脱線事故があって運転再開の目処が立っていない。という話が旅のちょっと前まであったんですよ。経路調べていたときに...ダメだったらどうしようかな...と思いながら恐る恐る問い合わせたら運転再開していて本当に良かった...

一部にミニテーブルが着いてた。お見合い電車でテーブル付きなのあんまり見かけない(私はかなり偏った旅の仕方してるのであるとこにはあるのかな?)から面白いなぁと思ったりした。学生さんが途中から沢山乗ってきていて学生さんの足なんだろうな。

宮内駅着。
この時は、目的地のことばかり頭にあったので気付かなかったけど後に、この駅ってあの駅だったんだ!?と。後半に書きますが なかなか個性的な駅です。

そして、トトロの森を思い出す雪深さ。

ひぇぇ...防火水そうが雪に埋まっちゃっている。

そしてまわりが白いのでほとんど見えないのだけど、雨が降ってきてしまった。天気予報当たっちゃったよ...とほほ。

雨が降るとググッと体感温度が寒くなってしまって手袋してないと指が痛いくらいの寒さ。ホッカイロを腹と腰と背中に貼ってたので時々リュックをよっこらせと動かしたりするときにじんわりと伝わってくる熱が妙に内臓に伝わってくる感覚を今でもよく覚えている。

初日に思い知らされたけど雪国って冬期休業するお店があると言うことを学んだんだけどこの辺りのお店もお休みなのかな?

コンビニの物置に積もった雪が、ブロッコリーみたいな積もり方していて面白い 笑

熊野大社

20分ほど歩くと真っ白な大鳥居が見えて来た。
やったー!!雪の時期に来たから白さが際立っていました。

100m程ある参道をテクテクと歩くと正面に大きな御神木が出迎えてくれる。

熊野大社の大イチョウ

樹齢約900年の大イチョウ!!見頃の時に来たら辺り一面黄色に色づいて綺麗だろうな。源義家後三年の役の後、家臣の鎌倉権左衛門景政に命じて植えさせたと伝わっているそう。

そういえば...神社って銀杏の木が植えられていることが多いですよね。何か理由があるのかなと思っていたら、理由の1つとして、銀杏は燃えないからなんだそうですよ。防火帯としてイチョウの木を植えることが多いんだとか。

火伏の木|地震・防災関連用語集


熊野大社までの階段。
階段はさほど段数はないものの、2日の素っ転びぶりを考えると緊張が少々走る。なぜなら雨が降っていたからである。

ここでも石灯籠がきのこみたいになっていてきのこ好きなわたしはわくわくしてしまう。左から二基目の石灯籠に巻きつくように積もっている雪が白蛇みたい。




狛犬くんたちが雪に埋もれちゃってて全体像がよくわからないけど構え獅子型かな...?出雲系の狛犬さんだろうか。




階段登ったところにいた狛犬さんも雪に埋もれておりました。どんな顔だったんだろう?また冬以外の時期に参拝に行って逢いたいですね。

階段を上り切った先に見えた光景が少し霞みがかっていた事もあって(おもむ)きがあって神秘的でした。シャキッと思わず背筋も伸びてしまうというもの。

拝殿

南陽市熊野大社は日本三大熊野のひとつ、東北のお伊勢とも言われている神社です。

主祭神熊野大神

  • 熊野夫須美大(くまのふすみのおおかみ)

伊弉冉尊(イザナミノミコト)の事
"夫須美"は、ムスヒの意味で、ムスはあらゆる命を生み出す霊妙な力を持つ神様

  • 熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)

伊奘諾尊(イザナギノミコト) の事
"速"は、勢いのある様 "玉"は魂の意味で生き生きとした生命=魂の神様

  • 熊野家津御子大神(くまのけつみこのおおかみ)

素盞鳴尊(スサノオノミコト)の事
"家"は食べ物の意味 熊野夫須美大神と熊野速玉大神の間から生まれ、人間生活の中で最も大事な食料の神様

の三柱。

※枠内は熊野大社HPより抜粋

スサノオは、古事記だとイザナギが黄泉の国から帰ってきた時に顔を洗った際、鼻から生まれているのでイザナミイザナギから生まれたという事は日本書紀がベース(適切な言い方ではないかもしれないけれど)なのかな?

余談ですが、家津御子大神は、江戸中期頃は国常立尊(クニノトコチノミコト) とされていて素戔嗚尊が家津御子大神であるとされたのは江戸時代後期からなんだとか。結構最近の事なんですね。

他、八咫烏大神をはじめ合計三十柱の神様が祀られております。


熊野大社は、創建に関しては様々な説があるらしくはっきりしたことはわかっていないようで(だいたい平安時代後期あたり?と考えられている)

西暦806年(大同元)平城天皇の勅命で再建されたと伝わっているとあるので更に昔からある歴史ある神社になります。

最上家、伊達家、上杉家ゆかりの神社でもあり熊野大社に伝わる 一山古今日記 に、直江兼続の造営の棟札 と伊達政宗の棟札が並べて書き上げられているんだとか。

伊達政宗の安堵状も残されているそうで、いつか熊野関連の特別展とか何処かの博物館なんかで企画されて展示されたりして見れる機会があると良いな。ちょっとだけ淡い期待をしている。


拝殿横の末社が並ぶ細い道を通ると本殿に行けます。
画像手前は三宮神社(素戔嗚尊)中央が本殿(伊弉冉尊)奥に二宮神社(伊奘諾尊)が祀られていて、反対方向からもお参りできます。

拝殿の彫刻

拝殿の彫刻がとても素敵で、お参りしたあと鑑賞タイムと言わんばかりに舐め回すように見てしまった。

中央にある鳳凰と龍の彫刻。龍の目線が鳳凰に向けられていて龍が鳳凰を見つめているように見えます。一説では、鳳凰は鳳が雄で凰が雌のつがいであると言われていて(中国史初期の頃)、やがて単体での鳳凰は雌として、龍が雄として描かれるようになったというのを聞いたことがあります。

熊野大社は、ムスヒの神様で、漢字では産霊と書きます。生命をつかさどり、男女の愛によって新しい生命を生み出してその命を守る御神徳があるとされているのでそういった意味があるのかななどと勝手な憶測で考えています。

とはいえ、龍の彫刻は左右にも龍がいるので私のこじつけに近い妄想なので実際の意味は違うかとは思いますが....

全体像とることばっかり考えてしまって表情を撮ることを忘れていたのか、写真を探してみたけれど特になくてこれから表情も気にしなくてはと2年半以上経ってから猛省している。でも、個人的に鳳凰って天照大神の印象があったりします。

  • 龍の彫刻アップ

目線やっぱり鳳凰にいってますよね〜。

中央の龍の左右にいる龍達。この龍達の顔がかなり好みで向かって右側にいた龍(下段画像)の顔が角度なのだろうけどこんなに穏やかな表情の龍を見たことがなくてかなり印象に残っていたりします。

ほら、優しい顔してませんか?雪でお参りできない箇所もあったのでいずれまた参拝に行きたいのですがこの龍にもまた逢いたいですね。


※注意 下記の三羽のうさぎ探しについては、多少ネタバレ(社務所で教えていただけるところあたりまで)を含みますので全て自分で探したいという方は、目次に戻って icho cafe に飛んでください。大丈夫な方はそのままお付き合いくださいませ。






三羽のうさぎ探し

さて、熊野大社で有名なのが三羽のうさぎの隠し彫なのですが、お参り後に御朱印をいただいてから巫女さんに

『三羽のうさぎを探したいのですがヒントを教えていただけると聞いたのですが、こちらで良かったですか?』

と声をかけてみたら、三羽の兎に出逢う手引きという紙をくださりました。

拝殿の西側へ進んでいって...

摂社末社が並ぶ細い道を通っていくと

三宮神社の横を通って、突き当たりに正一位稲荷大明神を祀る稲荷社があってお参り後右に曲がると丁度本殿の真裏に行けます。

写真でわかると思うのですが、かなり近い位置に木があるので落雪が頻繁にあります。この頃には雨も止んでお日様がチラリと顔を出し始めていたのだけど、それ故にバサバサバサーっと雪をかぶるもんだから傘をさしながら歩いていた(割と重みのある一撃をいただいた思い出)

なかなか周りに比べたら大きめの木が丁度真後ろにあるのでちょっとドキドキ(何回かバケツひっくり返したみたいな雪が降って来ました 笑)

さて、うさぎさんを探すぞ!!

写真重複しますが、先程社務所でもらった手引き書を見ながらうろうろと彫刻を眺めながらまず最初に答えを教えてくれている二羽のうさぎを探すことに。

ええと、左端の波の彫刻のところに...

あっ!いたいた!!

ここにも!!

まぁそりゃ、ここに二羽いるよと教えてくれているので難なく紙を見ればわかる。ヒントを貰わなくても多分この子達はすぐに見つけられるかと思うのだけど、最後の一羽はほんっっっとうになかなか見つからないんですよ。三羽目を見つけると願いが叶うと言われているだけあってとにかく見つからない。

後から来た人たちもうんうん唸っていました。旅前に色々探っていたのですが、この彫刻に波に兎という作品名があるらしくそこに目をつけて波のところを重点的に探していたのだけど、わたしも同様にうんうん唸るばかり。見つからないなあ・・・・




ハイレベルなウォーリーを探せ状態に傘が邪魔だもっとちゃんとみたい。と折り畳んだら雪がタイミングよく(否、悪くだ)落ちて来てどっちゃりかぶったのもここだけの話だ。

一回無になりたくて摂社末社の参拝や社の其々の彫刻を眺めたりおみくじをひきに行ったりして頭をリセットした頃に団体様もうさぎ探しが終わったようで、団体さん見つけられたのかなあ?とか思いながら、雑念の入らない私1人の今がチャンス....!!と、ひたすら難しい顔をしながら探すこと30分。


あっ.....!!?いた.....!!!


....と、やっとのことで見つけられたのであった。
三羽目のうさぎは、場所を教えてしまうと願いが叶わなくなるというジンクスがあるらしく、場所は内緒。


熊野大社に参拝された際は、実際に探してみて欲しいと思います。ちなみに三羽の兎に出逢う手引きは三羽目のウサギ探しの参考にはなりませんでしたが 笑

普段私達が "ウサギ" だと思っている姿を想像していると、みつからないかもしれない....。大人になると固定観念にとらわれてしまうの切ないなぁとか思ってしまった。もっと頭を柔らかくして柔軟に生きたいものですね。


肝心の願いについてですが、叶ったようなそうでないような。叶うように行動することが大事なんだろうな。これから先もそれを目標に行動すれば願いも叶った。と言い切れるのだろうと思います。

本殿裏のウサギの彫刻、
いつ頃からか定かではありませんが、
三羽すべて見つけると
『願い事がかなう』
『しあわせになれる』
と言い伝えられております。
熊野大社 説明板より

見つけたい願望、見つかった時のほんの少しの幸せ感である種願いが叶ったとも幸せな気分になれるという意味も込めて見つけた時点で願いは叶ってるんだろうね。

三羽目のウサギの場所を教えたら願いが叶わないというのも、よくよく考えたら、一生懸命探している人にあそこだよと教えてしまったらせっかく自分で見つけた時の見つけたー!!!という喜びがその人に無くなってしまうわけですしね。

本殿裏の彫刻達

本殿裏の彫刻はうさぎの隠し彫りだけでなくその他も観ていてとても楽しかった。

拝殿同様に鳳凰の彫刻があります。




本殿の東西の位置に鳳凰頭の木鼻が一対あって、
太陽の光が鳳凰の目に差し込む時があるらしいのだけど、その時手を合わせて願いを込めると幸せになれるんですって!!拝殿の龍と鳳凰は目だけ(昔は他の箇所も色があったかもではありますが)金色で着色されていて光っているので、こうやってみると目が真っ黒だからちょっと怖い印象だったのですが、光が差し込んだら感じ方も変わるかも...柔らかく見えるのかそれとも威厳か神々しさか。

とは言え、日の出日の入りの時間帯にお参りに行っていないので鳳凰の目に光が差し込んだらどんなふうに見えるのかはわからないのだけども。

日の出(東の鳳凰頭)は"祈り"を日の入(西の鳳凰頭)は"感謝"を、1日1日を大切にする日本人の美しい心を表した彫刻なんだそうですよ。


獅子や象(お寺に多いですが)などは木鼻彫刻をよく見かけるんですけど、鳳凰は初めて見た気がする。全国的にも珍しいらしく国内でも最大級の大きさのものやんだとか。どおりで、なんとなく架空なんだけど生々しい大きさというか龍も鳳凰も架空の生物なわけだけれど、もしも鳳凰がいたならば、このくらいの頭の大きさなんだろうな...全長は相当でかいだろうな...龍と対で描かれる事もあるくらいだし...なんてことをうっかり考えてしまうような大きさだったんですよね。


他にもいろんなモチーフの彫刻があったり仏教的だったりお参りに行ったら色々探検してみると楽しいと思います。

熊野大社御朱印帳&御朱印

熊野大社御朱印帳かっこよかったのでちょうど上杉神社でいただいた時に前の御朱印帳が埋まったこともあったので新しい御朱印帳は熊野大社のものにしました。やったー!うれしい。

日本三熊野の朱印が押されている。

そして巫女が若葉色の羽織を着ていて、東北地方は雪深いし防寒用かな?

うさぎみくじ。
三羽目のうさぎ探しで無になりたかった時に可愛くてつい。りんごほっぺがめちゃくちゃ可愛い!!

印象に今でも残っている案内板

そうそう!熊野大社のとても印象的な案内板があったのでその事を書いておきたく思います。

こちらの案内板なんですが、画像として載せておきたくて。なんと美しい文章なんでしょう...私案内板でこんなに心を奪われたのは初めてで、こんな素敵な案内版を見たことがなく感動してしまったんですよ。

ちょうど本殿真裏の三羽のうさぎを探す時にあったのですが、こんなにもロマンティックな読点や締め方をされるとは.....。

恋愛系は映画もテレビも小説も興味がなくてほぼ見ない私が、ちょうどこの社殿がプロポーズされた伊弉冉尊が祀られていてて、隣にはプロポーズした伊奘諾尊がいるのか...と思うと...甘酸っぱいですよね。

これを言うと興醒めちゃうのですが、古事記は理解しているわけではないけど読んだことあるんですよ。(日本書紀はまださらっとしかよんでいないけれども)この日本最古のプロポーズはもちろん知ってはいるんですが、その先を知ってしまっているわけじゃないですか、昼ドラより激しいやつだったり、こりゃ違うな〜って子を流しちゃったりとか....。なので、あんまり甘酸っぱさとかを感じたこともなかったのだけど、出逢った時の一途な思いとか淡くて儚く、それでいて死んでしまう程の熱い何かを感じ取れたわけで...。


こちらの案内板も是非チェックしてみてください。
満月の夜に参拝したらとっても幻想的なんだろうな。

熊野大社詳細&アクセス

〒992-0472
山形県南陽市宮内3476-1
社務所受付時間 9:00-17:00
参拝時間 終日
交通アクセス
フラワー長井線宮内駅 徒歩10〜15分
HP:http://kumano-taisha.or.jp

icho cafe

熊野大社を後にして石階段を降りたところにicho cafeさんがあります。赤いシェードのお店。前日前々日に雪国はこのシーズン休業のお店がある事を学んだ私はもしかしたらがあるかもしれないなと少しだけ心配しつつそろそろお店が開いている頃かもしれないな...と、淡い期待を込めながら覗いて見ることに。

あっ!店員さんがいる!!

よかった〜。大イチョウの隣にあるお店なんですよ。熊野大社の階段前にあるので参拝後にふぅ〜と一息つくのにもってこいのカフェですよね。イチョウが黄色に色づいた頃は素敵だろうなぁと思います。

店内に誰もいなかったので、お店の雰囲気を撮らせていただきました。

小さなカフェなので団体さんは難しいかもしれないけど中央に5席ある長テーブルがあるので空いていれば複数人でもいけるかとは思いますが、まぁ多くて3人くらいでの旅に向いているのかな?と。

新型コロナウイルス感染対策で席数の調整をしている可能性もありますので、複数人で行かれる場合は問合せしてからの訪店が良いと思います。

雪国ならではの暖炉がある!!わ〜暖炉とか憧れちゃうよ〜〜とか思っちゃったりして。暖炉で薪がパチパチ燃えるの見るの楽しいですよね。

お店の外に薪がたくさん積んであったけど、どうやって火をつけてるんだろうか。あらかじめ数日分持ってきて乾燥させてるのかな。聞けばよかった。うっかり熊野大社の余韻に浸ってしまっていた 笑

お店はどこからでも外が見える作りになっているので熊野大社の石階段も眺められる(イチョウももちろん見える)からまったりするのにもってこいだし、この日は雨降ったり雪降ったりお日様はほんの一瞬しか顔を出さなかったけど、陽の光が入ったらポカポカして気持ちよさそう。

気まぐれケーキセットを注文。
この日はチョコタルトでした。チョコレート系はあんまり食べないんだけどそこまで甘ったるくなくてコーヒーとも相性良くて美味しかったです。

スイーツを食べるとひょっこり現れる源氏兄弟。
すごく物欲しそうな顔をしているの巻

icho cafe 詳細

〒992-0472
山形県南陽市宮内3707-1
☎︎ 080-5734-0909
open 11:00-17:30
定休日 火曜日
熊野大社石階段前
HP:http://ichocafe.com/

宮内駅

駅に着いた時は、すぐ出てしまって駅をじっくり見ることもなかったのだけど次の電車がくるまでだいぶ時間があったので普段駅をじっくり見ることもあまりなかったから散策したりしました。

時々旅先で巡り合うレトロ〜なブリキの看板があって実はわたしこの手の看板に目がなくてちょっと嬉しくなってしまいました。日本全国何処かしらにまだ看板貼ってありますけどしょっちゅう見かけるわけでもないので見つけるとつい撮っちゃいます。




金鳥の夏、日本の夏。
この時は真冬だけど

フラワー長井線は、だいたい1時間に1本で上下線共に12本(2018年なのでダイヤは変わっている可能性ありますが)なので本数が少ないのです。

余談ですが、一駅先のおりはた駅に鶴の恩返しの伝説がある漆山地区の鶴布山珍蔵寺(かくふざんちんぞうじ)というお寺があるので、予定に入れてはいたのですが、ちょっと時間的に厳しいかなぁと思いこの時は断念しました。

電車の本数が少ない分、小さなミニ図書館みたいに本がズラっと並んでいて、数人次の電車を待ってる人もいて各々本を読んだりしてのんびり過ごしていました。

宮内駅の名物駅長

ぶらぶらしていたら、駅の方が"もっちぃ駅長"がいるから会いに行ってね。と言われて、もっちぃ駅長とは....?と、当然思うわけです。

ゆるキャラっぽい。
今日はゆるキャラが来てるってことなのかな?
などと思いながら、案内に書いてある通りに改札口を出て左側に行くと...

お、駅長室あった..!!
そろそろーっとドアを開けまして....

ゆるキャラじゃなくて本物がいた。(さもドア開けて気づいたみたいないけしゃしゃあ感あるけど、ドアを開ける前に貼り紙が貼ってあって本物がいるのか!!とわかっちゃったりしてるんですけどね 笑)

その時、ふと思い出したのだけど、たしか数年前にテレビで赤字経営だった鉄道会社の危機を救った三羽のうさぎというのをみた事があってもしかしてここだったんだろうか?と、

フラワー長井線には、無人駅の白兎駅や三羽のウサギの隠し彫りで有名な熊野大社のあるこの宮内駅と何かとうさぎに由縁がある為、駅でウサギを飼うのはどうだろうか?という案が生まれたのだそうで2010年に地元の高校で生まれた3羽のうさぎ達(もっちい、てん、ピーター)を駅長と駅員として迎え入れたのだとか。

思いがけず旅先での最寄駅がその駅でびっくりしたのでした。残念ながらてんとピーターは他界してしまったそうですが、もっちいはまだ現役で駅長をやっていて今年で就任10周年なんだって。

なので必然的にわたしが行った時、もっちいは駅長8年目の時です。もう2年も経っちゃったのか...早いなぁ....

入場券を記念に購入。天気のスタンプが晴れになってて心の中で今雪降っとるよ 笑.....と、人間の駅員さんに突っ込んでしまいましたが、雪国の人々にとってはこのくらい降ったうちに入らんて!!なのかもしれません笑

うさぎ(の、ヘルメット)と、亀(非常勤駅員として実際に本物がいるらしい)と、熊(正体不明)という不思議な組み合わせのちょっとシュールなコーナー。

このヘルメットも後に何に使うか判明する。

鉄道むすめっていうものもあるんですね 笑

鮎貝りんごっていう名前で、いっしょに描かれている白いうさぎはもっちいなんですって。由来は、この路線内にある駅名からで鮎貝駅(あゆかいえき)梨郷駅りんごうえきを組み合わせて。

駅の擬人化かなんかだろうか?ついに駅もか〜!!なんて思ってたら擬人化ってわけじゃなくて女の子達がちゃんとそれぞれの鉄道事業に実在する職務を担当して働いてるって設定されていたりして、その鉄道会社特有の職務みたいのもあるようで...へー!!と、思って見てたのだけど、違う解釈でものを言うとアレなんで詳しくはこちらを見てください 。

鉄道むすめHP: https://tetsudou-musume.net

ちなみに鮎貝りんごさんは駅務係を担当しているそうですよ。地元のローカル線とかも探したら、むすめとかいたりするんだろうか?

もっちぃグッズがいっぱい売っておりました。
ブロマイドなんかも出ててアイドルみたいだなぁ...凄いや。雪のシーズンだから人はそんなにいなかったけどもっちぃ目当てに大勢押し寄せる時とかもあるらしいですよ。

もっちぃ駅長に会った後、駅長室から出たら雪がめちゃくちゃ降ってきて旅行中一番降ってて最終日にして初?ってくらい傘に落雪ではない雪が積もって来て動揺する。だいたい静岡(主に静岡市)に住んでたら雪が降って傘さすなんて事はまずない。そんな事になったらざわつくレベルじゃないぞ静岡人だけで、"静岡 雪"というワードでTwitterトレンド1位取るだろう自信はある。


とはいえ、せっかくだから迷わない程度に降雪というものを味わおうと改札を出て駅の周りをうろうろしてみようと思ったらこうやって雪って積もってくんだなとちょっと実感した。

どんどん辺りが白くなっていく...ただでさえ白いというのに....

何年か前に物吉くん見に特美に行った時に粉雪降ってその時ですらおたおたしてどっち歩いていたか方向わかんなくなったんだったってことを思い出した私はそのまま駅の外で止まるだけにしておいたのだった。

折角だから連れてきていた源氏兄弟と雪を撮ろうと思ったらトトロの森の雪より積もったばかりの雪であの時よりさらにふわふわだったので体が埋まる。

ひ、ひざまるがー!!!

シャボン玉液がまだあるなと思ったけど風もそこそこあったので結局駅舎に戻って本を読んで過ごしたのでした。おばあちゃんがみかんお裾分けしてくれたのでみかん食べてた。あの時の可愛いおばあちゃん元気にしてるかな。

宮内駅は駅員さんも面白い

電車がそろそろくる頃だな、と思って切符を買って改札を通ったら、


うん!!!?

駅員さんがうさぎになっとるやないかい 笑


それにしても見渡す限り雪で真っ白だなぁ...。
晴れたり雨降ったり突然真っ暗くなったり雪が降ってきたり南陽市滞在中は忙しいお天気でした。

ホームに行っても一生懸命手を振ってくれている 笑

時々頭支えてたので重たいんだろうな。首にお気をつけて....

電車が来たのでそろそろ旅も終盤だなぁ...としんみりしつつ、色々手作り感があったし楽しい駅でした。雪がこんな積もっちゃっけるけど電車走れちゃうんだから驚いてしまう。

電車発車後に満面の笑み(プライバシー保護のためお顔は隠しておりますが満面の笑みなのです)で両手で手を振ってくれてるこの方は"もっちぃ駅長がいるから会いにいってね"って声かけてくれた駅員さんもうさぎに.....と、思ったらこれ、さっき見たヘルメットじゃないですか 笑

ほんわかした駅で、ちょうど13時の運行がない時間帯に戻ってしまったので、さてどうしたもんかと焦りましたが、楽しく過ごして南陽市を後にしたのでした。

フラワー長井線宮内駅

HP:https://flower-liner.jp
Twitter:もっちぃ駅長🌕【公式】 (@yr_mochii) / Twitter


宮内→赤湯→米沢と乗り換えて...

米沢に戻ると、こちらも雪が結構降っていました。

おおお...どんどん傘に積もってくる。

米沢鯉の六十里

米沢といえば米沢牛が一番最初に頭に浮かんできますけども米沢鯉は200年以上前から米沢で養殖が始まっているそうで米沢牛より歴史があったりします。

米沢市は、米沢の名産品を推していく 米沢の味ABCというものがあって、米沢鯉はCにあたります。

AはApple(館山りんご)、Bは言わずと知れたBeef(米沢牛)でCはCarp(米沢鯉)なので3大名産品として推されている...ならば、前日に上杉伯爵邸でお刺身を小鉢で食べたけれど、ここは時間があったらメインで食べてみたいな....と。

旅の最後にお邪魔することにしたのが、米沢鯉の六十里さんです。

お店に専用の池があってこの池の水は敷地内から湧く泉の水なんだそうで泥吐きする必要がなく池から出してすぐ調理できるんだとか。

昔は沢山の米沢鯉の養殖会社があったそうなんですが時が経つにつれ廃業していき、今ではこの六十里さん一軒になってしまっているそうですよ。野菜なんかも手間のかかる栽培法も多そうだったし管理が難しいのかもしれないですね。詳しい事はわからないけど他の米沢鯉料理のお店は仕入れこちらでされてるのだろうか...?

鯉の木彫り。

古民家を移築した店内も雰囲気があってとっても素敵な空間でした。

御座敷もいい感じだったんですが、うっかり消しました!!はは...そういうとこだよ、わたし。

実は、食事提供の時間帯をみつけられなくて今から大丈夫かな?の確認の電話を米沢駅に着いた時にしたんですよ。時間外だったら次いつ米沢に来れるかわからないけど次のお食事リストにいれよう...くらいの心算で。

そしたら、時間外だけど今日は1人分くらいならあるから今から来るなら作りますよ〜という返答いただけて、うっそ!!本当ですか???行きます行きますですよね。運が良かったというか....ご好意に甘えてしまった形なので、お昼と夜と分かれているかと思いますのでお時間帯は確認後行かれる事をお勧めします。


鯉の甘煮と鯉こくとご飯の三点セットでよければ〜との事だったので注文(ご飯が来るまでメニューをチラ見していたのだけど当時見たメニューで単品はあれど、そのセットメニューはなかったので裏メニューなのかもです。)

想像していたより、ガッツリドッシリとしていたので、一瞬たじろぎつつこれで1000円(税別)なのか?安くないか?が、第一印象でした。
※価格変更されているかもしれないので2018年当時は、です。

鯉ってデカいんだなぁぁぁ。

米沢鯉は三才鯉だって旅の前の予習してたときにガイドブックに載ってたけど、鯉に詳しくないので三才でどんだけでかくなるのかわからんですが...確かにお堀とかで見かける鯉とかウワッ!!デカッ!!!?とか思った事はあるけど、食べるとか思って見てないからそもそもお堀の鯉は食用じゃないか!!ははっっ!!!

米沢鯉のうま煮

甘露煮と言うべきかな?甘めの味付けでした。単体で食べるとちょっと苦しいかも。ご飯があってちょうど良いかも。比較的薄味好きなわたしの好みの問題かもしれないけれども...食感はホロホロとした卵もあって、おお...鯉の甘煮も初めてだけど子持ちとは!!一度に体験できてしまいました。

ちょっとだけクセはあるかもしれないけど、個人的には山椒か生姜があったらもっと食べやすいかも?という気がしたりも...

鯉こく

この鯉こくは、めちゃくちゃ好みで絶品でした。
大雑把にまとめると鯉の味噌汁なんですけど、やや甘めの味噌でドロっとした汁なんですが、鯉の身と絡み合ってとても舌触りもまろやかになって、とっても美味しかった。もしかしてコラーゲンすごく豊富なのでは....??

次に米沢に行った際は、ランチメニューの鯉こく定食を食べてみたいな。


御馳走様でした!!

米沢 鯉の六十里 詳細

〒992-0026
山形県米沢市東一丁目8-18
☎︎0238-22-6051
営業時間 定休日 HPに記載なしのため不明
※レビューサイトには11:00-14:00/17:00-19:00
火曜休みと記載ありますが稀にあてにならない事あるので要確認でおねがいします。

HP: https://sites.google.com/view/koirokujuri/
米沢駅から徒歩約20分(雪道の場合)

そのあとは、新幹線の時間までわざと遠回りをして最後の雪をザクザク踏む感覚を味わいながら駅に向かって行ったのでした。

大雪の米沢駅

米沢駅の新幹線のホームに行ったらどんどん雪が降ってきて、えっ?これ本当に発車するのかな?大丈夫?とドキドキし始めてきた。

ひ、ひぇぇ....!!!
次の日が振替休日で旅行から帰ったら1日休めるように計画して旅に出たのだけど、週間天気予報が東北大雪とテレビでやっていたようで、職場であめんぼさん(ここ本名)は、帰ってこれるのかねぇなんて話をされていたようだけど、私自身もこりゃ止まるのでは?とか思っちゃったけど普通に出発してるとこ凄いなぁとか雪慣れしてないからもうそれは思うわけです。

どの程度の雪で止まってしまうんだろう。未知の世界です。


米沢駅の駅弁

お昼ご飯は食べたけど、これからまた長丁場なのでお夕飯用に駅弁を米沢駅で買ったのですよ。やっぱり米沢牛を〆にしたいじゃないですか。

牛肉道場

牛肉どまんなかと牛肉道場とどっちにしようかな〜って悩んだ末に加熱式タイプのものを見つけて、牛肉道場にしてみました。冷たくても駅弁ってだいたい美味しいけど温かいのもたまにはたべてみたいし。

黄色い紐を引っ張ると温めてくれるやつ。
米沢駅から東京駅まで行った後、東京→静岡と乗り換えした時に、さてさて食べますかーーって引っ張ってみました。

動画撮っておけば良かったな.....分かりづらく写ってしまったけど蒸気がじゅわ〜っと出て来て温まっていったのでした。うっかり紐切れちゃったりして温め損ねるとかやりかね無いのでちょっとドキドキしたけど上手くできました 笑

シュワシュワ言わなくなって来たからそろそろいいかしらってそわそわしながら開けたら、湯気がふわ〜っと出て来て、おお....!!!と、テンションあがったりつつ
ご飯もお肉もホカホカで温めるからかごはんやお肉も柔らかくなって美味しかったです。

前日米沢牛食べるつもりで食べれなかったので最高の締めくくりができました。

旅の総まとめ

初めての雪シーズンでの東北旅でしたが、実生活でここまで雪が積もる光景を目にしたことが生まれてから一度もなかったので浮かれっぷりが半端なくて、見るもの全てが新鮮でひたすらに楽しい3日間でした。

米沢の人達は、地図を見ながらキョロキョロしていると必ず何処に行きたいの?と、声をかけてくれて温かみのある人達だなぁ...と嬉しくなってしまった。

この旅の時比較的SNSが最近よりライブ間隔で呟いていたこともあって不思議なことに繋がりのない地元の方からとても(SNS上で)声をかけられる事が多くてまさに一期一会ないつもと違った旅だったな〜と(結構な確率で特定されるので最近は時間ずらしてツイートしいるよ...もう、○○なうの時代じゃねぇんだよ....)その後も色々旅していましたが、ここまで声かけられたことは無かったので思い出深い旅となりました。

行きそびれたお店

なんだかんだで時間が取れず行けなかったお店達を次の機会にリストとしてあげておこうと思いますが書いていたら欲求が加熱し過ぎてちょっと方向性がおかしくなってきてしまった。

めぇちゃん食堂

前日の雪まつりで、迷子にならなかったらお夕飯食べに行こうかなとリストに入れていたお店で結局疲れちゃったのと屋台でいっぱい食べたので次の機会に...と、なってしまった。

義経っていう羊肉の薄切りを野菜と共に味噌ベースで蒸し焼きにしたお料理。ジンギスカンがお醤油ベースなので味噌ver.のジンギスカンらしいのですが(HPや口コミを見る限り)とにかく皆さん口々に美味しい美味しいと言われているので気になってしまって。

なんというかネーミングからしてあれじゃんさ....
義経北行伝説からヒントを得ていて義経が米沢に家来ゆかりの寺に寄ったこともあり...とか言われたら行きたいじゃん?あーもう、クソ〜ッッ!!!食べたかったな米沢市民のソウルフード〜〜っっ。

注文する時、長ネギは大丈夫です。玉ねぎ抜きでお願いしますとか言い出す面倒くさい客になると思いますが次米沢行ったら絶対行くからな!!!

そういえば、めえちゃん食堂もなみかた羊肉店っていうお肉屋さんが経営してらっしゃるお店で食べて気に入ったら店舗で義経焼も家庭用として買えるし、もちろんその他部位も買える。初日にお邪魔したグルメ小僧万吉も精肉店が経営されていて一階で米沢牛の販売されているんですよね。私多分地元民だったら確実に買って帰っているわ。

こういうスタイルの店舗が好きなのですよ。お肉屋さんの〜とか、お魚屋さんの〜とか八百屋さんの〜とか。絶対美味しいんですよ。だって知ってるんですもんこの部位はどう食べるのが一番美味しいのかって。

という、未達成感が半端なくずらずらと書いてしまった件 笑




ブログ書いていたら食べたくなりすぎてうっかりお取り寄せしてしまいました 笑 義経丼にしてみました。味噌たれがピリ辛なんだけどほのかに甘くて美味しい〜!!さらに あんじゃも南蛮 っていう辛味調味料も買ったんですよ。めぇちゃん食堂にも置いてあるらしいので、それつけて食べればより一層近づくじゃないですか。辛すぎてヤバかったわ。かけすぎ注意ですね 笑

とはいえ、魔法の水(酒)の種類も実際は違うと思うので現地で食べてみたいな〜!!!料理酒使っちゃったけども。

HP:https://www.umai.co.jp/nikuya/

カフェグート

ブラジル珈琲の飲み比べセットがある珈琲専門店。
空き時間ができたら〜と思っていたらガツガツしてしまって結局行けずじまい...。なかなか珈琲の飲み比べだしてる店無いんですよね。リベンジしたい。



あれから2年が経って2020年、新型コロナウイルスとかいう本当どうしようもない流行病が世界的に広がってしまって生活が一変して全く旅に出れていないこの頃ですが、GO TO キャンペーンとかもやっていますけど会社の規定も厳しいので以前のようにポンポン旅に行けなくなってしまいました...。いつ本格的な旅を再開できるかわかりませんがそれまでの間冒頭でも胡散臭く言いましたけれども、旅の記録を進めていこうと思います。なんていうか、3年以上ため込んでしまってるので笑


ではまた...近々!!!


参照サイト:http://umai-yone.sakura.ne.jp/index.htm(米沢味のABC)

【 #行ってきたぜ東北 ④】上杉雪灯篭まつりでSiriがわたしを遭難させた件。(18.2.9〜10)【上杉神社&伯爵邸+α】

お久しぶりの更新ですけどもそこそそ時差はあるけどタイムリーに山鳥毛が刀剣乱舞に実装されちゃったりしてテンションが爆上がりして個人的に初めてかもしれない2振目まで自力で課金に頼らずやり遂げたのは...(だいたい1振で終わっている事が多いのだけども)

か、かっけぇぇなぁおい!!

こんにちは!あめんぼです。
山鳥毛里帰りプロジェクト目標金額達成おめでとうございます!!追い課金したよ!!!



では、2年前の話に戻ります。時代はまだ平成、岡山ではなく上杉家ゆかりの地です米沢の記憶です。


午前中の米沢散策のあと、まんじゅう食べたりなんだりしておりましたが、そろそろお腹も空いてくる時間になってきたので旅の計画中、お昼はここにしようと予約していた所がありまして徒歩圏内なので歩いて向かう事に。

歩く事20分少々...到着!!

上杉伯爵邸

上杉伯爵邸(上杉記念館)です。

こちらは明治29年に米沢城二の丸跡に建設された上杉家第14代当主の茂憲(もちのり)伯爵邸。現在の伯爵邸は大正8年の米沢大火で焼失し大正14年に再建されたものになりますが、明治の建設当時は敷地が5000坪、建坪530坪....とんでもない大邸宅ですね。通称鶴鳴館と呼ばれ昔は、皇族の方々の宿所として使用されていたこともあったんだとか。

旅の計画中に上杉伯爵邸について調べていた際、伯爵邸を焼失させた米沢大火が大正8年5月19日、その1ヶ月前の大正8年4月18日に茂憲伯爵が亡くなられていて偶然なのだろうけどなんとも言えない感情が生まれてしまいます。が、茂憲伯爵はこちらの邸宅ではなく東京の地で亡くなられているのですけどね....。

庭園は、東京の浜離宮に倣って造られたそうですが...

わからん。

ついでに浜離宮行ったことないので多分観れていたとしてもイマイチピンと来なかったと思うので次に米沢行く時は先に東京の旅をぶち込んで浜離宮観てから行きたいものです。雪が溶けて5月になると琉球つつじが咲き乱れ、あたり一面真っ白になるとの事。年に2回真っ白な景色が見れるのですね。

積雪の影響でガラスが割れないように雪除けがありました。

これがわかりやすいかもしれない。雪除けが無かったら雪が押し寄せて来てガラスを突き破りそう。歩いている時も屋根から雪がドサドサっと落ちてきてドキリとしました。これが雪国なのだな...雪とか見たことないに等しいから目にしたもの全てが新鮮だったなぁ....。


仲居さんに案内されたのが個室で、大部屋みたいなところだと思っていたのでかしこまってしまって写真撮っておりませんでした 笑

雪の膳

予約していた献膳料理をいただきました(が、実は思わぬハプニング有り...)子供の頃のひな祭りの日によく母さんがお雛様用に作ってたお料理を思い出す。

  • あさつきと米沢鯉の酢味噌和え

鯉と聞くと臭みがあるのかな?とおもっていたのだけど酢味噌のおかげなのか全く臭みがありませんでした。あさつきを包んで食べるともう最高。このくらいが丁度良い量なのかもしれない。小野川温泉のお湯を利用して育てたあさつきと米沢名産の鯉を合わせた郷土色のある一品。

元々は、蛋白源補給の為に医療用として他県の藩から鯉を購入していて、それを知った鷹山が養鯉の先進地だった福島県(相馬市)へ伝授をこいに用人を走らせて持ち帰ってきた鯉を米沢城のお濠で育て始めたのが始まりなんだとか。

  • くきたち干しの煮物

きんぴらごぼうみたいな感じですね。
春に採れる茎たちを天日干しにして保存食にしたもの。春のうちから次に来る冬の為に準備する昔から受け継がれた料理なんだそうですよ。

  • 雪菜の冷汁

雪菜はふわっと甘くピリッと辛い...後からほろ苦い。
お品書きにお料理についての説明が書かれていたのだけど冷汁は米沢の冠婚葬祭では必ず出されるんだって。汁物を連想していたけどお浸しなんですね。出汁の旨味が利いていて季節毎色んなお野菜の冷汁があるんだろうな。

この雪菜は、雪が降る前に収穫してから稲藁と土で覆っておいて雪が降り始めたらそのまま雪を積もらせて雪の中で気温や湿度を一定温度に保ち花茎(とう) が育ちます。そこを食べるんだとか。これは上杉鷹山が東北の厳しい冬の生野菜の確保の為に奨励した栽培法と伝わっています。不思議なことに米沢市内でも上長井地区だけで栽培されていたとかで...途絶えることなく今でもこうやって手間暇かけて受け継がれていることはとても凄い事。


  • 遠山蕪の味噌汁

蕪のお味噌汁って初めてだったんですけどこんなに煮崩れしないものなんだな...って驚いたんですよ。蕪ってクタクタになっちゃうじゃないですか。ホクホクしていて噛めば甘みがジュワッと。これは本当に美味しい。後から知ったのですが、煮崩れしないと感じたのは当たっていて一般的な蕪と比べて極めて固く調理しづらいらしいのだけど、その固さ短所にとらえてしまいそうだけど煮物になるととんでもない化け方をするのですね。ものすごく美味しかったです。

この遠山蕪も米沢の伝統野菜なんだそうです。名前の通り遠山地区で栽培されていたので遠山蕪と呼ばれています。上杉家が越後から米沢に移封した時に持参して秋蕪は遠山地方で栽培するよう進めた事から盛んに当時は作られていたのだとか。雪菜でも述べましたけどその土地特有の栽培は手間がかかると共に栽培法が難しかったり生産数の少なさ(一般的な流通に適さない)等から途絶えてしまう傾向があり遠山蕪も消滅しかけた事があるそうです。現在地元の方々が保存されていた種を譲り受け生産を復活させて現在に繋がっています。ちなみに雪菜は、この遠山蕪と長岡菜を交配して出来たものなんだって。

  • 春鱒の道明寺蒸し

私は静岡に住んでいるので桜餅は道明寺系で馴染みがあるのだけど実は、この道明寺蒸し初めて食べました。桜餅(=和菓子)という認識しかないので舌がパニックになるかと思いきや、お魚とお餅って結構合うんですね!!優しい味付けで美味しかったです。

私が旅をしたのが2月(訪店は10日)で1ヶ月間はひな祭りver.にメニューが入れ替わるらしく桜餅をイメージしてこの道明寺蒸しが加わっていました。見た目が華やかで可愛らしいですよね。

  • ちらし寿司

こちらもひな祭りver.のメニュー。
比較的酢飯は甘みを抑えてあるさっぱり目のお寿司
でした。甘すぎるのはちょっと苦手なところがあるので私好みでパクパクいけてしまった。美味しかったです。米沢の伝統料理塩引が使用されているんだって。ちらし寿司は郷土料理とは関係ないのかな?なんて思ってたらお品書きにそう書いてあって米沢尽くしだな・・・と思ったのでした。

塩引と言えば新潟県村上市が有名ですが、米沢も鮮魚が手に入りにくかったこともあって塩引きにして食べられているんだとか。米沢の郷土料理に塩引き寿司がありますがこのちらし寿司も塩引き寿司で使われる塩引き鮭が使われています。


  • 林檎漬けと赤蕪漬け

りんごも漬物ってあるんだなぁとびっくりしたのだけどこれがまた甘酸っぱくって美味しいですね。人にもよるかと思うんですが、甘酸っぱめのたくあんってご飯にとっても合いますけども、この林檎漬は見たはたくあんだし甘酸っぱめですが、ご飯と一緒に食べる・・・というよりは箸休め的な感じでいただく感じが個人的にはベストでした。お土産売り場にないかな~?って帰りに探したくらい気に入ってしまったんですけど売ってなくって残念・・・・。

舘山の紅玉・国光(こっこう)の林檎を塩漬けにしたもので主に落ち林檎で作るんだって。なんだか漢字だけ見ると誰かの名前みたいだね(笑)

林檎といえば、青森や長野が盛んなイメージがありますが、米沢では舘山地区で明治初期頃から栽培が盛んになったそうです。少数生産で主に地元市民の箱買いだったり得意先への産直やデボ売り(行商人が農家から直接買付け各地へ売りあるく)が主流だったので市場にはあまり出回っていなかったそうで、元祖産地直送だったんだとか。


  • 蕎麦味噌

これは、私的にはちょっとしょっぱすぎた気もしたけど雪国の保存食なのかな?と思った。これだけで...というよりは白いご飯だったりお野菜とかといただいたらいいのかも?

上杉伯爵邸さんではお蕎麦祭りなるものも毎年やられているようでお蕎麦好きな私としましてはその時期に訪れてみたいなどと思っております。

  • 牛乳寒天いちご添え


牛乳寒天は乳製品嫌いじゃなきゃ間違いはないですね。懐かしい味です。子供の頃おばあちゃんが良く作ってくれたものをさらに上品にした感じ。

・・・・・・・・・・・・・・あれ?
ところで、これはデザートでは・・・・・?あれ・・・?と思いつつしばらく待ってみたものの楽しみにしていたものがない・・・・・


米沢牛のすき焼きが・・・・ない!!!


なんてこった~~~...!予約時の電話の時私の滑舌が悪かったんだろうか....ぎゃふんである。今頃出せとも言えぬので、その分浮いたお金で買い食いしてやるんだから......!!!と、昼ご飯食べたと言うのに早々に意を決しお会計したのでした 笑


次はお肉食べに来ますからね!!!


伯爵邸を出た後、お庭をちらっと眺めていたら・・・

烏がトコトコ歩いていまして、カラス地面で歩いてる所あんまり見かけないので歩くというか道路とかにいる時飛び跳ねてるイメージ強くてなんだか可愛いなと暫く眺めてしまった。

ゴクゴク...

水を飲んだらそのままスタスタと去っていったのでした。最後まで飛ばずに歩いていた...そしてあんなに慎重に歩くカラスは初めて見たよ 笑

伝国の杜

お昼ご飯の後は伝国の社へ。特別展 米沢ゆかりの絵師たちが開催されていました。お恥ずかしながら米沢藩のお抱え絵師という目賀多家を知らなかったのですが、お猿さんの屏風絵があってもうもう胸撃ち抜かれた...可愛さが狂気レベルなんなんだポストカードが欲しいよ(無かった)


常設展で、上杉本 洛中洛外図屏風の展示されていたのだけど詳しく解説されているプリントがあって、それと照らし合わせながら見れるの良いですね。

こういった屏風絵って情報量がとんでも無く多いので解説プリント(パネルではなく持ち帰りできるもの)があるととてもありがたいなぁと思う。

どうしても、その時は覚えていても時間経つと忘れちゃうもんね。メモ取ったとしても断片的になってしまうし。後から読み返して思い出せるしとても良いなと(私のように数年遅れでブログ書いてる人間には尚更だね←)


エントランスに能舞台が展示されていました。
なんでも、この後ろに置賜文化ホールがあるそうなんですがホールで能楽狂言が上演される空気浮上式で舞台を地面から浮かせてホールに移動させるんだとか。浮く?浮くとは....気になって調べてみたらホームページに動画があって本当に空気圧で数cm程浮いて移動していた。いろんな装置があるんだな....まだまだ知らないことがたくさんあるなぁ。

めちゃくちゃ屋根が出入り口ギリギリでドキドキしながら見てしまった。なんでもメイキングを見るのがものすごく好きだもんだから楽しくなってしまいました。


企画展と常設展を見終わった後、エントランスが賑やかだな〜と思ったらお能楽をやっていて得した気分。


上杉神社

※2018.02.09 & 10 参拝

やはり米沢に来たからには外せなかった上杉神社にも参拝しました。


9日は旅のご挨拶かねて参拝したのだけど翌日から開催される雪灯篭まつりの準備を急ピッチで進めておりました(18時だったか19時だったか...詳しい時間は流石に2年も経ってしまって忘れてしまったのだけど、この日プレ点灯されるみたいだったので。)


ちびっ子雪だるまなんかもいて和んでしまう。可愛いな〜!!!


雪灯籠も出来上がりの時系列がわかるから面白いよね。前の日に作られたものなんじゃないかな?雪が一番積もってるからね。この日積もるほど雪降ってなかったし。

私の住んでる地域はトトロの森の記事で書いたけど、本当に雪が降らない地域なんですよ。雪がちらついた程度で大騒ぎだというのにましてや積もるその時はXデーみたいなもんですよ。ちなみに今年(もう意味が分からないくらい昔のことを書いているので混乱するが2020年のことを言っている)なんて暖冬過ぎて氷すら張ってるとこ見たことないよね。霜をザクザク踏む楽しさすら味合わせてくれない...なんなんだよクソクソクソ!!!

なので、雪だるまやかまくらも生まれてこの方作った事ないしましてや雪灯篭を地元で見れる機会なんてまずないわけですよ。もう興味津々ですよね。

手水舎

手水舎が虎だったのにはテンションが上がりました。  おお〜!!越後の虎だ〜〜!!!と。

手水舎のお浄めの水は龍だったりする(※龍神からなれる神水で身を清めて神様に挨拶をするという意味合いがある)事が多いけどその神社と関わりがあるものがいたりすると嬉しくなってしまったりします。


まだブログに書ききれていないけど鹿や兎や牛に鳩...他にも猪だったり玄武だったり蛙だったり...色んな神獣や眷属と出逢えたりするのも楽しいですね。

わかっちゃいたけど流石に雪のシーズンは指先がピリピリする冷たさだ。

上杉神社本殿


おお!!行列!!!

社殿も雪避けでガードされてますね。雪で全貌がわからないけどまた本来の姿も肉眼で見たいなぁ...


上杉神社は、いうまでもないと思うけれど上杉謙信を祀る神社で、米沢城本丸跡に建てられました。創建時(明治5年)は上杉謙信と鷹山を祭神としていましたが、明治35年別格官幣社※1に昇格した時に上杉謙信を祭神とし、上杉鷹山は摂社の松岬神社に祀られています。

上杉伯爵邸でも書いているので重複するけれど、米沢の大火でこの社殿も焼失してしまっていて現在の社殿は伊東忠太が設計して再建されたものです。築地本願寺などを設計した方ですね。

誰かに似ている直江兼続の山車人形

本殿の手前に直江兼続の山車人形がいたんですよ。なかなか巨大で参拝に行く時思わず二度見したんですけど後から見に行ったわけですよ。気になっちゃったもんだから。

近くで見ると思いの外リアルに出来ていてマジマジと見てたらボランティアで米沢について案内している方々がニコニコしながら

立つと4mもあるんですよ


と。


デカイな!!!!


この大作は、直江會の方々が製作されたのだとか。上杉まつりの時兜をかぶって市内を巡るんだよって言っていたから検索かけたら...存在感が凄かった。

ところで、誰かに似てる...誰かに似てる...と思いながらマジマジ見ていたんですけど、


松平健に似ている

気がするんですけど気のせいですかね?

上杉鷹山天地人の像


鷹山公の像

寒いからね...マフラー巻いてて可愛かったです 笑
毎年何故か冬場に盛んに旅してしまうところがあるんですが銅像やパネル(何のパネルかは言わなくてもあなた方審神者ならきっとわかると思うわ!!きっとね。)にマフラー巻いてあげたり上着を着せてあげたりとか防寒対策してあげてるのをよく目にする事多いのですけどほんわかしてしまいますね!!こういう日本人の傘地蔵精神好きなんですよね...海外でもあるのかな?ここ数年国内旅行の方が楽しくなっちゃってわからないや。


上杉景勝直江兼続銅像
NHK大河ドラマ天地人が放送されたことを記念して建立されたんだとか。

製作者は福島大学教授で彫刻家の新井浩さん。



方向に寄って顔の表情変わりますね。向かって左側から見た時の表情柔らかくて好きだなぁ。正面から見るとこれからの事を慎重に話し合っているみたいに見えますね。

さて、遥々米沢までやってきたことですし...

爪楊枝男士顕現の儀



..........スッ



ムムッ



五虎退(極)顕現‼︎

雪の湿気で虎くんの縞のとこのマステがはーがーれーたーぞー!!!!!手入れ部屋だぜ〜〜(叫

なぜ極だったかというと虎くんを5匹も作るのがめんどk...否、なんでもないです。

当時流行っていたアプリで桜の代わりに雪を降らせてみたり。


上杉神社御朱印

御朱印は10日に頂きました。

稽照殿(けいしょうでん)

宝物殿は冬期休館なのだけど雪灯篭まつりの期間は開館されているらしく閉館まで残り30分っていう時間だったんで滑り込みでギリギリ入れました!!この時は刀剣鑑賞今以上にあんまりよくわかってなかった頃だったのだけど、片山一文字の大薙刀が展示されていてめちゃくちゃ迫力がありました。

この旅をした年の後半からどかっと刀剣鑑賞もう一回やってみようかな?という感情が湧いてきたのでこの時はぼんやり眺めていた程度だったからちょっともったいなかったなと思っているんだけど、ここ1年でわたしは薙刀が好きなんだな.....という気付きがあってきっと今だったらまた違った見方ができたんだろうな。この時は、薙刀ってこんなに大きいのもあるんだな〜とかボケーっと見てしまっていたけどまた旅した時に運良く出逢えたらじっくりみたいなぁとか。

上杉謙信の馬上盃が展示されていて花唐草模様がおしゃれで可愛くて...外側が水色で内側は金(金箔かな?)って配色も綺麗で...。

わたしは酒を飲まないので酒の良さはまったくわかんないんだけど好きな飲み物だったり食べ物だったりを気に入ったカップや食器を持ち込んででも飲みたい食べたいってのはわかるのでこれ、お気に入りの盃だったんだろうな。馬の上で盃に入れて酒飲むとか落としそうで怖いなぁ...。


ミュージアムショップや敷地内にあるお土産屋さん(観光案内所のような施設)で買ったもの達。

マステとかクリップや巾着などなど。この巾着昔Twitterで見かけて欲しかったのですよね〜!!紺色のは売り切れてしまっていたのでピンク色を買ったのでした。旅に行く時気分で御朱印袋を変えていくのですが時々御朱印袋として使っております。


15分圏内の距離でちょっとした遭難事件

この日のメインは雪灯篭まつりだったのでこれからが長丁場だしこの日も全く前日の教訓がいかされずにすってんすってん転んでヒリヒリお尻だったので極力荷物減らすことにしよう...と、いったんホテルに帰って御朱印帳やメモ帳やら買ったものは部屋に置いて身軽な状態で行く事にしたのですよ...。

前の記事で書いたKITAYAさんで買ってホテルの人に冷蔵庫に入れておいてもらったやよい姫のムースをおやつに....



いい感じに冷えてくれておりました。
美味しそう!!!!


スイーツを食べると現れる、

うんうんピントがあってないあってない な、源氏兄弟。

お味の感想は前記事で書いたので割愛。

おやつをムシャムシャ食べて痛めた腰に蒸気温熱シートを貼りじわじわと温めながらまた意気揚々と出発したわけです。


これからSiriがとんでも無いことをやらかすなど知る由もなく。


16:30出発
まず、この地図を見ていただいてよろしいだろうか。もう2年も前の話なのでホイホイ泊まったホテル名も言っちゃうというかすでにホテル名前の記事でも出してるけどチーズオムレツモーニングが超美味い東京第一ホテルがスタート地点だ。

徒歩21分とはあるものの大鳥居から入らんので10分15分あれば着く距離である...。ホテルに戻ってきた時15分で着いてたのでそんくらいで行けるはずなのだ。

なんでこんなにクネクネ曲がっていくんだろうな〜とは思ったものの、そろそろ暗くなるし経路無視していったら迷いそうだからこの通りに行くか、とか思っちゃったんですよね。それが大間違いだったのだが今となっては後の祭りである。

とりあえずしばらく直線の道まで出てから(すっ転ぶので)音声で近くに来たら教えてもらう形で歩いて行ったわけですが....まぁ2年も前の話なんで実際にSiriが言った方向とは異なりますが大体こんな感じであったというSiriとわたしのやりとり(?)になる事を最初に言っておこう。あくまで再現イメージであるがほぼほぼこんな感じである。



Siri:〇〇メートルサキヒダリホウコウ

ピタッ(右折位置確認)
えぇと....あそこね。


siri:〇〇○...ヒダリホウコウ

ピタッ(左折方向確認)


Siri:〇〇メートルサキミギホウコウ


ピタッ(右折方向確認)



いや、待てよ..これ方向あってるの?
帰ってくる時こんなに曲がった覚えないんだけども.....うん?


確かに、確かに私は帰ってくる時は、Siriじゃなくてアナログ方式の地図で帰って来たから経路は違うけども...景色が......後何分で着くんだ?...ってうぇっっ?


残り15分ってなんだ、残り15分って....おかしかないか?目的地変わってないよね...よし、上杉神社になってる。曲がる道間違えた時の振動なかったぞ?(片手だけポケットに入れてiPhoneを握っていた....)えぇえ?何時だよ...

17:10




Siri:◯◯m右方向 17:25到着 15分
※これはイメージすっとこどっこいナビです。

◯◯m位なら取り返しがまだつくからとりあえず...とりあえずそこだけ行ってみよう近くに何か目立つ目印があるやもしれぬ。

曲がる


残 22分



........ねぇ待って、さっき15分って言ってたじゃん?貴様の言う通りの道曲がってんじゃん?ほら、地図の経路ズレてないじゃんあってるじゃん....そう言えば...昔、本能寺に初めて行った時もSiriにはやらかされた事あったな...あの時も確かドヤ声で"目的地ニ到着シマシタ"とかぬかした先には本能寺もなければ本能寺跡地もない住宅地連れてかれたよな....


これは.....完全に迷ったな...はは。
あ...あそこにセブンイレブンがある...コーヒー買う素振りをしつつ道を教えて貰おう...ところで目の前にでかい川があるな... こんな川ホテルまでの道中なかったな....まさか昼間散策していた川じゃないよね?まさか...最上川か??(堀立川でした)わかってたけど完全に違う道歩いてる.......


混んでる聞きづらいよ!!!!


『あ、えーとブレンドSください。あとあの.......あ、いや...ダイジョウブデス



さすが夕方〜〜〜


明後日の方向を見ながらズズッと飲んだコーヒーのほろ苦さがそのまま私の心境を反映していた。なんともほろ苦い思い出である。


『ヤバそうだったら警察に連絡を〜!!』

と、フォロワーさんの助言が来た時、警察、警察か...とキョロキョロした時、都合よくあったんですよ...遠くに赤いランプのついた看板が...



米沢警察署あったー😭


爆走したのは言うまでもない(ついでに滑って転んでお尻ひりひりは通常業務)

す、す、すいません〜!!あの、上杉神社まで行きたいのですがスマホのナビで迷ってしまって....

iPhoneの画面を見たおまわりさん、ありゃりゃーという顔をしながら、


こりゃ狂ってますネェ、ここ米沢警察署なんですけど現在位置全然違うところにいますね 笑


ほんとだ....

かなり遠い位置にiPhone上の私はいることになっている。そうだよな...そもそも、見ていた地図に川(堀立川)が存在しなかったんだよ......これはとても覚えている。なんだよあの川は....!!?と、思ったのは今も鮮明に覚えている。


雪灯籠祭りかな?この道まっすぐ行けば着きますけどすぐそこだからそこまで案内しますね。


や、優しいぃぃ〜



元方向音痴ひたすら目的地を逆方向に歩く実績がある(3分の距離を最終的に1時間のタイムロスして到着した)ので、今思えば赤い線(点線含む)の経路で行けば間違いなかったですね。雪道だったからさ...ちょっと怖かったんだよぅ...言い訳だけど。

それにしても延々と青丸エリアを歩いていたってのもなかなかのぶり返し方向音痴っぷりじゃねぇか...ははっっ...

おまわりさんに黄色い線の道(真っ直ぐ歩けば良いよの道まで案内してくれた...ありがとうおまわりさん)を教えてもらって、


最終的に21分(多分15分で着く)の距離を約1時間半かけて到着したのであった。アホかーー!!!

上杉雪灯篭まつり



昼間の上杉神社が、



こうなる。

昼間とガラッと雰囲気が変わってる。雪灯篭に限らずで夜の神社にポゥッと灯る灯は暖色系の明かりなのでとても落ち着いた気持ちになれますね。暖色系の色って温かみがあるので好きなのだけど不思議なことにめちゃクソ寒いのにテンションが上がって体感温度そこまで寒くなくて単純で面白いよね。これが多分LEDライトとかだとか人工的な灯りだと体感温度違うんですよね。覚えがある。(例の如くまだ記事に出来てないけども。)



昨日、お祭りのために最終仕上げをしていた雪灯篭達にポポポッと灯りが灯って幻想的。



キノコみたいな雪の積もり方!!可愛い。



上杉景勝直江兼続銅像も昼間と違う雰囲気。
引きで撮ってしまったがためになんだか2人がUFOの上に乗っかってるみたいに見えてしまったのはここだけの話だよ 笑


"かねたん"の竹あかりが足元にいた 笑

可愛い〜!!サイトを見ていたら、いぬくんなんですね。いろんなゆかりのキャラがいて和んでしまった。


参拝を終わらせてから境内の雪灯篭を見に散策。

わたしは普段の上杉神社を知らないからいつもはこの時間はどんな光景なんだろう?と思いを巡らせつつ雪景色がやはり楽しくてワクワクしてしまい時々チラチラと降る雪がテンションが上がっちゃったりしながら見て回っておりました。

石灯篭や狛犬や吊灯篭や鳥居も奉納者の名前や企業名が書かれておりますが石灯篭もひとつひとつにちゃんと制作者の方の札が立てかけられているので地元の人たちもお祭りに行ってこれパパが作ったーーとか私もこれ作ったとかあっちには僕たちが作った〜とかあるんだろうな。

夏祭りの提灯みたいな感じで。子供の頃はそういうのも多かったけど働くようになったらめっきりお祭りも行く機会が減ってきてしまって、そんな光景を目にする事が少なくなって来てしまった。

これからは、お祭りも視野に入れて地元や旅でも組み込んでいきたいなぁと思ったのでした。

雪ぼんぼり

バケツで作られているらしいですよ。


鎮魂祭


(振り返って写真撮っちゃったから降ってるみたいだけど)階段に飾られている雪灯篭を見ながらテクテクと登って行ったらちょうどこの日に第二次世界大戦戦没者の方々の為の鎮魂祭があるとのことで参加することに。



献灯すると甘酒か玉こんにゃくのふるまいがあるそうで受付で甘酒券と蝋燭をいただきました。



鎮魂祭は松が岬公園に鎮魂の丘というものがあって招魂碑の隣にこの日のために雪で作られた鎮魂の塔が建てられております。



鎮魂の塔の前にある既に献灯された方の火を分けてもらって私も献灯したのだけれど、



やばい....がっつり傾いてしまった.....。ひときわ傾いている....こういう時とてつもない鈍臭さを発揮するんですよねぇ.....わかると思うけど左から3番目の蝋燭である。

気を取り直して甘酒券で甘酒をもらって温まる。真冬に屋外でしかも夜に白い息吐きながら飲む甘酒はどうしてこんなにも美味しいのだろうか。ほら、大晦日に年越し初詣で甘酒とか豚汁とかのふるまいあるじゃないですか。あれ最高に美味しいですよねぇ...幸せ!! 

最初はポツポツだった雪で作られた献灯台からの蝋燭の灯りが段々と明るくなって来てあぁ綺麗だなぁと甘酒飲みながらぼんやりと眺めていたのでした。

松が岬第二公園では子供たちが将来の夢をテーマにした絵が展示されていました。微笑ましいなぁとかおばはん目線に思わずなってしまったりして。



松岬神社も参拝したけれど写真がこれしか見つからないので消してしまった写真は多分松岬神社だったのかもしれない...。伝国の辞の石碑や社殿や雪に埋もれた狛犬とか撮った気がするのだけども...


ホテルに戻ってからやらかしてしまったのだった。


松岬神社は、先に書いていますが上杉鷹山が祀られている上杉神社の摂社で時代が移り変わる毎に上杉景勝直江兼続、細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政が合祀(ごうし)または配祀(はいし)されて相殿になっております。


キャンドルゾーン

伝国の杜前はキャンドルゾーンになっていました。

遠目で見ていたので最初気づいてなかったのだけど近づいた時沢山のキャンドルで塔になっていてまさにキャンドルゾーン。キャンドルの塔の周りに並ぶ三角コーンのような形の中もキャンドルなのでしょうか?詳しくはわからないけれど昼間は真っ白い風景だったので色とりどりの光でそれはそれは綺麗だった。

メルヘンチックな空間になっておりました。

19時過ぎた頃には沢山の人たちが見に来ていて大賑わい。やっぱりお祭りは賑やかでいいですね。


雪ぼんぼりがずらっと並んでいる道は静かでゆったりと眺められるエリア。

時々しゃがみ込んで写真を撮ったり他愛もない話をしながら眺めている人たちがいて私もここでボケっとしていた時間が一番長かったかもしれない。

写真右端に棒のようなものがたくさん立っているのがうっすら見えると思うのですが、そこら辺が賑やかだったので見に行こうとややじんわりと痛くなってきた腰と尻を庇いながら向かって行ったら...



竹あかりでした。
竹に穴を開けてろうそくであかりを灯したもの。全国各地で竹あかりをつかったイベントありますよね。以前七夕シーズンに京都で見たことがあるけれど雪景色で見る竹あかりもいいなぁ...(全景で撮っていなかったけど)そういえば、道中で見たかねたんも竹あかりだったですね。

この竹あかりの真裏がステージになっていてそこでイベントをやっておりました。

おーっ!武将隊だ!!って思ったけどもう終盤であっという間に終わってしまった 笑

記念撮影タイムが最後にあったけれど隅っこで覗いてたもんだから、あっあっ!!って思ったけど隅っこだからしょうがないか〜。

と、思ってたら伝国の杜前でほんの少しだけ記念写真撮らせてくれてた。やった〜!!!!おもてなし武将隊関連はSNSで時々いろいろな県の武将隊関連のRTが回ってきて見たことあるけど実際生で見たのは初めて。最後まで口調も変えずで凄いなぁ。

米沢今昔物語2018

伝国の杜前の築山に米沢城御三階が再現されていました。前年が40周年の記念事業で米沢城御三階の再現が始まったらしいんですが、これも雪で作られているらしいのだけど、雪灯篭は雪で作ったんだな〜ってわかる表面だったけどお城は滑らかで雪でこんなことまで再現できるんだなぁと感動。

数分おきに色が変わってライトアップされておりました。




雪灯篭に""が。こちらも時間おきに色が変わる仕様。

屋台でいろいろ食べる。

玉こんにゃく

旅に行くと郷土料理は出来るだけ抑えておきたい派なのでおまつりなら絶対あると思っていたから鎮魂祭ではあえて甘酒で温まったのだけど、玉こんにゃくも体が温まりますね〜!!からしをちょいちょいっとつけて食べてホクホク。優しいお味😋

米沢牛コロッケ

全国各地にご当地コロッケあるけれど、米沢牛コロッケはその名の通りで米沢牛の挽肉がどっさり入っていて、モゥ最高ですよ。うわクッソ寒いギャグ言ってしまった。じゃがいももぎっしりでした。

地元(とはいえ市外ですけど)にも三島コロッケってあるんですけど、三島コロッケは 三島馬鈴薯 を使ってしっとりした舌触りが売りのコロッケなのでそこまで挽肉は入っていないのですけど、こっちも美味しいんだよ〜。

いろんなところのご当地コロッケ食べたいですね。気が多くて忘れちゃってることも多いんだけど頭の片隅に入れておかなくちゃ。

もち天雑煮

屋台を覗きながら歩いていたら、今日はもう店仕舞いですよ〜!!あと2食です!!!と、言っていたので、あっあっ!!!!って思って買ってしまったもち天雑煮があまりのコクでおかわりしちゃいそうな勢いだった。ちなみに初日に半日いっしょにうろうろしてくれたタクシーの運転手さんが美味しいって言ってたものだったのでここでひとつ消化できてラッキーだったです。

テント村物産展エリアの屋台だったのだけどもっと早めにうろうろしてたら良かったなぁ。他にも名物がいろいろあったけどお腹いっぱいになってしまった。もう、あとの祭りだけども 笑

他にも米沢牛の串焼きとか真冬の雪の中でソフトクリームとかおだんごとかもたべたんですけどもこれもうっかりカメラのデータ消しちゃったやつのなかに入っていたみたいである。

なんだかんだで前日に引き続きでこの日もすっ転びまくるは夕方の遭難ですっかり疲れてしまって翌日の最終日のために帰りは近くだけどもタクシーで戻ってお風呂に入ってホテルでゴロゴロしたのでした。

上杉神社&上杉伯爵邸 詳細&map



上杉神社
〒992-0052
山形県米沢市丸の内1-4-13
社務所受付:春夏秋6:00~17:00/冬7:00~17:00
稽照殿:9:00~16:00(最終入館15:45)
12月~3月下旬の冬期間は休館
※1/1~3,2雪燈篭まつり期間は開館
入館料:400円
HP:http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=2314

上杉伯爵邸
〒992-0052
山形県米沢市丸の内1-3-60
☎︎0238-21-5121(9:00-17:00受付)
営業時間 11:00-20:00(食事)10:00-17:00(カフェ)
※14:30以降は予約制
定休日 水曜日(4月〜11月第2,4水曜日)他
HP:http://hakusyakutei.jp

伝国の杜
〒992-0052
山形県米沢市丸の内1-2-1
☎︎0238-26-8001
開館時間 9:00-17:00(16:30最終入館)
休館日 4月〜11月第4水曜日 12月〜3月 毎週月曜日
※月曜日が祝日の場合はその直後の平日
年末年始,他臨時休館日有
HP:https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/uesugi.htm


次回 最終回!!


再現使用Map
apple maps

マップ

マップ

  • Apple
  • ナビゲーション
  • 無料
素材使用
鳥獣戯画

【 #行ってきたぜ東北 ③】雪国行ったらどうしてもやってみたかったんだ(18.2.10)【フローズンバブル+米沢散策】

昔はね、アミューズが好きでしてね。(今も好きだけども)なんつーの?ハンサムライブとかさ、舞台(宝石シリーズが超面白い)なんかも行っちゃったりしてたわけですよ。吉沢亮三浦春馬佐藤健神木隆之介...桜井通に渡部秀、戸谷公人で風間由次郎や植原卓也そして劇団プレステージ!!それからPerfumeでしょ?あと忘れちゃいけない福山雅治よ。あぁもうそりゃあ大好きでしたよ。特に吉沢亮とかねデビューしたてのころはそりゃあもう。

最近めっきり落ち着いちゃってアミューズに限らず俳優さんに熱をあげるなんてことも無くなり、たまたま見たドラマや映画で好きな俳優さんが出ててうわー!最近よく出るようになったなぁとかしみじみしちゃう位になって来ちゃって落ち着いちゃったよなぁ私も。なんて....思ってたんですけどもね....


鈴木拡樹さんにどハマりしてどうしようもないです。


刀ステあんなに観てたのに映画もあんなに観てたのに刀剣乱舞として観てたので俳優陣にハマるってのが無かったんですけど、応援上映の様子がSNSで流れてきて安土城は吹き抜け構造にみんながウケててサッパリだったわけですよ。何故なら私TVはドラマとドキュメンタリーしか観ないからバラエティーあんまり観ないんですよ。

うっかり検索かけちゃって....信長と蘭丸にたどり着いちゃって....三日月しか知らないわけですよ。ギャップ萌えしちゃって.....えっ...これが...ビジネスBLってやつなんですか?えっっ!!?ええっ???腐女子じゃないけど、トスッ....と、何かが心臓に突き刺さった...あれ?不整脈とかなの?心臓が...!!心臓が.....新しく買ったカメラにもおらんとかつけちゃって何やってんの私。戦国鍋TV BOX買っちまったし2.5次元男子推しTVのBOXとか買っちゃったし(ついでに本も買った)三人どころじゃない吉三とかも勿論買いましたとも!!紀伊国屋書店とかで買いましたよ!!定価で売ってるのは!!ここだけ!!!!Amazonとかなんなの1万円越えとかバカなの転売君なのかな?死んでしまえよ!!っていうか、なんなんだよお嬢吉三美人過ぎかよ。好き!!!セーブが効かない京都課金が鈴木拡樹課金になり始めているやばい。勢いあまって前置き長すぎましたすいません!!!!ビックリマーク多すぎてすいません!!!!!!!!!


こんばんは!あめんぼです。
日舞PSYCHO-PASS行ってきました。平成最後の日に鈴木拡樹さん拝めて色相めちゃくちゃクリアになり過ぎた!!


雪国に行ったらやりたかった事

さて、前日に叶わなかった事があった。
目が覚めて、おはよー東北!!とかカーテンを開いた瞬間、見えた光景が....


ウワッ!!寒そう!!!ってな具合だったんですが、それと同時に直感的に私は思ったのだ....



今しかない



と。



部屋の窓から見下ろして目ぼしい場所は無いかと見回し目立たず執行することができる場所を粗方決めた後.....この時のために作ってきたものをむんずと鷲掴み時間との勝負だ顔なんぞ作らんでもいい!!!着替えだけ済ませて猛ダッシュである。猛ダッシュし過ぎて朝っぱらからヒリヒリお尻していたのはここだけの話だ。


よっしゃー!!霜葉(そうよう)ある。iPhoneの温度表示アテになんないけど氷点下間違いないぞ!!無風だし絶好のチャンスだわ。



いざ!!!



ぷかぷかぷー



いい大人がシャボン玉....しかも1人でシャボン玉とかっっっwwwwとか思うでしょうそうでしょうとも!!でもそんな事言ってる暇ない位の勢いで


凍った...!!!


これだよこれ!!これをやりたかったんだよ!!!


キラキラしてるなんて綺麗なの。
寒さで顔はヒリヒリするわ手は悴むわ鼻もずるずるするわいい大人が1人でシャボン玉なんぞ吹いても何も可愛くないわけよ。むしろキモい。いやしかし、地元じゃ絶対出来ない事な訳ですよ。


雪国行ったら絶対やりたかったわけですよ!!
旅行前に職場でその話をしていて、まぁたあんたはほんと幾つなわけよwwとか言われながらも


そこらへんで売ってるしゃぼん玉じゃなくて作ってかなきゃだめじゃないの?

えっ!!やっぱダメですかね?百均で買っちゃいましたよ。

そりゃダメら、そんなん地面ついたらすぐ爆ぜちゃうじゃんね。もっと割れにくいやつ作らないと。

うっ....研究します。


というわけでこの話をしてたのが旅の2週間程前でしてね、どれだけしゃぼん玉凍らせるの楽しみにしてたんだよって話なんだが、時間もありましたしねそりゃあもう研究に研究を重ねましたよね。


界面活性剤にPVAに砂糖など数種類買いましてね、毎日毎日作るわけですよ。最初はネット見て作ってましたけど、うむむむ?となってきて

この比率だとモッタリし過ぎてる...
これは市販と変わらない....と思う...などなど

ええい!!自分で濃さの調合をしていくぞとやった結果.....


A.界面活性剤(30%↑)
B.PVA(主成分がPVAの洗濯糊です)
C.ラニュー糖(これが一番良い)
D.お湯(水×)

①A + B → 1:2の比率
②C + D → 1:3の比率

②は先に溶かした後熱いままでなくある程度冷ましてから①と混ぜ合わせるのが一番仕上がりが良かったです。

普通の砂糖だとモッタリしてしまいガムシロも同じく。グラニュー糖が一番個人的には破れにくいと感じました。粘度が高すぎると重みで膜が張りにくくなるのでしゃぼん玉としては機能しなかった。(ぼたぼた落ちる)今思えば、グリセリンでも試してみたかったな

とはいえこれが完璧というもんじゃないです。完全に私好み


そして自家製しゃぼん玉液を持参してやんややんやと朝っぱらからしゃぼん玉をぷかぷかぷーしてレッツフローズンしておりました。



※音出ます。注意

シャボン玉がフローズンバブルになるまでを撮りたくて動画も撮ってみました。

iPhoneのビデオ立ち上げる間も無くあっという間に雪に付着した部分が凍ってきたのだけど、時々SNSで氷の結晶がくるくる回って凍っていく動画が定期的に回ってきたりしますが、まるで植物の成長をインターバル撮影したかのような凍り方でお気に入りだったりします。

その時々の条件で凍り方が違うんだろうなぁ。流石に氷点下二桁は恐ろしくて挑戦できないですけどもね。


それにしてもキラキラして綺麗。
朝陽に反射してキラキラ〜って光るわけですよ。あぁ、実現できて良かった!!

前日は、予想以上に暖かかったんですよね。


こんな事言ってたくらいですよ。寒がりな私が!!雪国....完全防備で行かなくては.....おしゃれもへったくれもねぇよってな感じで来たんですがね(ルールルルーほたるーみたいな感じ)


トトロの森に行った時雪しかなかったから当然ながらやったんですよ。


案の定凍らず

( ´෴` )

こんな顔になりましたよね。

アイスの実みたいだよね。
最後にパンパン叩いて粉々にして終了。あぁなんて儚きかなしゃぼん玉よ....。

鼻頭を真っ赤にしながらテクテクとホテルに帰っていったのでした。

ホテルに帰って朝ごはん食べに行ったらここのホテルのチーズオムレツがめちゃめちゃ美味しくてチーズがとろっとろにとろけるのですよ〜!!朝から美味しい幸せ。


ちなみに米沢を微塵も感じさせないホテル名東京第一ホテルというホテルに泊まりました 笑

だってグルメ小僧万吉の近くだったんだもの夕飯に万吉行こうと思ってたからホテルの場所は大事だろう?手作りの地図が可愛いのでおススメだよ。(地図をどこかにしまい込んじゃって実物をお見せできない...(見つけたら載せる。)そして朝食も美味しい。


さて、腹ごしらえも済ませた事だし今日も夜まで遊びまくるぜ!!この日は夜が本番なのでお昼頃までは米沢散策をふらふらとする事に。

米沢散策

雪国に行ったら絶対やりたかった事。

雪の上をザクザク歩く事。


うぉぉぉー!!

楽しい!!前日散々やってだけど楽しい!!!
おしゃれもへったくれもない完全防備服を晒しておりますが楽しい。公園でぐるぐる回っていた。( ← )。完全に不審者だとか思われてたらどうしよう!!思われてるね!!違いねぇや。ちなみに動画に映っている足跡は私が既に歩き回った痕跡である。雪に対しての浮かれ具合が今思い出しても恥ずかしいわ!!

足取りがおぼつかない私に対しスタスタと追い抜いていく地元民の方といっぬ達。我が家のいっぬは雪を見た事無いんだけどどんな反応するんだろうなぁ。見て見たいものだわ。寒いの嫌いだから、ちょ、おま...何やってんの家帰る。とかになりそうだけども。

動物のあしあと好きとしては堪りませんね...🐾

とかやってると道のど真ん中にトラップがある。
あっぶねぇ、前歯折れるぜ。そこら中にアサシンがいる。

ちなみに暗渠(あんきょ)に所々雪落としがあるんだけどこれまた雪落としだけあって格子幅がかなりあるから落ちたら恐ろしい事になりそうだよ。想像するだけで怖い;;;;ボケっとしながら歩いてると血を見るなこりゃ;;;;

ギャッ!!!って声あげそうになった。


ひたすら歩き続けると辺り一面真っ白な世界に遭遇。

これが最上川か〜〜!!

米沢上杉まつり川中島の合戦やるのってこの近辺なんですかね?

HPのぞいてみたら私は住之江橋という橋を渡ってたので1本先の橋(相生橋)近くの河川敷でやるみたいですね。4/29〜5/3にやるお祭りなので丁度GWじゃないか〜〜すっかり頭から抜けてしまっていた。米沢という手があったのに計画ミスってしまったよ。迂闊....




.................寒そう。


これはあまりの寒さでこむら返りになった人の像です。
※本当は、桜井祐一さんという方が制作した「もの想う人」という作品です。

この季節は素っ裸だと可哀想に見えてしまうよ。

常信庵

さて、常信庵にやって来ました。
開基は義経重臣佐藤継信と忠信兄弟の両親である花沢城主の佐藤庄司正信と羽姫(梅唇尼)だと伝わっている寺院です。

常信庵という名前は、佐藤庄司正信の仏名が、正応常信大禅定門ということから。

義経は平泉時代に佐藤兄弟と親交を深めて兄弟とともに彼らの実家がある米沢を訪れております。

兄の継信は屋島の合戦義経に向けて放たれた矢から身を挺して義経を守り討死。

弟の忠信は、頼朝に疎まれ追われる身となった義経吉野山に逃げ込んだ際追っ手に自らが劣りとなって義経を救って京都に逃げ込んだものの潜伏先で襲撃に遭い自害したと言われています(諸説あり)

忠信は、歌舞伎の義経千本桜でもお馴染みですね。

忠信の働きで吉野から逃れた義経は、米沢に赴きここ常信庵で彼らの母、梅唇尼に二人を死なせてしまったことを詫びています。


源九朗義経公接待の地の石碑や、義経と佐藤兄弟の祠があるはずなのですが....雪で埋もれていて全くどこにあるかわからなかったという結末でしたね。

聖観世音菩薩も雪に埋もれちゃってるよ。
本堂までの道以外は見事に雪に覆い尽くされちゃっているのでまぁこの時期を選んだ私のミスですね(笑)仕方ない。

現在は非公開になっていますが、明治中期に梅唇尼のミイラ(即身仏)が発見されています。日本では自然に出来たミイラはとても珍しいそうですよ。

常信庵 詳細&アクセス

〒992-0027
山形県米沢市駅前2-2-29
☎︎0238232353
米沢駅から西500m(徒歩約5〜6分)

ところで、全然関係ない話だけど道中見たんですが

これ、何がそこに存在しているんだろうか。結構凄いことになっていたんだけども。道や場所は覚えてるから冬以外の季節で確認してみたいものだわ。

KITAYA

米沢に行ったら行ってみたいお店もリストにあげていて米沢駅付近にあるお店に行ってみることに。

が、しかし!!私が旅の計画中にDLしてプリントアウトしていた現地の方々が作られていた地図が旧ver.だったらしく近くにあるはずなのにどこを探しても見つからない。なんてこったと地図とにらめっこしていたら、どこか探してるの?と、品の良いおば様が声をかけてくれて、地図を見るなり


「あらやだ、ここね、お引越しされてるのよ。」


と。


ふぁーww_:(´ཀ`」∠):_
住所を調べ損ねていたぜ


そんなわけで、教えてもらった場所をてくてくと歩いていきまして...

み、みつけた〜!!

喜多屋果実店さんです。
山形っつったら果物美味しいイメージあるじゃないですか。ついでにここ、ケーキやゼリーがめちゃくちゃ美味しそうだったわけですよ。(あたたかいシーズンはジェラートがめっちゃ人気みたいですね。)

「うわ!デカっ...大きいいちごですね!これ山形の品種ですか?」


「いいえ?群馬ですね


「.......えっ?」


「群馬です」


「・・・・・・・・・・・。」



「・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・ひとつください。


「ありがとうございます」



まぁまぁまぁ、こんなこともあります。


カフェスペースは無いので、ホテルで後で食べようと敢えての群馬県のいちごのムースを買って帰りました(笑)

やよい姫って品種なんだって。めっちゃでかい。このいちごが、またものすんごい糖度なんですよ。中まで真っ赤!!ムースもババロアっぽい弾力でさっぱりめの甘さ。いちごがパンチがある甘さなのでバランス良い甘さで美味しかったです。

KITAYA 詳細&アクセス

〒992-0026
山形県米沢市東三丁目1-10
営業時間 10:00-18:30(※日曜〜18:00)
定休日:不定
HP:https://www.kitaya.com

高国寺

一旦ホテルに戻って苺のムースを冷蔵庫に入れてもらって(掃除中で部屋入れなかったので)から近くにある髙国寺に行く事に。

こちらは新撰組近藤勇が処刑された時、従兄弟の近藤金太郎が首を米沢に持ち帰り菩提寺のここ、高国寺の近藤家の墓に火葬した後、埋葬した......と、近藤家代々伝わっているのだそうです。

肝心の近藤家のお墓は雪に埋もれてどこにあるのか...。旗が立ってるはずなのだけど雪のシーズンは積もっちゃうし外してるんだろうね。

扉も閉まっていて声かけてみたもののお留守なのか聞けずじまいで....雪のシーズン以外でまた行かなくてはですね;;いやはやこの時期に来ちゃったから..以下同文

2018年4月25日に、近藤勇の150回忌法要が高国寺で行われて生家の当主も参列されたんだとか!

高国寺所在地&MAP

〒992-0014
山形県米沢市鍛治町4586
時間等の詳細は不明です(HP無し)
☎︎0238232179
山交バス鍛冶町下車徒歩4分

鍛冶町 三宝荒神

高国寺周辺は鍛治町という町名で、ここらへん鍛治職人達の集団居住地だったそうで、上杉氏が米沢に入ってから創られた町。西側には鉄砲町もあり、ここら辺一帯は職人の町だったんですね。

職人の町だったり商人の町だったり日本全国町名で面白い発見があったりしてこれといって何もなくても昔どんなとこだったんだろうと調べるとへぇぇぇ!!って事もたまにあるので旅って面白いですね。

で、三宝荒神が祀られています。
鉄砲町にも三宝荒神が祀られているみたいなんですが火を使う仕事。火伏せの神様として職人達の守り神なのでしょうね。


...............と、いうか。雪に埋もれている。
なんか凄い埋もれてしまっている。あそこらへんからか覗けないだろうか...あの窓のとこちょこっと.....そぉーっと...そぉーーっっと行けば....



「あんた、埋まるよ(笑)」

「!!!!?ヒェッ」


ズボッ!!
イワンコッチャナイ

後ろからお爺さんに、声をかけられたと同時に埋まる。そして爺様が笑いながら救出してくれたのであった。これだから雪を知らぬ観光客は....と、いったところだ。前日のトトロの森でのスケキヨ(偽)事件の教訓をまったくもって活かしていない。

よく画像見りゃあれですよ。手前にちょっと見える雪に埋もれた石。これ石灯籠とかですよ。そりゃ埋もれるわ。



気をつけなね〜(笑)」

ありがとうございます。はー、びっくりした。はっ...!!そうだ、あの、わたし岩倉まんじゅうの甘酒まんじゅうが食べたいんですけど、この近くのはずなんですけど 見つからなくて...

実は、岩倉まんじゅうを探している最中にここが鍛冶町だということを知り三宝荒神も知ったのであった。(簡単にいうと寄り道ってやつ。)

甘酒まんじゅう食べたいの?(笑)はいはい、それはあの信号渡ってまっすぐだよ。右側にあるからね!!美味しいよ

と、笑われながら教えてもらいまして(笑)
そりゃそうだよな、雪の中にズボッと目の前で埋まった奴助けたら甘酒饅頭食いたいとか言い出したら笑うよな。その節はありがとうございました(笑)

岩倉まんぢゅう

教えてもらった通りに歩いて行くとありましたよ〜!岩倉まんじゅうさんです!!米沢の方々ここの甘酒まんじゅう大好きみたいですね。

お店に来る地元の方々の注文数が必ず2桁なんですよ。注文は10個〜なのでは?と思ってしまうくらい(笑)

20個!とか30個!!というオーダーが飛び交う中、

ひとつください

という少々気まずい注文にも、

はーい!おひとつね!!ちょっと待っててね


と奥で、お店の人が大きな蒸かし器からホカホカの甘酒まんじゅうを出してきてくれるのです。





\( 'ω')/やったー!念願の
甘酒まんじゅうを手に入れた!!

ひとつ80円とかお安いですね。100円払ってお釣り来ちゃうとかびっくりしちゃう。

皮は麹を練りこんで作っているんだって!!出来立てをお店の前でパクッと食べたらもう最高。ふわっと酒の香りが広がってあんこも主張し過ぎない甘さで、これは、あたたかいうちに食べろ!!と、声を大にして言いたい。

米沢の方々が大好きなのも頷けますね。
前日、タクシーの運転手さんと話をしていて宿は何処なの?って聞かれた時東京第一ホテルですよって言ったらだったら岩倉まんじゅう近いから是非とも行ってくれと激推しされたのだけど、行ってよかったです。

岩倉まんじゅう 詳細&アクセス

〒992-0045
山形県米沢市中央3-6-21
営業時間:9:00〜無くなり次第閉店
定休日:不定
☎︎ 0238-23-1703
HP:なし



それでは、私の時間軸はまだ平成ですが、皆様は良き令和をお迎えくださいませ。いつか令和への経路が一時的に開いたらそっちに行きます。


ではまた!!






つづく。

【 #行ってきたぜ東北 ②】米沢藩主墓参と心が追いつかなくなる肉とヒリヒリお尻と。(18,2,9) 【上杉家御廟&グルメ小僧万吉】

いやー、うっかりしてたら2019年最初の更新が3月とかになっちゃってるよね!!!終わらんね!!1年以上前の事しか書いてないからもう今が何年か時々曖昧になっちゃうよ。

こんばんは!あめんぼです。
今年もよろしくお願いします♡


この記事で、タクシーの運転手さんに14時にお迎えを頼んでいたわけだが....

待てど暮らせどやって来ない運転手さん。(14:30)流石にハラハラしまして電話をしてみた所....


お客さん!すいませんね〜!!あと5分で着くから待ってて下さいね〜〜!


的な感じで、10分後にタクシーの運ちゃんはやって来たよね。ふふ....40分遅刻だぞ☆卵(かさばるから)あげるね!!とか身を軽くしようと思ったら、まさかのお返しにみかんを渡され身軽になる計画は失敗に終わったのだった。

運ちゃん....1日ありがとう今思い返してもめちゃくちゃ課金した気がするけど道中楽しかったよ....。白猿の話とかね、結構マニアックな話を延々としたりして楽しかったよね。


米沢御廟郵便局

米沢御廟郵便局の風景印は、三日月に日輪の前立の上杉謙信公鎧兜と上杉家歴代御廟所です。鎧兜がハミ出すゆうにダイナミックに描かれていますね〜!!米沢来たーー!って感じ。


さてと、地図だと道路渡った突き当たりにお次の目的地があるはずだけど・・・

はいはいはいはい、いかにもな門が突き当たりにある!あそこだね。オッケー!!とか思ったのもつかの間である。


あっ...痛ッッ

_:(´ཀ`」∠):_ ヒリヒリお尻と共に骨が軋んだ
※しつこいですが1週間前にクシャミでぎっくり腰になっていました


嘘だろクソ痛い・・・・・クソ痛いわなわなする・・・
生まれたての仔鹿かお前は!!?状態である。わなわなぶるぶる(ヨボヨボともいう)しながら普通に歩けばおそらく5分程度の道のりを15分かけてたどり着く・・・何もかも、ヒリヒリお尻のせい。

上杉家御廟所

つ・・・着いた_:(´ཀ`」∠):_

正面に上杉謙信の軍旗『』と『』が掲げられています。ちょっと・・・龍の旗が横になっちゃってる時に写真撮っちゃったけども・・・お尻痛いからどうでもいい!!!

それにしても雪の積もり方が凄すぎるよ。石灯籠が半分以上雪で埋もれちゃってるよ。こんなん静岡じゃ考えられないよ。せいぜい霜とかザクザクやって喜ぶ位だよ。

積雪というものをほぼ体験した事がないに等しい人生を歩んでいたので雪というものを感じてみたくてついこの時期に来てしまったんですが、失敗したな〜と思ったところがあって、この上杉家廟所はその名の通り上杉家の墓所なわけですけど、米沢藩歴代12藩主までが埋葬されているのですが、埋葬の違いで廟屋の建築形式が違うんですよ。

配置は入り口の案内板に其々廟屋の図を替えて記載されているのでとてもわかりやすい。

の、ですが、

雪が積もりすぎているので実に見辛いのである。
ひとつの欲求を満たすためにはひとつの欲を捨てなくてはならない。ということを身を以て体験したのだった。

辛うじて少しだけわかりそうなのは雪掻きが終わった後のこちらでしょうか。奥まで行こうと思ったのだけどわけあってここまでしか行けなかったんですが、

手前から、

  • 五 代 綱憲公 (入母屋造)
  • 七 代 宗憲公 (入母屋造)
  • 九 代 重定公 (宝形造)
  • 十一代 尚広公 (宝形造)

の廟屋になってます。

火葬埋葬されている初代藩主〜7代藩主までは、分骨という形で遺灰と衣類が埋められていて遺骨の大半は高野山に納められているようです。

図に記載しましたが、入母屋造(いりもやづくり)の廟屋は火葬、宝形造(ほうぎょうづくり)の廟屋は土葬で埋葬されています。勝手な思い込みだけど、土葬→火葬なのかな?と思っていたんですが、火葬→土葬なんですよね。

ちょっと気になって聞いてみた所、米沢藩主初代〜7代目までは仏教の慣例に従って火葬埋葬されていたそうなんですけど、9代藩主 上杉鷹山(ようざん)の長男の顕孝(あきたか)が19歳で病死した時に火葬から土葬に改められた事の詳しい理由はわかっていないらしいですが、顕孝は次期藩主として十一代目藩主上治広(はるひろ)世子(せいし)になっていた事もあってかなり期待されていた存在だったから米沢藩内は悲嘆に暮れ、鷹山が息子を焼くのは耐えられず土葬に改めたのではないか?と言われているのだとか。

米沢市の過去の広報誌を見せてもらって教えてもらったのですが、書くものをロッカーに入れちゃっていたから後から反芻してスマホのメモ帳に打ち込んだのでちょっと解釈間違えてるとことかあったらどうしようとか思っているけど多分....あってると思うんだけど...(写真撮らせてもらうか、コピーさせてもらえばよかったなぁと今更後の祭りのような事を今記事を書きながら思っていたりする)

一説には、上杉鷹山の師である細井平洲から教えられた儒教の影響があったのではないか?と説いている人もいるようです。

代々、世子は林泉寺に埋葬されているそうですが、顕孝は上杉御廟所に埋葬されている所から本当に米沢藩にとって特別な存在であったのんでしょうね。





廟屋の前に名札が立てられているのだけど、ひょこっと名前だけ顔出していてなんだか可愛い。
左側が綱憲公、右側は十四代 茂憲公(記念碑)のものです。

上杉謙信御廟

中央にある一際大きく存在感のある御廟は上杉謙信公のもの。さてご挨拶を・・・と向かった時である。


ドスンッ!!!

ヒェッ(;:´°;Д;°`:;)

どデカイ雪塊が、転がり落ちてきたのであった・・・なかなかの命がけ墓参だぜ。流石にちょっとビビった。

謙信は、亡くなられた後甲冑を着せられ漆で固められ(かめ)に納められたと伝わっています。この謙信の遺体ですが上杉家は神聖なものとして現在まで甕の封印は解かれておらず調査は拒否しているのだとか。実際、この謙信が納められた甕棺については古文書には記載が無く(史料が見つかっていない)、事から、実際に甕棺に納められたのか謙信公を神格化させるために後年書かれたものなのか、はたまたまだ見つかっていないだけで史料は存在するのかはわからないですが、上杉謙信もミステリアスな面の多い武将ですし謎のままの方が私は良いなぁとか思ってしまいます。



この上杉御廟所がある場所、元々は米沢城に万が一のことがあった時、謙信公の霊柩を避難させる場所だったんですって。

いろんな説のある人物なので(とはいえ歴史上の人物のほとんどの人は諸説ありな所がありますけども。)いろんな説を読むのもまた興味深いですね、鵜呑みにはしないけど楽しむ...という言い方は故人に対して失礼かな...関心を持っています。うん、



謙信公のお参りを終えて、さて歴代藩主の廟屋を奥から...と歩き出した途端、



ザラッ...

ウッ

あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"あ"

ァア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァゲホッ

ファサッ



「・・・・・・・;;;;」


奥まで行こうと思ったけどわけあって行けなかったというのは、まさにこれである。雪の塊が降ってくるから危ないよ〜と、後ろにいたじいさんが声かけてくれたのだが.........気を抜くとスナイパーに狙撃されるかの如く雪が殺しにかかって来る。なんなの東北の人達毎年こんな殺るか殺られるかみたいな生活送ってるの?どこで戦闘訓練受けてるんだ。

前回触れましたが、私の住んでいるところは雪が降ることはほぼ無い(積もらない)ので、天気予報で雪降る(大抵山間部という意味)かも?なーんて予報出たところで、古来より静岡人は呪文のように

静岡は安定の雨です

と漏らすのがもはや習慣化されておりますので、どの位の降雪量でここまで積もるのかさっぱりわかりません。


雪かきお疲れ様です。
一体どのくらいの頻度で雪かきするんだろう。


こっちはきっと午前中に雪かきしてたんだろうな。




受付の所に折り紙で折られたた兜があって1人2個まで好きな兜を貰えます。後ろにはいろんな言葉が印刷されていました。

きとごやって おしょうしな

山形県の方言で、来てくださって本当にありがとう。っていう意味なんだって。旅の思い出にひとつ貰って来ました。

上杉家御廟所 御朱印

上杉家御廟所 詳細&アクセス

〒992-0055
山形県米沢市御廟1-5-30
TEL 0238-23-3115
拝観時間 9:00am~17:00pm
拝観料 350円
行事により拝観料が無料の時もあります。HP参照
HP http://uesugigobyo.com/


米沢松が岬郵便局風景印

その後足早に、松が岬郵便局へ行きまして

風景印!!ギリギリ間に合った〜!!!

松が岬郵便局の風景印は直江兼継の鎧兜に川中島の騎馬武者...これは上杉まつりなのかな?兜の一部が枠から飛び出してダイナミックに描かれています。が、ピントあってないですね(笑)

平日になかなか旅ができないのでここぞとばかりに近くに郵便局はないか、そこに風景印はあるのか?と調べ上げてもらってきました。良い思い出作りが出来ました。嬉しい!!


ちょいちょい寄ったところはありますがさらっとそこら辺は割愛しましてホテルに着いたら早々にソワソワワクワクしながら今回の米沢旅の真の目的を達成するために向かった先は....


ここ!!!

グルメ小僧万吉です。雪灯籠まつりが開催されるのでお店の前で一生懸命キティちゃん作ってますね!!気になるけどそれはちょっとこっちに置いておくとして、米沢といったらなによ?


肉だろ肉!米沢牛!!


実はですね、もうかれこれ旅して1年経ってるんですけども事の発端は2017年10月位....でしょうか。Twitterでフォロワーさんが米沢牛が美味しすぎてなんて話をしておりまして、米沢牛ですって!!?けしからんな行きます。ってなりましてね。

その時、5月中旬位に米沢城跡に白ツツジが咲いて綺麗だからその頃がお勧めですよ〜〜なんてね、教えててもらって自分もそのつもりでいたんですけど、ついうっかり....雪というものを体感してみたくなりましてね...白は白でもツツジじゃなくて雪だったという。


グルメ小僧万吉

一階が精肉店(?)なのだろうか?一階が販売、二階がお食事といった作りでした。一階で声をかけるとお店の方が二階に案内してくれたのですが、

予約しといてよかった〜〜‼︎

旅先では、割と食事は予約しておく事が多いんですが、この時程、食がメインの旅は予約厳守の精神で良かった...と思ったよね。米沢牛をたらふく食べたくて米沢来たのにありつけなかったら自ら氷柱の下に立って死んでたよね(クソ迷惑)

ちなみに、2月9日の予約を12月頭にする程の念の入れようである。よく店の方こいつ...本当に来るのかよ?とか思わずちゃんと席を取っといてくれたよね。

予約時も、どこから来られます?静岡??雪大丈夫か?という完全に雪に不慣れな人種である事を瞬時に察知し長靴貸してくれるよという場所や雪に対しての注意点などなど電話口で教えてくれたりして好感度がエベレスト山頂あたりまで上がりましたよね。


予約時に"やまがた花回廊ステーキコース"(※要予約メニューです)を注文。

席に着くと、岩塩と胡椒が入った小さなすり鉢がやってきましてあらやだっ!これもしかしてステーキシーズニングを自分で調合して作っちゃったりするんですね。絶対美味しいじゃん(腹が空きすぎてすり鉢の中の写真撮っときゃ良かったと思うけど後の祭りですよね!!ピンクペッパーとグリーンペッパーとあともう1種類入ってた...多分ブラックペッパー)

待ってる間にまだ肉も来てないのに岩塩ガリガリ擦りまくりすり鉢に早々に入れていたりして下準備は万全にしておかねばならぬ。などと、食いしん坊バンザイしながらお料理待ってたんですけども、そうこうしていたら一品目がやって来ましてね、これから語りがいつも以上にウザく妄想極まりなく本丸襲撃されかねないレベルで暴走しますけど軽くスルーしてください。あの感動から一年が経ちまだ冷めやらぬ感動はやがて妄想と化したんだよ。


米沢牛握り寿司ですよ〜〜!!!

これ!これが食べたかったから、やまがた花回廊のコース頼んだんです (◜▿‾ ≡‾▿◝)

で、これがですね!!これがヤバいんですよ。口の中でとろけてしまうんです。しかも甘い....!!どういう事なの。待って名残惜しいもっと余韻を味わわせて!!?レベルで初っ端からこんなビビらされて心が追いつかないよ....!!こんな事ならコースについてくる二貫じゃなくて単品の四貫で頼んじまえば良かったよってくらいです。最高だよ、またこれを食べるためだけに米沢に旅をせねばならんと思っている位だ。

結構鮮明に覚えてるんですが、お料理食べて思わず「うわー美味しい」と、言っちゃう事たまにあるんですけど、はわわわ.....と、わなわなしながら言ってしまったのは初めてだね。初っ端から語りすぎましたね。一言で語彙力無く表現するとけしからん美味さでした。


米沢牛の握りの感動と名残惜しさが冷めやらぬうちにやって来た二品目ですが、これはめちゃくちゃ出汁が細部にわたり染み込んでいて手が込んだお料理で、握り寿司で爆ついた胃をストンと落ち着けた優しい味だったのですけども、こういう料理作っちゃうような刀剣男士誰だと思うよ?って話なんですけどね、歌仙さんとか光忠とかいうと思うだろ違うんだよ。例えば厨番が定番化されている彼ら二振して遠征にいっているとしよう。


※2018年2月の話を書いている。細かすぎる小細工に気付いてくれ

そんな時こういうの作りそうなのは誰かって言ったらそりゃ蜻蛉切だよ蜻蛉切!!!絶対そう。そういう男なんだよ蜻蛉切は!!妄想が過ぎますね!!もう1年以上経っちゃうと妄想とかしないとやってらんないですよ(早く書けよ)

牡蠣も美味しかったけど白きくらげ凄く美味しかったんですよね~!!こういう料理をさらっと作れる人間になりたい。


そしてメインですよ!米沢牛のステーキ!!!
やったーーーにーく!にーく!!! (◜▿‾ ≡‾▿◝)

想像以上によく焼きのステーキだったんだけど(ミディアムレアだと思っていた)そこは先に言うべきだったので置いといて、ステーキはあらかじめ塩胡椒で味付けしてあるのでさっきゴリゴリ岩塩削っておいたシーズニングとわさびはお好みでつけてね。とのことで、ステーキとかソースがかかっちゃってるお店割と多いんだけど塩胡椒のみってとこが最高ですね。ソースも美味しいけども、肉食べてってちょうだい!!って感じするじゃないさ。

お肉、旨味成分MAX!!って感じで噛めば噛むほどジュワッと口に広がる旨味で、しつこいけどビフテキはミディアムレアが好きなんだけどよく焼きも焦げ目のコリコリ感が香ばしくて良いなぁということを知ったり。

そのままでも美味しかったけど、わさび付きはあっさりするしすり鉢でゴリゴリ擦ってパラパラっとシーズニング散らすと胡椒のスパイシーさがアクセントになってまたこれもよし....

一番ご飯進んだのがシーズニングかけたお肉でしたね!美味しかった〜!!!

あと付け合わせのエビがまたね、美味いんです。付け合わせにも手を抜かない...蜻蛉切無双だわ。あの店には厨に蜻蛉切がいるのだわ。(黙ります)

お腹いっぱい!ご馳走様でした。

お店の方も気さくでめちゃくちゃ話しかけてきてくれるんですけど、静岡の方でしたよね?って予約の時の会話覚えていてくれて驚きました。楽しくて美味しいひと時を過ごしてヒリヒリお尻の事なんて吹っ飛んじゃったよね。

1日目の米沢旅行を存分に満喫してホテルに戻っていったのでした。

グルメ小僧万吉 詳細&アクセス

〒992-0045
山形県米沢市中央4-2-6-2F
営業時間 昼 11:30-14:00/夜 17:00-21:30
定休日:月曜 日祝日
☎︎:0238-24-5455
予約:可
HP:https://localplace.jp/sp/t200304509/
米沢駅から車で約10〜15分

今回は、グルメ小僧万吉に行きたくて、かつ雪ってもんを体験したくて真冬の米沢に来たわけですが旅の計画中にみつけたお店が上の地図にも見えるんですけどね、ミートピアってお店。そこのビーフカツ定食が写真見ただけでたまげるくらい美味そうでしてここもめちゃくちゃ行ってみたいお店です。検索かけたら東京とかにもあってチェーン店なのか名前が同じだけなのかわからないけど...でもここもお肉屋さんが経営してるみたいですね〜!


ではまた。





special thanks : ダ鳥獣戯画