とある審神者の本丸

薩摩國所属の審神者による遠征記録報告書

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ⑦】幽霊と海月ゆらゆらと【圓徳院&京都水族館+cafe】

どうする家康が来週終わってしまう……
悲しみに打ちひしがれているのだけれど
私もいい加減、平成を彷徨うのを終わりにしたい……まずは、この6年前の夏の旅を終わらせようと思う。

こんばんは! あめんぼです。
恒例の半年ぶりの更新です




✄- – – – – – – – – – – キ リ ト リ – – – – – – – – – – ✄



2017年8月

6年前の京都の夏は、不思議なほど涼しかった。
当時の私は、お盆休みの3日間といえば京都で過ごす事が多く茹だる暑さでいつもポタポタと汗を滴らせていたものだから、狐につままれたような気分になりつつも今は夏、そう、夏なのだ。


蝉の鳴き声もすれば、紫外線も強い。気分的には暑いのだからと私は涼を求めに行こう…しばらくはまた日帰り旅になってしまうだろうし、何より今日は気ままな一人旅の最終日だ。


欲求の赴くままの行きたいところ逢ってみたかったモノそれをただひたすらに消化するこの旅は、なかなか楽しいものがあった。最後まで自分の煩悩に突き進んでみるのも良いものだろう。



目線の先に、1匹のプードルがキョトンとわたしを見上げていた。

ふふふ……と、突然含み笑いをしたわたしをしばらく眺めていたがスンスンと鼻を引くつかせると大きな欠伸をして体を丸めてしまった。この店の看板犬らしい。


「お待たせしました。まるごとオレンジジュースです」

「ありがとうございま………っっふふ、ふ、知ってはいましたけど実物かわいいですね」


カウンター越しからオーダーしていた"まるごとオレンジジュース"を見るなり私は思わず笑ってしまう。



まるごとオレンジジュースという名前だけでは到底想像がつかないカタチでそれはやってきた。


つぶらな瞳と大層立派な髭のまるごとオレンジ…それが、このカフェがいう、"まるごとオレンジジュース"である。


小さな店内、すでに満席だがお髭のオレンジ達がお嬢さん方のテーブルでご自慢の髭を披露しており店内では楽しそうな話し声が聞こえてくる。


少しだけ生ぬるいオレンジ男爵からすすりながらそんな彼女たちの楽しげな笑い声を聞きながらカウンターで店員さんと談笑していると、注文していたフレンチトーストが出来上って目の前に置かれた。



夏の時期は、桃がこれまたまるごと乗った"桃のタルト"が人気のカフェで本当は夏の看板メニューでもあるそれを食べるつもりでいたのだが、この日のわたしはどうにもお腹が空いてしまってフレンチトーストを頼んでしまったのだ。


すでにおやつの時間でもあったが、わたしにとっては遅い昼ごはんである。

もう少しのんびりしていたい気もするが、食べるスピードを早めるとわたしは先を急ぐことにした。


立ち上がったわたしに再び目を向けた看板犬に、じゃあまたね、と、別れを告げ店から出ると、むわりとした空気が立ち込めた。

涼しいとはいえ、夏だな…冷房の効いた場所から出ると夏を感じる。


さて、涼を求めに行くとしようか。




圓徳院へ涼を求めに行く


2017.08.15

前日は閉門してしまっていた圓徳院、ねねの道は観光客で溢れかえっているけれど、門を潜れば途端に空気感が変わるのが不思議なこと。

ここ、圓徳院は京都の中で何度も足を運んでいる寺院の一つで、すぐ迎え側にある高台寺塔頭だ。

豊臣秀吉正室高台院(北政所ねね)が高台寺を建立し、伏見城の化粧御殿と前庭をこちらに移築して移り住んでからというもの、高台院を慕って大名を始め禅僧や茶人に歌人…と多種多様な文化人達が訪れたと伝わっていて、それが圓徳院の起こりとされている。

そういえば、圓徳院の名前はどこからきているのだろう。

聞くと、高台院の甥が圓徳院という法号だったらしく高台院が亡くなられた後、そのまま木下家の菩提寺としてここをお寺に改めてその際、法号の"圓徳院"が寺の名前になったんだそうだ。


南庭の、白砂利がだんだんと目に眩しくはなくなってきた頃合いの16時過ぎ。


さて、と庭に背を向けると彼女達が、いる。

圓徳院の幽霊

方丈にひっそりと佇んでいる。
痩せ細って骨と皮だけになった女性がこちらを見ていた。

その風貌から老婆のように見えるが、髪は黒い。
若くして亡くなったのかもしれない掛け軸の中の彼女のことを知る術は無く想像をすることしかできない。

これは、円山応挙が描いたとされる掛け軸の複製画である。

大変よく出来た複製画で風でゆらりとゆれるとあたかも幽霊がゆらゆらとゆらめいているように見える。


円山応挙は可愛らしい犬の絵が有名でそのほかにも沢山の動植物達を描いているが、実は幽霊画も数多く描いており、足のない幽霊を描いた元祖が円山応挙であるという。(諸説あり)

なんでも、夢の中に亡くなった妻が現れた。
彼女には足がなくゆらゆらと宙に浮かんでいたのだとか。

応挙は何をしたのかというとその妻を忠実に描きとめた…写生といえば応挙と言われるほどずば抜けた観察眼と再現力を持っていた…ので夢であれなんであれ応挙が足のない幽霊を描いたという事は、幽霊には足がなかったのだろう。


時代は移り変わり、平成や令和では幽霊は足を得てすばしこく走るようになったが、相変わらず髪は長く黒髪で白い服を着て人々に恐怖を与えている。応挙だったらどう描いたか…否、それは、不粋かな。


それにしても、幽霊をも写生するのか…北斎もなかなか狂っていたけれど応挙も随分と写生狂いである。

掛け軸の中にいる彼女は何を思ってこちらを見てニタリと笑っているのだろうか。

円山応挙の、幽霊画は比較的線が細く美しい幽霊画を描くことも多いが、彼女のようにおどろおどろしさのあるものも多く伝わっている。背が折れ曲がるような…ろくろ首が今にも首を伸ばす瞬間ではないか?のような体制の…顔が異常に大きい不気味な幽霊もいる。


応挙は、数多くの幽霊画を描いたが、応挙真筆と日本国内で認定されたものはわずか1点の掛け軸で青森県弘前市の久渡寺所蔵の「返魂香之図」だけである。(国内初の事であり、これまでは米国にある一点の幽霊画が唯一の応挙真筆認定されていた)

見れるのは年に一度、わずか1時間のみというとてもレア※展覧会等の出張は除く な幽霊画でこれがまた…美人幽霊で……生きているうちに供養として会っておきたい。死んでしまったらお前も供養されろよってなってしまうからね、生きているうちに。


と、まぁ応挙と反魂香之図の話ばっかりしてしまったけれど、これは私の昔話…この6年間の間に、反魂香之図が真筆認定されたのだからやはり話さずにはいられないのだ。2021年5月20日の事なのでついつい語ってしまった。

「氷がある……昨年(2016年)あれ……ありましたっけ?」

幽霊画の足元には、四角い氷の塊が……。

『今年から、氷も置くようにしております。冷たく感じますやろ?触っていただいても構いませんよ』


「そうなんですね。では、お言葉に甘えて………」


しゃがみ込んで氷をなぞると、ヒャッとしてしばらく手を当ててくるとピリリとしてドクドクと血液が波打つ感覚がしてくるのを感じる。


幽霊と冷たい氷の塊。 

ただ冷房で暑さを凌ぐそれとは違い、感性で感じ取る凉というものは日本人独特の凉の楽しみ方ではないだろうか。

海外でも恐怖や体感で涼を…というものはあるにはあるが、恐怖意外でもバリエーションにかけては日本は引けを取らないと思う。

金魚に風鈴、柳の木下の幽霊、川床や
湧水で冷やすスイカや夏野菜に夏の夜店、おそうめんの喉越し、お線香の香り。

夏に怪談話が始まったのは江戸時代に怪談や殺し場等、ゾッと背筋の凍る演出を取り入れられた"涼み芝居"を歌舞伎で上演し夏の風物詩となったのだそうだ。

わたし実は朧げながらに覚えている幼少期の記憶で、母方の祖母と四谷怪談を観に行ったことがある。役者がだれでとかそんなことすらわからないくらい……小学校に上がってそうたっていない頃のこと。当時は本当に怖がりで、ディズニーランドのカリブの海賊ですらパニックになるくらいの怖がりだったわたしを連れていくのだから、母方の祖母はなかなかの鬼ババァだった。

そして、その鬼ババァに小学生までの間(両親共働きだったので)育てられていたのがわたしだ。

怖がるどころか今は好き好んで観る大人になってしまった。

さて、怪談と言えば百物語もある。
こちらも始まりは江戸時代だったりする。

もっと昔からの起源のものもあるけれど、いわゆる貴族達だけの楽しみではなく、庶民達も季節を感じる(または、季節独特の体感温度をどう乗り切るか)事の楽しみ方で、今現在も続いているものって始まりは江戸時代なんて事が実は結構多い。

江戸っ子は実に粋でいなせである。


もう1人の幽霊は、『青波幽霊図』
落款と筆名があるように見えるけれど筆者は不詳なんだとか。

月明かり海の水面を背にぼうっと浮かび上がりこちらをまた意味深かげにうっすらと笑っている女幽霊。

香炉の煙から出現しているのだけれど、海にお線香って想像あまりつかないので海の水面も一緒にイメージとして出現しているのだろうか…

煙に沿うように文字が書かれていた。

なんて書いてあるんだろ…幽、界、尚…迷?
後から拝観しに来た人とお話ししていたので聞きそびれてしまったからあっているのかわからないけれど、あの世でも、尚彷徨うって書かれているのかな…?

昔も今も芸術作品には様々な部類があって、楽しげなものもあれば時に残酷なものもありそうやってこうならないように…とかそういう思想や道徳とかも当時はあったのかもしれないけれど(地獄絵図とか特に)あの世でも尚彷徨うなんて救いがないなと思ってしまう。

この高台寺塔頭である圓徳院にあるのだから(複製画ではあるけど)彼女は救われているという事を願いたい。

と、いうのも…

百鬼夜行の時期で、高台寺周辺にはあちらこちらに妖怪がいる。中には数々の創作物語で悪者として登場する妖怪もいたりするのだが、高台寺の良いところは退治したり祓ったりするのではなく、妖怪も救うというのだから仏は慈悲深いものだ。

そういえば午前中にお参りした黒谷さんの五劫思惟菩薩さんも全てのものを救うにはどうしたら……と考えに考え髪の毛がアフロ(違う)になるまで思惟したりしていたな…ふと、午前中にお会いした五劫思惟菩薩を思い出す。

ぶんぶく茶釜

幽霊達に別れを告げて院内を散策していると可愛いたぬきと出会った。

たぬきが茶釜に化けた昔話のぶんぶく茶釜の蚊遣り。圓徳院は蚊遣りのバリエーションが何個かあるのか毎回違う蚊遣りと出逢うので夏の時期はこの蚊遣り探しも楽しい。

京都に通い始めて数年経ってから気がついたものだから新しいところに行くのも楽しいけれど通い詰めるのも新しい気付きが出来る楽しみがある。

ちなみに、分福(文福)の掛け軸もこの時期に展示されていることが多くてまた会えたねぇとニコニコしてしまう。

分福(文福)茶釜自体は悲しいお話ではあるけれど、ぶんぶくの愛くるしさは和んでしまう。

お抹茶一服

圓徳院に来ると接待受付時間が間に合うと嬉々としてお抹茶をいただくのが習慣化している。

お抹茶に付くお茶菓子は、秀吉の馬印の千成瓢箪(せんなりびょうたん)をイメージしたきんつば

金箔が添えられているところに密かに秀吉みを感じるしきんつばなのもまた何だか良いなと思っている。

きんつばは漢字で書くと「金鍔」とかくのだけど、元々は" ぎんつば " と名付けられていて、作られた当初は丸型の刀の鍔に似ていてそう名付けられたんだとか。

その後、銀より金の方が上等品であるということで名前が"金鍔"に変えられたのだそうだ。

これもまた、刀好きの秀吉らしいではないか。


茶碗にも千成瓢箪がある……。

「これは、住職達が作ったお茶碗なんですよ」

茶碗を眺めていると、圓徳院の方に声をかけられた。

「へぇぇ…だから、瓢箪が……色味も何だかオシャレですね。市販品みたいな無機質感ないのが良いですね、温かみがあって」

「これ、手とへらだけで作るんです。」

焼き物の技法に関してはそんなに詳しくなくててっきりろくろを回して作っているものだとばかり思っていた。

知らない事をぽんと与えられる楽しさもまた、ひとり旅の良いところだなとしばしば思う。


お抹茶は、先ほどの方丈前の庭園ではなく、北側の庭園を眺めながらいただくことができる。

圓徳院に限ったことではないが、訪れた時間や季節、その時の体調などさまざまな状況で全く景色が変わって見えるから何度でも足を運びたいし、意外とその時々のことが記憶に残っている。

2017年8月15日の事は、なんだかんだで3記事になるから(1件は3日間まとめての更新ではあるけれど)、しばしば書いているがこの日雨が降ったり止んだりを繰り返していたので、時折風が吹くと夏独特の雨の香りが乗ってきて、記憶に深く残っている。

五感は、記憶を留めておくためにも大事な感覚なんだなと最近特に実感している。


それじゃあ、また来年あたりに逢いましょうねと幽霊達と別れを告げて圓徳院を後にしようと……



「………………雨だ。」



ポタッと顔に雨粒が落ちてきた。



そして、はっとした。







傘が……ない




黒谷さんかカフェに傘を忘れてきた……否、そもそも初っ端の若王子神社御朱印いただく時にペラペラと神主さんと話し込んでいた時にすでに起き忘れていた可能性だってある…何故なら雨が降っていたのはタイミングよく全て屋根がある場所にいる時だったからだ。

記憶力はいい方だ…6年前のブログをいまだに書いているくらいなのだから。

ただ、傘に関しては、雨が止むと傘の存在が記憶から抹消される厄介な性質がある。


一体何本の傘を各地に起き忘れたのであろうか………傍迷惑この上無く思う自分で自分の頬をばちんと平手打ちにしてやったから許してほしい、あぁ…なんということか。

高台寺 利生堂

圓徳院を後にしてそのままさて、どうしたものかとなぜか高台寺に向かうねねの道へ無意識に足を運日、登り切ったところでなぜ登ったよ………とポタポタ落ちてくる雨に途方に暮れていると何やら見覚えのない建物を目にする。



「何だあれ………昨日あったか?」(あった)


前日、私は真っ直ぐ高台寺に向かっていったので全く気づいていなかったがやけに真新しく"利生堂"と掲げられている。

りしょうどうと読むらしい。

扉はしまっているけど入っていいのか悪いのか…とうろうろしていたらさらに奥に入り口があった。(はず…ここはうろ覚え)

雨も降ってることだし、まだ少し拝観可能時間まであるな…と少し覗いてみることにした。

八相涅槃

閉館間近だったこともあってさらっとしか見れていないが、八角形のお堂の中一面に涅槃図がえがかれており入った時、わ、凄い…となる空間になっている。

この画像は一枚板だったかはめ込み式だったかの記憶は曖昧だが涅槃図…お釈迦さまが入滅された時の状況が細かく彫刻で表現されていた。それぞれが長方形のコマとなっていて数十枚(コマ?)の彫刻が展示されていたもの。

高台寺は撮影禁止エリア(堂内等)がありますが、ここは撮影OKで涅槃図の撮影も(複製画なので)可。

建物の壁全体にその涅槃図が描かれたおり、中は礼拝堂のような作りになっていて椅子や木魚その他仏具一式が配置されている。

肝心のお釈迦さまの写真は(巨大すぎて)撮影していないけれどお釈迦さまを取り囲むようにさまざまな如来や菩薩に弟子達や生き物達が嘆き悲しみ、お釈迦さまに寄り添う様子がぐるりと360℃体感でき、自分もまたお釈迦さまが入滅された時その場に居合わせたかのような感覚になる作りだ。


これは、高台寺所蔵の八相涅槃図のデジタル複製画なのだとか。

HPを確認したところ正確には礼拝聴聞とされているようでここで法事や葬儀も行えるらしい。

涅槃図か……沙羅双樹の木の下で最期を迎えたお釈迦様を信者や動物達が入滅を悲しんでいる様子が描かれたものって事しか知らんな……ところでこの生物は……一体…

蛇にツノが生えている…しかも足は無くてちゃんと蛇だ…地味にこれは耳だ耳も生えてる!!!

あなたは何者なのだ…。
涅槃図には架空の生物も多数描かれているってなにかで読んだことがあるけれど、その架空の生物なのだろうか(知っている方がいたら教えて欲しいです。)


狐と……お前も何者だ…
イタチか?イタチなのか??というかネズミもめちゃデカいな原種か???


なんて、


こういうの見つけるとなんだか楽しくなってしまって、浮世絵なんかでもたまにモブに着目してたのしく鑑賞してしまったりする時があるのだけど、こういう妄想してあれこれ思いを巡らせるのも楽しいものである。


自分に余裕がある時に、涅槃図のあれこれを一度調べてみたいとこの6年前の旅を振り返って思ったりした。

この6年余裕がなかったんだなという反省点も踏まえて。

利生堂御朱印

利生堂でも御朱印がいただける。
"安心"と書かれている。

これで、ひと安心だね!!なんて普段言ったりして馴染みのある言葉で、常日頃"あんしん"っていっているけれど、仏教だと「あんじん」って読むんだそうだ。

安心も仏教用語の一つなんだなぁと知る。


仏法によって得た心の安らぎ、そこから発する動ずることのない境地のこと


なのだとか。

お寺や神社巡りはするけれど、あまり深いところまで追求してしまうと宗教宗教しちゃうのでそのお寺の歴史だったり御本尊については調べることはあっても用語を多く知っているわけではないから、へぇぇ…!!!と思うことしばしば。

これから先何十年かすると忘れていくことの方が多くなる時がいつか来るのだろうけど後どれくらいのことを知ることができてどれくらいのことを記憶に留めていることができるのだろう。


忘れることの怖さもあり、また、知らない何かをどれだけ知れるかの楽しみもある。


そんなことを思っているのも束の間、私はものの数秒で頭を抱えることとなる。















土砂降りじゃねえかよ
どうすんだよこれは……



途方に暮れた。




わたしは、旅は年密に計画を立てて行く方で、最終日は比較的ゆとりを持たせた組み込み方をすることが多い。

というのも、予定していたけど行けなかったりしたところにあてたりはたまた寄り道が出来たり、疲れてしまった時に後から後悔しないためにという理由があるのだけど、この日の予定が若王子神社黒谷さんにcocochi cafeしか組んでいなかった

にも関わらず、わたしはかなり遅い時間の新幹線の指定席を取っていたわけで、さぁてどうしたものかと思っていると、あたかもわたしが手を挙げたとでもいわんばかりにすーっと目の前に三葉マークのヤサカタクシーが停まって、なんという絶妙なタイミングなんだと、そのままわたしはコンコンと窓を叩いてタクシーに乗り込んで、数秒考える一番最初に思いついた場所を運転手に告げた。


京都水族館までお願いします」




10分と少しの間、
それはもうわたしは饒舌になった。

京都水族館

タクシーの運転手さんが、降車際に

「お客さん、風邪ひかんといてね。帰り駅まで行くならまた電話してね」


前髪が雨に濡れてピタッと額にくっついているわたしに、レシートを渡す時電話番号がかかれている箇所を指差しながらここね、と言った。

タイミング上等、気遣い上手、営業上手さらには聞き上手この人はかなり上物のタクシー運転手だったな。

わたしは礼をいうと足早に京都水族館へと入っていった。

オオサンショウウオ

京都といえば…な、オオサンショウウオさん、入って早々お出迎えをしてくれる。

のだが、実は外から水族館の館内に入ってまだ目が慣れていない状況の時にみるので初っ端に難易度S級なのがこのオオサンショウウオさんだ。

事実、わたしは前年にも京都水族館に行っているものの写真は撮っているものの他の生き物たちのことや空間に関しては覚えているのにオオサンショウウオの記憶が全く残っていなくて驚いている。

擬態がとても上手くて見つけるのに時間がかかってしまうところもあるのかもしれないと思ったのだった。

それにしても何ともいえない風貌である。
とても平べったい。

大雨の後によく鴨川の川辺にオオサンショウウオがひょっこり現れるって聞いたことあるけれど、実際京都の方で出会ったことあるよって人どのくらいいるんだろう?と、ふと思った。

見かけても天然記念物だから触ったりしたら罰せられるので知らなかったでは済まされないので肝に銘じておかなくてはならない。特に観光客である私たちはそういった知識に浅いところがある。郷には郷に従えという言葉があるが、ただ遊びに行くという考えだけでは時に自分が加害者になることがある。

警察か役所に通報すると保護されて遺伝子解析されたのち在来種であることが確認されたら暫く京都水族館で保護されるそうだ。外来種が入ってきているので雑種が増え在来種の数が減ってきていることが問題視されているそうである。

夏のくらげはあの世から来た誰かだってばあちゃんが言ってた。

アカクラゲ

さて、旅の最後に京都水族館を選んだのは雨宿りも兼ねていたものの久しぶりにクラゲを見たかったこともある。

くらげって癒しの代名詞みたいなところありますけど、本当に見ていて飽きないし不思議な生き物だなと思ってしまう。ある時クラゲの睡眠についての実験論文を読んだことがあるんだけれどくらげって脳がないのに睡眠するんだそうだ。

基本的に脳を持つ生物が睡眠するものだとばかり思っていたのだけれど、寝たらそれなりに運動能力にも差が出るとか……。

くらげも種類豊富だが、有名どころではあるけれどアカクラゲミズクラゲが好きだ。

水の流れにゆらゆら揺れる触手が綺麗だし傘を開いたり閉じたりするときのゆったりとした動きも見ていて飽きない。癒し、ストレスが減る、時間を忘れる………わかる気がする、ついぼんやりと眺めてしまう。

水族館にたくさん通っているわけでは無いけれど色々な水族館のサイトやYouTubeなど拝見しているとくらげの展示エリアは他の生物達よりも光の演出に力を入れていることが伺えて京都水族館もまたクラゲエリアの演出は幻想的だ。

光量がゆるやかに増減するので光がふっと消えたときや光が当たりふわっと浮き上がるアカクラゲの紅色がキラキラと光っていつのまにやら口をポカンと開けて魅入ってしまうのだ。

時間泥棒である。

ミズクラゲ

アカクラゲと同じ位好きなミズクラゲ
アカクラゲは長い触手に毒があり触れるとビリッと電撃があじるほど痛いがミズクラゲは毒は持っているもののさほど痛くはないと、学生時代に講義で聞いた事がある。

中央の花のような赤い部分は" 胃 " である。
これを学んだ時は、へぇぇとなったものだ。
胃なんだ、と。

光に反応して傘の周りでひらひらと動く縁触手が仄暗い光にふわっと浮かび上がる。

なんで綺麗なんだろう。


また、祖母の話になるが、
昔、夏に押し寄せるようにやってくるくらげはあの世から帰ってきた亡霊だ。お盆に海に行くとあの世に連れて行かれるよ。

なんてよく言われたもんだ。
実際、盆の海は足を取られるなどという話はよくあるけれど、連れて行かれるというのはくらげに刺され死亡する例があったからだろう。


くらげも遠巻きに見ると人魂のようにも見える。

なんでも…ユウレイクラゲなる名前のクラゲまでいるそうだからクラゲはあの世から来た亡霊なんて昔だったら余計そう思っていたことだろうななどと思えてくる。





思えて…………




グゥゥ……






唐突に腹の虫が鳴く



「お腹が……減った……」


私の中の井之頭五郎さんが言う。
ちょうどいいタイミングでカフェコーナーが目の前にふらふらと吸い込まれるように行くと



アユの塩焼きドッグ 期間限定販売


鮎の……塩焼き……ですって?



好物である。

迷わず言った。


「アユの塩焼きドッグ1つください。飲み物は……このレモンサイダーで…。」




アユの塩焼きドッグ

鮎が乗っている……


当たり前だけど思った。


ホットドッグのソーセージが鎮座しているだろう場所に、1匹の鮎が塩焼きになっていた。

串に刺さった状態でよく食べている鮎の塩焼き。
それがパンに挟まっとる…パンチが利いたビジュアルである。



「いただきます………」




空腹だったこともあり、もぐもぐと食べ進めて完食した後、







うん…まぁ、別々で……食べるに限るな…



それを言ったら元も子もないでしょとビンタされそうなことを思う(でも不味くはない、でも美味しくも、ない…けど、何回か食べたら多分クセになる……味だったかもしれない)


私はここからまた京都水族館にはご無沙汰した状態なのだが、毎年夏の期間にアユの塩焼きドッグは京都水族館の夏の風物詩になっているようである。クセになっている人が多いに違いない。



「………さっっむ……」


せっかく夏に来たのだ、涼を求めようなどと要らぬことを思ったばかりに、結果的に雰囲気ではなく水(雨)をぶちかけられどうだ涼しくなっただろうとまさかの旅の最終日の締めくくりは天候から涼を求める羽目になった。


翌日、少々風邪気味だったのは言うまでもない。

chochochi cafe

〒604-0001
京都市中京区道場町4-8
営業時間11:00-18:00
定休日 月•火曜
HP: https://cocochicafe.com


圓徳院

〒605-0825 
京都市東山区下河原町530
開門時間 10:00-17:30(受付終了17:00)
拝観料 大人500円 中学生200円
HP: https://www.kodaiji.com/entoku-in/haikan.html



京都水族館

〒600-8835
京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
営業時間 ※日により異なる為HP要確認
※注意 土日祝は日時指定の入場券が必要
定休日 無休
入館料 大人2400円 高校生1800円 小•中学生1200円
幼児(3歳以上)800円

HP: https://www.kyoto-aquarium.com/index.html



真夏の京都二泊三日の旅2017 完!!

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ⑥】終戦の日に響く読経と見返り阿弥陀と愛すべきアフロ仏さんと。(2017.8.15)【永観堂&くろ谷 金戒光明寺】

最近、雨が降るとえげつない降り方をしますね。
比較的台風で被害に遭う事がありがたいことに少なかった静岡だけど近年そろそろお前達のエリアにも腰を落とそうと思うとでもいっているかのように目をつけられ始めた東海エリア。

先日線状降水帯にまんまとやられた私は、突然の突風によって自分の傘に頭突きをくらい(というかタコに顔を吸いつかれたみたいになってた)鼻血が出ました。

ギャグ漫画かなんかか?と思ったレベル。
まさかの血みどろ劇場勃発に今でこそこんなふざけた感じで言えるけど泣くかと思った。顔に青痣とか作ったのおてんば小学生だった時ぶりですよ。

ついでにブログも8ヶ月ぶりとか一体いつになったら平成の円環から抜け出せるのだろうか???

こんばんは!!あめんぼです。
色々絶不調だぜ!チクショーですわよ??


さて、前日の、後半戦が割としっちゃかめっちゃかだった二泊三日の夏の京都旅(しつこいが2017年)も、いよいよ3日目、最終日まで漕ぎ着けました。

夕飯を食いっぱぐれた恩恵か、朝食が豪華ラインナップでホロリと涙が出ちゃう。

お粥チョイスしました。
おかゆ朝食結構いいですよね〜一時期ハマった事あったんですが(コメじゃなくてオートミールでだけど)最近なかなか...

朝から鮭の切れ端とかじゃないこんなボリューミーな焼き魚食べれて幸せです。鮭ディスったわけじゃないです。前日に朝食と夕食とを食べ逃している者はね、面構えが違うんですよ。ひたすらもぐもぐと食べましたよ。あぁ、そりゃあもう、五臓六腑に染み渡るってもんです。タウリン200mg配合されちゃったくらい元気ハツラツですよ!!!

朝ご飯を食べてエネルギーチャージしたら、
ホテルで荷物を自宅へ宅配でささっと送ってしまってから、早々にチェックアウトして、今回のシリーズの①でアップした京都三熊野巡り最後の3社目、熊野若王子神社へお参りに行って来たわけで・・・
↑熊野若王子神社(他2社)での事はこちらをご覧ください。


早い時間に出発していたこともあって少し時間があったので近くをふらふら歩いていたらふと、永観堂という看板を見かけたので、あ、紅葉と見返り阿弥陀様のお寺さんか〜!!そういえば行ったことなかったかも...いい機会だしお参りしてみようか...と、思い立って永観堂に行ってみることにしたのです。

永観堂 (禅林寺)


2017.08.15参拝

いい感じに緑がどっちゃりあって清涼感

1〜2日目はお天気だったけれど、最終日は降ったり止んだりな生憎のお天気。でも雨のおかげで、"茹だるような暑さ"は回避できていたような気がする。雨が止むと、突然蝉が鳴き始めちゃったりするんだけどね 笑

おやっ・・・・?狛犬・・・否、獅子かな?
中国風の獅子ですね。石も日本の狛犬像とか獅子像と違う材質で次ものにある静岡県立美術館にある獅子みたいな感じ。

これこれ!!!お顔はだいぶ違うけど、独特の中国の石の質感似ている。これは浙江省から寄贈されたもので、漢白玉石で出来た獅子像。大理石とよく似た石ですね。

で、珍しいな〜中国っぽい獅子像か〜って調べてみたら、こちら中国っぽいんじゃなくて本当に中国の西安からやってきた大理石製の唐獅子だったというオチ。

永観堂、勝手なイメージで哲学の道ルートの観光客多そうとか修学旅行生でごった返してそうとか思って毎回あえて外していたものだから熊野若王子神社に参拝する事を計画しなかったら拝観する機会なかったかもしれないのだけど、最近よく言われているずらし旅をすれば、ストレスフリーで拝観できるんだなぁと思ったりしました。東福寺も青もみじの時に行けば牛歩とかないですしね!緑もめっちゃ綺麗なんだけどねぇ。

丁度9時頃...紅葉シーズンではなく青もみじシーズンでご覧の通り。

でも、お盆なのに上の方が色付いてきてる?
年々湿度や気温は上がってきているし台風発生もここ数年で異常なので、、もう"例年"なんて言葉言えなくなってきているけど、2017年は、それ以前までの平均で言うと、雨量は少なく気温は高いという年だったようで、影響があったのかもしれないね。水が少なかったり養分が行き届かなくなったりするとこうなることもあるみたいですね。

最近、冷え込むこともあるし、そろそろ赤く色づき始めているんじゃないかな?ライトアップもされるらしいですし、きっと綺麗だろうな〜人凄そうだけど!!!

永観堂の略歴とご本尊

紅葉の名所として知られている永観堂、正式名称は
聖衆来迎山 無量寿禅林寺(しょうじゅらいごうさん むりょうじゅいん ぜんりんじ) といい、浄土宗 西山禅林寺派の総本山です。
貞観五年(863年)に創建され、第56代清和天皇から"禅林寺"の勅額を賜りました。
永観堂と通称されているのは、延久4年(1072年)に禅林寺第七世となった永観律師の名前にちなんでそう呼ばれるようになったので、創建当初からでは無く禅林寺が創建されて約200年後の事。

ご本尊は、阿弥陀如来で元々は奈良の東大寺にあった秘仏であったとか。

ちなみに、この永観堂 えいかんどうと読むかと思うのだけれど、永観律師は"ようかんりつし"というので本来はようかんどうと読むのが正解....らしいんだけど、今はえいかんどうと呼ぶのが一般的になっています。

方丈庭園/唐門前庭

天皇の使いである勅使が参詣する際、この門が使われていたそうで、今では禅林寺(永観堂)の住職が亡くなられた時にこの唐門を通るのだそう。

門前に、白砂利が俵形に盛り上がっている。
勅使は盛砂を踏んで身を清めてから寺内に入っていったんだって。

臥龍

おっ.....階段!!!
いい感じに畝っている...というか、これが臥龍廊じゃん!!!はわわわ〜っとなるわけで、そう、永観堂を拝観しにきたのは、見返り阿弥陀像と共にこの臥龍廊も見たかったからなのでした。

スタタタ....と、階段を上がってキョロキョロしながら人が全くいない....良い.....と、龍の腹の中を往復してしまった私がおります笑

高台寺は直線の臥龍廊で、永観堂のはググッと畝った感じで登り降りすることで、登り龍にも下り龍にもなれるね〜!!

ちなみに釘は使われておらず組み木だけで造られているんだよ〜これぞ匠の技ってやつですね。

どちらにしても私たちはお腹の中にいるわけですけども 、龍の腹の中を上り下りするなんてなんて贅沢なんだたとえ喰われたとしても我が人生悔いなしである。

否、欲深いからまだまだいろんな龍の腹ん中を歩き回りたいです。

かっこいい〜〜!!!背骨〜〜!!!この臥龍廊はもうご覧の通りで曲線美の美しさが本当に素晴らしいです。

実際に目で見て上り下りして美しさを堪能して欲しいですよ、ホンッットに!!!!くどいけどほんっとに美しい。

日本のお寺の廊下はなんでこんなに美しいかね・・・・人がいなかったからほんっっとこう雑音がない空間にいると美しさ反面稀に恐怖すらすることがあるけれど、所々は薄らぼんやりで忘れちゃったことも多いのだけど(流石に5年以上経っちゃったしね←)何故だか遠くで蝉が鳴いていて、この日は前日と違って少し蒸していてたまに背中にポトリと汗が流れる感触を感じつつたまに吹く生ぬるい風が生ぬるいんだけど妙にヒヤッとして廊下を歩きながら、ぼんやり緑浴していると、なにやらポクポクと木魚の音が聞こえてくる。

・・・・・あそこか。

そういえば今までいろんなお寺を参拝して来たけれど読経の時って無かったかもしれないな……お邪魔させていただこうか……。

読経と見返り阿弥陀と説法と終戦の日




そんなわけで読経が聞こえるお堂へ向かうと、そこは阿弥陀堂でした。

極彩色で鮮やかな装飾で柱の彩色も美しかったんですけど後で撮ろうと思うとダメですね...撮るのすっかり忘れて帰りました。

そう、撮るのを忘れてしまうくらい読経と見返り阿弥陀立像の視覚と聴覚からくるそれが素晴らしすぎたからである。

この日はちょうど終戦の日だったこともあって読経の後、御住職(福住職かもしれない)の法話があった。

記事の更新を怠ってあれから5年半以上経ってしまっているので細かい話の内容は薄らぼんやりとしてしまっているのだけど、当時お話をしてくださった方は広島か長崎の方だったと記憶しています。


この日、たまたま永観堂にふらっと立ち寄って、たまたま読経の時に阿弥陀堂に行って、法話を聞いた。

この、たまたま行ったら後々まで脳裏に焼きつく印象的な光景というのが度々あるのですが、この阿弥陀堂での光景は、美しくもあり何故だか時々哀しくもなってしまうのである。

普段からろうそくが灯っているのかは定かではないですが、ゆらゆらと揺れるろうそくの炎の先にいるみかえり阿弥陀像は、あの時何を思っていたのだろうか…。


戦争というものは、どうしてこうもなくならないのだろうかと、よくよく、思うことがある。毎年…毎月、毎週、好んで見ているあの大河だって考えてみたら戦争の話なんだよなぁ……私はとても矛盾しているなどと、ふと考え込んでしまったりもする。


永観とみかえり阿弥陀様の逸話については永観堂のHPに詳しく掲載されていますのでご興味ある方は、ご覧になってみてください。



百日紅と睡蓮

そうそう!!大玄関前に、百日紅(さるすべり)の花が咲いていました。

雨が降った事もあって花びらや葉に付いた雨粒がキラキラと光っていてこれがまた綺麗で色々な条件が揃った頃に来れて良かったなぁなんて。




ちょうど夏〜残暑にかけての7〜10月の3ヶ月...約100日間紅色の花を咲かせるのが"百日紅"という名前の由来のひとつなんだって。

境内にある池に水蓮も咲いていました。

水蓮、清楚でわたし大好きなんですよね。
見かけるとついつい撮ってしまいます。

紅葉の永観堂……実際、赤く染まる永観堂は画像でしかみたことがない(東福寺同様ギッチギチの光景を見たことがあるからわざわざ紅葉シーズンに人ごみを観に行こうと思った事がなくて…笑)けれど、百日紅や水蓮が咲く時期に来るのも風情があって良いと思いますよ。

なにより、空いている。
最近は、人出が全く掴めないから断言は出来ないけれど………。

永観堂の境内を散策

予想以上に長居しすぎてしまって、次に行く先があったのでのんびりとまではいかなかったですが、境内も少しだけ散策。

放生池、あの鳥居の方まで行けば、弁天社の景色が素晴らしかったみたいだと言うことを後から知るという笑

こちらの方も若干、紅葉していますね。

青もみじと赤もみじ
真夏に見るとちょっと不思議な感覚に陥りますね。
でもなんだか白い斑点がある…うどんこ病とは違うように見えるけど…大丈夫かな…??薬剤の影響かな…

偶然は必然なのよと言わんばかりにお地蔵さんの前にひらりと落ちるもみじ。

茶店なんかもあるみたいだったので、いずれまたお邪魔しに行きたいなと後ろ髪をひかれつつ、永観堂を後にしました。

永観堂御朱印

京都文殊霊場 南無帰依法御朱印

西山国師十六霊場8番 顧阿弥陀如来御朱印
法然上人二十五霊場 法然上人御朱印

3種いただきました。

京洛六阿弥陀霊場 2番札所の顧阿弥陀如来御朱印や御詠歌の御朱印もあるようです。

『永観、おそし』の、シーンを再現した印がはさみ紙になっていたので今でも大事にファイルにしまっています。

永観堂(禅林寺)詳細 & Map

〠606-8445
京都府京都市左京区永観堂町48
☎︎075-761-0007
HP: http://www.eikando.or.jp
拝観料:大人600円
拝観時間:9:00〜16:00(閉門:17:00)
アクセス:市バス南禅寺永観堂道から徒歩4分


くろ谷 金戒光明寺


2017.08.15参拝
続いて、くろ谷さんと地元の方には親しみを込めて呼ばれている金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)を参拝。

こちらのお寺、ずっと行ってみたいなと思っていたのだけど、この旅は今思い返しても、とにかく行きたいところを詰め込んだ旅だったなぁと写真を見返しながら苦笑してしまうわけですけど、見てこれ立派な山門です。まぁもうそれはそれはでっかい!!!!

特別公開の時に拝観できたら、この山門の内部公開などもあるそうで、楼上にあるチーム文殊菩薩や天井画を拝観したくて仕方がないのだけどいつか京都の天井画だけを観て回る旅をしてみたいなぁ。

蹴上の南禅寺も山門が見応えありますけど、巨大な建造物は見上げた時、本当にワクワクしてしまう。

山門は、柱と柱の間から見える風景が額縁に飾られた絵画のようにも見えてきっと四季折々違った印象を持つんだろうなぁ…美しいですね。

現在の山門は1860年に32年かけて再建が完成したもので、それ以前にあった山門は応仁の乱で焼失しています…というかだいたい応仁の乱でそこいらじゅうどうにかなってるけども。

新撰組発祥の地

京都守護職新撰組

幕末の京都は、町奉行で取り締まれないほどの尊皇攘夷(そんのうじょうい)派の志士達による暗殺や強奪行為が横行しとにかく治安が悪かった。頭を痛めた幕府が京都治安回復のために新たに設置したのが京都守護職である。

会津藩主の松平容保(かたもり)京都守護職に就任し、その本陣となったのが、ここ金戒光明寺
この、会津藩主である松平容保京都守護職就任に関しては会津藩内で大揉めしたのですが容保さんの板挟みっぷりは気の毒になるほどですが今回はサクッと割愛します。

家茂が攘夷について孝明(こうめい)天皇拝謁(はいえつ)するために上洛するにあたって、将軍隊列の護衛を江戸で募り結成された浪士組の中で幕府側につき京に残留した浪士達17名(浪士組は200名以上が集まり将軍上洛に先立って2月に上洛するが清河八郎が攘夷を実行すると宣言し江戸に戻るそれに異を唱えた近藤勇ら試衛館メンバーや水戸藩浪士の芹沢鴨達は京に留まり京都守護職会津藩に京残留の懇願書を出した)は京都守護職御預かりとなって、後に働きが認められ壬生浪士組から新撰組命名され市中取締の命を受けた事から新撰組発祥の地とも言われる。※色々省略しています
詳細は、 金戒光明寺HPを参照ください。

芹沢鴨,近藤勇,新見錦,粕谷新五郎,平山五郎,山南敬助,沖田総司,野口健司,土方歳三.原田左之助,平間重助,藤堂平助,井上源三郎,永倉新八,斎藤一,佐伯又三郎,阿比留鋭三郎…計17名 ※但し斎藤一は浪士組ではない

大方丈に近藤勇達が松平容保に謁見した『謁見の間』が再現されているそうなんですが、特別公開の時に拝観出来るそうなんですがこの時は残念ながら拝観は出来ずでした…。

阿弥陀堂


このお堂は、黒谷さんの諸堂の中では一番古いお堂。
慶長十年に豊臣秀頼が再建されたもので、本尊の阿弥陀如来像は、恵心僧都 源信(えしんそうず げんしん)の最後の作と伝わっていて、阿弥陀如来像のお腹の中に一代彫刻の使用器具が納められていて、のみ納め如来おとめの如来と呼ばれているんだとか。堂内覗いたら煌びやかな阿弥陀如来像でこちらは坐像でした。

こう、これで最後の仕事として自分の長年使っていた相棒をすっと作品の中にある意味封印する行為、わたくし創作再開するする詐欺ばかりしているちゃらんぽらんな人間にとっては、頭が下がる思いである……なんかほんと最近煩悩しかないので除夜の鐘打ちに行った方がいいかもしれないわね……。


永観堂阿弥陀如来は少しほっそりしているのですが、こちらの阿弥陀如来はふっくらした印象。あと、龍の天井画もあって、お!!おおっっ??と、覗き込んでしまったりして。

境内の売店でかき氷

お参りを一通り済ませたら、

境内にあった売店でかき氷いただきました!!
見た目シンプルで子供の時おばあちゃんとお団子屋さんと違って頭にキィィーンとくるかき氷じゃなくて氷屋さんの氷を使ったかき氷。

写真だと硬そうに見えるけれど、ふわふわの口に入れたらすーっと溶けていって美味しかったです。最近のかき氷はそういう頭が痛くならない天然氷を使ったかき氷がスタンダードになってきたので、逆に人工氷の口の中で氷のダマになっちゃって頭にキーンとくるかき氷に当たると懐かしくなっちゃうくらいだよね 笑

このブログは未だ平成の世界から抜け出せていないが、もう一つの時間軸にいる私は昨年ねんどろ長義ちゃんと毎週毎週かき氷を食べ歩いていた程、ここのところかき氷にどちゃハマりしている。

今年もそろそろアップを始めているところだし、平成の世界にいたわたしも実はアホみたいにかき氷食べていたので今後もちらほらかき氷ネタは出てくるはずである。

おっと、無駄話をしてしまった。私の悪い癖……!!
時を戻そう。

極楽橋の蓮池と 江の供養塔

京都守護職会津藩松平容保だったこともあり、その関係で会津墓地があります。

平成23年大河ドラマ 江〜姫たちの戦国〜』のお江さんの供養塔があるとのこと!!

お江さんか…懐かしい……!!

会津墓地に向かうには蓮池に架かる橋を渡っていくのですが、橋の名前が極楽橋っていうのも素敵ですね。

この橋、京都の社寺では最も古い石橋だったとされるんだとか。この蓮池も熊谷直実(くまがいなおざね)が出家を決意した時に兜を洗ったと伝承されていて別名兜の池とも呼ばれているんだとか。

平家物語、敦盛最期の段で敦盛との一騎打ちで有名な熊谷直実…って、あ、大河といえば……鎌倉殿の13人でこの直実と敦盛のこの一騎打ち取り上げられなかったですよね。あれか?北条メインだしインパクト強すぎて出せなかったのかな???


平敦盛熊谷直実』The Heros展 静岡会場で撮影

熊谷直実平敦盛の供養塔もあったようですが、なんということか全く気付かず(目的が違ったものだから前調べが全く足りていなかったという。後でめちゃくちゃ後悔した)なんてこったい。

蓮の花はもう見頃は過ぎてしまっていたのがちょっと残念…。もう蓮の実になっちゃってるものが沢山でお花はちらほら…もうお盆だもんね

7月中旬〜8月上旬あたりがたくさん咲いているのかも?近頃の例年より〇〇早いの傾向があるから早まるかも…か、読めない!!!!

白い子咲いてました。

さて、看板が所々置いてくださっているのでその案内通りに進んでいくと…

奥の方に一際大きな石塔があります。
こちらが崇源院(すうげんいん)(江姫)の供養塔。

春日局との対立が良く取り上げられますが、供養塔の前にあった実はこの供養塔を建立したのは他でもない春日局だったそうです。

で、ここでもうっかりしすぎなんですけども左右に春日局と徳川忠長の供養塔あったんだってあとで知って、どこに目をつけていた……わたしよ……と、ガクッと膝をついたのは言うまでもない……。

注意力が散漫すぎて仕方がないよ……


実は、旅の計画をしていた頃、京都三熊野詣りで若王子神社を調べていた時、地図を見ていたら近隣に金戒光明寺を見つけて彼に会う絶好のチャンスではないかぁ!!!と、最終日にくろ谷さんのお参りをぶちこんだのですが、いよいよその時がやってきた。

念願のアフロ仏さんに会う

い、いたーっっ!!!!!!!


会いたかったーーっっ!!!!

ここ最近よくテレビや雑誌でも取り上げられるようになったけど、巷でアフロが可愛い♡とか言われてなぜかアフロ大仏(デカくない)と言われて紹介され…、

ごく稀に奈良には大仏がいるけど京都にはいないのは何故かという話題になると、京都には昔、京都大仏という奈良の大仏より巨大な太閤殿下が建立した大仏がいたのだが、長年に渡る不運続きでついには昭和48年……突然の出火で幻の大仏になってしまった。今は、アフロ大仏というロックでファンキーな大仏(ではない)しかおりません とかネタとして言われてしまうちょっと気の毒なところもあったりするんですけど、文化財指定は無いものの、石仏像はかなり珍しく更に黒谷さんに行けばいつでも会えるというこの気軽さ…好き。

ちなみにですが、さも崇源院の供養塔をお参りした後、やっと見つけたーっっな胡散臭さで進めていますが、実は供養塔を探している間に既に見つけている。

ちょうど階段があってお江さんの供養塔の案内看板を見てすっと目線を上げたら、あっ…いた……!!! って、ちっちゃい声でつぶやいちゃったりしていたのだ 笑

あんなところに笑

おわかり…いただけただろうか………。

さて、この仏さまどうしてこんなパンチパーマ最終形態みたいなヘアスタイルをしていらっしゃるのか………見るからに重量感のあるそのボリューム…だからこんなにも首ががっしりしているのか。

細身の首では絶対に支えきれないし頸椎に何らかの異常が生じるに違いない。


このアフロとか言われちゃうくるくると丸まった…というか既に玉状になったこの毛髪は、螺髪(らはつ)といって、如来像の頭髪がそう呼ばれているのだとか。

ちなみに、大日如来だけは螺髪ではなく髪を結い上げ豪華な装飾品を身につけていて、それは大日如来が仏の中のトップ……王様のような存在だからなんだって。


上から見た螺髪

この大きな螺髪が覆い被さったような大きな髪型は、阿弥陀仏法蔵菩薩だった頃、悩み苦しみむ民衆や罪悪をして輪廻を繰り返す民衆をも救う(但し、五逆の罪を犯したり仏の教えを謗るものは除く)為にはどうしたら良いか?法蔵菩薩のお師匠である世自在王仏(せじざいおうぶつ)に、どうしたら人々の悩みや苦しみを救ってあげられるのだろうか。全ての悩める民衆をわたしは救ってあげたいのです…と、助言を求めた。

熱心だなぁ…と世自在王仏は思ったわけで、ならばと

二百十億という、ありとあらゆる仏の浄土の成り立ちと、それらの浄土にいる人びと有り様を見せたとか。

法蔵菩薩は、浄土の有り様を見て
五劫という途方もなく永い永い時間をかけて思惟を重ねて仏になって理想の浄土を実現するぞと48の願いを立てたそうだ。

これが、阿弥陀如来四十八願ってもので時々お寺巡りしているとお堂なんかに説明パネルがあったり、たまーにフリーペーパーみたいなものを作られているお寺さんだと四十八願についての紹介があったりしますよね。

神社仏閣巡りするとはいえ、宗教に強いわけでもないし文化財巡りや史跡巡りの観点で巡っているのことが多いので、ここら辺に関しては疎いですけども、たまに、それはなんぞや?と思って調べたりすると奥が深かったりして、知ってると知らないとではたまに見え方が違うこともあったりするので、雑学的に知っておくのも良いかもですよね。


で、その五劫の時間ってどれくらい途方もない時間なんだろうか?ってなる。

100年に一度(千年とも言われている※諸説あり)天女が舞い降りた際、四十里立方(約160km))の大岩の横を通った時に羽衣がスッと岩に触れる。そして、その160kmの大岩……ってかデカいな???世界一巨大な岩8kmやで?(西オーストラリアのマウントオーガスタス)ってビビってしまうような大岩に羽衣の裾が岩に触れた程度でそのバカでかい大岩が削れて無くなるまでの(途方もなく)永い時間……の事を一劫というので、五劫はその5倍の時間ってとんでもない時間だな。

お顔だけ見るとこんなに、あどけない子供のような姿をしているのになんて気が狂いそうな時間そんな…民のために考えられるんだ…


諸説ありますが、宇宙的年月規模で言うと一劫が約4億3200万年…五劫は、21億6000万年一劫ですら………ふぁぁーっっっ??規模がダイナミック過ぎて追いつけないだろうが……って話だよわけがわからん大パニックなんだが!!!!


という、人間のちっぽけさは置いといて、そんな壮大なレベルで、生きとし生けるものが幸せであれ、救ってあげたいと願い考え………なんかもう頭が下がる思い(2回目)である。



その永い永い気が遠くなる時間修行し、髪が伸びに伸び、螺髪を積み重ねてあのような頭になった様子を現したのが五劫思惟阿弥陀仏なんですって。


そう、アフロ仏とかアフロ大仏(大仏じゃないけん)言われちゃってるけど、

正式名称は五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)というのです。

寿限無 寿限無 五劫の擦り切れ
海砂利水魚の水行末
雲来末 風来末…以下略

の、落語がありますけど、あの五劫の擦り切れの五劫はこの五劫思惟からきてるんですって。

いろんな五劫思惟阿弥陀仏像いらっしゃいますけど、わたしも国宝その他色々拝観させていただいたことありますけど、こちらの石仏の五劫思惟阿弥陀仏、異名アフロ仏さんのお顔が一番柔らかい顔しているかなと思っています。

五劫思惟阿弥陀仏こんぺいとう

御影堂で売っていた五劫思惟阿弥陀仏こんぺいとうがはちゃめちゃにかわいくて思わず買ってしまいました笑。

三個セットを購入。
5種類くらいあったかも?ピンク色のとかも可愛かった☺️

これ、ほんと考えた人天才か!!!とか思っちゃったよ、螺髪部分金平糖にしようとかよく考えましたよね。この五劫思惟阿弥陀仏…夜な夜なGOKOUSIYU NIGHTとか絶対やるぞ。DJとかやってそうなんだが…DJ GOKOU………笑

これ、後からあー!!失敗した〜とか思っちゃったけど食べた後袋取っといて可愛い紙とか厚紙にマステとか貼って旅ノートに貼ったりしたら可愛かったかもしれないなぁとか

また、拝観した時に売ってたら次は、それやってみようと思います。

黒谷金戒光明寺御朱印

御朱印もいただきました。

こちらは、大政奉還150年の限定御朱印

五劫思惟阿弥陀仏御朱印と代表の御朱印
ちなみに、五劫思惟阿弥陀仏ステッカーいただけるんですけど、このQRコードなんだ??って読み込んでみたら黒谷さんのHPに飛びました笑

黒谷金戒光明寺 詳細 &Map

〠606-8331
京都府京都市左京区黒谷町121
☎︎075-771-2204
拝観受付9:00-16:00
※HPには時間記載が無いので一般的な時間記載をしています。法事等で拝観中止されることもあるかと思いますのでSNS等でご確認ください。
アクセス
⚫︎市バス岡崎道下車(32・203・204系統)徒歩10分
⚫︎市バス東天王町下車(5系統)徒歩15分
くろ谷 金戒光明寺 | Twitter, Instagram, Facebook | Linktree



さて、京都三熊野巡りも終えたし、見返り阿弥陀もアフロ阿弥陀阿弥陀仏巡りも終えたし……



とりあえず、何か食べますかね………



私の腹の虫が、活動を始めたのであった。



続く!


◉追記…永観堂の部分で紅葉について若干時差がある発言(そろそろ色づいているんじゃないかな?という箇所)がありますが、何を隠そう昨年の10月から書いていて途中で止まっていた記事だというのが見え隠れしています。修正を忘れていた事に気づきました笑

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ⑤】百鬼夜行と万灯会と空腹と【高台寺&大谷祖廟】

最近寒くて布団から出たく無い。
ねぇ知ってたかよ今年もうあと2ヶ月で終わってしまうの?今年もまたろくなことしないで生きてしまった。

こんにちは、あめんぼです。
栗ごはんと秋刀魚食べたい。

小竜景光を自らの手で失った(実際は夢だったんだがな)わたしは、自分がやらかしたこととはいえかなりのダメージを食らっていた。いや、自分がやらかした故の大ダメージである。

出町柳駅の改札で、ICカードをタッチして、どでかいため息を吐いた私の口からは、恐らく魂が出たり入ったりしていた事であろう。

旅を計画するときは比較的アドレナリンが出まくった状態で立てている事が多い。まー、いけるっしょー???というノリである。

この後、私は直で高台寺に行こうと予定を組んでいた。


・・・行けるわけねぇだろが、クソ疲れとるわ。わたしのどあほ!!(色んな意味で)


ガクッと項垂れたわたしは、そのままタクシーに乗って宿泊先のホテルに向かい、部屋に戻ったらシャワーを浴びてそのままベッドにうつ伏せになったまま寝込んだのだが、突然ムクリと起き上ると徐に時計を見る。

そろそろ18時になる頃だった。


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり、行くか』

夏の旅は、汗だくになるので、念の為滞在日数より2日多めに衣類を持って行く。(冬は+1日)だいたい結局着なかったなんて事になるのだが、この時は私の"念の為癖"が役に立った。

そんなわけで、せっかく夏の京都に来たのだ...
結局のところ、私は、高台寺へと向かった。

高台寺


※2017.08.14拝観
このブログを書いてるのがまぁなんだ、5年後の10月なんですけどもね、10月ともなると18時半過ぎればもうとっぷりと日が暮れて夜ですよ。

8月の夏真っ盛りな頃の陽の長さったらないね!?夏はやっぱり夜が短いや・・・以前、真夏の北野天満宮で日中編ライトアップ編で6時間耐久やったことあるんだけど確かあの時も新幹線の時間の関係上19時前にタイムアップしちゃったんだけど、あの時も明るいのなんの。ぐぬぬぬ・・・と、下唇モロがみして帰ったっけな・・・なんて 笑

時間に追われてないから夜遊び三昧するぜ・・・やけくそだぜ。

そういえば、今まで寄ったことが無かったなぁと、境内にある湖月茶屋さんで、かき氷をいただく。ゆず氷・・・柚子の皮の甘煮がちょっぴりほろ苦くてカンロシロップと絡み合って大人なかき氷でした🍧

高台寺界隈の夏の風物詩といえば百鬼夜行展!!そのために来たわけだけれど、この期間は百鬼夜行の特別メニューなんかもあるんで、そちらもおすすめだったりするのだ。が、柚子かき氷に惹かれてしまったのだった 笑わたしはこのかき氷お気に入りなのです。

夕暮れ時の高台寺はとても美しい

さて、かき氷をいただいた後、拝観料を支払っていざいざ。まだ明るいものの、ゆっくりゆっくりと日も暮れ始めて来たので、ポゥッとあかりが灯り始めてくると雰囲気が一気に変わってくる。この瞬間が夜間拝観や夕暮れ時に参拝する醍醐味と言っても過言では無いのだ。

夕暮れ時のオレンジ色に染まった空も綺麗だけれど、このピンクモーメントな時間がたまらなく好き。

ここから祇園閣ながめるのが、わたし好きなのですよ。
あの不思議な建物は上部に祇園祭の鉾のようなものを乗せたから祇園閣って言われてるんだって。

昼間見るとなんだかちょこんとして可愛らしい遺芳庵(いほうあん)も灯に照らされた吉野窓が何だかとってもセクシーに見えてくる。

回廊に差し込む夕陽も美しい〜!!ずっと見ていられるよ。何度も言うけど私は高台寺の中ではピンポイントで、ここと臥龍廊が見える景色が好きなんだな...私多分死んだらここのへんに漂っていたい。あ、いかん、そんなん、秒で成仏してしまう。

百鬼夜行

百鬼夜行展に関しては、こちらで書いているのでよろしければご覧ください。最近の無駄に長いブログよりは短いのでカップ麺待ってる時間くらいで読めると思います。

おっ??砂かけ婆様だ!!

前回拝観した時は、日帰りだった事もあって完全なる日没後の光景をまだ見てなかったのでこの時めちゃめちゃ楽しみにしていたのです(だからダラダラするのをやめてむくりと起き上がったのさ)

最近、お寺でお化け屋敷流行ってるみたいですが(地元のお寺でお化け屋敷Pのお化け屋敷ここ数年開催されてるみたいで笑)おどろおどろ系ではなくて愛着あるおばけ提灯たちが並んでるところ、なんだかにこにこしてしまう。でもお寺のお化け屋敷めっちゃ参加してみたい

あ〜、生まれも育ちも京都とかだったら子供の頃毎年来てたりしたのかな〜出来ることならもっとこう風物詩と密着した環境で育ちたかった〜地元のお祭りや豆撒きとかそういうのはやってたけどももっとこう色々と!!!伝われ

前回、うっかり後でみようとか思って飛ばしちゃった地獄図も見れたし恋する閻魔大王が可愛い閻魔図も見れたし満足満足。

プロジェクションマッピング

以前から見てみたいと思いつつ、時間切れで漏れてくる音と光を外で後ろ髪を引かれながら見ていたプロジェクションマッピング。今回は時間に制限がないからのんびり百鬼夜行展を観ていると、波心庭(はしんてい)の方から音楽が聞こえ始めて来たので、おっっ!?始まった??と、ワクワクしながらお庭へと向かってみる事に!!

おおっっ!!妖怪達が百鬼夜行してる!!!
公開されている百鬼夜行絵巻の中の妖怪や付喪神達がいる!!ついさっきまで見ていたもの達が目の前で動いていて心も踊り始めちゃうよ。

百鬼夜行も昔の人にとっては恐ろしいものだっただろうけど、コミカルに描かれている付喪神達がとっても可愛くて思わずにこにこしちゃう。

実際は...一条百鬼夜行みたいなリアルなおばけ達が徒党を組んでいたのだろう(と、昔の人たちは想像していたんだろう)と思うんだけど、子供ギャン泣きするみたいですね 笑

テンションが高まりすぎて連射しまくったものを繋げてみました笑

連写しすぎやろ 笑
やっと見れたからついつい。

最後に迫ってくる龍が迫力ありました。

そして火の玉がゴォォォーン・・・・・という鐘の音と共に現れてふっと消える。なんとも、夏らしい演出でした。

高台寺プロジェクションマッピングは毎年春夏秋冬開催されていて演出がそれぞれ違うのでいつ行っても楽しめそう。時系列が前後してしまっているけれど、2018年の春に行った時の演出も宗教の枠を超えた演出で美しかったです。こちらで書いています。

YouTubeなんかでたまに検索かけてみたりするのだけど、秋の紅葉が舞い踊るプロジェクションマッピングは肉眼で見たい〜っっ!!って思ってるんだけどまだ機会がなくって秋冬も早く見てみたい!!!

すでに、とっぷりだな。

今回は時間もある事だし霊屋まで足を伸ばしてみようか。

と、思ったら、ややっ!?
霊屋、結構人がいる!!夜間拝観の時は照明が結構煌々としているから以前拝観した時よりガッツリとねねさまや秀吉公や高台寺蒔絵まではっきりくっきり見えるのでとても良いです。良いことを知った霊屋は夜間拝観の時にお参りするのお勧めかも!!

池に映る紅葉もリフレクション効果もガッツリで素敵でした。

暗闇の中でお抹茶

高台寺境内に雲居庵(うんごあん)という喫茶があって、外から見た限りでは電気もついていないように見えたのだけど、営業中の札が掲げられているので、恐々とお店の中にやや大袈裟な音が鳴って、思わず心臓が飛び上がりそうになってるとこに、いらっしゃいませと、やや静かな声。

お、よかったやってる。
お好きな席にどうぞ〜と、お店の奥から聞こえてくる声に、さっきまで見ていた百鬼夜行絵巻のあれこれを思い出しながら、おばけさんが店やってるんだろか〜などと思いながら 笑

とりあえず外がよく見える席についたものの、落ち着いちゃっている(そんなにライトアップの恩恵?を受けない)場所にあるので何を見るわけでもないのだけれど 笑

お抹茶とお菓子(お饅頭)のセット一択のようでした。
とか、胡散臭く既出してるのにさも初めての風を装っているのはこの時が実は雲居庵に行ったの初めてだったからだよ。

以降既に時系列が前後した高台寺のブログでも紹介している通りで、この時を境に夜間拝観の時は大抵ここ雲居庵に立ち寄ってお抹茶とお菓子を一服してから帰る事が旅のルーチンになったのであった。

何を見るわけでも無いのだけどと言ったけど、それが逆に、良いのだ。薄暗い通り越してむしろ真っ暗でさりげない行燈の灯りの中で(常夜灯よりちょい明るいくらい)いただくの無になれて1日の締めくくりにはとても良いのでは無いだろうか・・・・・・。

高台寺 百鬼夜行御朱印御朱印

百鬼夜行展期間中にいただける書き置きの御朱印 『慈』をいただいてきました。1日あたりの限定枚数が決まっていたのですが、今も300枚なのかな?限定数達してしまったかなぁと思っていたのだけど、無事いただけて良かった〜!!

ここ3年百鬼夜行展には行けていないけれど、最近は、唐傘おばけの御朱印みたいですね〜〜可愛い!!光るみたいですよ。グレードアップしている・・・

https://www.kodaiji.com/topic/179.html

ちょうど、御朱印帳が今回の旅で終わりそうだったので百鬼夜行絵巻仕様の御朱印帳も入手!!

これ、これ見てください。もしかして臥龍廊の付喪神じゃないですか???頭に屋根被っていて長い瓦屋根の体!!これ、絶対臥龍廊だよね??って思っちゃったりするんだけども!!!!

ほ ら!!!

写真は残念ながら腹の部分しか撮ったものないもんだから、Google先生に、

臥龍高台寺 ▷ 検索

で、画像見てみてくれ。
あー、なるほどねーはいはい、ってなるから。

そして何故か、蚊遣香を買う。
蚊がね、蚊が凄かったじゃないですか初日に昨年の11月に更新してるしただでさえ無駄にクソ長いから覚えちゃいないでしょ?私は覚えている。あの忌々しい痒さ。

この時の私は、根に持っていたのだ。蚊を滅してやりたいと・・・・・

自宅に戻った際、ついうっかりテーブルに置きっぱなしにしてしまったりすると、人のものを勝手に使う&食う&捨てる傾向のある我が家のクソ親父様が、私が仏壇用の線香を買って来たと勘違いして、仏壇の線香として使っていて、蚊遣香なんだけどな〜でも、口出しするとブチギレるからな〜黙っとくか〜見た目も線香みたいだし、まぁ、一石二鳥でいいか・・・・・とか、思っちゃって、知らん顔してしまったわけで、この年の後半ちょっと母と妹に悪いことしたなとか思っている。今、懺悔する。

そんな後日談とともに、わたしは高台寺を後にしたのだった。

ライトアップ効果で百日紅の花も綺麗に見えましたよ〜!!写真だと暗く写っちゃったけど 笑

高台寺 詳細&MAP

〠602−0825
京都府京都市東山区下河原町526
開門: 通常→9:00-17:00 夜間拝観時→〜21:30
※夜間拝観の時間は変更される可能性有りHP要確認
HP: https://www.kodaiji.com

 

なんとなくもうとっくに20時過ぎちゃってるけど...と、覗いてみた圓徳院は、あ〜やっぱりもう閉門しちゃってる。

この時は予約が〜的な事貼り紙されていたから、しまったそこまで調べていなかった〜って盲点でした。

帰るか・・・って時に、ふと思った。



お腹が・・・・・・空いた




と。


おわぁぁぁぁぁっ私としたことが、晩ご飯食べてなかったたぁぁぁ!!!!!


たしか、たしか(当時は)22時までやってる店ががあったはずだ・・・・・・急げ・・・!!!!!!!


と、私は足早に行った某レストランの扉を開けた瞬間



HAHAHAHAHA!!!!!


と、陽気な笑い声が聞こえてきた。


はっ?この店こんなに陽気な店だったか?


Oops!!!外国人観光客御一行様ぁぁぁあぁぁぁ‼︎‼︎やらかしたぁぁぁぁ


満席だ・・・クソッッ・・・・・・彼らには全く罪がない。しかし、この楽しげな笑い声にわたしはガブガブ下唇を噛み、さらに腹の虫がグルグルなるのである。腹が減ったとても腹が減った。


腹を圧迫して腹の虫の息の根を止めるべく腹をぎゅうぎゅ押さえながら(側から見たら腹痛に悶え苦しむやつに見えたかもしれない)トボトボ歩いていた時、ふと顔を上げると何やら煌々とした光が・・・



『おやっ?提灯だ・・・・・・あっ、そういえば高台寺にいた時あの灯りすごい数だななんだろあそこ・・・って思ったところかも?』

そう、高台寺からこの灯りが見えておびただしい灯りだったものだから、何かやってるのかなとか思ってたやつだ!!吸い込まれるように向かっていってしまった。

大谷祖廟 万灯会

大谷祖廟の万灯会でした。

あぁ、そうか・・・・・お盆だものね。檀家さん達がご先祖のお墓にあかりを灯していました。上の方に見える小さな灯りが檀家さん達の御先祖がいるところですね。ご家族でお話をされているのでしょう。

大谷祖廟の万灯会は1961年から始まった夏の行事という事で、比較的最近始まった行事みたいですね。壬生寺万灯会も足を運んでみたいですね。

竹あかりも発見!!

お祭りでは、やはりこれでしょう・・・!!!
子供提灯!!!(ぼんぼりとか行燈とかではないのか?と思ったのだけど提灯となっていたので提灯で進めていきます)和むんですよね〜これ見ると〜。こう言ったらアレだけども、私は子供が好きな方ではないので、わ〜可愛い〜〜!!!!とかね、そう、アピールする系とか毛頭ないのですけれども、奇声をあげて予想外の行動をするバケモノとしか思っていないんだけれども、そのバケモノ達が描く絵は、何故か好きなんだ。(言い方)

子供って、こう見えてるんだな・・・・・・、否、こう考えてるんだなってね、なるわけですよ。

おおっ!!まじかそれをここに持ってくるか・・・とか、感性の塊の絵か!!?ってのを見るのがすんごい好きなんだなこれが。突拍子もないじゃんなんの脈略もなくうんこー!!とかいきなり言い出したり、理由もなくいきなり奇声上げて楽しそうに走り回るんだぜ、何考えてんだって思うじゃん。こう考えてんのか!!やっぱわっかんないけど、面白いなって。

大人になると、感性ってどんどん失われて、わざとらしい表現を絵でも文章でもしがちになるんですけど、もう、なんていうか素の感性とかもう半端ないんですよ。たまに大人か?あれ??大丈夫かな子供らしく過ごせてるのかな?とか思ってしまうすごい絵も見つけてしまうことあったりするんだけど、それはまぁ違う意味でバケモノであって、真面目に大人の絵を見るより参考になる事があるのだよな。子供は感性の塊である。


お寺や神社に保育園や幼稚園あること多いじゃないですか!!気に留めて気付いたとこだと、今回の旅では鞍馬寺の境内に、鞍馬山保育園があったのですがお寺=保育園って、寺子屋から始まっているみたいですね。

お寺のイメージが強いけれど神社も多いよね。そういや、私が子供の頃通っていた保育園も神社系列だったみたい。で、そこに通っている子供たちが描いた提灯が飾られてる事とても多いですね!!

私も幼稚園の時夏にぼんぼり作りしてお祭りに飾られてたことあったなすっごいぶそくった顔でお祭りの時、ぼんぼりの前に立ってた写真あった。何かにぐずったんだと思うが、わたしもバケモノだった時代があるのでその頃の事だから、何に腹を立ててあんなつまんなそうな顔していたのか記憶はないけれども!!!

たまに、何か創作活動でぶち当たった時は、祭りに行けば何かヒントが得られるかもしれないのでおすすめをするよ。話なんか脱線したけど!!!

はぁ、お盆らしい事体験出来たわ。は〜良かった良かったなんて思いながら階段を降りていると、



ゴォォォ〜〜



と、なんだ一気に年末年始にぶっとんだか?と、除夜の鐘か??言わんばかりに腹の虫が叫び声を上げ、チラッとiPhoneを開くと既に21時を大幅に過ぎている。


『完全に・・・・、食いっぱぐれたな』


路地を歩きながら、吊るされている百鬼夜行のお化け提灯たちに皮肉めいた笑いと計画的じゃないからだぞなんて呆れ顔をされながら、コンビニでおにぎりを買うとホテルに帰って、1人むしゃむしゃと食べながら、冒頭に戻り、自業自得か・・・と、肩を落とす私がいたのであった。


繰り返すが、夢だったことにこの時はまだ気付いていない。




続く。

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ④】飛んだり跳ねたりお手のモノ!!な、わけがないよ!!!【鞍馬寺】

おはようございます。あめんぼです
2:38amに目が覚めてしまいました。眠れず今に至ります...今日、働ける気がしません


さて、前回のブログは羽目を外し過ぎたとある審神者の生態をぶちかましてしまったが、再び京都旅(5年前のな)の続きをさも今年の夏に行ったかのような胡散臭さで綴っていこうと思います。

鞍馬の山越え

川床料理をバクバク食べてしまったので、取った分だけそれなりに消費しなければならん・・・!!と、貴船側から鞍馬の山越えをするとあらかじめ決めていたのだけど、後にわたしは後悔する事になる。

入山料を納めに受付に行くと、

鞍馬の山越えになりますけど、途中で引き返せないですが大丈夫ですね?

鞍馬寺の受付の方に念押しされて少しひるむが、

『はい、大丈夫です

とか、ハキハキ答えちゃったりした私がいたんだけど当時のわたしへ5年後のわたしは真顔でこう伝えたい。

大馬鹿だよ、お前は・・・・・・・・

とね。


そんな5年後のわたしの事など、5年前のわたしは、知る由もないわけだからこれがカロリー消費にはうってつけなんだぜ、脂肪燃焼するぜ!!!

と、ふんすふんすと鼻息荒く、


いざ!鞍馬の山越え!!


2017.08.14 入山

は〜緑!!高まってきたぜ・・・・・・貴船神社もどこ見ても緑で溢れていたけれど、中に入っていくとなるとまたググッとテンションが上がる。

見てー!ハリポタとかロードオブザリングとかに出て来そうな大口開けた木がいる!!!夜喋るぞ絶対。

渦巻いている・・・根っこと枝が取っ組み合いの喧嘩をしているようだ・・・意志のある動きだわ。

時々こういう木と遭遇しますけど、落雷かなにかで倒れた木の根はまだ生きてて倒れた形で数十年かけてまた成長して陽の光を求めてこう他の木に枝を絡めながら生きるためにこういった不思議な動きをした痕跡なんでしょうか。

貴船同様に石(岩)も多くある。
苔むしていて・・・私の性癖を激しく揺さぶる。
苔は、眺めてるとついつい時間をわすれちゃっていかんですね。山越えだというのにいつになったら越えられるのやら。

入山料払った時にいっしょにいただいた地図を眺めながら、おや・・・これもしかして魔王殿までもこのペースだと時間かかるかもしれない急がねば...どうも地図で見たこのくらいで着くだろうの自分の感覚の距離と大幅にズレとる・・・・・・と、焦り始め歩くスピードを速め始める。

午後からスタートだからね・・・おちおちしていたら陽が暮れてしまうではないか。

人の手で造られた道から木の根が姿を見せてうねっている。

自然の階段みたいになっている...木の根は踏まないようによいしょよいしょと登っている時に、上からものすごい速度でハイヒール履いたお姉ちゃんが下ってきてヒョイヒョイヒョイと私とするは違って、ハラハラッとしたと同時に驚愕の眼差しを送ってしまった。

ええっ?ま、マジか???正気じゃねぇ・・・


天狗かなんかだったのかもしれない...
※下手したら転げ落ちて怪我...下手すると死ぬので、あの奇怪な方の真似はしないでください

山道をただひたすら早足で歩くと、少し先で声がしてくる。

奥の院 魔王殿

はぁ、やっと着いた・・・そういえば通常だと何分で着くものなの?とか思ってGoogleマップで調べたら6分(目的地が中央地点までしか差してなかったが・・・)とか出て、『・・・・・・・・・ほぉ?』と、なったのは言うまでもない。

逆からスタートしてしまったから仕方がないけど、一番最初に到達するのが奥の院っていうのもやっぱり消化不良起こしてしまいそう&正直クソしんどい(そう、クソしんどいんです最初に言われたけどな)次に山越えするなら鞍馬〜貴船にしたいけど地味に貴船神社の参拝を次点に置くと混み方がまた難ありでどちらを取るか考えさせられるところだわ!!!

名探偵コナンの迷宮の十字路ルートって事にしといてくれよな・・・・・・ここ数年でクソ暇な時に京都関連の映画観たいなぁとか思って色んなもん見た中の1本だ。私と同じ苦行ルート行ってらぁとか思っていつかブログ更新する時いってやろうと思っていた。やっと言えたぜ・・・

650万年前に金星から使者(護法魔王尊)が降臨したとか・・・

わたし、JR東海のそうだ京都いこうシリーズを延々と見るのが好きなんですけど(奈良シリーズも好き)キャッチコピーが面白いんですよね。

1998年、夏のポスターのキャッチコピーが、

六五〇万年前、金星よりの使者、この地に降り立つ。八〇〇年前、義経、天狗と出会う』

っていうのがあってそうだ京都行こうの中でも独特な雰囲気のあるポスターなんですよ〜!!

https://souda-kyoto.jp/campaign/index.html

YouTubeではCMの公開もされてますが、こっちはUFO到来説、天狗伝説、義経生存説ってなかなかそっち系ぶち込むのですか?な事を、初代旅人の長塚京三さんのあの穏やかなナレーションで、嘘が本当か先に行ってちょっと確かめてきますって言われると、私も確かめに行きたい〜ってなっちゃうよね〜!!笑

天狗と義経が霧が立ち込める杉根の道にふわっと飛躍したかと思えば、フッと消え・・・全体的に薄暗くまるで異界のような雰囲気のあるCMだから観てみてほしいさ。


www.youtube.com

だいたい上洛してる時、そうだ京都行こうのCM曲頭ん中に流れてるくらい旅の計画中に行く行かない関係なく反芻視聴していたりします 笑



魔王殿には天狗の持つ降魔扇の紋の寺院幕が張られています。

こちらは拝殿で、この奥に魔王尊が祀られた小さな社がありました。どこもそうだけど、意外と奥ノ院や奥宮ってひっそりと建てられている事が多く、本堂や本殿の煌びやかさとは違ってぽつんとそこに佇んでいることが多いですよね。

650万年前っていうと、あれだ、人類誕生と同時に金星から降りてきたって事になるんですけれども、どこから650万年前って言われはじめたんだろ。

奥ノ院や奥宮などは、信仰対象の出現や降臨の場所とされているのでこの辺りが起源なのでしょうね。

貴船の奥ノ宮とも随分近いんだなとか思いつつ宇宙とかエネルギーとかのワードが出てくると一歩引いてしまうとこあったりしちゃうんだけど(宗教宗教しすぎちゃってというかなんというか)隕石がこの辺りに落ちて来て、それを古代の人が祀ったのが始まりなんじゃないかな想像だけど。貴船神社もそれに近いかもですね。

近年、金星に生命の痕跡と思われるホスフィン(微生物の活動等で作られるガス)が見つかったり、隕石から遺伝子の核酸塩基の主要成分が見つかったりしているので科学的観点からあれこれを見て考えると、色んな神社仏閣(他国等でもいえるけど)で、度々、駒形などの解説で目にするワードとして、森羅万象だったり、神仏が飛来(降臨)してというのを目にする事がありますが、そこに社ができるうんと前に、古代人が石を祀っていたりしていたりするのは結構多くて、なるほど・・・意外と的を得ているような気がするなと思ったりしている。

今は色んな事が進歩して解明される事が多いですけど昔の人は空から飛来してくる隕石なんかを見て神様が飛来してくるとか思ったのかもしれないですね。

姿形に関しては、昔の人の想像力なのかなぁ。

どういった経緯があってその姿になったのかは興味ありますね。昔も今もそこら辺は、もしかしたら変わらないのかもしれないね。こういう姿だったらいいよねってものなのかもしれない。わからんけど

僧正ヶ谷 不動堂

さて、お次は僧正ヶ谷不動堂を参拝

ここには、鞍馬山で修行をしていた最澄が彫ったと伝わる不動明王が安置されているのだとか。


この辺りは、お堂の名前通りで僧正ヶ谷と言われていてこの界隈といえば、能の演目鞍馬天狗が有名ですよね。大天狗が牛若丸に兵法のあれこれを伝授してそこで牛若丸が修行に励むという物語。

駒形に舞台はこの辺りだとあって、あぁ、そうだった!!

へぇーっと、辺りを見回すと

おぉぅ・・・・・わかっちゃいるけど、山ん中だな。

木の根も地中から盛り上がっていて、私はすっ転ぶ自信があるけど一体どんな修行をしていたんだろうな〜今剣ちゃんが飛んだり跳ねたりお手の物するのわかるな〜いう周辺の光景なのですが、あれから5年経ってTHE HEROES 刀剣×浮世絵-武者達の物語-という巡回展が静岡にも来てくれてそこにその光景を描いた浮世絵があったので撮影可能時間に撮って来たものがコチラ。


2022.07.08静岡市美術館 THE HEROES 刀剣×浮世絵 武者達のものがたり にて撮影

よく見るととても背景が似ているじゃない???5年前に見た光景が蘇って来たりしちゃって見るの楽しかったです。過去の旅と展示作品なんかがリンクすると面白いなぁとか

義経

不動堂の向かい側にひっそりと義経堂がある。
ここはその名の通り義経(遮那王尊)が祀られています。

お堂が見えるように写真撮ってなかったな・・・・・小さな祠堂です。伝説上の陰陽師、鬼一法眼が天狗の正体で、義経(牛若丸)のお師匠と言われておりますが、この鞍馬山に鬼一法眼社もあってお師匠さまも祀られており、と言いつつこの時は、帰りに別ルートの最短下山ルートで帰ってしまったので参拝できず、次の機会になんて思っていたのだけど、実はこの翌年の台風で鬼一法眼社倒壊してしまっています。

記憶に残っている方も多いかと思いますが、あの大覚寺の宸殿と正寝殿の壁や障壁画や平野神社の桜や拝殿が被害に遭ったあの台風の時ですね・・・・・

国宝の二条城御殿も損傷 京都の文化財、台風被害相次ぐ:朝日新聞デジタル

実は、今年3月に鞍馬寺に参拝に行った際、由岐神社側のルートから参拝に行ったのですが未だにその痕跡が残っておりました。

思わぬことが起こってしまう昨今また今度・・・・・と思っていると機会を逃してしまうことが多々ありますね...新型コロナウイルスに関してもまた然り....。

杉の根道

さて、お次は木の根道!!
ここも木の根っこをこよなく愛するわたくし、鞍馬寺を参拝するにあたり、とても楽しみにしていたところです!!!

おわー!!道中にもちょいちょいあったけどそこら辺一体に木の根が地表を這っているよぉぉ!!!

す、素敵・・・・・這いつくばって見たい・・・・・
ハァハァしてたけど別の意味でハァハァし始めてテンション爆上がりするわよねこれはほんっと...たまったもんじゃないわこの毛細血管感?脈打つ感?たまらんわ。

ここら辺は地質が固いものだから木の根っこが地中に根を伸ばすことが出来なくてこんな風に木の根が地上に姿を表しているのですねぇ。こう言った木の根道は峠越えしていると出逢うこともありますが、1kmに渡るのはなかなか見かけないので私たち人間からしたら、わぁ・・・・・なんて神秘的なのかしらとか思っちゃいますが、彼らからしたら、うっわ、土、硬ッッなにこれ、栄養どこで取るん?しゃーねぇ地上に根っこ伸ばして養分取れそうなとこ探すかってとこでしょうか・・・

この木の根道も義経の修業の場所でここで跳躍力身につけたとか。こりゃ・・・・・確かに八艘飛べますやろ・・・・・

でも、今は令和なので(山越え時は平成ですけども)そこまで過酷な修業はせずとも生きていけるので優しく接してあげてくださいねっっ!!?

それにしても、地表が固いからこうやって根が毛細血管の如く張り巡らされてますけど、もし地中に根を伸ばせる位の地質だったら一体どんな根の張り方をしていたんだろうとかワクワク感は出ちゃうよね。水や土壌の栄養素の流れで様々だから妄想が尽きない楽しい。

気付いたらチラホラいた人達すら居なくなっていて、ハッッッ???しまった・・・・・・と、焦りの色が見え隠れ・・・笑

義経公背比べ石

木の根道の近くに気の柵に囲われた石があって、義経(牛若丸)が平泉の藤原秀衡の許に下る時、名残惜しんで背比べしたと、伝わる石なんだとか。

16歳の時ってことですけど、時が経って土砂なんかでだいぶ埋まったんですかね・・・私より全然低い

ちなみにですが、前日に参拝した首途神社はこの後牛若丸が訪れている神社です。

ゆかりの地巡りする際は北野天満宮にも近いですし組み込むと良いかも?古墳の上に建つ珍しい神社だったからこんもりとした丘の上に建っているところも是非注目してほしい所。あと、逃げ出しちゃった鳩の鬼瓦とかね 笑

義経息継ぎの水

しばらく歩くと、義経息継ぎの水を発見。
当時はどんな感じだったのかな。夜な夜な鞍馬天狗との修業に通っていた時にここで水を汲んで喉を潤していたんですって。

鞍馬寺義経ゆかりのものがたくさん残っていて、ここにも!おお・・・・・・あそこにも!!と、いろんなところにあって楽しいね。

当時はもっと水の量は多かったんだろうけど今でもちょろちょろと湧いています。

霊宝殿があったものの、ギリギリの時間だったので断念。寄り道が多すぎて時間がかかりすぎてしまった・・・・・・

鐘楼

鐘楼もありました。
普段お寺で見かける鐘楼と比べるとなんだか独特の雰囲気ありますね〜。こういう感じのは...数えるほどしか見たことないかも・・・そんなに全国巡ってないですからね。私が知らないだけだと思うけども・・・・・・

おっ?鐘の真下に丸い穴がある・・・・・・!!反響音のためかな?どこかで一回おんなじような穴を見たことあったけど、どこだったか・・・少なくとも最近じゃないから忘れちゃったな。

多分子供の頃の家族旅行とかで見たんだとおもう。

晦日には除夜の鐘を撞きに参拝者が行列を作るんだって説明書きがありました。往復ハードだな、山中のお寺に初詣に行かれる方アスリートとかじゃねぇのか?とか思っちゃう 笑

一回春日大社の初詣に深夜行ったことあるけれど並んでる時気を失いかけたの覚えてる。更に行くまでの道のりでしょ?流石に西門ルートは無いでしょうが、ケーブルカーとか何時間待ちよ?大した数乗れんやろ、明かりは灯るだろうけども暗いじゃん?仁王門からだと徒歩30分じゃん?往復で1時間でしょ・・・・・・で、更にならぶじゃん?持久力と忍耐力無いと持たん...多分今の私だと途中で泡吹いて倒れる自信あるわ。山には登りたいけれども!!

鞍馬寺 金剛堂

さて、やっとこさ本堂に着きました!!は〜〜やっと着いた〜〜!!!来たのが真夏の日が長い時で良かったですよ・・・これが秋とかだったら(それはそれできっと綺麗だっただろうけど)日が暮れていたに違いないよ・・・涼しかったけど、ぶっちゃけ山登りは別だ。

汗だくだ・・・・・・でも、風が吹くと汗で湿ったTシャツがスーッと涼しくなるのだ。そういう、感覚はこの時はあった。今はどうだろう...あれから5年も経つし、5年しかたってないとも言えることだけど、5年でここまで湿度に対する不快指数が以前より爆発的に高いじゃないですかあの服の冷たさは感じられるのだろうか。

毘沙門天、千手観音、護法魔王尊を三身一体として『尊天』と称しているみたいですね。何でも、護法魔王尊が大地の霊王、毘沙門天が太陽の精霊、千手観音菩薩が月の精霊という役割があるのだそう。

なんか色んな話が混在していて???ってなっちゃっていつもだと、開山は〇〇で、何年に〇〇が〜とか書いたりするんですが、鞍馬寺については自分の中で未だに消化しきれていないので割愛...鞍馬寺にある駒形と鞍馬寺のHPにある鞍馬寺の歴史を気になる方はご確認ください。

歴史 | 総本山 鞍馬寺


尊天は秘仏で60年に一度、丙寅ひのえとらの年にご開帳されるらしいんですけど、60年っってことは・・・一生に一度ですね。一体次はいつなんだ?って思ったら、2046年なんだって・・・めっちゃ先やね・・・・・・その頃は、足腰弱りきってそうだから私は機会がなさそうな予感しかしない・・・・・・ので、ホイホイ山登りとかできるうちに(由岐神社の)火祭りと義経まつりだけは体験してみたい・・・な

金剛堂の前に、なにやら魔法陣みたいのがあるではないか・・・。参拝者の人々みんな並んでここでお参りしてる方が多くて、やばい作法があるのか?とか思ったりしておずおずと人々の動向を探り見よう見まねでお参りその時はしたのだけど、後でサラーッと検索したらスピリチュアル系の方のばっかりヒットしてしまってスンっとiPhoneをロック画面にした私がいる。

鞍馬寺のHPによると、金剛床っていうらしいんですが、曼荼羅を模したものなんだって。初見、鞍馬山を表してるのかと思ったら全然違った件。

翔雲台の蓋石

金剛堂裏から出土された経塚の蓋石が祀られていました。ここから、比叡山も見る事ができたりします。

爪楊枝男士

さて....鞍馬の山越えをしてきた事ですし....

スッ・・・・・

ムムッ・・・・・!!!


今剣ちゃん・・・・・顕現!!!!


今剣ちゃんを顕現した後、シュワシュワしたもの飲みたいなとか言って汗ポタポタたらしてサイダー飲んで山眺めてたのは良い思い出です。

ハァハァしながら口ぱくぱくしてたの思い出す 笑
いわば・・・縁日で金魚すくいの金魚たちが酸欠になってパクパクしているそれだ。

帰りは坂道で、上り坂の時にのしかかってくる脛にくる鈍い疲労感が地味にのしかかってきてヒィヒィしてきた。

さて、この時私は、5年後のわたしに卑下された言葉と同じことを思ったのだ。


わたし、なんで貴船から登ってきたんだろ馬鹿なことしたものだな・・・・・・と。

とにかくしんどい・・・・・・夏だったからだろうか?しんどかった。貴船も鞍馬も涼しかった、涼しかったが、しんどかった・・・・・・・・・とてもしんどかった思い出が4割くらい頭の中に残っている。わたし、山登り好きで山よく登ってたのになんであんなにしんどかったんだろうか疲れ溜まってたんかいな・・・・・・・・・謎である。



ので、


由岐神社ルートから徒歩で30分歩くのに、スン・・・・・・ってなっちゃって、ケーブルカー乗ってサクッと帰ることにしてしまった。

今思えば、このルートで下山していればまだ倒壊前の鬼一法眼社お参りできたのにな〜とか思っちゃったりしたんだけどもう後の祭りだ・・・無理して歩いて行ったとしても途中でもう無理だ歩けん疲れたとかなってもどうにもならんのでこの時のわたしの選択は正しかったのだと思う事にしている。ご縁がなかったのだ・・・・・・・・・くそぅ〜

いやしかし、ケーブルカーってなんかワクワクするよね。登りも楽しいけど下りの安全運転のジェットコースター(🎢←安全運転)な斜面最高かよ〜山に飲まれる〜みたいな。(ロープウェイも好きだ・・・・・・なので久能山東照宮参拝に行くといちいちご苦労さんして往復帰るくせにわざわざロープウェイまた往復で乗ったりしてしまうのだ。)

鞍馬寺には、毘沙門天が祀られているので毘沙門天の遣いの虎が金剛堂前に鎮座しているのだけど、ケーブルカーの山門駅側にミニチュアの阿吽の虎さんを発見した時、あっっちゃ〜!!!!お参りしてから撮らせてもらおうとか思ってたら写真撮らずに帰ってきちゃったよ〜〜って自分のデコをバチンと盛大に手のひらで叩いたのは言うまでもないよ。

入り口なのに出口みたいになってしまった、鞍馬寺山門!!実はここにも阿吽の虎(可愛い顔してる)がいたのだけど、何を思ったか、おお・・・・・・ここにも虎おる。

とか、ぼけ〜っ阿保面しながら階段降りて鞍馬寺を後にしたのだった。


そして、この後、約1ヶ月程夢と現実の区別がつかずに勝手にメンタルがやられる今となってはただの阿保話な事が、起こったのであった。(まぁだいたい阿保エピソードなんだけど)

鞍馬寺詳細&Map

〠601-1111
京都府京都市左京区鞍馬本町1074
公開時間 9:00-16:15
愛山費:300円
霊宝殿は12/12〜2月末まで冬期休館(月曜:休館日)
HP: https://www.kuramadera.or.jp/


Googleマップで歩いた経路含めて地図お埋め込みしたら徒歩36分とか出てきてどんな天狗様かよ無理だよとか変な声出ちゃいましたこの時間は絶対あてにしないで下さい

叡山電鉄鞍馬駅の天狗さん

さて、鞍馬寺を後にしたら叡山電鉄鞍馬駅に向かって

おわー!!天狗さんいたぁぁあ!!!!

やっと逢えた〜〜!!
正面から撮らないと片目隠れちゃうくらい鼻でっかい〜〜っっ!!!

実は、Twitterで叡山鉄道さんのツイートをこの年の初めに追っていたりしました。

雪で、鼻がポキンお折れてしまって負傷中だったんですよね。絆創膏貼られている・・・根元から折れてしまって重傷だったのですね。

半年前のあの痛々しい姿から完治されて、すっかり傷跡も消えて元気そうでした。ガイドブックとか買うと地図には必ずと言っていいほど載っていたあの有名人(人?)に逢えて感無量・・・

※現在は、代替わりされていて二代目の天狗さんが鞍馬寺にいらっしゃります

この時、有頂天家族2のコラボをやっていてベンチにたぬきが座ってました。駅員さんの帽子被ってて可愛い(ちなみに鍵、落ちてましたよとかお届けしたりしたエピソード写真見て思い出しました懐かしいな 笑)

鞍馬駅構内

風鈴が飾られていて時々チリンと鳴る音が心地よい。
ランプシェードめっちゃいいですね。金剛堂の灯籠にデザイン似てて。


たまにこう、待合室に本が置いてある駅ありますが私こういう駅が好きなので(山形行った時も南陽行った時にあった気がする)すよねぇ。賢治先生がいた


とか、駅も楽しんでいたような写真はめっちゃ残っているんですけども旅とは全く関係ない話なんだけどとあるどあほな勝手にショックを受けたトラウマエピソードがあるので残しておこうと思う。


実は、この時猛烈な眠気に襲われていた私がいる。思えば、朝も早かったし大して眠れず、極度の睡眠不足だった。

暫くすると出町柳駅行きの電車がやって来て、席に座ると早々にうつらうつらして来た私がいたのだが、この時ふと、思い出したことがあったのだ。


あっ・・・・小竜さんの鍛刀キャンペーン明日までじゃん・・・・うちの本丸小竜さんまだ来てないんだった!!!

と、ふいに思い出した。

小竜景光鍛刀キャンペーン2017.08.08〜2017.08.15懐かしいですね。そう、あの時の時期での旅である。弊本丸、意外と鍛刀運があった方だったがこの時はくる気配が全くなかった、えっマジか?と、若干の焦りが見え始めていたのだ。

何故だか異様に覚えている、残りの資源は3万弱依頼札も100無かった。あぁ・・・・まずい、まずいぞ出町柳駅着くまでの間少し回そう・・・・・・・・などと思ったのだ。

黙々と回した。


すると、うつらうつらしつつ、若干薄ぼんやりした視界の中、見えたのだ金髪の男が・・・・あれは・・・・・・・・紛れもなくこの男は、本丸のスナフキンポジ、小竜景光


小竜景光!!?

ハッとしたらうっかり画面を触ってスクショを撮り逃し、あぁ!!やだクソッタレ何やってんだよわたし!!!と、事実を確かめようと刀解画面を開く私、いた!!いる!!!その時、電車がガタガタッと揺れ、どこかの駅に着き、揺れと共に私は再びiPhoneの画面をスッと指が掠ったのだ。




刀解画面である。




そう、わたしは、欲しくて堪らなかった小竜景光



刀解したのだ




あっ



と、毛穴から汗がぶわっと吹き出した感覚とともにやってくるやらかした感・・・・・・・・・・・・この後全く記憶がない。ショックのあまり失神したのかそのまま睡魔の魔の手にかかったのか今となっては・・・・・・・・・・・・否、後者だろうが・・・・・・・・・・・・



ハッとした時、出町柳駅にすでに着いていた。
そのまま、私は生きた屍となってホテルに帰ったのである。(ホテルで少し寝込んだ)


ショックが大きすぎ、SNSではそのことに触れる事なく平静を装った。異様なくらい普通で、客観的に見ると気味が悪いくらいだ。



1ヶ月後(2017.09.24) ・・・・・・・・久能山東照宮
とある審神者はかき氷を食いながら審神者仲間であるみっぴちゃんに先日の話を打ち明けた。

・・・・・・・・・・・・って、ことがあったんだよ立ち直れない。

あめぴ、それ刀帳には小竜いるん?

・・・・・・・・えっ?あ!!(ショックが大きすぎて)見てない・・・・・・・・ ってかいない!!

刀帳には残るからな

そうだった!!そうじゃん!!夢だったの?とんだ悪夢だチクショウ

やべぇなあめぴ 笑












小竜さん来なすぎて悪夢見た

※ちなみに2017年12月より一振目自動保護システム導入されています。


そう、冷静になれば分かりそうなものを冷静さを欠くと人はそのまま信じ込んでしまうのである。自分で自分にマインドコントロールをかけてしまうのだ。一旦冷静な第三者に話をするべきである。これは教訓だ。

ただし、鍛刀をやっていただろう痕跡は残っていた。何故なら資源と依頼札が底をついていたからである。いやしかし、リアルな夢すぎて区別がつかなかった。


弊本丸で、唯一自力で鍛刀出来ずシール産で入手した刀剣男士....それが、小竜景光である。(ちなみに白山さんも初回逃した)知ってるか?あれから5年が経ち・・・・・・・・・・・・乱舞Lv.6になっている事を・・・・(あと2振りで7になる)


つまり、この時のわたし、結構疲労を蓄積させた状態で旅をしていたのが今振り返るとわかる。話は大幅に脱線したが、寝不足で山登りは禁物である。




続く

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ②】まぼろし小路と憧れの石の間通り抜けリベンジと神出鬼没な兄者を添えて【首途八幡宮&北野天満宮+α】

気付けば2022年になり....そして1月が終わりを告げようとしている。真顔になってカレンダーをみつめてしまった....

こんばんは...あめんぼです...
今更ながら、今年もよろしくお願いします...

さて、午前中に新熊野神社熊野神社を参拝してから...

午後からは、この旅の最大目的...そして、旅の初日からクライマックス状態なのでなるべく早めにメインイベントエリア圏に行っていたい性格だもんで、本当なら平安神宮あたりを寄りたいとかついでに六盛でスフレとか食べたいとか欲求もあるけど、こんな盆休み時期じゃアホみたいに並んでるに違いないさ...何時間も並んでらんねーんじゃよって事で、早々に左京区から上京区へ移動することに。

今日の私は頭が北野さんでいっぱいなんじゃ!!!その前に...前々から気になっていたものの北野さんに長居しちゃうもんでなかなか足を運べずにいた首途八幡宮にせっかくだから参拝に行こう!!って意気揚々と私は手を上げた。

こういう時は、タクシーでサクッと行ってしまうに限る。頼んだぜ、ヤサカタクシーさん!!

首途八幡宮


2017.8.13参拝

そんなわけで、首途(かどで)八幡宮にやって来ました。

源義経金売吉次(かねうりきちじ)に連れられて欧州に旅立つ時に旅の安全を祈願しに来たという義経の奥州旅立ちの地。ゆかりの地巡りでいつか行ってみたいな〜と思っていたのでやっと参拝出来ました。

元々は、内野八幡宮という名前だったらしいのだけど、この事から、首途八幡宮と呼ばれるようになったのだとか。

鳥居の前に看板があって牛若丸のイラストが可愛かった。

源義経奥州首途之地 石碑

境内に、石碑もありました。
義経が奥州に首途してから830年目を記念して建立されたようです。(平成16年9月建立)

16歳の時に義経って旅立ったんだよなぁ...なんて、ぼんやり石碑眺めてたんだけど、わたし16歳の時何やってたんだろう。あぁ、同人誌とか親に隠れて作ってたわ。(突然のカミングアウト)漫画描いてた。

母親ににバレて高校生なんだから漫画やらアニメやら卒業してちょうだい!!!高校生にもなってそんな事やってるのアンタだけよ恥ずかしい!!とかブチギレられたもんですよ。いや、いや、みんなやってるし見てるけど...と言ってもそうやって嘘ばかり〜ってなっちゃって話にならんかったわけでいつしか疲れて見なくも読まなくも描かなくもなってしまったトラウマ過去。

トクサツガガガってNHKのドラマあったじゃないですか!!あのおかあちゃんとウチの母親と重なって真顔になった経験があるなど。(でも言うことはよく聞いた子供だったけど孝行はしていなかったな...わたしは...とは今となっては後悔はしている。)

そんな私も、我慢し過ぎた結果、ももええやろと今審神者やってます。ははっ!!!もうババアなんだが...はははっ!!時々いつまで(何歳まで)世間的に許されるんだろうか...とか思っちゃう時があるのは、昔のトラウマからであるが、わたしよりお姉様、お兄様達もやってたから、なんだいいんだ!!とか、ちょっと気楽になりました!!これから楽しむからいいんだ!!!

うわ、なにくだらない自分語りしてるのよ気持ち悪っ!!スイマセン!!!!



さて、気を取り直しまして〜、

首途八幡宮鳩コレクション

午前中に新熊野神社熊野神社でさんざん八咫烏を探していたから鳥にばかり目がいってしまって、首途八幡宮は八幡さんだから鳩がここにもそこにもあそこにも!!!状態で探すのも楽しかった!!

手水舎にいた鳩。
ギョロ目ちゃんで結構リアル!!なんだかくちばしツンツンしたらパクりとされそう 笑

ニノ鳥居のところにある鉄の門扉にも鳩。
なんだかオシャレだよ。

古神札納所が鳥小屋なのめっちゃ可愛いくないですか?
思わずふふってなっちゃったり。

この鬼瓦、探してみて欲しいのよ。
わ〜この鬼瓦にも鳩だ〜!!可愛い〜!!なんて思ってたのだけど、よく見てくださいよ。

ああっ、一羽逃げ出してるよ!!めっちゃさびしそうだよ...心做しかしょんぼりしてる様に見えちゃうよ。



早く帰って来てあげてね!!相方が寂しがってるよ!!!!

神社仏閣によくある七不思議とかに出て来そうじゃん。
〇〇が作った〇〇は、どういうわけか命が宿りたちまち逃げ出してしまう。だとか、あまりの出来の良さに命を宿してしまうのではないかと恐れた〇〇が逃げ出さないように紐で縛った...云々とか、七不思議の定番あるあるで魂宿りて〜系のやつ!?みたいな。

これよく見ると、劣化か地震等の自然災害とか何かしらの衝撃やチリツモな感じで片割れがボトッと剥がれたんだから接着面に無いはずなのだけど、不思議と肩翼の辺りが羽あるように見えるところ面白いですよね。たまたまそう見えるだけなんだけどね 笑

本殿と御祭神

祭神
誉田別尊(ほんだわけのみこと)/応神天皇
比咩大神(ひめおおかみ)
息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)/神功皇后

大分県宇佐八幡宮から御神霊を勧請して祀られた八幡宮だそうですが創建時期は不詳なんだとか。

参道を、まっすぐ歩いていくと左右に分かれていて鳥居が2つあって、左側の鳥居をくぐって階段を登っていくと八幡宮、右側の赤い鳥居をくぐると弁財天が祀られている小さな弁天社があります。

こんもりした場所に本殿が建っているという印象があったのだけど、丘の上にある珍しい神社なんだって。昔はこの場所は古墳でその名残ではないかという説もあるらしいのだけど、あくまで説ではっきりはしていないみたいだけど。

この時MicroSD対応のカメラ持っていっちゃった事もあって(2017〜2018年はこのカメラ使ってたから色々こういう事故がいっぱいでどうしたもんか💦)無くなりそうだな〜とか思ってたら案の定MicroSD無くしまして撮った写真がごそっと無いので泣きそう。

鳥居前にも咲いていたけれど、本殿前にも百日紅の花が咲いていて綺麗でしたよ〜!!夏は百日紅が咲いている神社仏閣多くて目を惹きますよね。

緑が多いから濃ピンクの色がよく生えて自然と目がそっちに向いてしまう。また、似合いますよねぇ神社仏閣の建築と...

狛犬




鳥居をくぐるとすぐ出迎えてくれる狛犬さん。
吽形の子はなんだかニマ〜ッとしてるみたいで可愛い!!

この子は御本殿を守っている狛犬さん。
ちょこっと三白眼。吽形の子は撮るの忘れていた。

御朱印は、書き置きが御本殿のお賽銭箱の近くにありました。社務所はありましたがこの日なのか、時間帯が悪かったのかしまっていて無人でした。

鳩のお守りをいただきたいなぁと思っていたのでいつか社務所が開いている時にタイミング良く参拝出来たら良いなぁ。

首途八幡宮 詳細&MAP

〠602-8445
京都府京都市上京区智恵光院(ちえこういん)今出川上ル桜井町102-1
☎︎075-431-0977
HP: http://www.nishijin.net/kadodehachimangu/



そういえば...わたし、お昼ごはん食べてないや...気づけば14:30を過ぎていたわけで、ランチタイムもそろそろ終わっちゃってるしどっちかって言うとこりゃもうおやつの時間だな....とか思い始める時間、

丁度首途八幡宮と北野さんの中間地点あたりにある秘密基地にまた寄る事にしようとお気に入りのカフェに向かうことに。

まぼろし小路東入ル ヱントツコーヒー舎

首途八幡宮から歩いて10分かからないくらいの距離で北野さんからも大体同じくらいで行けるから丁度中間地点なのです。

北野さんの周辺は美味しいスイーツやお食事できるお店たくさんあるからいつもどうしようかな〜とか迷っちゃうけど、6,7月にもこのお店に立ち寄ったのだけどワクワク感が半端なかったので、3ヶ月連続でお邪魔しちゃいました 笑覚えていてくれたけどもう4年も伺ってないから忘れられちゃったかも...

飲食店街とかじゃなくてお店もポツリポツリあるにはあるけれど住宅街にひっそりあって立地も個人的にツボだったりしているのだけど、お店の外観からしてうっかりすると通り過ぎちゃいそう(1回目の時通り過ぎて戻って来た 笑)

今は、お店の修繕工事中で休業されているみたいですね。

再開時期は今の所未定みたいだけど、再開したらまた北野さんに参拝に行った際はどこかでまたお邪魔したい!!

ヱントツコーヒー舎はほんっっとに文句のつけようがないくらい大好きでわたしにとってメリットしかないんだけど唯一出会って最大のデメリットがひとつだけある。

ワクワクし過ぎてお店になかなか辿り着けないわけですよ 笑

お店の設定が分厚くて(前にブログでも書いたので重複しちゃいますが)オーナーさんが映画関係の仕事をされていた方でものすんごく凝ってるんです。

まぼろし小路にある、

まぼろし探偵社の先の薄暗くて細い小路を進んでいくと...

蛇腹の柵付きのエレベーターなんかもあったりして見ているだけでも楽しい。

などと、道草食ってしまうもんだから辿り着くまでに時間がかかってしまうわけです 笑

まぼろし小路に入る入り口あたりにあった回覧板は要チェックですよ〜!!
これは、第2号だったから号数も進んでいるだろうしお店が再開されたらきっと新しい回覧板の最新号がきっと出る(はず!!)と思うので見ておいて欲しい。

適当にそれっぽく書いてるわけじゃなくてちゃんと繋がってるんですよ。

ちなみに第1号はお店の中にありました。

やっとこさ店内に入って注文したのは、NYチーズケーキとアイスコーヒー!!

前回は、数量限定のタルト風プディングをいただいたのだけどこちらのスイーツは本当にシンプルなところが良いのですよ。これは持論ですがシンプルなものの方が珈琲との相性が最強だよね!!ってのがありまして、個人的に個性と個性のぶつかり合いで組み合わせるとお腹痛くなっちゃうもんだから、わたしの体質的にも相性がとっても良いお店なのでした。

前は、お客さんが丁度誰もいなくてお店の方とも色々お話したりしたのだけどこの日はどちゃゴミで、いまだに見つからない残り2匹(?)のくろすけくん達(勝手に名前つけた)を探すことは流石に出来なかったけどケーキ食べながらキョロキョロと回覧板のことを思い出してキョロキョロしていたのです。




左の画像の子は一番ちびっ子だからアーニャちゃんかしら...おうちに早く帰らないとオレーシャさんが心配してるよー!!とか、あれ...通りすがりの船長さん(?)と話し込んでるのは、回覧板には登場してないけどあの子はマトリョーシカ四姉妹の内の2番目が3番目の子かな?とか....

あっ...?あれは...長女のオレーシャさんでは??
あんな高いとこから監視(←おい)して....

.....って、ん?


ああっっっ!!??

オレーシャさんといるのって.....

白い旅人さんじゃないかーー????

あんなところにーーーっっっ!!!!!


こんな楽しみ方もあったりします 笑

ランプの灯りで本を読んでた眼鏡ねこさんって、

お店の立て看板の眼鏡ねこさんなのかな?

立て続けに行ったにもかかわらず、相変わらず新鮮なワクワク感をまた味わいにまぼろし小路にこっそり入り込みたいですね。再開心待ちにしております。

ヱントツコーヒー舎 詳細&アクセス

〠602-8314
京都府京都市上京区佐竹町110-2
営業時間 12:00-18:30(完売次第閉店)
定休日:水・木
2021.11現在休業中 再開時期未定のためHP等 要確認
☎︎075-464-5323
HP: https://entotsukohisha.favy.jp

ワクワクしたあとは、今度はドキドキしちゃってこの日は色々心が忙しいことなんの!!!

いよいよ、この日の最大メインイベント、北野天満宮へ心做しが前のめり気味で早足で歩いていたかもしれない。

北野天満宮

西陽が差してる頃に北野さんにやって来るのって数少ないので(だいたい長居して西陽が差し込むとかが多いかも 笑)なんだかとっても新鮮...そしてめっちゃドキドキする。

そう.....今日というこの日を、わたしは1年間心待ちにしていたのだ。

ありゃ、大鳥居の吽形の狛犬さん、こんなにライオンっぽい尻尾だったのか。こんなに足を運んでいるというのに気づけていなかった...

大好きな三光門を潜ってからまずは本殿にご挨拶しにいったら...

大福梅の土用干しの撤収作業中でした。
この梅、年によっては収穫の増減あるかもですけど平均2〜2.5トンあるんですって。梅の爽やか〜な香りが広がるこの時期は、なんだか特別な気分になりますね〜!!

この撤収作業がほんとに毎年やってるからだと思うけど目にも止まらぬ速さで、相変わらずのプロフェッショナルっぷりでついつい参拝前に見学してしまった 笑

そして、拝殿でご挨拶してから宝物殿にやってきました。

宝刀展

近年の猛暑っぷりがエゲツないですが、ミストシャワーが、暑さ対策で設置されていてひんやりして気持ちよかった!!

そういえば、ミストシャワーが実装されたのって、2016年の真夏の地獄旅の時は無かったから2017年からなんだね。最近の夏は尋常ない暑さだものねぇ

コロナでこんなに旅に行けなくなる(ウチの会社エゲツなく厳しいんだ...)前で、夏に北野さんに参拝に行ったのは2019年で止まっているから、昨年や今年の事はわからないけれど、年々このミストシャワーの設置箇所増えていってたけどここ最近はどうなんだろう。

さてはて、入ってすぐお出迎えしてくれる鬼切丸!!
宝物殿行く時わたしだいたい朝一番が多いので、1〜2人宝物殿に人がいるくらいなのですが、この日は沢山拝観されてる方々がいて大盛況でした。

鬼切丸 別名 髭切』のお名前看板が設置されたのも2017年でしたね。

この時は、巴型薙刀の看板も新たに設置されていましたね。


 
鬼切丸 with 白鞘 Wカーブ!!
当たり前だけど、ぴったり同じ反り方で気持ち良いな〜!!

そして.....中央奥には、

兄者コラボ描き下ろしイラスト!
わたしこの兄者のイラスト一番好きなのですよね〜!!

兄者描き下ろしイラストの下にちょこんと置かれていたのですが、筆でONLINEって均一に綺麗に書けるんだな〜鬼切丸御朱印や宝物殿のお名前プレートや押形の筆文字でよくお見かけする字だ〜。
わたしもこんな綺麗な字書けるようになりたい....!!.

中央奥の壁際のケースに神々しく兄者のコラボ絵が飾らせていて、祭壇か!!!?みたいになっていたの今でも覚えている。

押形も新しく増えたものもあって、多分行けていない2年間でまた増えたんだろうなぁと思うと旅を再開出来る様になったら散財しちゃいそうな予感....実はわたし、猫丸の押形が欲しいんですよねぇ...仲間入りしてますかね?

今のiPhoneなら超広角が実装されてたから全景撮れたかもだけど当時のiPhoneだと見切れて撮れちゃってる...弓矢も展示されていて色々展示の仕方考えてくださっていますよね。

北野みくじが弓に括り付けられていて矢文のよう。

鬼切丸御朱印帳で馴染み深いあの鍔型の鬼切丸文鎮も押形の前にズラリと展示されておりました。

最初は黒一色だった、こちらの鍔型文鎮もカラーバリエーション増えましたよね〜!!シルバーやゴールドよくSNSでお見かけします。

大盃ににおみくじが展示ケースに一緒に飾られてカラフルで更に華やかになっておりました!

お馴染みの面子もズラリと勢揃い。

今回、なんだかとっても気になった刀。
隣に烏帽子型兜もありました。ニコイチっぽい展示だった気がするのですがセットで奉納されたものなのかな?わかんないけど。




ポストカードももちろん入手!!
これは、7月に行った時、お一人様1枚のみの制限があってドヒャーっと焦って自分用に買ったやつ。(初日20枚だったから1週間後ならフォロワーさんの分入れて3枚位なら買えるかなとか思ってたから毛穴から汗出た 笑)

8月のこの時の旅では5枚までに変わっていたのでフォロワーさん達へのお土産用に2枚買えてホッとしたのでした。

思い返すとこの兄者コラボポストカード毎回お一人様制限枚数がよく変わりましたね 笑

猿回し

外が賑やかだな〜って思ったら、猿回しをやってました!!ちょうど、ピョーンと飛んでるとこ。天神さんの時にも猿回し見た事あるけどその時の子は誰だろう。相棒のお姉さんが違う方だった気がするから別の子かなぁ?

お猿のユウくんのドヤ立ち!!!
甚平さん着てかわいいな 笑

ユウくん時々乙女な仕草するの可愛くてふふふってなってしまった 笑

可愛いなぁ〜。
今日晩御飯なんだろとか考えてそう。




自分が使う小道具はちゃんと自分で持つけど、なんとなくベロベロ舐めてしまうユウくん。人の子みたいだわね笑

七軒だんごを舞妓さんがおもてなし

猿回しでニコニコした後、なんだいい匂いがして流石にケーキだけじゃお腹すいちゃって、大丈夫まだ時間ある...と、ふらふらと北野御手洗団子茶屋が絵馬殿のところで開かれていてそのテントに向かって吸い込まれていくわたくし。

すると....

あぁぁ〜!!舞妓ちゃんがいる〜〜‼︎

めっちゃ可愛い〜〜!!!
写真撮ってもいいですかぁぁぁ???とかおのぼりさんになってしまった 笑

上七軒ってまだじっくり堪能したことが無かったのだけど、文安の麹騒動(1444年)で室町時代北野天満宮の社殿の一部が消失した後に再建された際、余った木材で建てられた七軒のお茶屋上七軒の始まりということで北野さんに参拝したら一緒に堪能してみたいものですねぇ..1人じゃ難しいですし...いずれ...

そんなこんなで、七軒だんごを注文してお写真撮らせていただいた舞妓さんが、おだんごを運んできてくれました。

うわー!!蜜が、つやっつやしているよ!!
良くSNSなんかでも食べました〜って画像流れてきてたから食べてみたいなぁって思ってたんだけど、御土居の紅葉や梅苑で食べれる機会いっぱいあったけど、ほら...茶菓子くださるからそれで満足してしまって食べる機会がなかなか無かったんですよね 笑

さっきケーキ食べたばっかだけど、やっと食べれるー!!!って念願叶って初七軒だんごを舞妓さんのおもてなしつきとか最高じゃないか〜!!とか思いながらもぐもぐといただいた。

黒蜜ときな粉のおだんご、上品な甘さで良きかなですよ...地元だと串団子でみつとなると、甘じょっぱい砂糖醤油のみつが主流で黒蜜ってあんまり馴染みがなかったから新鮮でした。

神出鬼没兄者

絵馬殿前に内番服の兄者。
この時の絵馬殿って、左半分が北野御手洗団子茶屋のお団子食べたりする席になってて右半分が御朱印や兄者グッズや御手洗祭の受付エリアになっていたりして、なんだかお手伝いしてるみたいに見えますよね 笑

ほら、右奥の方に御朱印や押形の一覧が見えるでしょう?

戦装束の兄者が、先月来た時にいた所にいなくておっかしいな〜どこにいるんだろうってうろうろ探しまくったら...










あーっっ!!
いたーーーっっっ!!!!あんな所にーっっ!!!!!!

なんでウェディングプランナーみたいな事してますのんとか思っちゃったのはここだけの話だ。


2017.07.22撮影

7月に行った時は、兄者、舞殿にいたんですよ。金屏風のまえで煌びやかにしていたのに、神出鬼没過ぎるよ〜とか思ってたんだけど、これから少し経った後に、あぁ...これは北野さんの粋な計らいだったのではないかと思ったわたしがいる。

御手洗川足つけ燈明神事

そんなわけでこの日を指折り数えて待ち侘びていたわたくしは、絵馬殿で石の間通り抜け神事の受付を済ませ、特別拝観券と水占みくじ、御手洗ろうそくを受け取ってきまして...

ちなみに石の間通り抜け特別拝観は、1000円で御手洗足つけ神事とセットになっておりました。(足付け神事のみは300円(2017年当時)です。)

ろうそくは5色あって其々願い事が違ったりします。

•••開運招福心願成就就職成就趣味達成
•••芸当上達スポーツ向上成績向上目的達成業績達成
•••良縁成就縁結び子宝成就家内円満
•••金運向上商売繁盛福徳招集職務繁栄
•••身体安全健康回復病気平癒延命長寿

なんだそうだ。
私をよく知っている人は、金にがめついことを知ってるので、絶対黄色いろうそくに飛びついたことだろうとおもうだろう。

だがしかし、上の画像には、白いろうそくがある。
そう、私は白を選んだのだが、この白は私のがめつさがモロに出ているのである。

開運招福、心願成就...運が舞い込んでくれば、宝くじが当たるかもしれん。お金がガッポガッポ入って来て欲しいと願えば良いのだ。

がめつい奴には神様はでかい運はくれないけど、一応細かい小さい運はちょいちょいくれます 笑

本当は、珍しく私が金運によろめかずに趣味達成なんていうのもあるんだ...!!って選んだのですけどネ! 笑...翌年、それが爆発するのでお願い聞いてくれたのかもしれません。それは、また...

さてそんなわけで、御手洗川の足付け燈明神事へ。
実は、足つけ神事初めてなんですよ。なんやかんやで下鴨神社とかも絶妙にズレ出る時に参拝いってたり、北野さんにも御手洗川が2016年に京の七夕に合わせて完成して足つけ神事も石の間通り抜けと期間が同じで8/12〜14までだったんですよね 笑

ビニール袋を貰って靴を入れたら裸足になって順路に設置された簀の子(すのこ)の上をテクテクと歩いていきます。

以下、明るかったり暗かったりするのは、調子に乗って2回神事をしたからである(2回目は青にした芸当上達目的達成のために...)

2016年8月以降〜2017年8月までの間に何回か参拝に来て眺めるだけだった御手洗川についに入っているわ!!わたしったらとかなんだか顔は真顔なんだけど心の内はワッショイワッショイ状態だったわけなんだけど....

意外と深くて頭の中が石の間通り抜ける石の間をわたしは通り抜けるんだ!!とかしか考えてなかったもんだから裾濡れそうになりながら御手洗川に入りました 笑

御手洗川をタプタプしながら歩いていると道中に蝋燭が灯っているのでそこから火をいただく。

よしわたしもやるぞー!!とか、思って折角だから黄色から貰っちゃお!!金運金運!!!

とか、思って黄色の蝋燭から貰ったら歩いてたらあっという間に消えてしまった。よく深さを見抜かれてしまったかもしれない。

気を取り直して...白い蝋燭から貰おう

よし...

ついたぞー!!

消えたら困るからゆっくり歩く 笑

御手洗川を渡り終えたら順路になっているすのこが置かれた道へ進んで...

すのこに、ろうそくがポタポタ垂れるからカラフルな水玉になっててなんだか可愛い。

終点の献灯台にいって、蝋燭を立てたら御手洗川の足つけ神事は終了!!またひとつ、京都の夏の風物詩を体験できたのでした。

水占みくじ

お次は、水占みくじもセットで付いてきていたので御手洗川にある水占場におみくじを浮かせる。

まだ、御手洗川が完成していなかった頃は、社殿の左側に水占用の手水鉢かあったよね!!




あの時は、うまく字が浮き出てくれかったんだよな〜

今回はどうかしら....ってか、ハエが!!ハエが水みくじの上に?...ちょ、まっ.....??

うん、読めん!!

でもやったー!!!大吉だーー!!!

2回目の時は、めっちゃ綺麗に文字が出てくれました。
小吉だったけれど 笑

先程、なんでウェディングプランナーみたいなことしてんのついこの間まで舞殿に居たのに!!とか言ってたんですけど、この時ふと、

あっ!もしや、御手洗川神事終えた後の参拝者お出迎え的な...え!?北野さんの粋なはからいだったのかしらとか思っちゃった私がいる。

念願の石の間通り抜け

そしていよいよである。

さて、今回かなり目的を持って北野さんにやって来たのだ。並々ならない気持ちである。

前年の2016年の夏、石の間通り抜けそびれた事に私は自分をそりゃあもう呪ったものさ....。

しかし何故真っ先にいかんのか、こんなにもグズグズしておるのかというと、緊張してしまったのである。

わた...わ、私なんぞが通り抜けてしまって良いんだろうかとかしりごみしてしまったのだ。さも、お腹が空いて美味しそうな香ばしい香りがしたからふらふら吸い込まれてったようなことぬかしたけど、本当は、緊張し過ぎちゃってなかなか受付にいけなくて御手洗団子食べて気を落ち着けていたんだ。

意を決して石の間で整理券を受け取っていよいよ石の間通り抜けである。


もぅ...もうね、金色の吊灯籠が一面が灯っていてもう息を呑む美しさったらないのですよ...!!念願と憧れが爆上がりしすぎてキラキラエフェクトかかっちゃってたのもあるんだけど、それにしたって、夢見心地とはこのことを言うのではないかしら...神々しいったらない...!!

徳川家や薩摩藩の奉納燈籠に、秀頼の擬宝珠に刻まれている"秀頼公"の文字も確認出来たし、神前には宝物殿でお馴染みの加賀の前田家が奉納した小烏造りの刀剣の拵も展示されていました。

これこれ!前に撮ったもので、ちゃんと撮れてない写真しか見つからんかったですけども...この時単体で撮ってなかったようで、上の『お馴染みの面子もズラリ』とか言ってる写真の上の方で見切れちゃってたけど...刀剣の方は宝物殿に展示されていて、あれー?珍しいな...拵の方は展示されてないんだな〜って思ってたのだけど、石の間の方に出張していたんだね。




柄や鞘の装飾が本当に綺麗で綺麗ですよねぇ...
石の間の煌びやかさに相まっていつもに増してキラキラして見えました。

他にも以前、宝物殿で狛犬展をやった時には展示されていなかった木造の大きな狛犬も展示されていて、わぁ...北野さんにはまだまだ見たことない狛犬さんいるんだな〜と、興味津々で見てしまった!!かつては黄金の狛犬だったんだろうなという金の塗料が確認出来て、玉眼がすごくリアルだったんですよ。

白目の部分が水色と白、そしてピンク色...こう、血管のようで...瞳の色も実に綺麗でずーっと見てたらもしかしたら動くんじゃ....って錯覚しそうなくらい生きてるみたいで、もうほんと惚れ惚れしちゃうくらい美狛犬さんでため息漏れちゃった。

また、会えるチャンスがあったらこの狛犬さんに会いたいなぁとか思ってるんですけど、この時以降私石の間通り抜けの時に北野さんに参拝できてないのだけど石の間通り抜け神事の報道や公式情報で見たりしてたんですけどまた別の狛犬がいたので、おおっ?この子たち知らないとかまた新たな欲求が生まれつつもいつか...いつか再会したいとか思っていたりします。

狛犬博物館っていってもいいんじゃないかしらってくらい境内に狛犬が沢山いて12対もいるんですよ...北野さんで狛犬探しするのもとっても楽しいのですよね〜!!狛犬好きにはたまらない空間である。

あと、海北友松の雲龍図の屏風絵も展示されていました。角が下を向いててなんだか不思議な印象を受けたのを覚えている。

通り抜けた後、感動しちゃってしばらくボーッとしてしまったのだけど、ハッとして、も、も、もう一回!!!となっちゃったわけで... 笑

石の間の中は撮影禁止なので、北野天満宮 北野文化研究所さんの公式Twitterのプロフィール欄にある🔎マークから 石の間 と検索をかければ内部の写真公開されているので見てみてください。

いままで、ここから背伸びしたり、誰もいないのを確認してはピョンピョン飛び跳ねて中見えないかしら....見え....見えない!!(チビだからな...)とかやっていたあの空間に通れた感動は今でも鮮明に覚えている...感動しすぎてわけわからんくなってしまいましたよ 笑

2016年が初めての石の間通り抜け神事開催ということで、2017年もやるのだろうか...それともこの時が特別な事だったんだろうかとか当時ずっとドキドキしながら1年を過ごしていたのだけど本当に公開してくれて感謝しかなかったのでした。

あれから毎年石の間通り抜け神事が行われているようなので(2021年は災害級の大雨のため途中で中止されてしまったようですが)、またタイミングがあったら通り抜けしたいなぁ...昨年の10月に豊臣秀頼が本殿造営の際に奉納した青銅製の鏡が新たに発見されましたし公開があったら嬉しいなぁ...なんて。

御土居のもみじ ライトアップ

御土居のもみじももちろん見に行ったのだけど、この時何故だか鶯橋でしか写真撮っていなかったんですよね...いつもめっちゃ撮るのに珍しいな...

割と旅の事覚えてる方なんだけど、全く覚えてなくて御土居のもみじのとこだけすっぽり抜けてしまっている.......石の間通り抜けて感動し過ぎてボケ〜っとしていたのかしら...前の年にまだ明るいうちに新幹線の時間が来ちゃってギリギリまで粘ったけど時間切れになっちゃったリベンジだけはしたみたいだ 笑

前年は19時前には離脱しているので仕方ないですけどこの日は何てったって2泊3日の旅の初日ですよ。私に時間制限とか?ナイナイナイ!!!余す限りの時間がわたくしにはあるわけですので、夏の日没後のライトアップがやっと体験できたのでした。

夜の北野天満宮

朝も昼も北野さんは京都で一番好きな空間なのだけども、わたし夜の北野さんは幻想的で大好きなのですよ。

拝殿のこの、金の装飾の煌めき...なんて美々しいんだろう...。

暖色系の灯りに浮かび上がる蟇股の装飾もまた日中とは違う雰囲気で美しさがより一層際立っているのですよ...灯が部分的にある金の塗料に当たると時々キラキラと浮かび上がるところも素敵。


灯台は、夜になったらさらに蝋燭の灯りがゆらゆらとしている様がはっきりと見えて、あぁ、風情がある光景だなぁ...と、ぼんやり眺めてしまったのでした。

ふとおみくじ掛けを目にして、そうだった!!水みくじだ!!って、ティッシュに包んで乾かしてた水みくじのこと思い出して乾いたから私も結ぶ。

北野さんの透塀(すきべい)が、初めて参拝した時からずっと好きで、特に日暮れ時から丸くて可愛らしい灯籠にポッと明かりが灯る頃が特に大好きなんです。

本殿を取り囲むように造られているんですけど、これは豊臣秀頼が造営したものなんですって。

社殿にある蟇股の彫刻を眺めるのも楽しいんですけど、透塀の上部にある欄間の彫刻を眺めるのもとっても楽しくて暗くなっちゃうとこちらはあんまり良くは見えないけど日中は何周も回っちゃう事しばしば。

なんだかんだでこの時は21時近くまで居着いてしまって、"いろんな体験してお腹いっぱいになりました
"なんて表現たま〜に言っちゃうことあるんですけど、これまた本当にお腹いっぱいになっちゃって、晩御飯も食べていなかったんですよね 笑

ケーキと団子に北野さんで満たされてしまったのでした。初日から色々欲求を満たし過ぎてしまった...

ありがとう兄者!!ありがとう北野さん!!!
そして日中巡っていた八咫烏巡りも楽しくて初日からかっ飛ばし過ぎたんじゃないかと今では思ってしまう。

そんなわけで、初日満腹...否、満福になって名残惜しくも北野天満宮を後にしたのでした。

また、石の間通り抜けに行く!!と、あれから4年半経ってしまっているけれど、鼻息荒く虎視眈々とその機会を狙っているわたしなのでした。

北野天満宮 詳細&MAP

〒602-8386
京都府京都市上京区馬喰町
HP: https://kitanotenmangu.or.jp/sp/index.php
開門 6:30-17:00
新型コロナウイルス感染拡大防止対策等で随時時間の変更があります。HP要確認してください


2日目の旅に続く!!!

【 #真夏の京都二泊三日の旅 ① 】京都で八咫烏を探しに行く【京都三熊野】

10月更新しそびれてしまった...なんてこった..!!!
そんなこんなでワクチン2回目接種し終えてさて...県内だけでもどっか行こうかなぁ...とか思ってたら寒くなって来てやっぱ引きこもろとか出不精になってるこのごろ。そろそろ活発に動く訓練をしなくてはならない...!!

こんばんは!!あめんぼです。
欲求を抑える訓練をし過ぎてしまった結果がこれである。


さて、2017年の盆休みに行った京都の旅は、思い出深い(いつもそうなんだけどね。)旅だったにもかかわらず毎回次こそは...次こそは..と思っていたくせにいつも更新しそびれていた2泊3日(2017.8.13〜15)のお盆休みひとり旅をそろそろ更新していこうかとおもいます。

熊野にはかなり憧れがあるのですよ。
八咫烏が好きだというのもあるのだけれど、熊野古道はいつかは巡ってみたいのだけどなかなか機会が無くて未だに行けていないので、後白河法皇熊野権現を勧請した『京都三熊野』ってあったよな...と、ふと思いまして、2泊3日の旅の中で巡ってみようかな〜ラスボスは、念入りに計画を立てたいし!!(なんて思っていてあろうことか2020年の年間計画で盆休みに3泊4日の熊野参詣の計画立てていたらポシャりました泣きたい)

と、いう事で京都夏の陣2017です。

熊野神社

2017.08.13参拝

朝一番に、新熊野神社にやって来ました。

京都駅でお盆休み期間だからかコインロッカー探しにまず手間取りもたついてしまった...ちょうど良いキャリーバッグが入るロッカーが全く見つからず...おまけにバスで行けばいいのに電車経由で東福寺駅から歩いてしまった 笑

市バス(208系統etc.)で『今熊野』までいけば3分位で歩いて行けたというのにとんだヘマを出だしからしでかしてしまったぜ...ついでにSiriに翻弄されて大幅に道を外して、私は今どこに...状態な一人ドタバタ劇を繰り広げながらやっとこさ到着。

普段は9時頃には目的地に着いているのに何やらこの日はなんだかんだで10時半過ぎてしまったよ。

本殿と祭神

本殿に祀られている祭神は、熊野牟須美大(くまのむすびのおおかみ)

京の三熊野では新熊野神社新宮にあたります。

永暦元年(1160年)、後白河上皇紀州の熊野大権現を勧請して創建、造営に関わったのは平清盛です。平清盛と言えば三十三間堂も造営しているけれど、二条天皇に譲位してから院政を敷いた時住まいとしていた法住寺殿の鎮守寺と鎮守社として建立されたのが三十三間堂(蓮華王院)と新熊野神社なんだって。

境内に、上之社、中之社、若宮社、下之社もありそれぞれのお社に祀られている祭神は計11柱

◉上之社 祭神••••速玉之男大神, 熊野家津御子大神(くまのけつみこのおおかみ)
◉若宮社 祭神••••天照大神
◉中之社 祭神••••天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと), 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと), 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと), 鵜茅草葺不合尊(うかやふきあえずのみこと)
◉下之社 祭神••••稚産霊神(わくむすびのかみ), 軻遇突知神(かぐつちのかみ), 埴山姫神(はにやまひめのかみ), 彌都波能売神(みずはのめのかみ)


院政期の上皇熊野三山


熊野参詣って、昔は容易に出来ることではなかったから熊野の神様に人々の立願を取り次ぎをしてくれる山伏や熊野比丘尼などの熊野先達に代参してもらっていたらしいのだけど、平安後期〜鎌倉前期は劇的に熊野信仰をする人達も変化して立願者自身が直接熊野に参詣するようになったんだそうだ。

法皇上皇の熊野参詣は、宇多法皇から亀山上皇まで374年間も熊野御幸(ごこう)が継続されていたんですって。

当時の権力勢家の参詣回数が、下記の通りで

白河上皇以降、熊野詣の回を重ねる事が増えているのですが、これ院政開始の時に上皇熊野三山に参詣する計画が宮廷の行事に入れられた事が関係しているんだとか。

ずっと、どうして伊勢ではないんだろう?と思っていたのだけれど、

天皇は伊勢の神様を信仰して奉仕する事で権力の支えとしていることから上皇は『天皇-伊勢の神』の関係に相当するもう一つの別の関係を作ったのが『上皇-熊野三山の神』となって院政期間の宗教対策があったんだそうだ。

天皇家が、天皇上皇の二元構成であった事で、宗教の権威も伊勢と熊野で二元構成されていたんだとか。

これは個人的に思ってる事なので違うかもしれないけど、それが何故熊野だったのか?というのは、この頃の上皇は出家して仏門に入る事が多かったし、仏教要素の強い熊野三山だったのだろうなと思っていたりします。

ずば抜けて参詣している後白河上皇が34回(33or35回という資料もある)というのも35年に渡って院政を行なっていたと考えるとなるほどと納得してしまった。

崇徳上皇は、院政を行わなかった(行わせてもらえなかった)けれど、一度だけ熊野詣をしているのは、父、鳥羽上皇が出家して法皇になってから最初の熊野御幸に崇徳上皇を同行させたからなんだとか。

そして後白河上皇は、紀州の熊野の神様を勧請して京都にこの新熊野神社と熊野若王子神社を創建しています。

熊野神社八咫烏

御神幕に梛の葉を咥えた八咫烏発見!!
速玉大社の速玉宮にある幕と良く似てる気がする。




屋根には、阿吽の八咫烏がいるー!!脚がめちゃくちゃリアルだ....!!!なんとなく新しく取り付けたのかな?という感じで比較的ここ数十年の新しいものなんじゃないかなと思う。

本殿の横に並んでいた絵馬は、屋根や御神幕のスリムカラスとは違ってぽっちゃり系八咫烏でかわいらしい。

なんだか、頭部の毛がモヒカンみたいになってて面白いなぁ、八可鳥(ハッカチョウ)みたいな八咫烏だね!!

そういえば、不思議な木があった。
木が不思議というより、木の植え方が奇妙というか...木の周りに若木がぐるりと取り囲むように植えられているという...。

何でこんなふうに植えられてるんだろう.....?
結界とか召喚とかされちゃってるみたいに見えちゃったよ。

自然に生えてきたとかはこんな等間隔で無いだろうし、進入禁止とか?でも大きくなったらどうするんだろう。もうある程度成長した木の周りに若木だから先にある木が根付いてるだろうからそこまで大きくなれないんだろうか...そこら辺想像しかできないや。

境内を散策していたら、京の熊野古道という看板があって階段を登っていったらアクリルケースに何が展示されてる..?

熊野本宮大社旧社地の大斎原

以前、熊野本宮大社熊野川,音無川,岩田川の合流点にある大斎原(おおゆのはら)の中洲にあったんですって。

残念ながらまだ熊野本宮大社の参拝が実現できていないので現在の規模すら体感していないのだけど、旧社地は今より約8倍の規模だったそうだ。

昔は橋が架かっていなかったので、当時の参拝者達は川を自ら渡って着物や身体を濡らしながら中洲にある本宮へ向かった川で身を清めてから参拝するのがならわしだったのだとか。

熊野速玉大社 神倉神社のごとびき岩
お参りするまでの道中がサバイバルらしいので、体力つけなくてはな...と、昨年、どうぶつの森やりたさに、Nintendo switch買った時にリングフィットも買ってたんだけどTVに繋ぐのめんどくさくて1回やったきりで箱にしまっちゃってたのを思い出して埃まみれになった箱を引っ張り出して、毎日拙僧の筋肉を唸らせてるところだ。

くだらん話は置いといて、
これは、もしかして『御燈祭り』じゃないですか?TVでしか見たこと無いよ...それでも、う、うわうわ凄い....と心拍数早くなったくらいだから実際見たら不整脈起こるかもしれない。

男の祭りだから、近くでは見れないかもしれないけど、"山は火の瀧下り龍"を遠くから見てみたいなぁ...。

熊野那智大社 那智御瀧

別社の飛瀧神社御神体で高さ133mもあるんでしょう?わたし実は滝ってあんまり見たことがないのですよ。憧れの滝だったりして、実際見たら感動するだろうな...。

熊野三山のもの(それ以外のものも何個か)は特にキッチリとヤスリかけて木の切断面を平らにしてしまっていないところが、凄く山や滝や川の雰囲気が出ていていい感じ。

熊野三山の木絵(板絵?何系の絵なんだろこのジャンルは...)にもちょこっとワンポイントで描かれていたけれど、単体で八咫烏もありました。

足の部分だけ別の硬い素材で作られてた。

(左)神:軻遇突智神(かぐつちのかみ) 仏:文殊菩薩
(中)神: 埴山姫神はにやまひめのかみ 仏:毘沙門天
(右)神: 軻遇突智神(かぐつちのかみ) 仏:普賢菩薩

中でも存在感を放っていたのが、花の窟にまつわる神話が描かれたもの。

樹洞があった木だったのかな?(くり抜いたのかもしれないけど)素材で表現されていて凄いなぁと思った。三重県花窟神社例大祭も描かれていて錦の御旗に見立てた御縄に果物や扇が吊るされる!!

いろんな神社で年間通してお祭りありますけど、本当にそれぞれ特徴的で、興味そそられてしまう...わたし、神饌(しんせん)に興味があって本でしか知らないことがたくさんあって、本も必ずしも正しいことが書かれているわけでは無くて実際見たらちょっと違った...なんてこともたまにあるからいろんな例大祭調べて行ってみたいな〜。

なかなか長期休暇取れるのも限られてるからまずは近場からじわじわと攻めていこうかな。

伊奘冉と伊奘諾の国造りの様子を描いているのだとか。

奉納作品なのか、神社の方が描かれたもの達なのかはわからないけれど野外でこうやって見て回る事殆どないのでユニークだなぁと思いました。

熊野曼荼羅や日本神話が描かれたものもたくさん展示されていてとても面白かったんだけど最終的に蚊がすごい!!かゆい!!!忌々しいくらい痒い!!!!とかなっちゃって、さすが夏だな....とカイカイしながら見ていました 笑

また関係ない話するけど、新型コロナで県外遠征自粛するようになって元々神経質な気質が更に神経質になってきて家でも職場でもどこかお出かけした時でも欠かさずに消毒用品を持ち歩いて暮らしているのだけど手を消毒するのは勿論なんだけど足も毎日毎日消毒していたんですが、2020年、2021年の夏は蚊に一度も刺されなかったんですよ...。何年か前に何故妹ばかり蚊に刺されるのか?と16歳のお兄ちゃんが蚊の研究を始めて人間の足に常在する菌の種類で蚊がよりやすいと発見した話を見たことあったの思い出した。全く刺されない。来年以降夏に旅した時ためしてみよう。

能楽発祥の地

初見、ウワッ怖いとビクッとなってしまったのだけど(だってデカイし木陰で薄暗かったからさ...)新熊野神社能楽発祥の地なんだそうだ。

後白河上皇御手植えの樟

境内入ってすぐの左手側に樟社があるのだけど、これがまたとんでも無く見事な大樟があって、後白河上皇お手植えの樟なんですって。

よく、道に迷った時行き先が神社だったりすると一際大きな木だったり緑を目指して歩いていく事があるのだけど(そしてだいたいそこに辿り着く)この大樟さんもまさに目印になる大きさです。

この時は、見上げてそのままうっかり帰ってしまったのだけどもう一回参拝に行って樟社に入りたい(入るの忘れちゃったのですよ...なんてこったい)

樟といえば、上京区平清盛お手植えの樟も若一神社にありますよね。以前、座敷わらしがいるとかTVで見たことあるけど、こちらもいつか参拝に行ってみようと思っています。

熊野神社 御朱印

熊野神社御朱印は烏文字で、宮司さん曰わく熊野は神仏習合の先駆けだから""と"神社"の2種類があるって言っておりました。御朱印自体は全部で4種類この時はあって、2種類いただきました。

向かって右の能の御朱印が""左の樟の御朱印が"神社"になっています。




帰り際、お守りをいただきました。

ピンクとか青とか何色か色があって、緑にしてみました。中に梛の葉っぱが入ってる手作りのお守り。御朱印を2種類いただくとくれるみたいですね。(後で知った)

なかなか宮司の方がお話好きの方で、マシンガントークに圧倒されて神社を後にした後、ハッと気付いたのが、あの不思議な植え方の木のこと聞いときゃよかったな.....でした 笑


熊野神社 詳細&MAP

〠605-0971
京都府京都市東山区新熊野椥ノ森町42
受付時間: 9:00-17:00
HP: http://imakumanojinja.or.jp


熊野神社

※2017.08.13参拝

さて、お次は神宮丸太町まで行って熊野神社にやって来ました。ここは、後白河法皇が京都に熊野大権現を勧請する以前からある神社。

京都にある熊野系の神社では最古の神社になります。
京の三熊野では『新宮』にあたります。

こちらの神社は、日本サッカー協会公認のサッカーお守りで有名ですね。本殿に飾ってあって、ああー!!見たことあるぞ!!!となりました。

日本代表のユニフォームにあるヤタガラスのエンブレムが刺繍してあってかっこよかったですよ〜。サッカーやる方やサポーターの方とか京都観光された時参拝されるといいかもですね。

本殿と祭神

弘仁2年(811年)、日圓が紀州熊野権現を勧請し創建。後に、聖護院の鎮守社になったそう。

聖護院は修験道のお寺で、白河上皇の最初の熊野御幸を先達した僧 増誉(ぞうよ)が、その働きが認められて初代熊野三山検校(くまのさんざんけんぎょう)に任じられ、賜った寺院が「聖護院」の始まりで賜った寺院で、一昨年節分の時に参拝に行ったのだけど山伏の装束来た方々が沢山いて興味津々になってしまった事が...2019年の事なのでまだ全然到達できていないのだけど、いずれまた...。

熊野三山検校→熊野三山の統括を行なっていた役職のこと

祭神
伊弉冉尊,伊弉諾尊,速玉男尊,事解男尊,天照大神

熊野神社の御本殿って下鴨神社の旧社殿が移築されたものなんですって。応仁の乱の際、焼失して(二条より上は殆ど焼け野原だったからその時は下鴨神社の社殿もまた消失してしまったのだけれど)しまってから荒廃していった熊野神社なのですが、聖護院宮道寛法親王しょうごいんのみやどうかんほうしんのうが1666年に再興されて、1835年に下鴨神社の旧社殿が移築されたのだとか。

1835年は、式年遷宮が行われた年だったので遷宮で建て替えされた時に移されたんですね。(現在は、世界文化遺産に登録されていることから伊勢神宮のように一から全て新しく建て替えする事はされないので式年遷宮=修復が行われています)

下鴨神社の御祭神には、神武天皇を熊野から大和へ先導した賀茂建角身命(かもたてつぬみのみこと)が祀られていますが、『八咫烏に化身して神武天皇を先導した』とか『熊野→大和への道案内をしたことによって"八咫烏の称号"を得た』など、八咫烏関連での繋がりがあって、高まりますなぁ...。

木造の狛犬




木造のどっしりとした体格の狛犬がいました。
目は...玉眼になってるから生き生き具合が増してるなぁ。白目部分がとてもリアルだ...。

拝殿の柱にいた獅子鼻が、おやっ?と思って撮っておいたものがあって、やっぱり向かって左側の目に違和感があるなぁと拡大してみたら....

あー!やっぱり!!着色されてる。
目玉が外れたか割れたかしたのかも...?木鼻は高い位置にあるから近づいてマジマジと見ることもできないし目立たないけど応急処置なのかなぁ...?いつか修復してもらえると良いね。

熊野神社八咫烏

神前提灯にキョトンとした顔が可愛い八咫烏がいる!!

拝殿にも八咫烏がいます。提灯もそうでしたけど3本足を強調されていない感じ。

鵜っぽく見えちゃった私がいたのはここだけの話だ。

門にも烏のシルエットが。
こちらも翼を広げて飛んでいる八咫烏で足は無かった。3本足を強調して描かれていたり像があったりする神社が多い気がするのだけどそこがすごく印象に残っていたりする。

絵馬も八咫烏

この絵馬の八咫烏なんだかめっちゃ可愛く無い?笑
ユーモラスな烏ちゃんですね。あと、熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)の絵馬もありました。48羽の烏がいるので速玉大社のおカラスさん...熊野神社は京の三熊野で新宮(速玉大社)にあたりますもんね!!

もしかしたら、熊野神社にいる八咫烏達は、この牛王神符の烏点(うてん)に寄せてるのかしら...考えすぎか...

拝殿にある彫刻に松に留まる3羽の烏が唯一足が見える烏がいて、3本足なのかな〜とよく見てみると...

ありゃ...1羽につき1本ずつしか足が見えなかった...
3羽で3本の足だったのでした。

熊野神社御朱印

熊野神社の『』の字の火部の『』部分がまるで空を飛んでる鳥のように見える御朱印でした。

神前提灯にいた八咫烏もいました。

熊野神社 詳細&MAP

〠606-8392
京都府京都市左京区聖護院山王町43
受付時間 9:00-17:00


熊野若王子神社

※2017年8月15日参拝

京の三熊野、三社目の熊野若王子神社は旅の最終日の朝一番に参拝しました。
とはいえ、実は寝坊しちゃって本当はもうちょい早く着きたかったのだけど9時半過ぎになってしまったんですけどもね 笑

はー!!着いた着いた〜と目の前に飛び込んできた光景が緑が鬱蒼と茂っていて、なかなかの異世界の入り口みたいでドキリとしたりして 笑

哲学の道の南端にあるので、永観堂側の哲学の道を目指して行けばわかりやすいかと思います。

鳥居の手前にある石橋は、吉良家が寄進したものなんだとか。忠臣蔵で敵役で描かれちゃってるので有名なあの....(最近年末時代劇やらなくなっちゃったよねぇ。)

周辺はまだ人も少なくて、とっても静か。
耳を澄ますと水の流れる音なんかも聞こえてきて涼しくて気持ちの良い朝。

御神木 梛

鳥居の手前に大きな梛の木があったのだけど、枝が幹に沿って上に向かって伸びてみたり蛇みたいにうねったりして不思議だなぁ...

梛の木の説明板に吉良家が(鳥居前の)石橋を寄進した時に、紀州熊野から苗木を植樹されたものとあった。

鳥居を潜るまでに時間がかかってしまった....。
いざ...!!

本殿(拝殿)と御祭神

熊野若王子神社は、京の三熊野の那智にあたります。

後白河上皇が、新熊野神社とともに1160年に熊野権現を勧請して、禅林寺(永観堂)の鎮守社として創建された神社で、"若王子"神社という名前は、紀州那智権現の若一王子(にゃくいちおうじ)(天照皇大神の別名)を勧請した事が由来なんですって。

御祭神は、
国常立神(くにたちとこのかみ), 伊邪那岐神(いざなぎのかみ), 伊邪那美神(いざなみのかみ), 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)

この時は、滝まで行っていないのだけれど神社の奥に洛中のお滝という那智の御瀧のミニチュアver.の滝があるそうで、後白河上皇は熊野御幸をする際、この滝で身を清めてから出発していたんだとか。

滝があったからこの場所に那智にあたる若王子神社を作ったのかな?次に参拝に来る時は滝の方にも行ってみようかな。

狛犬


熊野若王子神社狛犬さん、シュッとしていてかっこいいのよ...アスリート体型じゃん素敵...!!!

狛犬さんって筋肉質な子だけど、どちらかというと丸っこい感じの子が多いじゃないですか...時々こんな感じでムチムチじゃなくて気持ち悪くない位の筋肉かつ大型犬体型の狛犬さんに会うとテンションぶち上がりますね...。例えるなら...ジャーパンシェパードとドーベルマンを足して2で割ったような体型...丸っこい子は筋肉質だけど丸っこく見えるブルドック系といったところ...なんて言っても狛犬って犬じゃないんだけれども犬ってついてるからついつい犬と重ねて見てしまう 笑

牛頭大神

この牛が不思議で、天神さんも祀られてたりするのかしら?って思ったのだけどそうではなくて牛頭大神と台座にあって、昭和28年に奉納されたものみたいですね。聞くの忘れちゃったけど、単独で祀られているみたいですね。

熊野若王子神社八咫烏


八咫烏の絵馬!!
京の三熊野三社とも絵馬は共通して八咫烏でした。
それぞれの八咫烏特徴的で面白かったです。嘴に鼻の穴が見えるので、神社の方がどこまでカラスの生態を把握してるかは定かではないけれどミヤマガラスがモデルなのだろうか。

日本にいる主なカラスはハシブトガラスハシボソガラスがよく見かけるカラスで、時々見かけるのがミヤマガラスの3種類(全部で7種類国内にいるけど季節限定だったりする)なのだけど、今度近くにカラスがいたらちょろっとみて欲しいのが実は鼻の穴が見えるか見えないかなんですよ〜!!わたし学生時代動物の生態系を学んでおりましたのでカラスはちょっと齧ってるのよ。

鼻がある部分ほとんどのカラスは嘴毛(しもう)で鼻の穴が隠れていて、ミヤマガラス(成鳥)だけは鼻の穴が見えるんですよ〜。

この子は、以前上杉伯爵邸で出逢った子なのだけど、遠くから撮ったからトリミングするとガサッとして見にくいかもですが、鼻の辺りが毛で覆われているのわかります?この子はハシボソガラス

ハシブトとハシボソってくちばしの太さや形状の違いがあるんですけどだるまさんが転んだ状態で止まっててくれないと見分けるのもむずかしくて一番判別しやすいのは地面に降りた時の移動の仕方で、テクテク歩く子はハシボソでピョンピョンと飛び跳ねる子はハシブトなのですよ〜今度見てみてください。

この子はお庭の池のお水飲んだ後テクテク歩いてお散歩してたんですよねぇ...あ〜目がクリクリっとしていて可愛い〜!!

拝殿の扁額に隠れるカラス

お参りしていた時は、扁額を見ていたもののそのことには全く気づいていなかったのだけど、御朱印を頂いた時に貰ったリーフレットを境内の休憩所で自販機で買ったお茶飲みながら読んでいたら、扁額にカラスがいると書かれていて、えっ!!なんやて迂闊!!?気付いてなかったー!!!野の字かっこい〜!!くらいしか思っとらんかったわ〜って急いでまた拝殿の扁額を見上げてカラス探しをしました。

あっ...!!本当だ...カラスがいる!!
熊野牛王の烏点(うてん)っぽいカラスがちらほらと...
リーフレットには、3羽という人も20羽という人もいるとの事だったけど、ええっっ?20羽もいるのかしらとウロウロしながら探していた。

リーフレットより抜粋すると

額に表記された熊野代権現の字をよく見てください。
カラスは何羽いるでしょうか。

「三羽」という人もあれば「二十羽」と言う人もいるでしょう。

すべてにおいていずれも正しく、物事を色々な視点から見なければならないという教えの一説が込められています。

私は、はっきり見えるのは1羽だったけど、烏点っぽく見えるのは10羽かなぁ...なんて。見る人によって全然違って見えるんだと思います。だって3羽っていう人も20羽っていう人もいるんだもの。

わたしは個人的に1人で旅をするのが好きな人間だけど、こういう時誰かと参拝してたら違う見え方も知れるのかもだな〜。次は誰かと一緒に行ってみたいな。

不思議な伝説のある蛭子像

鳥居を潜ってすぐににある末社の恵比須殿。


夷川社の御祭神で、応仁の乱の時に社が壊れてしまったが蛭子の神像は不思議と残って若王子神社に祀られた。と書かれていて、最初は、へぇ〜と思っていたのだけど、

参拝者がこの時わたししかいなかったっていうタイミングの良さもあってか色々お話ししてくれて、不思議な伝説があるんですよと教えてくれました。

元々は、京都御所の近くに祀られていたんだそうですが、案内板の通りで応仁の乱の時倒壊して川に流されて被災して蛭子像だけが難を逃れて若王子神社に祀られたそうなのだけど、京都御所からめちゃくちゃ遠くはないけどそこそこ離れている若王子神社に祀られたんだなぁと思っていたら最初は元の場所で再建しようとしていたみたいなんですが、その時この地に祀って欲しいとお告げがあったらしくこの若王子神社に祀られるようになったんですって。

写真は撮っていただいて構いませんよと首にぶら下げていたカメラを見てにこにこしながら神社の方が言ってくださったのでお言葉に甘えて撮らせていただきました。

扉が閉まっていたから上手いこと撮れなかったけれども これがそのえびすさんで、川に埋まっていたらしいけれど、損傷もさほど無い(当時修復なんかはされたのだろうけれど)ように見えました。

ちょっと暗がりで、黒い像だったから目が影で真っ黒くなっちゃって、お顔自体はニコニコと笑っているのだけどちょっと怖く写ってしまった〜。


こちらの狛犬さんは可愛らしいお顔してるなぁ...!!!
この子達は木造なので社殿内で蛭子さんを護っております。

熊野若王子神社 御朱印

京洛東那智 と書かれています。
熊野若王子神社宮司さんは気さくな方でお話もわかりやすくてついつい込み入った話なんかしちゃったりして色々良いお話聞けました。
次回は、うっかり見忘れた八咫烏の庭を参拝しに来た時には絶対見なくては...。

熊野若王子神社 詳細&MAP

〠606-8444
京都府京都市左京区若王子町2
受付時間 8:30-17:00
HP: https://nyakuouji-jinja.amebaownd.com


さて、そんなわけで、熊野三山なかなか行く機会ないからまずは、まずは京都で三熊野巡りをー!!!と、欲求をぶちこんでご挨拶程度ではありましたが京の三熊野を巡ったのでした。見逃してたとこ今思うとかなりあったのでは?とそれぞれの神社のリーフレット見直していて思っていたりする...ぐぬぬ


次回、ついに石の間を通り抜けた話。


ではまた!!

【 #曼珠沙華まつり】赤い絶景でこの世かあの世かわからなくなった【巾着田曼珠沙華公園】


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彼岸花の景趣最高では.....前々からずっと彼岸花は絶対に来る...と、待ちに待った景趣、私史上最速で9/2に入手してしまいました...。良い......!!

こんばんは!!あめんぼです。
やっぱり清光が一番可愛い。


そんなわけで、本丸からの景色が曼珠沙華の群生で広がっているので、今回は2017年9月16日に時間遡行したく思います。

うっわ、3年溜め込んでるとか思ってたら更に1年経過してるのかい....これ4年前じゃん驚きだぜ....。


季節の花を愛でるのは好きだけど、いざ出かけるとなると桜や藤しか見に行ったことが無くて、いつかは...いつかは...と、憧れていたのが彼岸花

なかなか時期的に忙しいことが多くて都合良く予定の無い土曜日あたりが見頃...という機会が無かっただけど、運良く土曜日、これいけるんじゃないか?という日が1週間前辺りに発覚していよいよ憧れの地に行ける機会に恵まれた。逃したら次は無いかもしれん...行く!!!

と、私は浮き足立って出かけることにした。


台風、近付いてたけどね。
確か台風18号が近付いて来ていたのよ...翌日が土砂降りでこの日はギリセーフだったのですよ、都合よくが重なったな〜って思ったのをよく覚えている。

高麗へ向かう

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本日の行き先は高麗!!
埼玉県は10年前にあけぼの子供の森公園にフォロワーさん達と行った以来だよ...土地勘無さすぎて方向音痴発揮するんじゃ...と、ちょっとドキドキ。

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この日の旅のお供は、髭モンヂャックくん。
2019年にお家を引っ越ししたのですが2年間行方不明になってしまった。家出してしまったのだろうか...寂しいので思い出に載せておく事にする。

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静岡(新幹線)→東京(山手線)→池袋(西武鉄道)→高麗

静岡から約1時間半からの乗り継いで約1時間、高麗(こま)に到着!

高麗駅の不思議な像

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トーテムポールみたいなでっかい像があった。

朝鮮半島道祖神将軍標(チャンスン)というものなんだって。

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今日の目的地。
巾着田って不思議な名前だよね。
地名だとか通称名だとかに興味をそそられてしまうタチなので旅してると気になることだらけになってしまう。(特に街区表示板とか見つけると必ず見てしまうよ 笑)

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わぁ...早速、彼岸花がすごい咲いている...沿道にこんなに咲いてるなんて普段の日常生活下でまず無いから高まってしまう!!!!!畦道ですら数十本とかしか見たことないところにすんでいるもんだから、テンション上がってしまうよ。

徒歩15分前後なら余裕だろ...とか思って徒歩経路で目的地へ進んで行ったのだけど、一向に到着しない。あれ...もう15分完全に過ぎてないか?おっかしいなぁ...と 、流石にちょっと焦ったのだけど遠くで人が同じ方向へ歩いていくのが見えて、これ巾着田方面行く人に間違いないなとシュタタタ...っと着いていく事にした。

これミスってたら自虐ネタにするつもりだったけど、残念ながら(←?)読みは正しかったようだ。

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道中でみかけた石碑。
風景に溶け込んでいた...ここにも彼岸花が咲いていました。
 

巾着田曼珠沙華公園 曼珠沙華まつり

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さて、そんなこんなで到着しました!!
はじめての巾着田曼珠沙華公園\\\\٩( 'ω' )و ////

曼珠沙華まつりの時は入場料が発生するので入場ゲートで入場料300円支払っていざ憧れの見渡す限りの赤の世界へ〜!!!!

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土手に咲いていた彼岸花を眺めながら公園内に入っていく。そういえば地元にも藤枝で川沿いに彼岸花が一面に咲いているところあるみたいだけどまだいったことが無いなホワホワしながら歩いていたのだけど.....

彼岸花の群生地

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うわっ...凄い...!!

と、思わず声に出しそうになってしまった。
見渡す限り真っ赤に染まっていて怖いくらい綺麗だ。
ふと思うことがあるのだけど美しいものには怖く感じることが稀にあるのは何故だろう。自分の許容範囲を超えてしまうからなのか.....美しさには得体の知れないものを感じるのだろうか....

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ポンと頭2個分くらい背の高い子が顔を出していた。
見て回ると多少の背丈の違いはあるものの仲良く並んでいる花もあり小競り合いをするようにポンポンポンと頭を突き出してたりするものもあり.....。

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つくづく不思議や形をした花ですね。

花糸が特徴的な花で、この上向きに伸びる花糸が花火に見えたり...蜘蛛の足の様に見えたり、時には花びらと相俟って炎のように見えたりするんでしょうね。

日本の彼岸花の不思議な生態

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放射状に花を広げて、長い雄しべの先に付いた花粉を運んでもらうために虫を誘っていると言うことが見て取れるのだけど、不思議なことに日本のヒガンバナは球根で増えていく品種なので種ができない。

彼岸花関連のものには書かれていることだから重複してしまうことだけれど、

本来だと生物の種類によって染色体の本数がきっちり決まっていて、父親と母親から其々半分ずつ受け継がれる(例えば染色体が20ある植物は父から10、母から10で2セットの染色体を受け継ぐといった具合)のが二倍体、(日本の)ヒガンバナの殆どは、自然界で突然変異などが起きて3セットの染色体からなる"三倍体"なんだとか。

三倍体ゆえに染色体が均等に分配されないからちゃんとした卵細胞や精細胞を作れないから結実できないんですね。

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どんなに蝶達を誘っても花粉を運んでもらう必要がないのかと思うと虫達に無償の振る舞いをしていてなんとも慈悲深い花だし、気の毒な花でもある....。ヒガンバナの蜜って甘いらしいよ。

諸説ありますが、中国には二倍体と三倍体のヒガンバナ(二倍体の突然変異)があり、三倍体のヒガンバナの球根は、球根で増えていくから二倍体の球根より大きくなるので選択的に三倍体ヒガンバナが日本に持ち込まれたのではないか?と考えられているんだとか。これは、球根が大きい=デンプンが多いから食用として栽培をする目的だったからだろうと。あと、球根が大きい分そんなに手間がかからなくて管理がしやすいとかなんとか。二倍体のは難しいみたいですね。最近ちらほらとお盆期に彼岸花が咲いた事例があったらしく、二倍体のはヒガンバナが植えられたのでは?なんてニュース見たことあるんだけど意外とうっかり咲いちゃったりするんじゃないですかね。三倍体が先祖返りしたりとかしないのかね...?

毒があるのは有名だけど、食用にするからには当然毒抜きが必要で、手順は以下の通り。

球根を洗う球根を潰す煮沸袋に入れて絞る桶に入れて1〜2日水晒しお餅などにする

手間かかってるなぁ....ドングリを食用として食べていた頃の渋味取りと同じ手法なんだって。春先に秋冬の農作物を食べ尽くした端境期に球根を掘り出してしのいでいたそうだよ。

サツマイモが鹿児島に入ってから各地で栽培される様になって、食糧としての彼岸花の役割が終わり、人が管理しなくなってやがて自生する雑草になっていったとか。....そうか、今は、雑草分類なのか。

毒があることだけが人々の記憶に残ると、お彼岸期に咲いたりお墓の付近に咲いたりすることから屍人花やら幽霊花だのと呼ばれて怖い花というイメージだけが独り歩きしてしまい、忌み嫌われた......なんとも切ない話である。私だったら泣く。

墓場付近に咲いたり田畑に咲いたりしているのは、まず先に人が意図的に飢えたものが増えて自生するようになったもので、他の雑草を生えにくくさせる効果(アレロパシー)や土葬時代に動物に食い荒らされないようにしていた(球根の匂いや毒で動物避けしていた)ことの名残りで、身近な生活圏に毒を持つ花があるのは子供にとっては危険と隣り合わせなのを危惧して大人たちが敢えて子供に触らせないように恐怖を植え付けるために不吉な名前をつけたんじゃないかな〜と思ってたりするのですよ。

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曇りの日は緑が綺麗にみえるのよ...太陽がやる気出して直射日光照らすよ!!とかになっちゃうとコントラスト強くて陰影どぎつくなるじゃないですか...目にもよくないのさ日にも焼けるし、シミも増えるじゃろ...って、人凄いなオィ...(11時過ぎになって来たら続々と増えてきました。やっぱりこのくらいが一番活発に動き始める時間帯なんだろうね。)

ここ何回か更新しているブログでも挙げているのでそろそろ萎えて来ちゃうけど巾着田でも新型コロナウイルスの感染拡大防止のために2年連続で曼珠沙華まつりは中止になってしまって、彼岸花は開花前に刈り取られてしまったそうです。咲いてたら、まぁ、行く人は行くでしょうし残念ではあるけれど、賢明な判断ですね...。

肌寒くなって来たらムクムクと草が生えて球根も育ってまた来年花を咲かせてくれる筈...来年は開催されるといいですよね。

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なんともミステリアスで独特の色気がある花だなぁ...。

色気のある花ってわたし香りとセットでイメージする事があって私にとっての香りとセットで色気のある花の代表格って藤の花なのだけど、彼岸花って花の香りがないじゃないですか。でも、ここまで色気があるのだよね...

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お彼岸の時にふっと、姿を表す彼岸花ですが、球根を植えてもいないのにある日突然庭に咲いたなんて事があったりするんですよ。

子供の頃住んでいた家で、ある日突然彼岸花が1輪ふと、お彼岸期に咲いた事があってその時は当然どんなふうに咲くのかとか知らないし怖いイメージがあったから庭に怖い花が咲いた!!!とか、ただただそんなこと思ってしまったんだけど、今振り返るとタンポポの綿毛みたいにふわふわ漂って旅をして新天地に咲くなんてことは無いので、多分お庭を植木屋さんが作りに来た時に持ってきた土の中に彼岸花の球根があったんだろうなと思います。

彼岸花は、食用で外国から入ってきたものだから山深い場所に自生する事は無く、人が手を加えた場所にしか咲かないそうだ。

ある日突然咲いたという事例は、人工的に作られた土手や沿道や畦道、もしくは台風などでそういった人工的に作られた場所の土が流された時、土が移動した場所に球根が紛れていてなんてことが多いみたい。

日本では、人が手を加えた場所に彼岸花ありってことかな。

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モンちゃんと彼岸花

青もみじと彼岸花

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青もみじも植えられていました。
多分、11月下旬頃は逆転して紅葉が赤くなってワサワサとした彼岸花の葉が生えている感じになるのかな。

紅葉はそこまで植っていた印象が勝ったので逆転するほどの赤じゃ無いとは思うけれど...

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この世なのかあの世なのか錯覚するような写真になってしまった.....

審神者、他本丸の鶴丸国永とすれ違う

彼岸花に夢中になっていたら、視界に真っ白いものが通って、視界にすうっと白が隣に見えたもんだから視線をうっかりそっちに向けちゃったんですよ、えぇ、えぇ、ついうっかりと。

だって、ほら、視界に入ってくるの赤と緑(彼岸花の茎)な訳ですよ...ほとんどの人が視線はやや下向きじゃないですか。だから暗めの色とか全然気にならないわけですよ。真っ白いとめっちゃつられるようにそっちに顔むけちゃったわけさ....


『あっ、つるまる』

と、思わずもごもごと呟いてしまったよね。


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※写真撮らせてくださいとか言うわけにもいかんので当本丸の極めて無い方の2振目の鶴丸に再現してもらいました。



否、ただの見間違...



ほぁーーっっっっっ?
鶴丸、国永!!!!

巾着田の記憶なのかこれはーー??


心の中で叫んだ後二度見した。嘘、5回くらい見た。
まさか、鶴丸(の、コスプレをした人)に遭遇すると思っとらんかったのでドチャクソ、チラッ..!えっ、しっろ...白い!!チラチラッ...ほっそ...チラチラチラッ!!えっ、顔面偏差値バカ高い鶴丸(のコスプレをした人)だなしかし!!←あ、6回見てたかもしれない。キモいなわたし...とかなっちゃったよね。わたし審神者は表向きでは限りなく隠して生きているので、限りなくさりげなくだがしかし挙動不審になっていたよね真顔で。コワイコワイコワイ

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どこかの本丸の鶴丸とすれ違った後で、おっ...と、見つけた白い彼岸花が、紅い彼岸花の群生の中にポツンと一輪咲いていたので、記念に一枚鶴丸っぽく撮ってきた。


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『衣装は白一色でいいのさ。
戦場で赤く染まって鶴らしくなるだろう。』




なんてな!!!!!ハハッ!!
すいませんハメを外し過ぎました。

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せっかくだから軽装の鶴丸も貼っておきましょうね!!全くゆかりの地巡りじゃ無いのにエライやたら刀剣男士ゆかりの地巡りしてますバリに脱線してすまない。そもそもブログ自体がとある審神者の本丸なんだからええねん。

そうそう、この日は元宝塚の真琴つばささんがTVの撮影に来て突然現れたもんだからびっくりしました 笑

いや〜背が高くてシュッとしててかっこ良かったな〜お綺麗な方でした。

巾着田の由来

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巾着田って不思議な名前だよねって思ってたら、なるほど、高麗川が巾着の形をしてるんですね。

昔はこの川から水を引いて稲作が行われてたんだって。だから巾着田なんですね。

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時々霧雨が降ったりする時々暗くはなったものの全体的に薄曇りの日に行けたので、雲の流れ具合で時々太陽のふんわりした光がおまじない程度に当たる時があって、彼岸花見るには(個人的好みでの)好条件な時に来れて、よ、良かった...9月はこの日しか空いてないからどっか行こ...のどこかに彼岸花見に行こうかなとふと思いついてほんと良かった...。

彼岸花の別名

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曼珠沙華死人花に幽霊花なんて別名はよく聞く彼岸花の別名だけれど、彼岸花は地方名が1000種以上あるんだって。

だいたい紹介されている別名って被っていて本当に1000以上もあるのかいな...ってなるんだけど、古本市で買ったまま積読状態だった松江幸雄 著の、 "日本のひがんばな"って本の巻末に別名が1090掲載されていて、ビビった私は思わずページを閉じた。

不吉な名前を通り越して意味が全くわからん呪文なのかこれは...?という名前も多くてもはや彼岸花かどうかすらわからん....よく見る別名は置いといて、あんまり聞いたことない名前を少しだけ上げておきます。

  • オチョーチンボンボラコ
  • アタマイタイ
  • 花魁花
  • 狐の簪
  • カラスノシリヌグイ
  • トーケンバナ
  • 灯籠花
  • マンダラソウ

花魁花とかたしかに花魁の簪みたいに見える!!とか思っちゃった。

大まかに、毒や疫病系宗教関連(死や葬儀含む),動物系,生態や形態系,自然現象系,子供の遊び系...語源不明の呪文みたいなもの(意味あるのかもしれないけどさっぱりわからん)とグループ分けされるなぁと思ったのだけど時間ある時にグループ分けしてみようかな。

追々リンクで追記してみます。

キツネ関係の名前がものすごく多いんですよ。
狐の簪以外に、キツネのたんぽぽ(可愛い!!)とかキツネの嫁御とか、狐の蝋燭などなど...30以上あったのがすごく興味深かったです。

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仏教での曼珠沙華は、赤い蓮の花になるのだけど日本人が彼岸花が赤い花だったから曼珠沙華と名付けたんだとか。


『まず(花が)咲く』を東北弁で、"まんず(花が)咲ぐと言うから

まんずさぐ→まんずさげ→まんじゅさげ→曼珠沙華

と、なったなんて説もあるそうだよ。
物の名前って聞き間違いから生まれてしまった名前も少なくは無いってよく聞くし、あながち無きにしも非ずですね。

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花知らず葉知らずという別名がありますが、巾着田曼珠沙華公園がある日高市は、高麗と地名にもある通りで古代朝鮮半島高句麗』と深い関わりのある地とのことで、韓国での彼岸花の呼び名で素敵な呼び名だなぁと思ったものがあるので載せておきます。

相思華(サンチョ)•••『花は葉を思い、葉は花を思う』という意味なんだとか。

あいあい橋

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彼岸花を見ていたら、大きな橋がありましたよ。
雰囲気あるな〜!!あいあい橋っていうんだって。部材を三角形に組み合わせて強度を保つトラス構造でできてるんだって。

この時は、橋がある〜とか締まりのない顔してボケーっと眺めただけだったけど、橋渡って上から彼岸花見ても綺麗だったかもしれないね!!

このあいあい橋付近の彼岸花はまだポツポツと、花を咲かせているところで、先に回っていたエリアは見頃だったけど、こちらはもうちょっと後に見頃を迎えそうな雰囲気でした。

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まだ、つぼみの子達もこんなにいるからおまつりの間は何処かしらで楽しめるんだろうな。

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まだつぼみが多いからか、殆ど人がいない所があったのだけど、神々しい風景を目にしてしまってドキドキした。木の切り株...否、これ倒木した木なのかな...折れて腐って、苔むしてたりして、退廃と再生が融合していた...。

木がたくさん植えられてるエリアだからぐるっと周りは暗いのだけど、中央にふんわりと光が差し込むから中心部...ちょうど倒木後があるあたりの彼岸花は花開いていた。

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既に頽廃空虚(たいはいくうきょ)のくさむらとなるべきを....by松尾芭蕉


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倒木した木の上から4本、彼岸花が咲いていたのだけど、地中ならわかるのだけど土の中でもないのにどうやって球根が木の上に行ったんだろう?

木の上からに見えてたけど木を突き抜けて生えてたのかしら....?(だとしたら結構な体高なるけど...)


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ホラーになってしまった写真

この年、新しく買ったカメラがあって試しに色々設定しながら遊んでいたのだけど、ちょうど雲が厚くなって雨もポタポタ降り出して暗くなった時にわざわざその設定にせんでも...という設定で撮ってあとで後悔した。(対応メディアと相性悪くて半年も使わずに早々に破局したの私たち...面白いカメラだったけどね...)

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うっわキモい....ホラーじゃん....なんてぇ色してるんじゃ....レバーみたいな色じゃん(←例え方....

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真っ赤だと生きてる気するけど、彩度下がると白黒に近づいてくから、多分夢でこの色と風景出て来たら、あれ?わたし、死んだか?と、思っちゃうかと思うよ...

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三途の川に見えてしまう

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フードブースで屋台ご飯

お腹も空いて来たなぁという頃に、フードブースがあったので早速散策してご飯タイム!!

◉神社エール
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これSNSで見かけた最近流行りの神社エールじゃないかー!!って思わず買ってしまった、高麗神社の神社エール!!

色んな神社の神社エール最近増えてきて飲み比べしてみたくなっちゃう。将軍標が可愛らしくデザインされていましたよ。

◉子持ち鮎の塩焼き
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子持ち鮎の塩焼きーーー!!

大好物があって浮き足立って買ってしまった!!
むしゃむしゃと貪り食いましたとも。
大きくて食べ応えありました😋

◉高麗鍋
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高麗鍋(こまなべ)っていうのがあってこれも気になったから食べてみました。

上にキムチが乗っかっていてやや薬膳料理っぽい感じなのかな?薬膳料理とか結構好きで食べるから美味しかったですよ〜!!暗い雲が近付くと、9月半ばだというのにブルっと寒くなったりしたので温まってちょうど良かった!!

日高市の郷土料理なのかな?と思ったら、高麗神社のイベントの時に市内の事業者の方々(高麗郡'S)が町おこしのために考案したものなんですって。B級グルメに該当するものなのかな?

『キムチ味』と『地場産野菜の使用』と『高麗人参』を使っているものが高麗鍋の必須条件で他は自由にアレンジしても良いんだって。

薬膳料理っぽいなと思ったのは高麗人参だったのね!!お肉や大根が入っていてきしめんっぽい平麺がはいってました。

日高市の観光案内の人が、栗にも力入れてるって教えてくれて、焼き栗の屋台もあったから実は食べた。写真撮らずにもぐもぐ食べちゃったけど 笑

◉みたらし団子
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食べ過ぎ感あったけど、みたらし団子もたべちゃった。

甘いお団子ではなくて香ばしいお醤油味で大人なお味のお団子。普段、団子といえば甘いのだったから新鮮でした。

曼珠沙華公園の将軍標

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曼珠沙華公園内にも将軍標チックなものが...

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モンちゃんと。

白花彼岸花

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白花彼岸花が奥の方に行くにつれポツポツと本数増えてきました。

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先にあげた、衣装は白一色でいいのさ〜の、白い子もそうだったけど、赤い子たちに比べて背が低いのよね...。何だろ...形は似ているけど花の大きさも違うんだね。白い花の方が断然大きい気がする....。

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シロバナヒガンバナは、コヒガンバナ(二倍体でタネを作るやや小ぶりのヒガンバナ)とショウキランの交雑種で九州地方に多く自生しているそうだけど、そのルーツはよくわかっていないそうだ。

中国には、コヒガンバナショウキランが自生しているから交雑種となる可能性はあるけど自生しているシロバナヒガンバナはないんだって。(個人間で栽培したものは別として)

しかも、何故かシロバナヒガンバナもまた結実しないで球根で増えるんだそうだ。これまた不思議な話だ。

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何じゃこの雰囲気あるとこー!!
白花彼岸花たくさん咲いてる!!赤いのより多いんじゃないかしら。

iPhoneでアプリ経由で遊んで撮ったら鮮赤色じゃなくて茶色っぽい色になってしまった 笑

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おや、こっちの白花彼岸花は、赤い彼岸花より背が高いのね。あれですかね...赤い彼岸花の本数少ないから栄養吸収しやすくて背が高くなれるのかね。

動植物の世界って弱肉強食な世界じゃないですか...赤い彼岸花のが強いんだろうな。

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ホタルの育成がされている区域があった。
自然も豊かだし、時期が来たらホタルが見れたりするのかな。綺麗だろうなぁ...ホタルか〜6月くらいなのかな?

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このパネルの後ろを振り返るとこの風景が見えるのだけど、ここにホタルの光がポウッと光るのか...とか妄想をする。

ホタルとかもう10年以上見に行ってないや...。

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なんだかんだで、2〜3時間くらいかなとか思っていたのだけれど気づいたら16時近くなっていてかれこれ約6時間くらい滞在してしまっておりました 笑

憧れの彼岸花の群生地、ガッツリ堪能できました。
落ち着いたらまた行きたいけれど、思っている人はとんでもない数いそうですし来年は人しか見れなくなってしまうかもしれないなぁ...ちょっと今考えただけで目眩が...。

コスモス畑とさんぽ道

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そろそろ帰ろうかなと彼岸花エリアから離れたら、さんぽ道という看板を見かけて近づいてみたらコスモスが咲き始めていた。

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コスモスってここまで大きくなるんだね。
私より目線高いよ凄いね、背が高いね君たち。
わたしも150cmはせめてほしかったよ。

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9月の中旬〜コスモスまつりもあるみたいで見頃になったらお花畑みたいになるんだろうな。

巾着田曼珠沙華公園

〠350-1251
埼玉県日高市高麗本郷55
HP: http://www.kinchakuda.com
日高市観光ガイド: https://www.hidakashikankou.gr.jp




髭モンジャックー!!!早く帰ってきて!!!!(叫




ではまた!!!



参考文献:散歩が楽しくなる雑草手帳/稲垣 栄洋,雑草のはなし/佐藤 修,植物知識/牧野 富太郎,ヒガンバナの博物誌/栗田 子郎,ヒガンバナの履歴書/有薗 正一郎,日本のひがんばな/松江 幸雄

※ブログ内では生態系に関してはカタカタ表記、個人的に楽しんでみていた彼岸花については漢字表記としています。

【 #京都狐づくし 】伏見稲荷が赤く染まる日と青い灯と狐の嫁入り【伏見稲荷大社&東山花灯路】

7月中旬に届いたワクチン接種券がずっと、機能を果たさない富士札状態だったんですけど先日延期に延期を重ね、やっと予約が開始されまして.....


ワクチンが、やっとご用意されました!!!

こんばんは!あめんぼです。
これでやっと...少しだけ光が見えた....



時は平成30年、天皇陛下(現上皇陛下)がお気持ちを表明されてから2年が過ぎ平成という年号も残すところあと1年を切った頃から合言葉のように使われていた言葉がある。

平成最後の〇〇

聞き覚えや身に覚えがある人も多いだろうと思う。

わたしも、何だかんだとこんな事を思って何度か使ったし、意を決して行ってみたいを実現させた事もあった。

『平成最後の〇〇』というあの言葉は、ある意味魔法の言葉だったなと思っている。令和元年の『令和になった事だし〇〇』も同様である。

さて、毎年夏にSNSでのみ眺めていた京都のお祭りがあった。機会があったら行ってみたいけど、何も無い時ですら観光客で溢れているところだ...しかも夏だ。一体どうなるんだよ...?と、いざ行きたい欲求に駆られても一旦冷静になってしまい、何年も行動に出さなかったわたくしでありましたが、この年は、『平成最後』という魔法の言葉で灼熱の京都(体感温度40℃超え)へ向かった。

伏見稲荷大社

2018.07.21参拝

日本全国津々浦々稲荷神社は数あれどやはりおいなりさんと言えば真っ先に思い浮かぶ神社は伏見稲荷大社でしょう。稲荷大神を祀る全国の崇敬者が集う大祭の『本宮祭』とその前日に行われる『宵宮祭』が、年に一度二日間にわたって行われています。

今回は、宵宮祭に思い切ってやってきました。宵宮祭は、境内全域に並ぶ真っ赤な提灯を点灯される万灯神事が行われます。楼門や外拝殿にも数百の行燈画にも光が灯るとか。

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まだ、人がゴミのように見える時間帯の前に参拝に行った、通常スタイルの伏見稲荷大社がこんなかんじですが、
※2016年11月4日参拝

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この日は、午前中に太秦界隈で調べ物をしながら色々と散策した後、16時頃伏見稲荷大社に到着。

これぞ日本のお祭りですね〜!!提灯がズラリと並んでいるよ!!日が暮れるのが楽しみだったのはいうまでもない。

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参道では(写真は撮っていないけれど)よさこいソーラン踊りがあったりしたので、ずいぶん早入りしてしまったけれど人がいっぱいになる前に先に参拝を済ませて、屋台を見てまわったりお土産屋さん覗いたりして過ごしておりました。

17時過ぎた頃、お祭りに来る方々が続々とやっていて参道歩いてる人もずいぶん増えてきた感じ。

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本殿の内拝殿にある蟇股のお狐さんの装飾
いい感じに光が差し込んでいたのでパチリ。

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拝殿にも大きな提灯が飾られていました。

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外拝殿にあった行燈画。
子犬が丸まって寝ていて可愛いなぁ...皆さん思い思いに描かれていて日が沈んだらどんな風に見えるんだろうってワクワクしながら見て回っていた。

この日、カメラのレンズとiPhoneがブチ壊れかろうじて生きていた望遠レンズで、あ、動くと思ったら3〜4枚撮ったらカメラもうんともすんとも言わなくなってしまって今からが本番なのによぅ....と、なりながら、以降、GALAXY S9+のみで写真で撮影したものたちである。

流石に怪異では無いでしょうが、ここ数年の夏の異常な暑さで人間の熱中症同様カメラやiPhoneも熱暴走という名の熱中症になってしまったのでしょう...トホホ

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神職さん達が石灯籠に灯をつけ始めていました。こうやってつけているんだなぁと興味津々で眺めてしまった。

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だんだん陽も落ちてきて、

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宵宮祭のうちわ(200円)を記念に入手!!

この時は、平成最後の〜なノリで雰囲気だけ味わいに勢いで来てしまったところがあったんですけども、次の機会には提灯奉納の献灯をしたいなと思っていたりします。

提灯奉納は

  • 提灯大•••一灯 10,000円
  • 提灯小••••一灯 3,000円

で奉納できるんだとか!!記念品もいただけるんだって!!

宵宮祭の赤提灯

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さて、18時過ぎた頃、境内がポゥッと赤く染まってきました。

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7月半ばは18時過ぎなんてまだまだ明るいですね〜。

鳥居と鳥居の間から微かに灯りが漏れてる。

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普段の(人がいない時間帯の灯りがついた状態の)千本鳥居も異世界の入り口みたいな雰囲気を醸し出して好きなんですよねぇ...日中は人でごった返しちゃって完全なる観光地と化してしまうけれど。
※2017.12.23参拝

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赤提灯で染まった千本鳥居もまた違った空気が漂っていて時々ぼんやりしながら歩いたりしていた。

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千本鳥居を抜けた奥社参拝所まで来て午前中に軽い熱中症気味になった事がたたってか疲れて来ちゃってお山したかったのだけど、こりゃダメだと諦めて参拝所にある売店でひとやすみする事に...

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冷やしあめ!!
は〜!!!夏の京都っていやぁ冷やしあめっしょ!!
くわぁ〜っっ!!生き返る〜〜〜!!!

は〜でもなんだか疲れて来ちゃったから降りる事にするわ、は〜〜〜。とか、生き返ったのか生き返ってないのか分からん状態ではあるけど、熱中症って言葉が日本に出現してからの日本の気候は異常だから中途半端に頑張って後で他人に迷惑かける位ならササッと見切りつけるのも大事じゃん後ろ髪は引かれるけど、教訓は出来た。今回はお山するのは諦めてあと少しだけ見てまわったらお暇しようね...

次に宵宮祭りに来る時は、スタートを宵宮祭からにして夕方入りして泊まりでくる....と。

勢いで今回来たけど、ある意味また宵宮祭来るぞって口実も出来たわけなので絶対今の現状が安定したら計画立てるぞー!!と、目論んでいるところ。

献灯もしたいですしね!!

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帰り道側の千本鳥居に誰かの忘れ物なのか、あえてこの日に飾られたものなのか定かではないけど狐のお面がひょっこり顔を出しておりました。

段々と人流に逆らえなくなりそうだなぁなんて思い始めていたら...

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雑踏!!!!

う、うぉぉぉ.....祭に来た〜という気になって来たぞ.....。

本当に伏見稲荷大社がいつも以上に真っ赤に染まり始めていますよ!!! 人ならざるものまで紛れてそうな雰囲気出て来ましたよ〜!!夕焼け空も段々紫色に染まってきてそりゃあもう幻想的な光景でした。

逢魔が時とはよく言ったものですね。

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伏見稲荷のお狐さんは、シルエットがとっても美しくて好き。稲荷社に関しては数多く参拝に行っているわけではないので他にもいろんな眷属像あるかと思うので、また色々巡れる日が早く来ると良いな〜と思っている。

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19時でもまだ明るいんだなぁ...そういや北野さんの七夕ライトアップでもずいぶん粘ったけど帰りの時間の都合でタイムアップだ〜帰る〜なんて時あったなぁ...とかぼけ〜っと空を眺めつつ、

ちょっとゆっくり座りたくなってきたわ....と、思って数年前に境内にできたお店思い出して混んでるかな〜とドキドキしたけどとりあえずテクテクと歩いて行ったらそれほど並んでなかった絶好のタイミングだー!!と、5分ほど並んでお店に入りまして...

啼鳥菴:稲荷茶寮

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お抹茶もあったけど、暑くて暑くてとにかく冷たい飲み物飲みたくて宇治冷煎茶と和菓子のセット(1000円)を頂きました。

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スイーツを食べようとすると現れる....

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虎視眈々とこちらの隙を突こうとしている源氏兄弟。

煎茶もふわっと口の中に余韻が広がるお茶と優しい甘さの可愛い和菓子でとっても美味しくいただきました。お祭りだったから時間延長して営業してたのかな?

可愛い鳥居がぷすりと刺さった、稲荷パフェとかも食べてみたいな〜と思ってるのでまた行きたいですね。伏見にある『椿堂茶舗』さんが手掛けた日本茶カフェなんですって。


椿堂って墨染経由で行けば藤森神社参拝に行く通り道じゃんって、HP見に行ってみたら目をまんまるくしてしまったよ。地元がお茶の産地なので茶を県外で買う文化があんまりないので気にせず通り過ぎてしまってたかもしれないな....藤森神社に参拝に行った時寄ってみようかな〜なんて思っています。

それから、この時はお家に手ぬぐいいっぱいあるしな〜って買わなくて後で後悔したんだけど稲荷茶寮で売っていたお稲荷さんの手ぬぐいがめちゃくちゃ可愛かったんですよね〜!!今度絶対買う。


休憩もできたので、あと少し散策して今日は帰ることにするか....と、よっこらしょと腰を上げて再び本殿に向かうことにしたのですが....

宵宮祭:日没後

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うぉうふ...!!
階段ギッツギツじゃん!!

宵宮祭と本宮祭は特に宵宮祭の19時〜20時が混雑するって聞いてたので、覚悟はしてたけどやっぱり凄い人だなぁ...まだ観光客でごった返してる日のが空いてるように感じてしまうな〜とか思えちゃう位だ。

地元だとそりゃお祭りやイベントになると人は大勢来るけど参道や境内にギッチリ埋まって歩くのが牛歩みたいな時って初詣と大道芸ワールドカップ位しかないから、わぁぁ...人凄いとか何年経ってもなっちゃう 笑

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拝殿に飾られていた大きな提灯も光を灯して日が出ている時と違った雰囲気を出していました。

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伏見稲荷でも印象的で個性的な絵馬でくすりとさせてくれる時もある『きつね絵馬』がズラリと並ぶ奥社奉拝所も。

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お狐さんも入れてパチリ!!
社殿の周りに黒い影がびっしりと埋め尽くされているのは全てお祭りに来た人たちの影。この時が一番ピークだったかもしれない。日が沈んで少しは涼しくなったかと思いきや、人の熱気で息ができないくらいだよ。

これからお山する人もいるのですかね?

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行燈画

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行燈画にも蝋燭の火が灯っておりますよ。
おおお...凄い!!圧巻だな...京都近在の日本画家や工芸家の方々が奉納されたものなんですって。

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残念ながら新型コロナウイルスの影響で2020年の宵宮祭は中止(本宮祭の神事のみ)、2021年は奉納提灯に灯を灯し本殿での祭事が行われて行燈画の展示は中止されてしまったのだそうです。

昨年は、残念だな来年は計画立てれたらいいなとか思っていたのだけど、2年連続こんな事になるとは思いもよらなかった。

そういえば、地元で7月に行われていた花火大会があるんだけれど、台風で2年連続中止された後の新型コロナで再び2年連続中止でかれこれ4年開催出来ていないのですよね...

長いこと取りやめになる事が続くとそうやってふっと消滅する祭や行事がどこかしらであるんだろうかと思うと、ふと、なんとも言えない気持ちになってしまう。

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楼門の廻廊にもズラリと並んでます。
目が忙しいよ。400以上もあるから1つ1つ全ての行燈画なんてとても見て回れないけれども、おっ!!これいいな!!っていうのを見つけた時楽しいですよね。

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右上の雷様の行燈画がコミカルでめっちゃ可愛い!!

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明るい頃に見てた、お昼寝わんちゃんと舞妓さんどこだっけ?って結構探し回ってしまった 笑

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綺麗な舞妓さん。

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絵手紙風で楽しい郷土玩具の事をつらつらと綴られたものもあったり。

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楼門がかっこよくてしばらく眺めてしまった。
名残惜しいけど、そろそろ帰る時間だ...と、楼門を潜るとまた私は目を見張ることになる。

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ファー!!渋滞ですやん!!!

でも異世界の出入り口みたいになっちゃってる!!!
何?鳥居の先のあの光、私どっちの世界行く感じなの??京都駅に運ばれてくんだよ

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宵宮祭と本宮祭の見所のひとつが、この楼門にある大提灯なんだそうですよ。帰ってきてから知ったので、あちゃ〜!眺めただけで終わっちゃった〜とか思ってたんだけども 笑

遠巻きで歩きながら撮ってたので、人混みで見にくいけれど、中央にある大きな提灯がその大提灯です。

人も狐に化ける

さて、この日は人間も狐に化けるのか道ゆく人達が狐のお面つけて歩いていたりしました。中でも際立って存在感出ていた原宿でスナップ隊とかに撮られちゃったりするんでねぇの?って思った人がいて思わず声かけて写真を撮らせてもらったんですよ。

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このお2人!!
カッコいいなー!!おい〜!!!ブログに載せてもいいですか?更新遅いですけど...とか言ったら、『あっ、いいっすよ 笑』って許可は頂いたもののSNSで〜とひっくるめて許可取らなかったので律儀にTwitterには上げずにいたんですけど、まさか3年後とかになってしまうとは、しょうもねぇ奴ですよ私ったら....。

お写真撮らせていただきありがとうございました。
お元気にしているかな?

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伏見 布遊舎

あ!そうそう!!
実はこの半年ほど前に、2年ほど気に入って使っていたがま口の小銭入れ盗まれまして(博物館行った時にトートバッグに入れてたら手を突っ込まれて、あっ!!っと思ったらそのまま人混みに消えていった...お賽銭と御朱印用にその時使ってたからそんなに入ってなかったとは言えショッキングな出来事であった。)しょんぼりしていたのだけど、伏見稲荷行った時に買ったんだった!!って思い出してお店探して覗いてみたんですよ!『 伏見 布遊舎 』さんというお店です。


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見てくださいよー可愛いでしょ?このがま口なんですけど、同じのがまだ売ってて、買い直したにはかわりないんだけど、また手元に戻って来てニコニコしている。

実は、このがま口持ってると色んな人が声かけてくる不思議ながま口だったのですよ。神社仏閣で御朱印いただく時、あらそのお稲荷さんのがま口可愛いわねぇ...とか言われたり、いぬくん(実は昨年末に亡くなってしまったんですけども...)の動物病院でフィラリアのお薬もらいに行ってた時なんかも、ずっと言おうと思っていたんですけどその小銭入れ可愛いですよね...とか、この小銭入れ使ってた時よくそんな事言われたり、思い出深い小銭入れだったのでまた手にする事が出来て幸せだ〜!!

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何故か参道沿いにあるお土産屋さんで眷属ガチャやって九尾の狐が出て、一人で(心の中で)大喜びしていたり....

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今思えば、お山することはできなかったにせよ平成最後の〜の魔法の言葉で先送りせずに勢いで行っておいて良かったな...と。

真夏の夜の夢を体験できたのでした。
次は、お山までするぞー!!鳥居型に取り付けられた提灯まで見るんだ!!!

伏見稲荷大社 詳細&アクセス

〠612-0882
京都府京都市伏見区深草藪之内町68
参拝:終日
御祈祷: 8:30-16:00
御神楽: 9:00-16:00
授与所: 8:30-17:00
◉宵宮祭:7月本宮祭の前日 18:00-
◉本宮祭:7月土用入後初の日曜又は祝日 9:00-
HP: http://inari.jp

啼鳥菴•稲荷茶寮

伏見稲荷大社境内
営業時間:


伏見 布遊舎

この日は、広隆寺→大酒神社→蚕ノ社→豆腐カフェ→北野天満宮伏見稲荷大社宵宮祭(&稲荷茶房)の順での弾丸旅でした。その他の旅はまた後日...

帰りに駅で買った鱧寿司最高に美味しかったのも思い出だよ!!

東山花灯路

時は、さらに4ヶ月遡って2018年3月10日

2018年は京都はじめのスタートが遅くて2018年で初上洛した日でした。1月は熱田神宮東博行って2月は米沢行ったりしてたからスタートが遅くなっちゃったのね。

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この日、例の如くブログはまだ更新していないが、城南宮で枝垂れ梅を見に行っていたのだけど京都在住のフォロワーさんから

あめんぼさん、京都きてるなら、昨日から東山花灯路狐の嫁入り始まってますよ〜!!

と、教えてもらったので、な、な、なんやて???盲点!!めっちゃ盲点!!!と、急遽予定を変更して東山花灯路に行く事にしました。

持つべきものは京都在住のフォロワーさんだわ!!
その節は情報ありがとうございました♡

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2018.03.10

そんなわけで、東山花灯路に初潜入です!!
実は前々から東山花灯路や嵐山花灯路気になって京都駅で毎回チラシもらって帰って来るクセに毎回行きそびれるという失態を繰り広げてたんですけども、やっと来れました。やったー!!!

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露地行灯の優しい灯りがほっこりとした気持ちになるなぁ。

青蓮院門跡

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狐の嫁入りまで時間があったから青蓮院門跡も夜間拝観で青のライトアップをしてるとのことで、このライトアップも行ってみたかったので寄ってみました。

夜の青蓮院初めてだったのでワクワクする。

ビックリするくらい青蓮院で写真撮っていなくて、大好きなキーヤンさんの襖絵殆ど撮ってなくて、はわー何やってんの3年前のわたしー!??と当時の写真見直して突っ込みそうになったけど、多分雰囲気重視で場の空気を味わっていたに違いないよ。いいえ、バッテリー残量気にしてたんだよ。←

ガラス扉に背後のキーヤンさんの襖絵が、写り込んでいます。思いの外屋内に人がいなくて時間までのんびりと過ごせました。

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置き行灯がガラス扉に反射して廊下が続いているように見えて、普段と違った雰囲気が出ていて夜でなければ味わえない光景だなぁ...

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今回は、お抹茶もいただきました。
行燈の灯の中でいただくお抹茶...とてもよい。

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私の大好きな青の幻想のお部屋でいただくお抹茶....感動もひとしおですよ...。

でも、何かやらかしたらいかんと、何故かめちゃくちゃ緊張してしまった思い出。

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お抹茶頂いたあとは、お庭を散策。
何故かこの竹だけしかなくてちょっと当時の自分にまた何故竹林だけなんだと突っ込んでしまった 笑

青のライトアップ

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いよいよ青のライトアップ!!

御本尊の熾盛光如来(しじょうこうにょらい)は、光そのものでその化身の不動明王も光の炎を背負っているので熾盛光如来の光を表現しているライトアップなんですね。

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ゆっくりとしたテンポで点滅する青い光はまるでいつも見上げている満点の星空を、逆に上から見下ろしてるかのような不思議な感覚さえ覚えたもうひとつの青の幻想を堪能できたのでした。

狐の嫁入り巡業

東山花灯路での狐の嫁入りは19時と20時の2回行われるそうで、狐の花嫁さんは毎年10月に高台寺で募集されて1月に抽選されるんですって。ほほーぅ、意外と前々から抽選があって決まってるのですね。私も当選さえ出来れば、狐のお嫁さんになれちゃったりするのかしらとか???過去には60代の方の嫁入りもあったんですって。わた...わた...わたしも...!!!

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出発地点の知恩院三門前に青蓮院から急いで向かったら、すでに花嫁さんが待機しておりました。うわー!!ギリギリだ。

知恩院三門前は、狐の嫁入り待機の人々でみっちりしておりました。意外と花嫁さん側じゃなくて道向こうから見てる人がめっちゃ多くてありゃ...もしかして知恩院含めてみんな撮っとるのかもしれないな。う、迂闊だった!次に来る時の参考にしよう。

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周りにいる人達が、昨日は大使館のご婦人が嫁入りしはったんやてって話していて調べたら毎年京都在住の大使館夫人が最初に参加するんだって。

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五七の桐と菊の紋。
高台寺の法被なんだかとってもかっこいい。

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狐の花嫁さんは、人力車に乗って知恩院三門を出発後、
知恩院三門円山公園ねねの道圓徳院春光院高台寺へと巡行していきます。

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いよいよ19時、出発です。
チリーンチリーンという鈴の音にコンコンと拍子木の音、人力車に乗った花嫁とその一行が練り歩いて行きます。

テンション上がって写真ブレた!!

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狐の嫁入りの提灯がより一層雰囲気出してる...。
提灯に気を取られていたら...

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おろっ...?

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あっ...!!ま、待って!!!やばい出鼻を挫いた!!!!

↑当時の私の心境

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そりゃ巡行なんだから、前に進むっちゅうねん!!って事なんだけど、歩きながら撮ってたもんだから早く感じる体感速度が倍増していた。

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ぬぉぉぉ....

負けるな私の三角筋...そして、上腕二頭筋もっと気を張れよぉぉ!!!!


自分の筋肉を奮い立たせようとした瞬間、否!!否!!!一旦落ち着け20時に懸けるぞ....!!!と、カメラの電源を切って、ひたすら狐の花嫁さんを追いかけながら作戦練りをしていた。

何故なら、この日カメラのバッテリーの替え1つしか持って来てなかったんだなこれー!!もう交換しちゃったからないわけよ替えが。こういう時は効率よくいかねばならんのだ。そして....最終のひかりに乗ってわたしは帰らねばならん。グリーン車の指定蹴って計画変更したんじゃこのままではあかん見つけろ隙の糸を!!!(←当時鬼滅知らんだろお前)

狐の嫁入り20時の回(第二ラウンド)

19時の回で黙々と途中から探りを入れてシュミレーションして20時に第二ラウンドのゴングが鳴った。最後までいれないので一点集中で決める.....!!!と、虎視眈々とその時を待ち....

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渾身の一枚がこちら。ライトのブレがいい感じに狐火っぽく見えるように撮れたんじゃないかなと思っております。

こりゃ、流し撮りが一番いいかもな...あとは照明だな....と思いながらひたすら狐の花嫁さんの光の当たり具合を獲物を狙うハイエナのような目で見ながら此処だ.....此処で仕留めねばならない...と 笑

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狐の嫁入りの最中にうっかり迷い込んで参列しましたばりの妄想中毒っぽいこと書こうと思ったのに飢餓状態の肉食獣の狩りみたいなブログになってしまって今とてもお肉が食べたい気分です。

旅に出れなくなって早二年、どんどん語彙力がただでさえないのに失われていく感覚があってあたしゃ怖いです。旅って大事なんだなと肌で感じるこのごろ...鳥肌ものだわ。

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円山公園あたりでめっちゃストロボ焚く人が多くてビックリしたんだけどフラッシュ禁止のとこしか普段行かないからストロボ持ってく習慣がよっぽどの事が無ければまずないのだけど、都合よくそのおこぼれ光量でうっかりくっきり撮れてしまった3枚、ただし若干(いや結構)のムカップチしたけども... 顔の横でバチバチストロボ焚きやがって...ブチギレなくて良かったぜ...たまにコイツぜってー泣かすって思えちゃう人達に鉢合わせることがあるよねぇ...うっかりくっきり撮れちゃったけども。 クソクソクソッ!!!!

円山公園

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19時の回の後、円山公園であったかい甘酒飲みながら20時発の狐の嫁入りの作戦練りをしていた時、尺八侍みたいな人がいました。

みたいな...って思ったら、ほんとに尺八侍って名前だったみたい。相棒もいるのか...


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初めての花灯路はつまみ食い程度だったけどフォロワーさん曰く沢山楽しい企画もあるみたいなので機会を作ってガッツリ堪能しに行きたいな〜と思います。嵐山の方も行ってみたいですしね!!

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狐の嫁入りは、春光院前の記念撮影と高台寺の花嫁さんの参拝までも次は最後まで見届けたいな。

この日巡ったのは、城南宮→小鍛冶(お昼)→粟田神社知恩院→八坂神社→青蓮院→狐の嫁入り でした。

東山花灯路詳細

開催の詳細はホームページ参照してください↓↓
HP: https://hanatouro.kyoto.travel
狐の嫁入りのあばうとな経路↓↓

狐の嫁入り関連のお祭りやイベントって日本全国で結構たくさんあるじゃないですか。地元にも丸子宿まつりでの"狐の嫁入り道中"があるんですけど、海山道開運稲荷神社(三重県四日市)の狐の嫁入り神事や、花岡副特稲荷社(山口県下松市)の稲穂祭きつねの嫁入りに、つがわ 狐の嫁入り行列(新潟県阿賀町津川)や火まつり(岐阜)他多数ありますが、栃木の那須殺生石御神火祭に特に行ってみたいんですよね〜。いつか実現したいものです。


狐の嫁入りといえば、昔、WOWOWだったか深夜にやってた映画だったかで観た狐の嫁入りの映画がかなり強烈に頭に焼き付いていて断片的にしか覚えてないんだけど映像がホワホワと時々浮かんで来ることがあって、なんだっけかな〜って『狐の嫁入り 映画』で検索かけたら、うわー!!コレコレコレ!!!って画像のオンパレードだったんだけど、黒澤明監督の『』というオムニバス映画の中の『日照り雨』って作品でした。

久々に見たい気分だなぁBlu-ray買っちゃうかな...


◉追記◉

買ってしまいました...個人的には凄い好きだけど、多分ほんとに好き嫌いハッキリした作品だと思いますのでレンタルあたりから入ったほうが良いかもしれませんが気に入ったら中毒性があるので購入するのをお勧めします。多分スピルバーグ経由の外国版買ったからより面白かったのかもしれないです。英語のシーンは字幕ないし、逆に日本語のシーンは英語の字幕が出て勉強にもなって良かっです。



ではまた!!!

【 #京都弾丸お花見巡り ⑤ 】高台寺と圓徳院で現代アート鑑賞する【光の糸で紡ぐほとけさま展&バッテラ展】

昨年に続いて今年も県外に一歩も足を踏み入れていないわけですが、ギリギリと歯軋りする日々はやめにして此処はひとつ課題を課してそれをクリアしなくては〇〇出来ないとかそういう方向性にしようとか思い始めたわけで、

そうだそうだ。わたしここ数年でみるみる体重が増加して昔やってた体重調整じゃどうにもならんくなったからここはひとつ、なかなか達成できそうにないものにすれば、旅に行きたい欲求がまだ痩せてないしなとかでいけるんじゃね?と思いまして、

9kg痩せるまで県を跨ぐ旅は出来ない。

と決めて、3月1日から減量生活していたんですよ。

8月13日現在、減量生活166日目なんですけども、

−11kg
max-12kgだったけど増えたり減ったりで平均-11kgにとどまっている

うん....欲求って凄いなと思いましたよね...。あれだけダイエットしてて減りもしなかったというのにあの手この手とやりだして色々やったさ...よっぽど県外行きたかったんだな私...このままではただのデブになるという焦りも確かにあった。私史上最大の重量だったさ....厚生労働省が提示してる所謂"ぽっちゃり"体重(身長-100=適正体重)のうちに、元の体重に戻しておきたかった。

それと同時にやったー!!クリア!!!京都!!鎌倉っっ!!あと、トーーハーーーク!!!!!!みたいなことになるのを自分が一番よく知っているのでもう一つ課題を設けていたんですよ。

3年溜め込んだ旅をブログに消化しろ

とね...ご存知の通りの更新の遅さなので、十分に欲求コントロールが出来ております...笑えるくらいに。このペースだとあと3年かかる計算ですが、流石にそれは嫌だ。


こんばんはあめんぼです。
しかし、普段ダボっとした服を着ているので11kgも痩せたってのに誰にも会社の人には気づいてもらえません。気付くだろ普通11kgも痩せたら...気付くだろ....気付いて...気付いて誰か....


さて、消化、進めますか。


お寺とアートの融合と言えば私的に思い浮かぶのが青蓮院門跡と建仁寺だったりするのですがここ数年ほんとうにさまざまなお寺で現代アート展示が盛んになったなぁと思うこの頃。

真珠庵や随心院清水寺 などなどなどもっとある!!京都に限らずだと思いますけども、本当に様々なお寺(神社でも)で、クリエイターさん達が作品を奉納したり展覧会をやられたりしていますよね。

どこかで夜間拝観やってるかなー?って、旅の計画している時に、なにやら興味深い展示をやっていることを知ったのでこれは行かねばならん!!と、京都のお寺の中でかなり上位ランクで大好きな圓徳院と高台寺で色々てんやわんやしたけど今回の旅を締め括るぞー!!と、意気揚々とやって来たわけで....

※2018.04.07拝観

圓徳院

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圓徳院や高台寺は、いつも暑い夏の百鬼夜行の時に拝観しに来るのが殆どなので新鮮な気分です。

以前圓徳院や高台寺の細かいことはこちらで書いているので割愛します。


そういえば、この時以降の高台寺や圓徳院を拝観したこともまだ更新しちゃいませんでしたね😅

光の糸が紡ぐほとけさま展

今回見てみたかった圓徳院での展示が、光の糸が紡ぐほとけさま展という展示です。どんなふうに見えるんだろうって思って実際に見てみたかったんですよね。

風神,雷神,聖観音

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暗がりに、風神雷神聖観音が...本当だ光ってる

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.....おやっ?色が変わった!!凄い綺麗...!!!

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近くで見ると、光の糸...なるほど....と、わかりますね...これは、刺繍の部類に入るんですかね?

至近距離だとちゃんと光る糸(光ファイバー)に見えるのだけど私目が悪いからなのか少し後ずさるとスパンコールがキラキラ光っているようにも見えたりしてそれがまた綺麗なんですよねぇ...!!!

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風神、なんか のほ〜んとした顔してて可愛いね。

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わたし、風神雷神大好きなので、ついつい長い事ぼんやり眺めてしまいました。ゆっくり光が変わっていくものだから無になって魅入ってしまうのですよね。

光が1巡するのが約1分なんですけど、それをぼんやりみてると平気で10分くらい経っちゃう。

お寺で展示っていうのがまた良いのですよね。
無駄な照明があちこちなくて(歌仙の間は蛍光灯の明かりがありはしましたが)凄く良い...博物館や美術館も必要最低限の灯りなんだけど、なんというのかな。夕方に後ろから薄ぼんやりとした自然光が入って来るのが良いんですよね。足音もコツコツコツっていう足音じゃなくてミシミシッ...っていう木や畳の独特の音で、それがまた良いのですよね...なんか、凄い合ってる。

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遠目で見ると、やっぱりスパンコールとかビーズがキラキラ光ってるみたいに見えるよね。観音様とか天女とかが綺麗なんだなこれがまた光っちゃうと神々しい.....緩やかな曲線がとても美しく見えるんですよね...素敵。

不動明王坐像

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不動明王は、こちらの坐像の他に立像が歌仙の間にも飾られていました。写真は撮り忘れちゃったみたいだけども。

緑色から段々と色が変わっていって....

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みるみる真っ赤になって、怒ってるみたいに見えちゃう。コワモテだから...。

お前には煩悩が多すぎる

とか言われてるかもしんない。ごめんなさい

七福神

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不動明王坐像が展示されていたところもそうだったんですけども、襖絵のあるお部屋に展示されていて雰囲気あってとっても素敵でした。

それにしても、おめでたい作品だなぁ。
ポストカードとかあったら手帳に忍ばせていたい〜とか思っちゃう 笑

琵琶の踊り子

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おお...!!反弾琵琶だ...!!!

クソくだらない話をするけど、肩凝りの人はこの演奏絶対できないよね。私万年肩凝り腰痛人間だから絶対に無理!!その前にまず、技術がない。

他の柔らかい色合いと異なりビビットカラーな作品でした。

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うわー!!色の変化もまた鮮やかですね。
この作品の凄いところが、これまた色の変化するのをゆっくりと眺めていると....

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これですこれ!!

首飾りが、まるで本当の宝石みたいな光を放つんですよ。近づき過ぎちゃうと、あ〜透明の糸やな〜ってわかっちゃうんですけどね。少しだけ離れると、宝石みたいにキラキラ光る色に変わっていくんですよ...本当に綺麗で、思わず、わ〜!!って声が出ちゃいそうになる。

普賢菩薩

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優しい色の光...
この仏様はこの色合いに光らせるとかも決めてらっしゃるのかな....?

ただカラフルに光らせるだけじゃなくそれぞれの仏様にの雰囲気の配色で発光していて、幻想的な作品達でした。

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圓徳院の北書院が大好きなんですけど、北書院にも数展作品展示があって、ちょうど16〜17時あたりに拝観したので陽も落ちてきて丁度良い時間帯に拝観出来たんじゃないかなと思います。

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奥の部屋が歌仙の間。
写真添付して気づきましたが、不動明王立像が小さく写ってますね 笑

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これらの作品は、株式会社フィルノットという京都にある光ファイバーで光るレース等製作されている企業が30年間かけて制作した作品達なんですって。

光ファイバーの業者さん?...専門の方からは結ばないでくださいと言われたらしいんですが、マクラメという技法で編み込んだ時に、結び目から光が放たれることを見つけてこの作品たちが出来たんだとか。


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圓徳院は、ねねの道の混雑ぶりが嘘のように静かで落ち着けて小さな塔頭ですけどわたし大好きなんですよね。

特にこの北書院が一番好きなんですよ...落ち着く。

ここから眺められる庭園は賢庭と小堀遠州がてがけたもので、国指定名勝。元々は伏見城北政所化粧御殿の前庭で池泉回遊式庭園だったそうで、秀吉が亡くなったあとこちらに移されてここでは水を張らずに枯山水庭園になってるんですって。

この時、禅寺体験ことはじめも同時開催されていてお抹茶立ての体験ができたそうなのだけど残念ながらお抹茶立ては時間的にすでに終わっていて体験できなかったんですよね〜😭無念...。

庭園眺めながら瓢箪きんつばをいただいてお抹茶一服するの本当にホッと出来て素敵な時間を過ごすことができるんだ...は〜また早く圓徳院や高台寺にもお参りに行きたいなぁ。

神仏への献茶点前の体験もできるそうだからいつか体験して見たいものです。

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・・・・おっ?

圓徳院の椿

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椿だ!!圓徳院に拝観に来る時って夏ばかりだから椿が咲いている時にきたの初めて!!椿も植えられているんですね〜!!

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お花見巡りを名目で京都にやって来たので(なんだか邪な感じに聞こえるけど 笑)、思わぬところで桜ではないものの、お花見出来ました。

これは、日光椿(ジッコウツバキ)....なのかな?

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ちょうど椿の真横あたりに行くと円窓からも椿が見える、絵になるな〜。こういうところは本当に日本の美だと思うのです。

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藪椿も綺麗に咲いていました。

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雨が降ったから、艶やか。
椿巡りもしてみたいなぁ...霊鑑寺とか北野さんの近くの地蔵院とか...地蔵院はまだ咲いてない時に行った事があるのだけど飾られていた写真がとっても綺麗だったのですよねぇ...。

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乙女椿系のお花は華やかで可愛らしくて好きです。
薔薇の花みたいだよね。

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光る縫仏の世界もじっくり堪能できたし、椿ものんびりみれて良い時間でした。

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椿を眺めていたら、圓徳院の方が書き物をしていてなんだか素敵な空気が感じられるのでした。

圓徳院 禅寺体験ことはじめ御朱印

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禅寺体験ことはじめで五体投地を体験すると御朱印がいただける書き置きの御朱印です。

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禅寺体験ことはじめの五体投地
"仏様に結縁を願う最も丁寧な礼拝"です。


...禅寺体験ことはじめとは関係ない話ですけど、
五体投地といえば、修二会での五体投地は、体を床に激しく打ちつけ懺悔し、祈る。という激しい所作で今年(2021年)の修二会はNHKのカメラが入り、生中継で放送されていましたよね。

その後NHKスペシャルで取材をまとめたものも放送されて観ていたのですが、本で『体を打ちつけ懺悔し、祈りを捧げる儀式』的な文章を読んでいても、実際の所作はここまで激しいのか...と驚愕したのを覚えてる。そんな痛みを覚えながら祈りを捧げてくれているのか...と、普段ダラダラした生き方していて申し訳ないとか思ったりしてしまった...。

[NHKスペシャル5min.] お水取り・東大寺修二会 世界にここしかない“水と炎の儀式” 疫病退散 千三百年の祈り | NHK - YouTube

五体投地箇所の動画がNHKYouTubeチャンネルにあったので添付しておきます。

羽柴で五重塔を眺めながら大好物をいただく。

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さて、夕方になったので早めのお夕飯も兼ねて、私がお友達が京都に旅行に行く時にお勧めの店は無いかと聞かれると必ずお勧めする店のひとつ、羽柴さんに久々に行きました。

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ここはね、八坂の塔(法観寺)を眺めながらお食事いただけるのも良いんですけども、ここに来たらこれ食べなきゃアホちゃうか!別の料理もきっと美味しいだろうけど最初に来た時にこれを食べておいた方が絶対に2回目も来たくなるから!!!と言っても過言じゃないメニューがあります。

京ゆば膳

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羽柴でぜひ食べていただきたいのが、京ゆば膳。
羽柴名物と、羽柴一番人気のお料理が組み込まれているのでおすすめなのです。

この日なんだかめっちゃ寒かったから温まりたかったのよ...わたし。

くみあげ湯葉三種盛り

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3種類のタレで味わう、自家製ゆば。

桜の時期だったのでさくらの花びらの形をしたお麩(のようなもの)が、乗っているものがありました。

前行った時は、三葉が乗ってたんですよね。さっぱり目の味のものが多かったんですが、今回は濃厚なものが多かった気がします。味噌だったり枝豆の風味がする甘めのだったり。

生麩の二色田楽

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もっちりしていてこれも美味しいんです。
よもぎの生麩が特に美味しいのです。

季節の天ぷら

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ここにも湯葉湯葉の天ぷらが隠れていたりする。
天ぷらになるとトロッとして美味しいですよね🤤
ここ10年くらいの間で一般的なお野菜の天ぷらに加えてパプリカとかベビーコーンとかズッキーニの天ぷらとか、増えてきて意外とこの野菜の天ぷらいけるな...って思った時真似して作ったりしてることあります。

昔は、南瓜と茄子に大葉...かき揚げだとにんじんと玉ねぎと桜エビと牛蒡と...みたいなのが多かった気がするんですけどね。わたし、今でこそうろちょろしてるけど昔は社畜で休みがほとんどなくて食べ歩いたりとかもあんまりしなかったから...ほんとは知らなかっただけかもしれないですが 笑

羽柴名物 とろとろゆばかけご飯

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名前からして美味しそうじゃあないですか?
その名のとおりで、湯葉を優しい味のお出汁にとろみを付けたものをごはんにかけられた湯葉のあんかけご飯!!生姜が効いていて体が本当にポカポカするの。

なんというか、寒かった日のことをこのクソ暑い時期に(しかも3周遅れで)書いているから本当に体感的に想像しづらいのだけど、食道を通過した後に起こる指先まで伝わるポカポカさ加減、この時は特に体に染み渡ったのすごく覚えているのですよ〜。

ゆばグラタン

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これが、わたしが羽柴にいって京ゆば膳食べてこい...食べてこいよ!!と、しきりに言う理由。

この、ゆばグラタンが、とにかく絶品なんですよ!!!時々あるじゃ無いですか、一回目に食べて感動を覚えたけど2回目は舌が覚えてるからこの間よりそうでもなかったな...みたいな事、

これもそうなの?


否!!!美味い!!!!!

ゆらゆら揺れてしまいそうになるくらい美味い。
私がとんでもなく好きな味なんですよ。たまらん....くらい美味い.....

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グラタンだから当たり前なんだけど、とろーりとチーズもとろけてホワイトソースもトロトロで、固形燃料でグツグツしているからいつまでも温かいわけで(のろのろ食べてると流石にそこまで固形燃料も長持ちしないから冷めちゃいますけどね 笑)このグラタン食べたくてついついお店に足を運んでしまう。

単品メニューでも注文できるけれど、やっぱり食べたいものが二つ入ってたら膳で頼みたくなる心理 笑

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このブログ内では京ゆば膳を紹介するのは2回目になるかと思うのだけど、1回目でもおすすめだと私は言っておりますのでね、これがどういうことかって言うと、美味いよってことなんですよ。わかってくれるかい?

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さて、圓徳院の向かい側の階段を登って次の展示を見に向かうことに。心做しが寒さと朝っぱらから活動しまくり疲れも蓄積され若干貧血気味な気がしないでも無いが、まぁいい、まだいけるくらいの体力は残っている。

今だったら速攻帰るけど当時はまだ根性と欲があったようである。ただ、手帳にこう書いてあった。

『腹が痛くて気持ち悪くてけっこうしんどい』
……..と 帰れよ...

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お着物着て仲良く観光していた女の子達とすれ違う。

いいねぇ、絵になるよねえぇぇ!!
でも、雨強くなってきたからお着物濡れないようにね。

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ここに来るといつも 霊山観音にドキッとしちゃう。
巨大だからつい...成人してからは鈍行に乗らなくなったからなかなか見かける機会が減ってしまいましたが、昔は江ノ島や鎌倉行く時に大船で降りる時ドキッとしたなぁって...仙台観音とか見たらわたし驚きすぎて鼻血出すんじゃないの。いつか会いに行きたい。

まだ、実際にお参りした事ないので次に高台寺に来た時に寄らせていただこうかな。

高台寺

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雨降ってそうに見えないけど実は結構降ってる。

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『 夢 』

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庫裏前に桜が咲いていた。もうだいぶ葉っぱも生えてきちゃってはいたけれど。

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高台寺に拝観に来たらやっぱりぐるーりと一周まわりたくなっちゃうんだけど雨も強いのでこの日は御霊屋まではお参りせず開山堂までで断念して方丈へ向かう事に。

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必然的に臥龍廊もお預けです。
ので、反対方向気ある観月台を恨めしそうに眺めつつ...

バッテラ展

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最後の目的地、高台寺での『 バッテラ展 』にやって来ました。

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驚愕の撮影OK...私が来る時、撮影はおろか、筆記用具(鉛筆含め)でのメモ書きすらNGの時ばかりだったので、マジで...ほ、ほんとうにか???と震えた。

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スタジオジブリ鈴木敏夫Pからお花が届いていた。
バロン吉元さんと鈴木さん、対談よくされていてお仕事も一緒にされているみたいですね。仲良しなのかな?

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そんなわけで、バッテラ展へ...!!
わたし寺田克也さんの線画が好きだもんで、お、おおっ!!マジか!!超タイミングいい。丁度上洛する時もやってる!!と、めっちゃ嬉しかったのでワクワクしていたのだ。

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方丈と北書院での展示...このお部屋は、百鬼夜行展では六道地獄絵図や百鬼夜行が飾られているお部屋に作品がずらりと展示されていて、なんだかとっても新鮮な風景でした。

上下に竹がつけられているんだけど、巻物や掛け軸まやたいなイメージでお寺での展示を構想しての展示になっているのかな...巡回していたみたいなので最初からこのスタイルだったのかな?と調べたのだけど、高台寺の展示についてが圧倒的に多くて途中で諦めました←

だいたい、絵画とかイラストの展覧会は額縁かパネル展示が多いのでこれもまた新鮮だった。

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襖絵も展示されている。
寺田さんの作品はほぼモノクロ展示でバロンさんの作品はモノクロとカラーで8:2くらいかな?大きな作品が多くて圧巻です。

描き込ままれた線がすごく美しくて見惚れてしまう。
バロンさんはほとんどアナログだったと思うのだけど、寺田さんはアナログとデジタル半々くらいなのかな?

襖絵はアナログで、掛軸風に展示されている作品はデジタルで和紙に印刷されているのかな...?勝手な解釈ですけれども...。

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余白の日、美しいですね....私は色に頼ってしまうので線画は苦手なんですけど一つの作品に見るとこたくさんありすぎて...天狗の髭とか獅子やヒヒの毛の質感とか...鰐の皮膚感とかガン見しちゃった...。

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寺田さんは、下書きなしでぶっつけで描かれるそうなんですけどバランスよく大きなフリーハンドで描けるの(しかも大きな作品で)震える....時々フリーハンドで描かれる作家さん達のタイムラプス動画とか拝見する機会SNSが普及してきて多くありますけど人体や動物やその他諸々...構造が脳内に構築されているんだろうか...今まで描いてきた量が違うんだろうな。

今回展示されている作品の中でかなりたくさん登場していたのが獅子なんですけど、かっこよくて探すのがすごく楽しかったです。

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獅子が熊本城の天守閣背負ってる!!!

作品名が『くまもと』というのですが、
この作品、2017年に熊本市現代美術館で行われた熊本市現代美術館|開館15周年記念 誉(ほまれ)のくまもと 展で寺田さんが2日間に渡って公開制作された時の作品なんですって。

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バロンさんの作品ほとんど撮っていないという失態をしでかしていたんですけども...劇画っぽかったり、ロックだな〜って作風もあり、はたまた耽美で繊細で...かなり幅広いのが凄いなと思いながら見ておりました。

失礼ながら、わたしバロン吉元さんを存じ上げなくて後日調べた時、めちゃくちゃ凄い経歴で行動もぶっ飛んでいて、あー!!!なるほど、この作品にこの作者あり...だな。も、思わせるパワフルな方だなと。人気絶頂の時代に全部連載終わらせて渡米してアメコミ描いてたそうだ。

この展示を見てから時々バロンさんのSNS覗く時があるんですけどSNS見てても面白い方でその時、ああ!!この方だったのか!!と、思ったのが『高台寺で漫画家が個展』という記事を見たことがあって、鮮やかな青背景に男の子と女の子の横顔が描かれた作品が印象に残っていたのだけど、アイコンがその絵だったのでした。

年齢を言うのはナンセンスなんだけど、2021年現在81歳で、今もなお、こんなパワフルな作品を描き続けているの素敵だなぁと思う。私も歳を重ねてもパワフルでありたいものだなぁ...

バッテラ展の合作奉納襖絵『黒龍図•白龍図』

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北書院に展示されていたこちらの襖絵は、公開制作をされていたんですって。なんてこった〜見てみたかった!!

バロン吉元さんが、向かって左側の黒龍寺田克也さんが右側の白龍図を制作して完成した作品は、高台寺に奉納されたそうです。

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バロンさんの黒龍
龍はなんだかちょっとエイリアンとかベノムとかそんな雰囲気醸し出しててアメコミタッチな作品。

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龍の口の中に尼さんと....お殿様みたいな人がいるけどもしや秀吉とねねなのだろうか...とか思いながら見ておりました。ねね様が秀吉公をしっかりと抱きしめていたりして、全体的に見るとちょっと不気味な龍なんですけど近寄って見ると、ふふっと笑ってしまったりする不思議な作品でした。

子供の姿もあったけど、2人の間にはお子さんいなかったですし、誰なんだろう?

ぶっちゃけると初見ってどこが顔なんだろうって探すじゃないですか?その時なんで食われてんねん...!!!って思ってしまったのですが、

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よく見たら車輪がある...黒龍蒸気機関車みたいだ。
バロン吉元さんは蒸気機関車が好きで、龍と合体させて描いたんだとか。なるほど!!乗り物なら口の中から顔出してても...、

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一方の寺田さんの白龍は、スーッと音もなく雲をすり抜けて現れたような静寂さがあった。

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わぁ素敵と思って、また細かいなぁ....ってじっくり見てたらギョロリとした目で睨まれたようで、ドキリともしてしまう、繊細だけど迫力のある作品でした。

バロンさんは『動』で、寺田さんは『静』で、まさに陰陽の世界。違った世界観がそれぞれにあって圧倒されました...。素敵だったな...


バロンさんのTwitter高台寺でのおふたりの公開制作(2018年2月26日〜3月4日まで)の様子がモーメントにまとめられていて、うわー!!ますます作業を間近で観てみたかった...!!!と、下唇を噛みつつ、制作過程好きな私は、何巡回したか、わからないくらいガン見してしまっています 笑 (いまだにたまに観にいくくらいだ。)

2018年2月26日〜3月4日までって、わたし何やってたのかな...私が動ける日ってだいたい土曜日だもんな〜...3月3日が土曜日か...何してたんだろ...と、当時の手帳見返していたら、ちょうど前の週(2018年2月24日)に東博行っていたことがわかりまして..."観世正宗って刀が何だか良くわかんないけど好きだ...ばか綺麗だった..."と書いてあって、あぁ...仁和寺展行ってた時だ..刀の見方わからんわ〜もういい加減頭入ってこんし止めよっかな〜とか思ってた頃だったのだけど、ナイトミュージアムやってるじゃん帰りに常設展寄ってみよ〜とか気軽に入っていっちゃったら、まさかの見方わからないなりに観世正宗に一目惚れをして、以来怒涛の刀剣鑑賞の勉強し始めた(まだよく分かってはいないがあの時よりは観るポイントわかるので楽しくなった)、あの記念すべき時だ〜、初めての推し刀見つけちゃった時だわ、1週間くらい反芻しちゃったからそら行かんわ〜〜。それじゃあ、しょうがないね。パタン...と、静かに手帳を閉じました。←
※ちなみに、ばか〇〇は、静岡弁で、超〇〇とか、めっちゃ〇〇とか、凄い〇〇みたいな意味合いですので貶しておりません。


そんなこんなで、堪能し過ぎてしまったバッテラ展の鑑賞を終えてふと、波心庭に目を向けたら、

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あっ...想像以上に日が暮れてる...
ついでに枝垂れ桜めっちゃ柳の木みたいに見えるよね〜〜!!

と、ギョッとしてしまったり。

思えば、この日はね、わたし京都入りしたの朝5時台だったんですよね...珍しく夜行バス で行って、歯磨きや身支度終えた後6時半過ぎに北野さんお参りに行って小1時間散策して....って、心做しか頭痛くてやや貧血気味になったのは致し方ないね。夜行バス=一睡もできない人間なので、寝てなくてもガツガツ突き進んで遊び歩いても大丈夫な年ではもうないのよ私...。反省反省。

泊まりならともかくこの日は日帰り。帰りの新幹線で寝過ごす危険がある行動は今後旅を再開したら避けなくてはならないね。と肝に銘じているところ。とか言っときながらってなると思うケドモネ!!!

波心庭の枝垂れ桜とプロジェクションマッピング

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バッテラ展をみていた時も、お庭の方から音楽鳴ってるなと思っていたのだけどプロジェクションマッピングもちょうどやってました。

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春は、桜の花が舞い散る仕様になっているんですね!!

この時は、何度も言ってしまうけど百鬼夜行展にばかり高台寺に拝観に来ていたので、プロジェクションマッピング百鬼夜行メインだったので他の季節のものをまだ見たことがないので、春と夏を体験したので、今度は秋と冬にも行かなくてはなりませんね!

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百鬼夜行の時の子達もテクテク歩いていました。

動画撮っとけばよかったな〜とか今更思っているのですが、なんだか何撮ってるだかわからない写真になっちゃってる 笑

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勅使門の扉がゆっくりと開いているように門に映像が投影されて閻魔様がスーッと吸い込まれていくと、その後映し出されるのがとても意外な方で...

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なんと聖母マリア様です。
宗教の垣根を超えているじゃないか...!!!!
初見全く誰だか分からなくて何巡か見てやっとわかりました。もうちょっと完全な夜になってたらくっきり見えたのかも?

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この時のテーマは平和で、宗教や文化の壁を超え聖母マリアをモチーフとして平和と愛を表現しているんだとか。季節ごとに4種類のプロジェクションマッピングを流しているのかなとか浅はかな考え方しちゃっていたんですけど、テーマがそれぞれ違って趣向も変えていってたんだな....と。

暗闇でお抹茶を一服

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高台寺を拝観する時、最後に雲居庵に寄ってお抹茶を一服してからおうちに帰る事が、最近のお決まりコースなんですけど、ここのおまんじゅうが大好きなんですよね。

だいたい旅の最後に来ているので、ほんのりと優しい甘さのこのおまんじゅうにほっとしてしまうんですよ。焼印が毎回違うんですが、今回は焼印じゃなくてピンク色の桜の花びらに見立てて食紅でちょん!と。

あと、こちらでは天目茶碗でお抹茶いただけるんですよ〜!!本当に真っ暗闇で目の前の照明の明かりだけでいただくもんだから、くっきり写ってないですけどもね。

高台寺 御朱印

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高台寺天満宮でいただいた『』の御朱印と、書き置きで『法雨』と『佛心』いただきました。

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帰り際に天満宮を参拝した後、売店で数量限定のご朱印帳を見付けてしまい、うっかりとお迎えしてしまいました。

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豊臣秀吉公の鳥獣文様陣羽織柄の御朱印帳。
めちゃくちゃカッコいい...!!ちなみに、このご朱印帳ですが、行く先々のお寺さんで、この紙...いい紙ですね。こんなに書きやすい紙、初めてですよ...って、結構な確率で言われたのも思い出深いです。

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高台寺•圓徳院•羽柴 詳細&アクセス

高台寺
〠602-0825
京都府京都市東山区下河原町526
開門(受付):通常→9:00-17:00 夜間拝観時→9:00-21:30
※夜間拝観の時間は変更される可能性もあります。HP要確認
HP: https://www.kodaiji.com/index.html
アクセス
●バス
•JR京都駅,近鉄京都駅から市バス206系統東山廻り『東山安井』下車 徒歩7〜10分
•阪急河原町駅,京都祇園四条駅から市バス207系統『東山安井』下車 徒歩7〜10分
●タクシー
京都駅(JR/近鉄)から約15分※交通状況により異なる
圓徳院(高台寺塔頭)
〠605-0825
京都府京都市東山区下河原町530
開門(受付):通常→10:00-17:00 夜間拝観時→〜21:30
※夜間拝観の時間は変更される可能性もあります。HP要確認
HP: https://www.kodaiji.com/entoku-in/index.html
京料理 高台寺 羽柴
〠605-0825
京都府京都市東山区下河原町530
営業時間: 通常→11:00-15:00 夜間拝観時17:00-20:00
※2021.07.29現在の情報ですHP要確認
予約はHPからネット予約可
HP: https://www.kodaiji-hashiba.co.jp
圓徳院出口すぐ ねねの道 京・絡市 2階

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そんなこんなで、早朝からのんびり20時過ぎまで約14時間ほど桜に始まり桜に終わり、一時はどうなることやらなテンションにもなりつつも、なんだかんだで満喫した1日たなぁ...と、高台寺の夜桜を眺めつつ...

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すっかり日も暮れてしまった...

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京都弾丸お花見巡り
おしまい




ではまた!!

【 #京都弾丸お花見巡り ④】個性ぶつけてくるカフェと念願の将軍塚 大舞台に雨柱【ワンダアカフェ&将軍塚青龍殿】

毎度毎度の話なんですけど、ちょうど更新しようかなって時に限ってみんな修行の旅に出たがるんですよ。

千代金丸さんが修行に出たんですけど、いつも待ってるんだけどどうしてもおだんご頭が気になってしまって、つい、うっかり鳩を使ってしまいました....

こんばんは。あめんぼです
やばいくらい好みで、変な声が出てしまいました。


さて、続きを...退蔵院での特別拝観の後、うろうろと妙心寺内の塔頭散策(外観だけだけども)しながら散歩をして、仁和寺から妙心寺に向かう道中でちょっと気になるカフェがあったのでまだ時間もそこそこ早いし寄ってみることに。

※2018.04.07

ワンダアカフェ

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ここです。

妙心寺がある通りにあるのだけど外観からして、いままで通って来たカフェと毛色が違う空気がダダ漏れていたので気になりすぎて足が向かってしまったのだった。(とはいえ、学生時代は、これでもかといろんなものが飾られているお店地元でよく行ったなぁと懐かしくもなったりする。もうずいぶん前にお店閉めちゃったけども。七軒町通りの雑居ビルにあったんだよねぇ...ブライスとかズラッと並んでたカフェがね。)

写真単体で撮ってないのだけど電気メーターに福助さんぶち込まれていたりディスプレイがゴチャゴチャしているので多分これは店内がヴィレバンやドンキ並みにガチャガチャしているに違いないぞと思っていたのですよ 笑

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Pooh cafeとあるけどワンダアカフェが店名です。
ドキドキしながら入店したのです。

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昔バイトしてた玩具屋みたいだ!!

入った瞬間思った。

想像通り店内はゴチャゴチャ感があってかつレトロな雰囲気...たまにこういう玩具屋さんとか雑貨屋さんありません?今は無くなっちゃったんだけど、昔働いてたお店が一階は普通の子供用玩具で(特撮系とか当時は女の子だとプリキュア系の変身グッズとかのやつ)2階が雰囲気ガラッとかわってこんな感じだったのですよ。

いやはや懐かしくなっちゃったよね。学生時代とか、うっかり仕事辞めた時とか繋ぎ働きな〜とか言ってくれたもんで短期で働かせてもらったりとかしてたなぁ。懐かしくなっちゃうよ。

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結構お昼食べた筈なのに、抹茶シュークリームと珈琲を注文してしまった...珈琲一杯飲むつもりだったのにうっかりシュークリームとか言っちゃったわけですよ。

アイス入りのシュークリームもあるみたいなのだけど、後から調べたらめちゃくそメガシュークリームだったから普通ので良かったかもしれない 笑

とはいえ、クリームがガッツリ入ってるから食べ終わるまでに苦労しました(お昼食べた後だったってのもあるども 笑)

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シュークリームのフタ部分にクリームつけてモシャモシャとクリームを消化しながらお店の雰囲気観察していたわけだけど、玩具箱みたいでワクワクするね。

なんか凄い装飾のコーヒーミル置いてあったり、レトロなブリキのおもちゃがズラッと並んでいたり本もたくさんあって飽きずに過ごせて楽しい店内!!

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京都関連の古本ラインナップも沢山あった。
ここはのんびり過ごすには丁度いいなぁ....と、思っていたら

お客さん、今日は観光?

と、テーブルの向かい側にストンとニコニコしながら店長さんらしき人が座ってきたので、おっ?おうっ?となりながら、

はい〜桜を見に来たんですけどね...

あー、御室桜ですか?今年は早かったからねぇ

そうなんですよ、午前中行ってきたんですけど葉桜になっちゃってて残念でした。退蔵院はまだ咲いてたんですけどね...

なんて話をしつつ、普段一人旅だとグイグイ行くタイプの私ですら押され気味な程エキセントリックな類に入るお店の方で、おしゃべり好きな人だったら楽しめるかもしれない 笑

ねぇ、お客さんさ、2階!!2階見てきてよ!!僕のおすすめはトイレなんだけどね、お客さんも今いないからのんびり観てきてよ。トイレは絶対観て来て、カメラ!!カメラ持ってってね

と、突然話がぶっ飛んで思い出したかのように2階に行ってきてくれと促されるわけで何故エキセントリックだよ毛色が違うよとしきりに私が言うかと言うと、わたしゃまだシュークリームの蓋しか食べておらんからである 笑

大体どこの店も、まず当店の店のメニューをお食べくださいよとなるじゃないですか...が、しかし2階のトイレを見ろと!!おもしろ過ぎるだろと!!!! 笑

えっ...えっ?2階?トイレですか?

生クリーム消費も時間かかりそうだったからとりあえず珈琲冷めるのだけが気がかりだがちょっと胃を休めるのに丁度良いかもしれぬ...よし!!

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と、いうわけで、2階に行ってみることにした。
2階もなんだかこれは雰囲気ありますよという空気を醸し出しているぞ!!!

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すげー!!!!!

これライト赤かったら暗室風になるゾーンだよ。映画のセットかなんかか???って雰囲気。この店の店主たぶんカメラ趣味だなと思う。

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いろんなメーカーのアンティークカメラがちょいちょいディスプレイされてたり、舐め回すようにみてると気づかないようなとこにお札とか祇園祭の厄除け粽とかあったりするのが京都だな〜と。長刀鉾さんの粽を発見したりしてテンション上がったりした。

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写真にも写っていた。カメラの後ろあたりにあるでしょ?これ、山鉾巡行の先頭を飾ってる長刀鉾さんの粽じゃない?

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あ〜!!祇園祭の時とんでもねえ混んでると思うけど一度行ってみたいよ...コロナめぇぇクソクソクソ!!!

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それからこれもテンション上がりました。

PENじゃん!!ハーフカメラ!!!懐かしい〜!!!最近フイルムで写真撮るのも再び流行ってるみたいだし知ってる人もいるんじゃないかな。フイルムの枚数分の倍撮れるんですよ。プリントする時マウント変えないとなんないから写真屋さんにとっちゃめんどくさいやつなんですけども 笑

これ!!全く同じの私持ってるんですよ。
引っ越ししてしまい込んじゃったから何処にあるだかわからなくなっちゃったのだけど、高校生の時に中古カメラ屋さんよく通ってて欲しくてお年玉やら小遣いやら貯めて買ったんですよねぇ。懐かしいな。

このPENとアグファのフイルムと良くチーム組んで写真撮りに行ったものですよ。あと、ビッグミニと。簡単に言うとHIROMIX信者だったからどちらかというとPENよりビッグミニの方が相棒期間長かったけれど 笑

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当然ながら、このPENの話で後でお店のおじさんと話し込む事になるわけだけど、関係ない話ばっかりしちゃってあれだけど、このPENの名前を冠にしたOLYMPUSが開発したミラーレスOLYMPUS PENシリーズが発売された2009年カメラ屋勤めしてたんでそりゃあ興奮しましたよ。

OLYMPUS E-P1 もちろん買って愛用していたんですけど、初代ってやはり色々と問題点多かったんで、その後すぐに改善された格安のLITE版(E-PLシリーズ)が出た頃には奥歯ギリギリしながら歯がすり減っちゃったりしたんですけどね 笑 懐かしい思い出です。

OLYMPUS PENシリーズは、愛用期間長いのでSONYのαシリーズもかなーり魅力的だけどやっぱり光の入り方がOLYMPUSが一番私は好きなんですよねぇ。


あ!!そうそう.....トイレだった!!
トイレを見なくちゃだったわ!!!トイレをあれだけ推されてトイレ見ずに降りたらお店のおっちゃんが真顔になって気まずい空気が漂ってしまうわと、トイレに行ってみたのだけども.....



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トイレ凄いワンダア!!

そして圧も凄い


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店を丸ごと詰め込んじゃいましたといわんばかりであった。

これ座ると自分にスポットライト当たるパターン!!
用を足してるあなたが主役的な、落ち着いて用が足せない!!! 笑

ま、まさか、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)とかおとう鈴とかこれでもかって飾られているのではないかとかドキドキしてドアを私も私だが(ズラッと並んでたらオカルト臭漂うわと3年たって自分をつっこみたくなった)、今思えば実に店名でもあるワンダアなカフェらしいトイレ 笑

トイレの中が、おもちゃ博物館である。
この日、ワンダアカフェでトイレにお世話になることはなかったけれどもしお世話になってたら膨大な壁に飾られたフィギュア達が薄ぼんやりとライトに照らされ......

ここの店主さん相当なコレクターだなぁ。
好きが高じてのこのカフェなんだろうな。


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2階には、仕切りがあって個室っぽい部屋もあって小学校とかのどこか懐かしい感じの机と椅子の席なんかもあったりした。

この日は、お客さんがいない時間帯だったけどオフ会だったりをやる方々なんかもいるみたいで、確かにここでやったら楽しいかもしれないな〜なんて思いながらお店の中を見学したのでした。

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黄昏れペコ。

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また、訪店した際には、店内に飾られているこれらのおもちゃ達は一体どれくらいの期間で集められたものなのかとかいろいろ聞いてみたいなぁ。

黙食が解禁されたころにでも。ここのところそんなこんなで市内のお店にもちょいちょい食べに行ったりはしているもののお店の人との交流は殆ど無くなっちゃいましたしね。

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この時、桜が散っちゃって少しずつテンションは戻ってきたけれどションボリモードだった事もあってでも京都はまだまだ行ってみたいけど行ききれていないんですよね〜と言う話をお店の人と話していたのだけど、お料理作ってる女性店員さん(奥さんなのか、もしかしたらご兄妹(姉弟)かもしれないしはたまた全く血縁関係とかもないかもしれないけども)まで混じって、あそこならこう行けばいいよとか色々地図やら観光ガイドのリーフレットまで持ってきていろいろ教えてくれたりして、なんとも気さくで親切な方々だったのでした。

そして何故かその後ワンダアカフェさんとインスタで繋がったりする 笑

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ワンダアカフェ詳細&アクセス

〠616-8016
京都府京都市右京区龍安寺西ノ川町3-31
営業時間 11:00-22:00
※現在時短営業中-19:00まで
定休日 火曜日
予約 ◎
☎︎075-465-2468
※営業時間や定休日どう変更する可能性有りTELで要問い合わせ
HP: https://instagram.com/wonder.cafe.kyoto
アクセス:嵐電妙心寺駅より徒歩1分,JRバス嵐電妙心寺駅前徒歩1分


さて、ワンダアカフェで店員さん達と話していた中で、青蓮院に行くたびに行きたいな〜と思いつつ結局まだ行けずじまいなんですよねぇ...と、話していた青龍殿、此処も行き方などなど教えてくれていたので、あとは夕方に夜間拝観に行く予定意外特に決めていなかったしこういう時に勢いで行くのもいいなと、行ってみることにしました。

粟田口あたりから東山トレイルとか歩けば30〜40分くらいかな〜って感覚なんですけどとか言ったら全力であんたそれ1人で歩いて行ったらあかんから!!蹴上からタクシーで行きなさいよと全力で止められたので言われた通りタクシーで行くことにした。(1000円したかしないか位だった気がする)


自宅から久能山東照宮まで往復6時間歩く(+いちいち御苦労さん登り下り)のとか造作ないので3〜40分くらいちょろいもんじゃん?って思ったんだけど、火葬場がどうこうと言ってたので立地というか道すがらを心配してくれたのかもしれないですね。笑
今思い返すとこの時格好もこじゃれた感じで行ってたからあんまりハイキングな感じでもなかったからタクシーで良かったかもしれない


道中タクシーの運転手さんが

此処(蹴上の)浄水場なんですけどね、あそこら辺一体丸っこい緑がたくさん並んでるんやけど、あれね、蹴上のつつじゆうて、時期が来ると一般公開されるんやけど綺麗ですよ〜!!人はようさん来はるけどね。また、来てみてくださいねぇ。

と教えてくれてまた行かねばならんとこ増えてしまった ...いつになるかわからないけど、計画立てなくては 笑

青蓮院 将軍塚 青龍殿

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そんなわけで、念願の将軍塚にやって参りました!!
着いた頃にはまた曇ってきちゃって肌寒くなってきてしまっていました。高いとこにありますしね。

山科区は、なんやかんやで初めて足を踏み入れたんですけども、秋には毘沙門堂門跡にもいってみたいし、随心院にも行ってみたいし勧修寺もまだ行けてない。行きたい寺院が沢山あるエリアだったりするので今後またジワジワと拝観して行きたいエリアだったりしています。

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まずは、青龍殿を参拝
扉を自分でガラガラっと開けて堂内に入っていくので何故か地味にドキドキするという...どこ行くにも何故だか扉閉まってると、は...入って良いんだろうかとか一瞬たじろいでしまうのですよね。変なところで私はチキンだ。


ああ!そうそう!!お参りした時、お寺っぽくない内部構造で、なんだか既視感あるなぁと感じたんだけど、中学校の時習っていた柔道とか少林寺とか剣道の道場みたいな雰囲気だなと思った(今は絶対無理だけど、子供の頃意外と武闘派だったんだよ実は 笑)んだけど、元々は 大日本武徳会京都支部武徳殿 という道場が、大正天皇の即位を記念して建てられてだったんだそうだ。しかも北野天満宮の境内に建っていたんだって!!(桓武天皇禁裏道場(きんりどうじょう)が、一時期北野に移されていた事があってそれが北野さんの境内に建立された理由だったみたい。)

時代時代に警察学校の道場として使われていた事もあったそうなのでなるほど元道場か...既視感あるなずだ。

枝垂れ桜

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青龍殿の前に枝垂れ桜が植えられていて、突然ねじ込んだ青龍殿で一番桜がガッツリと咲いていまた次の機会に計画立てようとかいつも思いがちなんだけど、勢いって大事だな〜来てよかったと心底思ってしまった。

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山の上の方だから涼しいし、開花も少し遅めなのかもですね。境内にも桜が咲いていたけれどここの桜の木が一番みっちり咲いていました。

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青龍殿ギリギリのところに植っていることもあってか背面が影が多いから陽の当たる方へ枝が伸びていってかなり斜めっていたりするので、真下に立つと本当に枝垂れ具合が凄くて桜が降ってくる様に見えるのですよ。

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降ってくるというより覆い被さって来るようだと言うべきなのか...。

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退蔵院でも書いたけれど、この日は本当にお天気が気分屋で、曇ったり晴れたかと思ったら雨が降り出したりと忙しないお天気だったのだけど、この時はタクシーを降りた時と変わらず薄暗かったのだけど、5分もしないうちに...

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だんだんと

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太陽の光が

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紅葉もそうですけども、陽の光で葉や花弁が透ける瞬間ってあるじゃないですか。私あれ大好きでそういう瞬間見つけると嬉しくなっちゃうとこあって特に雨上がりとかはもっと最上級に好きでこの時自分のテンションゲージがグググググ〜!!と上がってく感じがしました。BGMは欽ちゃんの仮装大賞のゲージ音でお願いしますな気分 笑

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風が吹いた時に上の方からサワサワっと降ったり止んだりでついた雨の雫がポタポタと落ちてきたんですけど、それもキラキラ〜と光って綺麗でした...

大舞台

さて、ここに来たのは大舞台を見たかったからじゃないかと青龍殿の裏にある大舞台へソワソワしながら行ったのだけど....

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し、白い!!!

桜にうつつを抜かし過ぎてお日様出た〜と思ったらあっという間にまた曇ってしまったなんて事なのか!!!先にお参りされていたお二人もおりましたね。

つまり私と、その人達しかこの日のこの時間居なかったわけですよ。行くまでが車かバスかはたまた京都トレイルからでかしかないからなのかな?行ってみたいと思いつつ毎回経路関係で外していたから普段を知らないけど、タイミング良い時に行けたのかもしれないとか思っております。

とにかくだだっ広い。
清水寺の舞台の数倍はあるんじゃないでしょうか?おまけに清水寺みたいに観光客がギッチギチに居ないとことかも最高....!!!

旅はやっぱり、近くに食事処や土産屋が無いところに行くに限りますね。

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うわー!!京都の街並み一望って感じ!!!
お天気よかったらめちゃくちゃ見えたかもしれない。
予定外でぶち込んで本当の突撃弾丸で来てしまったもんだから、西展望台と庭園には行けなかったのでまた将軍塚には行かねばなりません。

その時は晴れの日だといいな〜なんて都合の良い事を考えている。

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あそこの山凄い霧が降りてきてもう時期見えなくなっちゃいそう...。比叡山も大舞台から眺められるんだけど、わたしそういえばまだ延暦寺は参拝行けてないのだよなぁ...とか、あそこは知恩院かしらあそこは...あそこは...とか心の中でキャッキャしながら真顔で眺めていたのだった。このくらいの時間になると写真とか適当に撮って見る専になってしまうので、後から大変 笑

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左側を見た時に、うっわ…!!と声出しちゃったの覚えてるんだけど、なんだありゃ....結界でも張られてんのか?と思ってしまう程だった。見ていて背筋がゾクッとしてしまった。雲…否、あれは...雨柱...なのだろうか?

この日は、何度も言うけど気温の落差も激しくて陽が出た時は少しだけポカポカしたけど4月だというのに底冷えしたりして(ちょうど将軍塚に来たこの時間帯は本当に寒かったんですよね。)天気が全く読めなかった日だったのですよね。

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2018年4月7日 京都 濃霧とか、京都 雨柱とか検索かけてみたものの、8月の関西や関東で雨柱が〜とか4ヶ月先の事しか載ってなくて、気象庁関連でも載ってなかったので、裏取りしてないから雨柱じゃないかもしれないけど、天気自体は曇りのち雨だったからきっと雨柱な気がするのだけど...最近の天気は本当に怖いですよね。災害に発展してしまうし。

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以前...将軍塚出来てすぐくらいですかね?
ガラスの茶室が展示されていた時期があったじゃないですか...!!今となっては後の祭りだけど生で見てみたかったなぁ。確か、京の軌跡の第一弾の時に粟田神社の帰りに拝観させていただいた時にリーフレットとは別で、この将軍塚大舞台とガラスの茶室の事が書かれてたの凄い覚えてて、当時、へぇ〜!!凄いな〜とか思いつつ行こう行こうと頭の中にはありつつ、今日面白いじゃん。京都行くいうても行けるポイントは限られますでしょ...?とか、いいわけにいいわけを重ねて結局見そびれたってわけですよ。

将軍塚

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将軍塚はなんだか古墳みたいにこんもりと芝生の小山があって中央部分に将軍塚と彫られた石碑がポツンと。

将軍塚は桓武天皇が京都の鎮護のために将軍の土像を作って甲冑を着せ鉄の弓矢を持ち太刀を帯刀させたその像を塚に埋めさせて都の安泰を祈ったと伝わっているんだとか。それが将軍塚と呼ばれている由来なんですね。

国家を揺るがす一大事の時は、像がガタガタと動き地鳴りがするという伝説があるけれどそろそろ地鳴りしそうな予感がしますが、近年は地鳴り観測されたりした事あるのかな?

源平枝垂れ桃

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将軍塚を囲むようにずらっと源平咲きの花桃が咲いていました。おお〜っっ!!ガッツリ咲いてる!!!

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実は源平咲きの花木って見る機会少なかったんでこんなにたくさん咲いてて圧巻だった。北野さんで思いのままっていう梅花がありますけど梅苑に行った時期が早かったのか思いのままが紅白で咲いてるの見たことなかったんですよね...人がいると飛ばして後で見ようとか思ってそのまま出ちゃうとか迂闊なことよくやらかすんで見逃してたかもしれないけども...はたまた、思いのままに咲いていたのかもしれない。

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源氏有利な感じかな〜?

一番馴染み深い同じ木から2色の花を咲かすのってツツジおしろい花とかだったりするんだけど、最近おしろい花って見かけない気がするなぁ。子供の頃、空き地や駐車場やら道端にあったものだけど、私が子供目線じゃないだけで見逃してるのかはたまた刈られてしまっているのか....子供の頃よく遊んでいたなぁとふと思い出したり。

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斑入りのもありました。
見ていて飽きないなぁ、のんびり見すぎてしまって時間が詰まっちゃって庭園や西展望台まで行けなかった...なんてこった!!ま、まぁ、また来なくてはならない口実を作ったという事で...←

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桜の木も将軍塚の周りに植えられているので肉眼で見ると本当に綺麗なグラデーションに見えて良いひとときでした。

先程、うわ〜と思っていた雨柱が立ち込めていた雲の仲間のようなものがどんどんこちら側にもやってきて雨がボタボターッと強めに降ってきてしまったので、足早に今回は将軍塚を後にして最終目的地に向かう事にしたのでした....!!

青蓮院 青龍殿御朱印

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青蓮院 将軍塚 青龍殿 詳細&アクセス

〠607-8456
京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
開門: 9:00-17:00(16:30最終受付)
拝観料:500円
京阪バス70号系統 循環バス・ピストンバス
青龍殿⇔三条京阪(運賃 230円)※土日祝,11月のみ
HP: http://www.shogunzuka.com

参考資料:北野天満宮社報vol.15 『混迷の150年 蘇る150年』
https://kitanotenmangu.or.jp/file/magazine/vol.15.pdf


続く!!

6月更新サボってしまったので、早く追いつかなくては...夏バテなどしていられないぞ...!!!

ではまた!!!